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白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

感想・レビュー
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ふじお
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この時代、所構わずタバコふかしすぎではないか。
0255文字
yapipi
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名誉と権力を得るために貪欲に突き進む外科医、財前教授。その権力に群がる男達。磁石のように吸い寄せられる女と金。財前を疎む東前教授。医師として、人間として正しく生きようとする内科医、里見。先に滅びたのは財前だが、一番魅力的な生き方をしたのも彼だと思う。周囲を激しくなぎ倒しながら突き進む財前の圧倒的な魅力の前には、誠実さなど影が薄い。私には出来ない生き方だからこそ、財前が一番羨ましい。この次に生まれたら私はこんな男になりたい。タテマエを捨てて語ればそう思う。多くの読者には受け入れてもらえないかも知れないが。
0255文字
HARU
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大学病院のドロっとした権力闘争、これに乗っかる外部関係者も多数。反面清貧を通す純粋な医学者も。偉くなくとも正しく生きるをどこまで実践できるか。
0255文字
強肩
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頑張って読んだけど、うまく入り込めなかった。多分このテーマ自体に興味がないのだと思う。続きはドラマを観てからにしようか。
0255文字
たケ_
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ネタバレ名門国立大学医学部の助教授の財前。上司の退職に伴う教授選挙で教授の座を狙うも、敵対勢力も候補者を挙げる。選考委員会では全国から公募する事になりそこで終了。医療界の水面下での、政治的駆け引きが沢山ありドロドロとした世界。財前のギラギラした野望も感じられる。それ故に里見が貴重な存在。次巻もどうなるのか楽しみ。
0255文字
呼吸器内科医K
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医者なのに未読だったのがずっと気がかりだった。オーディブルで夢中になって聞いた。凄まじく面白く、みるみるうちに引き込まれた。隙間時間を探して、飢えるようにオーディブルを聞いた。これは、医療ドラマの祖ですね。どういうことかというと、医療ものに出てきうるプロット(天才外科医、出世争い、病理学者、訴訟など)がほとんど出てくるから。原作の描写も、豊富な語彙で力強く、引き込まれます。東先生が財前先生を信頼できなかったからこのドラマは生まれたのですね。
0255文字
Sindbadymgc
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唐沢寿明版のドラマを観てからずっと気になってたが、ようやく読書を始めた。 昔の話であることを抜きにしても凄く面白い、次期教授選を巡ってうごめく人物模様が丁寧に描かれている。 ドラマでおおよその結末を知っているが、これからの展開は楽しみです。
0255文字
gobo55e
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やっぱり面白い。
0255文字
よしださいめい
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有名小説の第1巻。教授選挙が主な話。 人物造形を描きながら、物語を進めていくのは、さすが山崎豊子さん。国立大学医学部の助教授・財前助教授は、上司である東教授の定年退官に伴う教授選挙に挑む。しかし、そこには純粋な選挙ではなく、学閥・地位・己の利害関係…、そんなドロドロとしたもの。対照的であるのは、里見助教授の己の理想や信条に従い、学究を進める姿である。それだけに、財前の、あくなき野望、闘争、名誉を求める姿が印象的。
0255文字
nito
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抜群に面白い。面白い。が、ずっと人事の話しかしていない。医療ドラマのイメージが強かったので、こんなにずっと人事の話しかしてないとは思わなかった。国立大学の教授ってこんなに権力闘争なのか。又一(財前の義父)が財前の前で娘のことをぼろくそに言う場面に鳥肌が立った。山崎豊子の世界で一番ホモソーシャルな関係は、義父と娘婿。
0255文字
Miyashin
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★★★★★1巻から早速面白い。教授戦にあんまり関わりがなさそうな里見先生がどのように関わってくるのか楽しみ。
