二つの祖国 第1巻 (新潮文庫 や 5-45)

二つの祖国 第1巻 (新潮文庫 や 5-45)
あらすじ・内容
母国アメリカに忠誠を誓うのか、それとも父祖の国日本に殉ずるのか――。戦争の嵐の中、真の祖国を探し求めた日系米人の悲劇を描く大河巨編!

アメリカに生まれ、アメリカ人として育てられた日系二世たち。しかし日米開戦は彼らに、残酷極まりない問いを突きつけた。アメリカ人として生きるべきか、それとも日本人として生きるべきなのか――。ロサンゼルスの邦字新聞「加州新報」の記者天羽賢治とその家族の運命を通して、戦争の嵐によって身を二つに裂かれながらも、真の祖国を探し求めた日系米人の悲劇を描く大河巨編!

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二つの祖国 第1巻はこんな本です

二つの祖国 第1巻の感想・レビュー(684)

アメリカ国籍を持つ日系二世の物語。読み応え抜群。日系人の過酷な人生を通じて、歴史を学ぶ大切さを学ぶことができる。一つわからないのは何事も自分で考えを持つ主人公天羽賢治がエミーのような人と結婚したんだろうか…。
★17 - コメント(0) - 2月11日

アメリカ生まれでアメリカ国籍を持つ日系二世。主人公の天羽賢治は日系二世だが、小学校3年から大学までを日本で過ごし、日米どちらの価値観も理解している。太平洋戦争が始まり、国籍を持つのに「大統領命令9066号」により住まいを追われ、敵性外国人として収容所に押し込められる。「人間テスト」ではアメリカと日本どちらに忠誠を誓うのか試される。文字通り「二つの祖国」の間で主人公をはじめとした二世たちはどのように行動するのか。それほど遠くない過去の悲劇や苦難が描かれていて、今につながる話だと感じている。
★1 - コメント(0) - 1月27日

太平洋戦争中の日系米国人の来し方を描く歴史小説である。◇どうしても松本幸四郎(当時は市川染五郎か)主演のドラマと比べてしまう。本作が原作でありながらも、ドラマの脚本が市川森一他で、著者の作風と余り合わないような気も……。一方、チャーリー田宮に沢田研二をキャスティングしたところがなかなかだ。◇ところで、何故アメリカ人である天羽賢治が、日本贔屓なのか。日本で成長したとの事実のみが語られるだけで、彼の経験が描かれず、やや説得力を欠く感あり。◇開戦による日系隔離政策開始から賢治の米軍兵士への日本語教師就任まで。
★15 - コメント(0) - 1月17日

★13 - コメント(0) - 1月14日

アメリカで生まれた日系二世の中にも、日本で教育を受けたり訪れたりした人もいれば、まったく日本を知らない人もいる。日米開戦に伴い強制収容されるなかで、一世も含めた家族間などで「二つの祖国」にどう向き合って生きていくのかの価値観の違いから対立するところが悲しい。
★1 - コメント(0) - 2016年12月29日

太平洋戦争中の日系アメリカ人の話。二世、三世のアィデンテティクライシスの問題をどう捌いていくのか興味惹かれます。戦争に照らして、アメリカの日系人をテーマにするとは、山崎豊子さんは相当難題なテーマに挑戦したなと思います。
★4 - コメント(0) - 2016年11月13日

山崎さんの話は主人公に過酷な運命を与える。「大地の子」も「沈まぬ太陽」もそう。そのあまりに過酷な状況故に人間の本質が浮き彫りになるのだろう。史実にモチーフを得て、圧倒的な取材により更に現実味を増す。しかしこのような日本人同士が憎み合う状況は読むに忍びない。戦後七十余年、僕らが知らなきゃいけない歴史はふんだんにあるのだな。
★33 - コメント(0) - 2016年10月21日

人種って一体何で決まるんでしょうか?肌の色?言語?でもそうした人間の区別っていうのは人間自身が作りだした勝手なボーダーなのかもしれません。
- コメント(0) - 2016年9月6日

やっぱ山崎豊子はいいね。
- コメント(0) - 2016年8月26日

この人の文章はなんか感情移入しにくい・・・
- コメント(0) - 2016年8月24日

アメリカの日系移民から見た太平洋戦争。差別を受け収容所で辛い生活を強いられる。しかしペニシリンの治療を受けたりして、物資ではアメリカは豊かである。★
★5 - コメント(0) - 2016年8月24日

nao
日本人とは?から、自分とは何かを考えさせられる。序盤の一巻目ながらも、著者の入念な取材から裏打ちされた写実的な描写に一気に読み進む。次巻以降も楽しみ。
★2 - コメント(0) - 2016年8月20日

