不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))

不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))
あらすじ・内容
拷問、飢餓、強制労働――地獄のシベリアから生還した男。商社マンの孤独な戦いを通じて戦後史を活写する記念碑的長編。

大本営参謀・壹岐正は、終戦工作に赴いた満州でソ連軍に抑留される。酷寒のシベリアで、想像を絶する飢餓と強制労働に11年にわたって耐え抜き、ついに昭和31年、帰還を果たした。その経歴に目を付けた近畿商事の社長大門の熱心な誘いに応え、第二の人生を商社マンとして歩むことを決意。地獄の抑留生活の傷も癒えぬまま、再び「商戦」という名の新たな戦いに身を投じる。

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不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫はこんな本です

不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫の感想・レビュー(1861)

白い巨塔以来の山崎作品。読めば感動が待っているのを知っているけど、読み始めるには、度胸が必要。屋上屋を重ねるようで悪いけれど、ただただ素晴らしい。重い。ひたすら重い。山崎作品に骨太の作品とは、使い古した言葉であるが、やはりこの男性的な作風は、他に類するものがなく、山崎作品郡を読み切ったら、他に求めるものはなく、再読するしかその感動は得られない。(作者が)あれだけ苦しませたシベリア抑留からの帰国エピソードがやけにさっぱりしていたのには、驚いた。陸軍内とシベリア民主主義の話は個人的に苦手。2巻へ更なる期待。
★2 - コメント(0) - 1月17日

『ぼんち』、『華麗なる一族』に続いて山崎豊子3作目ですが、やはり面白いですね。とくに豪胆な人物の描き方が好きです。シベリア拘留の話や綿糸相場の話などは臨場感があり、よく調べてあるなと感心しました。「戦争は絶対にしてはならない。もしするなら絶対に勝たなければならない」という主人公の言葉がずしりと響きました。ただ、シベリアの話はリアルすぎて冬に読んだことを後悔しました。また、同じ捕虜でも『俘虜記』の南の島でアメリカの捕虜とは全く待遇が違っていたということを改めて知りました。先はまだまだ長いですが楽しみです。
★2 - コメント(0) - 1月13日

nao
シベリア抑留生活からの帰国が主の第一巻。重い内容ではあるが、読み手を飽きさせず惹き付けるのはさすが。小説ではあるものの、史料としても価値ある一冊。二巻以降はいよいよ商戦が主となってくるかな。
★1 - コメント(0) - 1月9日

シベリア抑留捕虜への残酷な対応は本当にあった話であるか疑いたくなるほどひどい。しかし、抑留者にインタビューをしながらの作品なので信実に近いのであろう。 また、逆に自分がロシアの収容所の管理人がとった対応と異なる人間的な対応が出来たかどうか。仲間を殺された悔しさや保身などのために彼らと同じ対応をせざるを得なかったのかもしれない。
★2 - コメント(0) - 1月4日

流石の山崎豊子。 しかし、シベリア抑留は文章見てるだけでツラい。それを乗り越えて来た人達がいるというのは知っておかねばならぬことかと。
- コメント(0) - 2016年12月30日

なかなか戻れずに笑った。
★1 - コメント(0) - 2016年11月19日

yu
終戦時の日本兵、戦後の捕虜としての日本兵、そしてひとりの軍人が商社で奮闘する物語。 極寒のシベリアでの捕虜としての生活を強いられる主人公たちの描写はどこまでもリアルで壮絶なものでした。その話が面白いのはもちろん、商社の中の戦いなど、現実の面白さ、厳しさが詰まっていました。
★2 - コメント(0) - 2016年11月9日

<プレイバック 1978年> (~ちょっと休んでました) 避けていた本。少し迷ったが資料として読んでいるのだからと考えて、手に取った。というのは、本書のモデルの中心人物が瀬島龍三だと知っていたからである。昭和史を少しかじった程度とは言え、瀬島龍三なる人物は戦争責任に真摯に向き合わなかった、闇の深い人物だという評価を下していたからである。山崎豊子という名の通った作家が、後世の評価を惑わす作品を書くべきではなかったのではないか。そういった先入観から逃れられないが、自身の批評精神を意識しながら読んでゆきたい。
★19 - コメント(0) - 2016年11月7日

シベリア抑留の話は聞いていたが、異国で投獄され過酷な生活を送ったことは忘れてはいけない ことです。恥ずかしながら初めて山崎豊子さんの作品を読みましたが、引き付けられる表現力に魅了されました。
★3 - コメント(0) - 2016年10月31日