0255文字
パリート
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昭和の大作家は違うね!勉強量が違う!ミステリーマニアが古典を好む様に、手塚治虫漫画が今読んでも面白いように、山崎豊子先生、やっぱ圧巻の面白さ!!
0255文字
村田実
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オーディブル
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炬燵職人
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己の地位に固執する者、さらなる権力を求める者、己の理想や信条に従う者、日和見を装い強かに生き残る者。 次期教授のポストを巡って人々の欲望と思惑が交差する長編小説の一巻。登場人物の心理描写が非常に丁寧に、しかし読みやすく描かれ、作者の人間への解像度の深さが伺える。急ぎ次巻を取り寄せます(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
0255文字
むらよし
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教授選での私利私欲入り乱れたドロドロな人間模様。全うな人生観の財前同期の里見助教授、東現教授の娘佐枝子がキーになるとみたが今後如何に。山崎豊子作品は初めてだがさすが名作、グイグイ惹き込まれた。次巻へ急ぐ
0255文字
むぎ
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ネタバレ全巻読んで、後書きも読みました。当時の戦後の大学病院の封建制や政治力を駆使した醜い応酬は興味深く、フィクションと云え当時はそうだったかもしれないと妄想できる程のリアリティを感じました。また癌細胞の恐ろしさを改めて感じました。ただ、学術会議選や控訴審の所は蛇足だったのかなと感じました。第1審で幕を閉じていれば勧善懲悪ではないが、財前に畏敬の念を感じた読後になったと思う。まあ、胃癌で亡くなるのも皮肉が効いてて良かったが、前述の部分は内容が前半とほぼ被っているし、柳原がファビョるまでは中々に苦痛であった。
0255文字
qwer0987
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大学病院での人事をめぐる争い。自分の権力を保持したい東教授は自身の研究室の助教授財前五郎を警戒する。財前は手術の腕も抜群で、雑務もそつなくこなし東の後釜を狙う野心家。東はそれを毛嫌いし、財前を助教授の候補から外しそのための工作をする。財前はそれを察して医師会や大学内部への工作に奔走する。その様は人間として醜く読んでいてげんなりする。個人的には里見のような学級肌の人間こそ大学という場にはふさわしいと思うが、実力や論文ではなく政治力がもの言う世界ではそんな綺麗事は絵空事でしかない。気が滅入る話である
0255文字
YUUUUMI
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国立大学医学部第一外科助教授の財前五郎を軸に、次期教授選を勝ち抜こうとする熾烈な策略や派閥を描いた1巻でヒューマンドラマ。登場人物それぞれの群像劇が止まらない面白さ。お金を手に入れると次に欲しくなるのは権力という人間の本質を如実に描き、一つしかない教授というイスに座ろうとする財前と、第一内科助教授の里見との対照的な人物像など、同じ医者でありながら全く違う考え方なのも面白い。大河内教授が鵜飼教授への発言を戒めるセリフの数々はとても印象的で臨場感のある場面だった。2巻へ続く…。
0255文字
林芳
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丁寧に分かりやすく描かれている。それぞれの行動や発言の隠された意味がきちんと説明されていて読者が変に読み間違わないようにしてある。そのため想像する余地はないけれど安心して読み進められる。権力欲に遮二無二なっている人たちに、何だか苦笑するけれど、もっとやってしまえ〜と思えるのも小説の楽しいところ。
0255文字
あきあかね
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 先日までドラマの再放送をやっていて、二十年以上たっても古びない人物造形が見事で、原作を手にした。 第一巻から、国立大学の医学部という閉ざされた世界における様々な人間模様、駆け引きが展開される。 中でも、手術の才能を持ち、時に傲慢さも見せる第一外科の助教授、財前五郎の存在感は傑出している。教授となり、富と権力を手にしようと画策する財前だが、片田舎での母一人子一人の貧しい生活を思い出したり、今でも月収の三分の一以上を一人暮らしの母に送金する場面は、財前の裏の顔を見せ、単純に善悪に切り分けられない複雑さをも⇒
あきあかね