戦争とはなんと無慈悲な。日本で生まれ、アメリカで育った男の物語。
★6 - コメント(0) - 2016年8月10日

ロサンゼルスの日系2世である主人公が太平洋戦争勃発により、アメリカと日本という二つの祖国の狭間で苦悩する。これからもっと時代に翻弄されるだろうと予想されるところで2巻に続く。
★14 - コメント(0) - 2016年8月5日

物語にぐいーっと引き込まれ、すっかり感情移入。「大地の子」とはまた違う視点から戦争やそれに伴う理不尽さが描かれている。あと3巻もあって、この先どうなる?
★12 - コメント(0) - 2016年6月18日

戦争3部作の一つですが、炎天下の中、全裸で70代の老人を長時間立たせるという、状況から始まる収容所の描写を見てもわかるが、戦争は人を狂わせる。善悪の判断も、出来なくなるのだろう。もう、誰も悪くない、全ては戦争というものが悪いんだと思わなければ読んでられない描写が続く。当時の日系人がこんなに辛い思いをしていたとは、授業でも習った記憶がないので、とても勉強にもなるいい本だと思います。レストランにあった、「犬と日本人は禁止」や「ジャップ」という言葉の差別はきついですね。
★20 - コメント(0) - 2016年5月9日

移民のアイデンティティって今も続く問題。戦争になるとなおさら。。
★1 - コメント(0) - 2016年4月26日

戦時中、日米の二重国籍であった主人公は、自分は何人なのか、アイデンティティはどこにあるのかを悩み生きる。血統なのか、育った場所なのか。国籍と自我を考えさせられる一冊である。
★1 - コメント(0) - 2016年4月21日

日系米人について、これまでほとんど考えたことがなく、知識もなかった。身を引き裂かれる思いで読んでいる。
★2 - コメント(0) - 2016年3月22日

第1巻は開戦後アメリカの日本人が追いやられた収容所での過酷な生活の様子を描きながら、賢治たち二世のこれまでの生活の回想シーンも盛り込まれており、アメリカでの日本人蔑視のほか、賢治が学生時代を過ごした日本で受けた陰湿な差別の思い出も語られる。アメリカでは二世と蔑まれ、日本にいても疎んじられる。二つの祖国を持ちながら、そのどちらにも受け入れられないというのはどれ程苦しいものか。 まだ第1巻が終わったばかりですが、すでに今まで自分が考えようとしなかった問題について考えさせられている。この先どうなるのか。
★5 - コメント(0) - 2016年3月19日

登場人物たちの辛い過去や差別が辛いほどよく伝わってきた。 読んでいて辛かった。
★1 - コメント(0) - 2016年3月16日

Even though I know this story is even before World War 2, having my grown-up children live in the States, it makes me think of racism in America.
★1 - コメント(0) - 2016年3月11日

太平洋戦争開戦後、米本土在住の日系人に対する差別、迫害。天羽一家の大河物語のはじまり。日本人の誇りと血を重んじることで、荒地を歩む賢治の苦悶は続くのだろうな。。
★3 - コメント(0) - 2016年3月5日

環境の変化がある時に自然と山崎氏の作品に手を伸ばしている。それは現在は他県在住ではあるが自分には故郷広島の血がしっかりと流れており、身も心も山崎氏の作品を求めているからなのではと思っている。続編も心安らかに読み進めていきたい。
★9 - コメント(0) - 2016年2月21日

アイデンティティという重みを感じずにはいられませんでした。時は太平洋戦争。アメリカに生まれた日系二世たちの問題が苦しかったです。アメリカ人か日本人かという残酷極まりない問い。日系という響きが苦難を生んでいるのに胸が締め付けられます。真の祖国は何処にあるのかを探す悲劇がここから始まるのですね。続きを読みます。
★95 - コメント(5) - 2016年2月18日

国籍、生まれ、育ち。それぞれの違いを戦時中の恐怖に照らしあわして描かれており、非常にグロテスクに思う部分もありました。1巻で一番思ったことは迫害の恐怖。2巻以降、戦地に向かっていく中で人種の違いをどう克服し、割り切っていくのかが気になります。
★1 - コメント(0) - 2016年2月16日

時は第二次世界大戦。鹿児島で少年時代を過ごし、アメリカに移住。日米で戦争が始まって、平和に過ごしていた生活が激変する、、、教科書では教えてくれない、戦時中の日系人のリアルが描かれてます。
★1 - コメント(0) - 2016年2月6日

時は太平洋戦争。日系二世としてアメリカで生きる人々の苦難の日々…。日本人でもアメリカ人でもあるというアイデンティティの難しさを感じたし、正直想像以上の苦しさで読んでいて辛かったが、全4巻最後まで読みたい。1984年「山河燃ゆ」として大河ドラマ原作。
★11 - コメント(0) - 2016年1月27日

