約束の海 (新潮文庫)

約束の海 (新潮文庫)
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約束の海はこんな本です

約束の海の感想・レビュー(310)

山崎豊子さんの遺作。作者89歳の作品。この第1部を書き上げた後、体調を崩されて入院、亡くなられたとか。残された資料、秘書や新潮社の山崎豊子プロジェクト編集室の方が示してくれたもの。第1部だけでこんなに面白いのに、最後まで読みたかった。もちろん作者のほうがずーっと、完結させたかったろうけど。あの緻密な長編はこんなに丁寧に作り上げられていたんだなぁと、「華麗なる一族」「沈まぬ太陽」を熱狂的に読み耽った私には感慨深い。近しい誰かの筆ではなく、この形にしてくれて感謝。今は「凄いなぁ」しか感想が出てこない。
★39 - コメント(1) - 2月25日

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★1 - コメント(0) - 2月23日

自衛隊を知らない私は、自衛隊って訓練ばかりのような気がしていたけれど、これほど過酷で緊張感がつのる任務とは思っても居なかった。私のような素人でも、その場に居合わせるような臨場感溢れる表現、綿密な取材に、作者の才能、努力、そして何と言っても、使命感、気迫すら感じられる。二部以降の骨組みや案を読み、80才を超えてこの作品を生み出す難産を思う。この先が読みたかったけど、この作業を80才を超えた作者に期待するのは酷とも思う。後は読者がこの先を考え、作者の遺志を継ぐことが、読者の使命なのかも知れない。
★18 - コメント(0) - 2月22日

山崎豊子さんの未完の大作。今作も戦争や自衛隊、実際の潜水艦事故に関しての入念な調査に裏付けられた詳細な情報や描写には本当に引き込まれる。本来なら三部作になる予定の本作。最後まで読みたかった。本当に残念です。
★5 - コメント(0) - 2月19日

残念。第二部以降が読みたかった。主人公の成長や淡い恋の行方も気になるところで終わってしまったので。山崎豊子の作品はほぼ全て読んだ。若かりし頃「大地の子」をボロボロ涙を流しながら読んだことが懐かしい。
★2 - コメント(0) - 2月16日

『戦争』のテーマは『書かなければならない』という使命・・・この著者の絶筆の書。実に惜しいです。80歳後半に、こんな作品を創造できる程に著者の使命感は崇高である。目線がとても公平で偏りがない運びは、好感が持てる。
★4 - コメント(0) - 2月15日

自衛隊の友達が読んでいたので、ちゃんとした内容なのかなと思い。確かにしっかりと取材してそうな雰囲気ありました。一昔前と比べて、自衛隊の立ち位置は変わりつつあるな〜と。この後、戦争や平和といった重厚なテーマに踏み込むらしかっただけに、この続きが読めないことがとても残念です。
★4 - コメント(0) - 2月15日

読み始めたら止まらなかった。二度と戦争をしないという誓いと、矛盾しているようにも思える自衛隊の存在。潜水艦で働く人々の姿はひたすらかっこよかったけど、事故後取り調べや裁判で責任が追及され続けるあたりはとても重々しかった。マスコミの在り方についても改めて考えさせられる。
★5 - コメント(0) - 2月10日

未完のまま作者逝去。残念。
★1 - コメント(0) - 2月6日

どうしても続きが読みたい。
★3 - コメント(0) - 2月2日

海上自衛隊の潜水艦と釣り船漁船の衝突事故。実際に潜水艦が起こした事故がインスピレーションとなって書かれたのだろうか。戦争は、作者の生涯をかけたテーマなので、ご健在であれば、この後どのように物語が展開されてゆくのか……ぜひ、読んでみたかった。
★5 - コメント(0) - 1月31日

未完の遺作。実際にあった「なだしお事件」を描きながら自衛隊とは何かに迫る作品です。「国防の仕事に就いている人たちは、どこの国でも、敬愛されこそすれ、こんなに嫌悪されているのは日本だけでしょう、自衛隊が隊員に教えていることは、現実にあまりにもかけ離れている、自衛隊の最高指揮官は内閣総理大臣とは云え、その総理以下の政治家も官僚も、事故が起きれば、その保身に汲々として、隊員をまるで犯罪人呼ばわりする、こんな国の自衛隊って何なのか・・・」と話す花巻二尉の言葉が重く、涙が止まりませんでした。
★4 - コメント(0) - 1月30日

友人から勧められて読んだ本。これまで自衛隊に関する小説はあまり読んだことが無かったけれど、本書は著者の山崎豊子さんが正しく組織を描写し、実態を捉えた表現をされていたので、あっという間に読み終わりました。冷戦終結を迎えつつある1989年が舞台であり、ここ半世紀で、自衛隊に対する世論も大きく変わったことを実感する内容でした。
★5 - コメント(0) - 1月22日