何よりも、シベリア抑留の、極限を超えた壮絶な状況には、ページをめくるのも辛かった。帰国後も、ときたまある「元軍人」「元参謀」という過去からは逃れられない、当時の情勢。戦後70年が経ち、今からでは想像もつかない、敗戦後の人々や社会のありようだが、ここから、商社マンに転身した壹岐の今後がどうなっていくか、楽しみ。
★5 - コメント(0) - 2016年10月31日

ん~、やっぱり山崎豊子はすごいや。まだ、物語は始まったばかりだが、壹岐のこれからの第二の生きざまに興味が湧いてくる。また、壹岐を採用した社長の見識も凄いね。まだまだ残り4巻あるが、覚悟して読まねば、作者に申し訳ない気がしてくる。
★11 - コメント(0) - 2016年10月22日

第二巻へ
★2 - コメント(0) - 2016年10月14日

★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2016年10月13日

疲れた。ところどころ不思議なところがあったりしたけれど、基本的にグイグイ読ませてくれるし楽しい。先が読めない展開も面白いし。
★23 - コメント(0) - 2016年9月28日

ひとり山崎豊子祭り開催中です。シベリア寒いです。食べ物がありません。拷問あります。強制労働酷いです。やっと日本に帰れての商社勤め、壱岐さんには頑張って欲しいです。2巻に進む。
★52 - コメント(0) - 2016年9月26日

昔ドラマで見たが、小説の方が重みがある。シベリア抑留の場面や商社の営業活動描写が生々しい。
★2 - コメント(0) - 2016年9月25日

シベリアでの過酷な暮らしが壮絶だった
★1 - コメント(0) - 2016年9月19日

山崎さんの数々の有名な作品の中でもかなり読むのが最後になってしまった。緻密な事前の研究によって書かれたことを伺わせる詳細な描写。それだけに読むののもリアリティを感じ辛くなる。しかし、読まねばならないと思わせてしまうのが山崎さんの作品の力だと感じる。残りの巻も読まねばという気持ちと読みたいという気持ち。
★4 - コメント(0) - 2016年8月27日

「自国の防衛すら占領軍の云うがままに否認した民族の脆さに壱岐は歯がみせずにはおられなかった」の一文に震えた。壱岐が今後どう変わっていくのかが楽しみです。急がず、ゆっくり読んでいきたい小説。
★1 - コメント(0) - 2016年7月15日

すごく戦後の社会状況とかシベリアでの捕虜というものの勉強になりました。もっと読んでみたいと心から思えました。
★3 - コメント(0) - 2016年6月5日

シベリア拘留について知りたくて読みました。
★20 - コメント(0) - 2016年5月28日

全四冊の一冊目。元大本営参謀、壹岐正のシベリア抑留体験と、右も左も分からない商社マンとしての第一歩が描かれている。悲惨極まりないシベリア抑留の実態もさることながら、1950年代の商社マンの有り様が興味深い。あまりに清廉潔白すぎる感の強い主人公を始め、押しなべてキャラクター造形が白黒はっきりしていて、良くも悪くも濁りが無い。だからこそ専門用語が飛び交う物語の筋がすんなり頭に入ってくるのだろうが、2巻以降で個々のキャラクターがそれぞれ違った一面を見せてくれることを期待したい。
★11 - コメント(0) - 2016年5月24日

山崎作品の中で一番面白い。主人公の壱岐のストイックさに男の美学を感じる
★3 - コメント(0) - 2016年5月24日

シベリア抑留というソビエトの狂気が痛々しくつづられている。戦前日本の最高峰の軍事教育を受けた壱岐が商社でどう活躍していくか非常に楽しみ。とうとう山崎豊子を読み始めてしまったが力強い文章がとても素敵。
★5 - コメント(0) - 2016年5月18日

ものすごく良かったです。大門の社長室から始まりますが主人公は壹岐です。濃厚な戦争三部作の一作ということですが、テレビでも見たことなかったので、今更ですが感動しました。第四章のシベリアでの非人間扱いされている描写がとにかく悲惨。絶対に戦争にはいきたくないと思える。この生活を11年耐えた壹岐は、帰国後、部下の就職に全力を注ぎ、自分のことは後回しにする。そんな壹岐に男気を感じ、感情移入してしまった。大門にヘッドハンティングされて商社マンになるが、決意の理由に、娘の「防衛庁にはいかないで」の一言が効いていた。とに
★19 - コメント(0) - 2016年5月6日