町医者の開業医は金はあるが権威はなく、国立大学医学部の医者は権威はあるが金はない。そうした中で、財前五郎だけでなく、誰もが欠乏を抱えており、それを埋める果てしない欲望を持つ。「白い巨塔」というタイトルについて、初めは国立大学の医学部を指していると思っていたが、読み進めるうちに、医学会全体、ひいては日本の組織全体に通じる病を表しているように思えた。 そうした富と権力の獲得競争に奔走する人びとの対極あるのが、財前五郎の同期の第一内科の里見助教授だ。当初は研究に打ち込むものの、

12/08 23:52
あきあかね

「今、目の前で苦しみ、死んでいく病人の体にじかに触れ、診療して、その生命を守りたいという希いに駆られて」臨床に転じた。組織人としては不器用であり、青臭いと言われるかもしれないが、常に利己ではなく利他の思いで行動する数少ない登場人物であり、「白い巨塔」に取り込まれない、ヒューマニズムの最後の砦のように感じた。 「いや、僕は無理をしたり、妙な画策をしたり、 自分の良心を失ってまで教授になりたいとは思わない。自然になれれば、それは幸いなことに違いないが、なれなければ、それだけのことだよ」

12/08 23:52
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0255文字
ほかほか
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ドラマ再放送を見てやっぱり面白かったので原作に挑戦。お偉い先生方が沢山出てくる社会派でしかも医療の話は、昔の私には難しかった。ドラマの役者や上下関係などのイメージのまま読んでみると、原作が忠実に再現されておりスラスラと読める。しかしドラマには描ききれない原作の面白さが詰め込まれていて、本の中では時間がゆっくり流れそれぞれの人物の心情や葛藤が細かく表現されている。結末を知ってても面白すぎる。2巻へ続く。
0255文字
あらたん
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ドラマの再放送から再読開始。まずは財前助教授が教授になるまでの物語。昔に読んだ時は学生だったので教授選の駆け引きについてはあまりピンと来なかったが、この歳になって読むとこんなに面白い話だったのかと目から鱗。それにしても面白い物語。60年前の物語なのに話に古さを感じさせない。「医者は神様じゃない、人間だ。」やはり医療社会の本質的な葛藤を真正面から描いた不朽の名作だと思う。
0255文字
T66
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ネタバレAudible の山崎豊子さんシリーズ。これは読んだことないと思う。ドラマは見たので、頭の中は唐沢寿明と江口洋介。医者、大学病院というのも大変なんだな、、里見が清潔すぎるし、財前が野心的すぎるのだけど、この巻の最後の方ではお疲れのようだったので、そこは人間味を感じた。あれ、財前はなんで教授になりたいんだっけ?上昇志向の一環?義理の父からの要望?いずれにしても続きが楽しみ。
0255文字
ひでき
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第2巻に続く
0255文字
和夫
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国立大学医学部を舞台にした山崎豊子の小説で、何度もテレビドラマ化されている。 次期教授のイスを巡り、男たちの権力闘争にハラハラドキドキ。人間のむき出しの欲望をドラマチックに演出している。果たして財前は教授になれるのか。次巻へ続く。
0255文字
じょん
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Audibleで。唐沢版ドラマを思い起こしながら。ドラマでは登場しない開業医兼市議会議員、文部省事務次官、国会議員を親戚に持つ関西経済界重鎮、同窓会など。政治、人事はウェットに進んでいく。現代でも程度の差こそあれ変わらないだろう。医療政策の歴史も武見太郎を軸にいかにウェットに決まってきたか。年を重ねて思うのは各登場人物それぞれ魅力的でありひたむきである。
0255文字
Kapi
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ネタバレ3.5
0255文字
Yuko Kimura
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ご存知、浪速(なにわ)大学医学部第一外科の助教授、財前五郎が、退官目前の東教授の座を狙って奮闘する、出世論争の物語。昭和中期の話だろうに、全く色褪せない面白さ。逆に言えば、権力闘争って、当時から令和6年の今も、全く変わってないってこと?人間の欲望は浅ましい… 故山崎豊子氏。彼女の話は本当に引き込まれる。昨今では、太田愛氏が匹敵すると思っている。
0255文字
zoffy1225
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★5 名作。あっという間に読み終わる。
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yyky
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ドラマは見たけど原作読んでない!読まなきゃ!ということで。昭和の大学病院って本当にこうだったの? まさか今も? そんなに教授になりたいのか。感心する。すごい世界だ。
hon