これからどんな話になっていったんだろうか…。現実、自衛隊は今後どういう位置付けになるんだろうかと考えてしまう。
★3 - コメント(0) - 1月16日

kei
自衛官の息子、そして真珠湾攻撃の生残りであり、最初の捕虜となった父親の物語となる筈だった様です。潜水艦なだしおの事故当時を思い出すと、一部のヒステリックな報道に、何の疑問も抱かずに自衛隊の過失を信じていた自分を反省しました。乗組員の葛藤や国を護る使命など、思いもよらなかったと。一話では潜水艦乗務員・花巻の恋の行方や潜水艦乗りとしての花巻の葛藤が切々と迫ります。題名は不戦への約束であったのだなと。難病で車椅子生活になりながら筆を執っていた著者が3話までを書ききって「完」と記された本を読む事が出来ず残念です。
★44 - コメント(7) - 1月14日

 年末最後の一冊が有川浩さんの「海の底」で、2017年最初の一冊が「約束の海」と、偶然にも潜水艦の話になってしまいました。やはり筆者が戦争を扱うと考えさせられることが多々ある。日本軍最初の捕虜で四年間、そして戦後は筆舌に尽くしたいものがあったと思うから、その思いを読みたかった。そして震災以降、自衛隊は少しずつ理解されつつあるが、つい最近までこういう扱いされていたとは。
★7 - コメント(0) - 1月8日

2017年最初の一冊。作者の遺作で未完です。自衛隊の潜水艦と漁船の追突により漁船側の乗客乗員30名の死者を出す海難事故(実際の事故あり)を軸に、真珠湾攻撃時に日本人捕虜第一号となった潜水艦隊員(こちらも史実)その息子を主人公とした現代の自衛隊を描いています。胸の熱くなる部分が多々あり続きが読みたかった。
★29 - コメント(2) - 1月4日

未完なのが悔やまれる。しかし本編以降の付録(?)で『約束の海』というタイトルの意味が分かり、また山崎豊子の頭の中が垣間見えた気がし、この一風変わった構成が案外良かった。
★4 - コメント(0) - 2016年12月31日

衝突事故の海難審判の行方、花巻二尉の辞意、小沢頼子との関係、丹羽の存在、定食屋のサキなどなど気になることが多すぎる。シノプシスを読んだが、徹底した取材が行われたようだ。
★2 - コメント(0) - 2016年12月25日

出張に向かう機内にて読了。宇和島水産高校のハワイ沖の事故の事だと思い込んで手に取ったが、実は自衛隊なだしおの事故をモデルにした小説。続きが読みたかった。
★5 - コメント(0) - 2016年12月18日

山崎豊子氏らしい社会派の問題提起的な作品で先が気になりますがそれは永遠に想像でしかないのが残念です。彼女の作品を通じて色々な事を本というエンターテイメントで学ばせて頂きました。ご冥福をお祈りします。
★9 - コメント(0) - 2016年12月17日

海上自衛隊の潜水艦の航海士が主人公という設定が興味深く、ストーリー展開も面白かった。山崎豊子さんの遺作となったこの作品、最後まで読みたかったなぁ!また山崎ワールドに浸りたくなった、次何行こう。
★2 - コメント(0) - 2016年12月15日

この後の展開に期待するところは大きいのに、実現が不可能なのが寂しい限りです。山崎さんの努力及び才能に感謝します。
★3 - コメント(0) - 2016年12月12日

相変わらず読ませる。絶筆であることはわかっていたけど未完だったと知らなかった。よく考えれば山崎豊子の小説が文庫本一冊で終わるわけないんだけど。未完って、ロマンはあるけれどやっぱり続きが気になってしょうがない。惜しい方を亡くしたなぁと。これから新作が読めないのば残念だけどまだまだ読んでない作品もたくさんあるの山崎豊子作品全制覇をしてみたいと、改めて思いました。個人的には自分の超地元が小説に出てきてちょっと感動。酒巻和男氏のことは地元ながら全く知らず。勉強不足ですね。
★3 - コメント(0) - 2016年12月11日

未完で終わる作品って初めて。きっとこの後何巻にもわって物語は続いたはず。すでに考えられていたという構想は巻末に掲載されており、後は読者が心の中でつむいで行くんだろうな。
★1 - コメント(0) - 2016年12月9日

山崎豊子さんの遺作となった未完小説です。骨組みとしては第三部まである内の、第一部までの話となっています。自衛隊潜水艦乗務員である花巻朔太郎を軸に、本人・家族・友人・メディア・社会と様々な視点で自衛隊という物をどう捉えるか。そういうテーマがあるのではないでしょうか。30人近くの死者を出した遊漁船との衝突事故とその後の対応を経て、悔恨や目標への迷いで揺れ動く中で、周りの環境にも恵まれ朔太郎が前に向き直っていく様が良かった。第二部・第三部の骨組みが巻末に載せてあります。
★9 - コメント(0) - 2016年12月7日