天羽の男達が頑固すぎる…。
★6 - コメント(0) - 2015年11月28日

野上孝子さんの「山崎豊子先生の素顔」を読んで、やはり戦争三部作は読まねばと思い読み始めた。日系二世に焦点を当てたのは着眼がさすがだなと思う。戦争三部作の中では、第1巻のハードさが最も際立っている気がする。続巻に期待。
★5 - コメント(0) - 2015年11月28日

図式的で読みやすい小説。いたずらに反米感情を煽るものではなく、日本派とアメリカ派で板挟みになる二世の天羽賢治の苦悩が描かれている。
★2 - コメント(0) - 2015年11月1日

初山崎作品。ドラマでは山崎さんの作品はいろいろ見たけれど、きちんと読んでみようと思って。2つの国への思いで揺れる2世たち。それぞれの言い分、生き方はわかる。批判できないくらい一人一人が必死になって生き抜いているのだと。あと3巻。頑張ろう。
★6 - コメント(0) - 2015年10月22日

第二次世界対戦中の、アメリカ在住日本人二世を主人公にした、実話を基にした物語。 戦時中にアメリカにいた日本人は強制収容されたり、非人道的な差別をされていた。 戦争は人を国を狂わす。
★4 - コメント(0) - 2015年10月13日

「真珠湾の不時着機」を読んで、日系アメリカ人の方々の事を知りたく、山崎豊子さんに教えを請う事に致しました。日系二世で、小3〜大学予科2年まで日本で教育を受けた主人公。真珠湾攻撃により在米日系人が受けた差別、強制収容。アメリカへ渡り、苦労に苦労を重ねてようやく安定した生活を一瞬で奪われる、年老いた一世の落胆。日本人が舐めた辛酸が、どこもかしこも辛すぎて、読むのも逃げたくなりますがまだ1/4。
★19 - コメント(5) - 2015年8月9日

いやー、面白い実話ですよね。彼女の調査力に脱帽です。東京裁判の内容は難し過ぎて端折った部分も有りますが、個人的には当時の軍人大臣の責任回避は無理でしょう。大臣れべるの人でも、最期には自分の生命を誇示するのかなあ?
★1 - コメント(0) - 2015年8月5日

続く
★1 - コメント(0) - 2015年7月30日

山崎豊子の戦争3部作、中でも「大地の子」と本作は日本人必読の書だ。 私たちは、戦争の痛ましさを決して風化させてはならない。 先人の心の痛みを、決して知らないで済ませてはならない。 そしてそれは、学校の授業でさらう歴史では、決して知り得ないのだ。 日系一世に刻み込まれた深い屈辱。日系二世が抱えた魂の空洞。 山崎豊子の重厚な筆致が、読者にグイグイと迫ってくる。家族の絆を揺るがせながら、静かに第2巻へと誘う。
★9 - コメント(0) - 2015年2月26日

自分が日本人なのかアメリカ人なのか。純血の自分には想像もつかない苦労があるのであろう。それが生々しく描かれている。日本人の誇りを持ち続ける人の気持ちもアメリカ人のアイデンティティーを持とうとする人の気持ちも理解できる。これからどのように話が展開していくのか楽しみ。なぎ子と賢治はくっつくのかな??
★13 - コメント(0) - 2015年2月12日

山崎豊子さんは、書くことで、どこまでも戦っていた方だと、改めて思う。それは、この作品の主人公でもある天羽賢治と重なる部分があり、何かを体験した者、真実を知る者が、それを記録に残さなければならない。時の流れに風化されても、時代や、国家権力によって闇に葬られたり、真実を塗り替えられてもいけない、そんな思いが溢れているように思う。
★12 - コメント(0) - 2015年1月16日

最近,日系一世アメリカ人となったので,先達の歴史について学ぼうと思い読み始めた.第二次世界大戦の頃の,日本で生まれ育ち日本への忠誠を誓うのが当たり前の日系一世達と,アメリカで生まれ育ちながら忠誠心が日本寄りとアメリカ寄りに散らばる日系二世達.そして彼らの親族はアメリカの敵国日本で暮らす.国という帰属機関に対して様々な価値観を持つ日系アメリカ人達が,戦争という異常事態下で同じ家族や社会の中で生き抜いていかなければならない難しさや悲しさが描かれ始めている.時代が異なるとは言え,他人事ではないと考えさせられる.
★3 - コメント(0) - 2015年1月4日

二つの祖国 第1巻の 評価:66 感想・レビュー:99
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