ね。そんなに教授になりたいんかって思うよね(笑)。

10/16 00:38
yyky

娘の結婚まで絡めるのもなんだかなぁ、って感じです。

10/16 08:37
0255文字
くまヨン
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最近、医療ものといえば患者の治療に全力を注ぐ医師の物語ばかり読んでいたので、昔の本なのにとても新鮮でした。今のところ1人よ。純粋に学問を学び患者に還元しようとする医師は。他は学内の派閥や次期教授選に精を出してる。ここまで欲が剥き出しな本も珍しい。よって、とても楽しく読んでる。大学病院の医師が医療、研究、論文と三足の草鞋で激務とは聞いていたが、教授になるためのノウハウや耳馴染みの良くない点もわかって面白い。最近、親知らずを抜くという呑気な理由で数度大学病院に通ったので、しげしげと病院を眺めちゃった。2巻へ。
くまヨン

honさん。ね。狸しかいないので、もしかしたら狸小説なのかもしれんと思ってしまう。

11/05 08:55
くまヨン

のんさん。読んで読んで。若い頃番宣でしか目にしてなかったドラマがこんなに面白いとは。今との生き方の違いを凄く感じる本だよー。親知らずねー。歯を掘削機?で2つに割りながら、根をぐいぐい引っ張って抜いたよ。加齢のせいか癒着が凄い。おかげで3週間くらい薬飲んでもずーっと痛くて、若いうちにビビらず抜いときゃ良かったと後悔ね。

11/05 09:03
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0255文字
えばた
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登場人物が曲者だらけで面白い。教授選挙の結果が楽しみ!
0255文字
かすみ
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ドロドロとした教授選の始まりです。二巻目も楽しみです。
0255文字
hon
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財前五郎がギラついている。再読。クッソ面白い。国立浪速大学病院第1外科。教授の東は来春定年で退官する。順当に行けば後釜は助教授の財前五郎。実力的には文句ナシ。だが東は財前の傲慢な性格が嫌いなのだ。男達の熱い闘いが始まる。古今東西繰り広げられる権力闘争。平安時代の藤原家しかり。令和時代の自民党しかり。男はDNAレベルで好きなのでしょう。これを昭和40年にアラフォー女性が書いてるのが驚き。この巻はまだ教授選だけだけど、物語はここから更に広がっていきます。その伏線もチラホラと。しかし財前のバイタリティは凄いわ。
くまヨン

男の内なる嫉妬の世界だ…。東は財前が嫌いに尽きるじゃないか。この昭和の世界とギラつきがクッソ面白かったよ。それにしても助教授の待遇って酷いんだね。あれは教授になりたくなる。そしてその後の諸氏の出世欲も貪欲。すげー。

11/05 09:49
hon

巻が進むに連れて、嫉妬や傲慢がどんどん内から外に溢れてくるよ(笑)。このスマートじゃなさが昭和だよねー。昭和な俺ですら「そんなに教授になりたいんか?」と思うもんね。

11/05 09:58
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0255文字
aki
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ネタバレあなたは、ご自分の心の中に思っていらっしゃる言葉を私に云わせ、私のせいにして、ご自分の良心の呵責を少なくしようと思っていらっしゃるだけですわ-264頁
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よっしー@challenge
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ネタバレ財前五郎、東教授、鵜飼医学部長、財前又一など個性豊かな登場人物の私欲が複雑に絡み合う教授選直前までを描く。 東教授は名誉ある停年退官の道を作り、後継ぎも自身のコントロールが効く人間を置きたい強欲さ。対する財前五郎は狙った獲物のためなら結婚相手すら目的の手段にしてしまう出世欲の塊のような人物。過熱する教授選は互いの関係悪化がきっかけだが両者とも自身の欲は譲れないため泥沼化。 派閥抗争、票集め、清廉潔白な人事なんて名ばかりで出世欲や金に心を動かされてしまう人間がちっぽけで、、でもそれがまた人間臭くて面白い。
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鴨の入れ首
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2003年版&2019年版テレビドラマ視聴済み。今から約60年前に発表されただけに、流石に時代背景は昭和的で古色蒼然としていますが、物語の本質的部分はほとんど古さを感じないのでスッと読めました。濃厚な人間ドラマが大変分かりやすくてかつ面白く、続きが楽しみになります。
0255文字
カニック
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映像化されたものは観たことがありますが、改めて原作を読み始めました。これから始まる熾烈な争いの序章ですが、やはり山崎豊子さんの作品には惹きつけられてしまいます。
0255文字
chiko
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ドラマ(唐沢・江口ver.)を夢中で観た世代です。満を持して小説を読みましたが、狭い世界の男の権力争いばかりでつまらなーい。当たり前だけど主要登場人物のイメージもなんか違う…という感じで。2巻もたぶん読むけど当分先かなぁ…。
0255文字
yuuuming
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山崎豊子に捨て作品なし、ですね。全部面白い。
0255文字
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