いま日本人が読むべき本だと思いました。人生をかけて先の大戦を追い続けた山崎さんだからこそ書ける、これからの国防とは何かという示唆に富んでいます。未完だからこそ伝わってくるものがありました。もちろん最後まで読みたかったですが。
★6 - コメント(0) - 2016年11月30日

未完となり、第一部だけとなった作品。戦争をしないために存在する軍隊、自衛隊は、日本の国民にとって、どのように受け止められているのだろうか。災害救助隊のような存在と思われているかもしれないが、やはり「戦争をしないための軍隊」であり、一朝有事の際には、犠牲をいとわない存在なのだろう。だからこそ、著者は、あるメッセージを作品に託したかったのだろうが、未完では、受け止めようもない。物語の続きを読みたかった。
★7 - コメント(0) - 2016年11月29日

全く下調べもせず読んだのが悪いのか、まさかの未完だった。
★10 - コメント(0) - 2016年11月21日

山崎豊子で1冊で完結?と釈然としない中で購入。実際にあった潜水艦と遊漁船のショッキングな事故を潜水艦の視点からストーリーが進む。国を思う自衛隊員、一方で国民の敵愾心を煽るメディア。忸怩たる思いで読み進める。山崎さんの著作はよく練られていて、どれも時代に一石を投ずる。じつは、この第一部でご逝去されたのだ。だから一冊なのだ。最後まで筆を置こうとしなかった山崎豊子さん。ご冥福をお祈りします。ありがとうございました。
★6 - コメント(0) - 2016年11月19日

読書部先輩から初めて、山崎豊子作品を読みました。ドラマでは、たくさん観てはいましたが。海上自衛隊の潜水艦乗りが主人公で、実際の「なだしお事件」をモデルに、父の生きざま、太平洋戦争まで絡ませたお話。横須賀に生まれ育った私としては、いろいろと身近な地名などが出て来て親近感も。この先どうなるのか、興味深くなってきたところで終わってしまうのが、とても残念。続きをちゃんと読んでみたかった。今の時代だからこそ、自衛隊や領海や国防、いろんな問題に対して考えさせられる作品だったと思う。
★15 - コメント(0) - 2016年11月19日

山崎さんの訃報により、1部で終了してしまっている。2部3部とキャラクターの魅力度がどんどん増していく山崎作品なのもあって、非常に残念でした。ご冥福をお祈り致します。
★3 - コメント(0) - 2016年11月14日

遺作となり2度と続きは読めないのが残念でならない。作者は朔太郎をどう導きたかったのか。平和とは何か。この先何を書きたかったのだろう…。
★20 - コメント(0) - 2016年11月11日

ご存知、山崎豊子の絶筆である。山崎豊子といえば、「白い巨塔」や「不毛地帯」「沈まぬ太陽」等の超長編小説である。本作もそれに連なる作品となる予定だったが、残念ながら鬼籍に入ってしまった。本書を読めば、次が読みたくなる。山崎豊子の修正変わらぬテーマ「戦争と平和」をどう語ろうとしたのか? しかし、もう推測するしかないのだ。
★47 - コメント(0) - 2016年11月8日

mim
山崎豊子の小説は、情報収集もハンパなくストーリー性もよく、好きでした。朔太郎の成長を楽しみにしていましたが、遺作になり、残念です。
★8 - コメント(0) - 2016年10月22日

山崎豊子さんの絶筆本。朔太郎がこのあとどのように大人になっていくのか。お父さんとどのような会話をするのか。もっと読みたかった。残念でならない。
★3 - コメント(0) - 2016年10月20日

折角これから話の展開が進められるところでエンド(作者逝去)となり読んでストレスがたまった。このような内容なら出版しないでもらいたい。
★1 - コメント(0) - 2016年10月16日

故山崎豊子の作品を初めて読みました。それが遺作とは...。話に引き込まれ、一気に読んだのに...読み終わって知りました。他の作品も読んでみます。
★4 - コメント(0) - 2016年10月15日

未完ゆえに自らが先を想像するしかない。それはまた、この「戦争と平和」というテーマを将来ある世代の我々が受け継ぎ、考え続けなければならないと、山崎さんが天命を賭して示したのかもしれない。
★7 - コメント(0) - 2016年10月11日

山崎豊子が自衛隊をどう描くのか、最後まで読みたかった。とても残念。
★11 - コメント(0) - 2016年10月9日

約束の海の 評価:68 感想・レビュー:119
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