10歳ぐらいの時に書かれた戦争三部作の第一作目。白い巨塔に続くドラマ化では面白くみさせてもらった。当り前だがドラマではかなり端折られていた。苦労の上の上手な省略の仕方だったと思う。しかしシベリア抑留の描写は原作にはとても及ばない。読んでいてその酷さは現実にあった事なのか?と信じられない程の悪夢のようだ。他の近代史も含めて様々な思惑によりそういった事実を突っ込んで教育してもらえなかったのが改めて残念だ。いつも思うがこれからでも少しずつ知識を蓄えたい。さて社長のお供でアメリカへ出張。ワクワクしながら第二巻へ♪
★4 - コメント(0) - 2016年5月3日

シベリア抑留。聞いたことはあったけど、実際どんな悲惨な出来事か全くわからなかったから、すごいためになりました。また、最初言葉が難しいと思っていましたが、だんだん読めていけるようになったことに対する喜びも味わえました。商社の話は興味なかったので読んでないですが、それでも間違いなく★★★★★!
★3 - コメント(0) - 2016年4月30日

シベリアでの敗戦国に対する酷い扱いに、戦争の愚かさを再認識させられる。
★6 - コメント(0) - 2016年4月30日

今更だが友人から借りて読み始めた。シベリア抑留の話は歴史として興味深い。一方後半は商社の戦いで盛り上がる。面白いが先は長い。さぁ次行ってみよう。
★2 - コメント(0) - 2016年4月25日

ソ連のやり口というか、残忍さというかが際立っていて、鳥肌ものです。こんな目に遭ったら、3日と生きられなさそう。
★1 - コメント(0) - 2016年4月17日

シベリア抑留〜近畿商事(繊維編)まで。大門社長との邂逅から大本営参謀時代の回想へ入る導入部は、これから続く物語への期待感を大いに膨らませる。旧ソ連で人間としての尊厳を踏み躙られ、同僚を亡くし、自らも凄惨な状況に陥りながら生き永らえた壱岐正は、商社という名の戦場に赴く…。改めて戦後のビジネスのシビアな状況に驚く。現状のビジネスマンに命を賭して仕事をしている人が何人いるのだろう?(別にそれが正しいというわけではない)登場人物の心象表現も人間然としており、読んでて飽きない。そして非情なのだ、世の中ってヤツは…。
★9 - コメント(0) - 2016年4月2日

ドラマを2回みて。 やはり原作は良い。ソ連編がここまで濃いとは。
★1 - コメント(0) - 2016年3月17日

Kai
山崎豊子作品「不毛地帯」第1巻読破!面白すぎる。
★2 - コメント(0) - 2016年3月16日

「〜企業には潔い玉砕なんか許されんのや」p628
★2 - コメント(0) - 2016年2月21日

重厚な物語の幕開けです。満州でソ連に拘留され、シベリア送りになる壹岐。その様子がただただ苦しかったです。極寒の中、飢餓と強制労働させられる様子は残酷極まりないと思いました。11年という時間はあまりに大きく、その想像できない実態にただ呆然とするばかりです。しんどい描写が続きますが、読ませる圧倒的力は流石です。2巻以降も読みます。
★86 - コメント(0) - 2016年2月11日

Reread since 20 years ago. 山崎豊子's Japanese and writing style are solid and good. It's always good to come back to her books. The contrast between Iki's life detained in Soviet and afterlife in trading firm is poles apart, takes you into the story.
★4 - コメント(0) - 2016年2月10日

ソ連の強制収容所の実態が恐ろしかった。知らないことばかり。
★2 - コメント(0) - 2016年1月21日

戦後の商社とシベリア抑留が如何なるものだったのかがよくわかる。いまの日本人はバラバラである。考え方も生活様式も。かつての日本人は、同胞と共に鬼畜米英と戦い、貧しさを乗りきり、そして戦後しばらくして再就職した会社でもと部下・上司と度々飲み明かしていた。その根本にある精神性からしてきっと違うのだ。だからこそ、もはや日本経済は衰退の一途であるし、無駄に先進的な若者で溢れかえっている。君が代すらまともに歌わない私達に、愛国信者の集まりであるアメリカ・中国に勝てるわけがない。両耳に受話器をあてていた時代がよかった。
★8 - コメント(1) - 2016年1月14日

シベリア抑留の話がただただ心苦しい。。。2巻へ続く。
★3 - コメント(0) - 2016年1月7日

シベリア抑留時の描写が多くを占める1巻。戦後の復興へと歩み始めるという前向きなイメージのある時に、ここまでの過酷な環境の中で生きていた人がいたということに容易には受け入れられない複雑な思いがした。
★4 - コメント(0) - 2015年12月29日

不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫の 評価:42 感想・レビュー:300
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