陸奥爆沈 (新潮文庫)

陸奥爆沈 (新潮文庫)
あらすじ・内容
火薬庫爆発! 1121名の死者を出した大惨事。そこに隠された驚愕の事実。【巨大組織・帝国海軍の暗部を描く衝撃のドキュメントノベル。】

連合軍の反攻つのる昭和18年6月、戦艦「陸奥」は突然の大音響と共に瀬戸内海の海底に沈んだ。死者1121名という大惨事であった。謀略説、自然発火説等が入り乱れる爆沈の謎を探るうち、著者の前には、帝国海軍の栄光のかげにくろぐろと横たわる軍艦事故の系譜が浮びあがった。堅牢な軍艦の内部にうごめく人間たちのドラマを掘り起す、衝撃の書下ろし長編ドキュメンタリイ小説。

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陸奥爆沈はこんな本です

陸奥爆沈の感想・レビュー(269)

死者1121名という大惨事となった陸奥爆沈の真相を追ったドキュメンタリー。とくに関心があったわけではなく、吉村さんの作品ということで手にしたが、ぐいぐいと引き込まれていった。戦艦の技術力、当時の潜水調査や科学的検証能力の高さ、そして何より吉村さんの取材力に驚嘆した。浮き彫りにされていく背景と要因。著者目線で綴られているため、綿密な取材により明らかにされた事実の積み重ねだけでなく、真相究明への熱意や吉村さんの想いを近くに感じとることができた。『戦艦武蔵』も是非読んでみたい。
★67 - コメント(0) - 3月17日

歴史の波間に消えていった題材を小説にするのがさすが吉村昭氏。やっぱり読み始めたら止められず、最後まで一気読みした。ある戦艦の爆沈という題材から似たような事件を追っていって、その核心に近づいていくのはとてもノンフィクションとは思えない緊迫感を持つ。鋼鉄の戦艦さえも、人間の欲望という炎であっけなく撃沈されてしまう恐ろしさを綴った一冊。
★5 - コメント(0) - 2月7日

資料や証言を丹念に追うさまはさながら推理小説を読むようだった。
★1 - コメント(0) - 1月13日

戦艦陸奥の爆沈について、さらにそれ以前にも起こった同様の事件についての記述もさることながら、作者の調査取材の進捗を時系列をおって丹念に記録している点が、この作者の他の作品と一線を画するように思う。他の作品の背景にも同様の努力や工夫、あるいは人との出会い、奇跡のような幸運が潜んでいるかと思うと感慨深い。
★1 - コメント(0) - 2016年11月17日

昔、父から戦艦の沈み方について教わった記憶がある。轟沈、撃沈…他にも色々あったが、忘れてしまった。本のタイトルの「爆沈」は字の通り爆発して沈没する意味だ。吉村氏の作品には珍しく自身の推測や感情を記載されてて、まるで事件簿のような作品となっている。日本海海戦の旗艦「三笠」が2度も爆沈しているとは知らなかった。知らない事実がこうして本で知りえるのは何とも驚きでもあり嬉しくもある。いつも吉村氏の作品は作者の資料収集の足運びに脱帽する。間違いなく面白い作品。一読をおすすめしたい。
★7 - コメント(0) - 2016年9月10日

面白い!!戦艦「陸奥」の爆沈そのものと、その原因究明の過程を辿る吉村昭の労力はやはり凄い。爆沈の事実を隠し通そうとしながら原因究明を試みる上層部の苦労は滑稽であるし、陸奥爆沈の原因究明にあたり、過去の戦艦爆沈の例を見つけ出すあたりはサスペンスフルですらある。過去の戦艦爆沈は、戦闘中を除けば、人為的なものがほとんどであるという衝撃的な事実が、陸奥もやはり人為的な超大規模な無理心中であったという確証はない結論を補強して余りある。
★3 - コメント(0) - 2016年8月19日

あとがきの『引き上げで第砲塔の中に遺骨が入っていた』というのを映像で見た記憶がありますが、まさかそれが『かもしれない方』のものだったとは…当時は責任逃れ云々といったことを言う裏で、軍機という秘匿隠蔽を平然とすることも由とするのもまた人間臭いものだろうかと思う。なにより生き残った兵を『内地を踏めるな』と言って激戦地へ送るという、今なら馬鹿げた判断を行うとは愚かしい。近代戦艦の陸奥だけでなく、あの三笠といった幾つかの旧戦艦も爆沈、それも人為的に因るのが多いということは衝撃的だった
★5 - コメント(0) - 2016年7月16日

知人の祖父が陸奥爆沈により殉職されており、以前から読んでみたかった作品。陸奥と三笠の爆沈は知っていましたが明治から大正にかけて、爆沈事故が多かったのに驚きました。原因はやはり軍紀の弛みによる。海戦ではなかなか沈まない新鋭艦でも、乗員一人の作為により簡単に沈んでしまう現実。これは現代にも通じるものであり、最新鋭の設備であれど使用する人間の手順の省略や気持ちの弛みで大事故に繋がる。私自身も戒めるべきと感じた。意外だったのは帝国海軍の軍紀の弛み。軍隊といえど様々な人間がいる。また吉村昭氏の取材力は圧巻である。
★147 - コメント(3) - 2016年7月14日

戦艦には弾薬が満載されており、乗員は爆発物と寝起きしているわけです。弾薬庫の管理は厳重であり、温度湿度調査、見張り番、施錠が規律正しく行われている筈でした。戦艦ともなれば何百の人間がおり、中にはおかしな者が一人や二人いてもおかしくないとの証言にあぜんとしました。陸奥以外に多くの爆沈事故が起こっており、決定的な証拠は海の藻屑でありながら原因は人間の脆さ弱さであるところにたどり着きます。人事や出世の悩み、借金、犯罪の発覚と軍法会議を恐れての自殺。大勢を巻き込み最先端兵器を破壊せしめた愚かな人間の姿に驚きます。
★63 - コメント(3) - 2016年6月7日

1943年6月8日、柱島泊地に停泊していた戦艦「陸奥」の爆沈事故に迫ったドキュメンタリ。当初、陸奥に特別な関心を持たなかった吉村氏であったが、柱島を訪れ、無人島・続島に降り立った時に、その爆沈の事実を掘り起こすことを決意する。戦艦「陸奥」は長門型2番艦、日本屈指の軍艦であり、当時の日本海軍にとっても相当な衝撃だったようだ。爆沈事故は、海上一面が濃霧の状況で目撃者も少ない。三式弾の自然発火なども疑われたが、吉村氏は関係者に取材を重ね、日本海軍で頻発している火薬庫爆発事故に辿り着く。(続く)⇒
★10 - コメント(2) - 2016年5月20日

陸奥記念館に行ってきた。
★5 - コメント(0) - 2016年5月15日

陸奥の事故をきっかけに、帝国海軍の艦船火災事故とその原因を掘り起こして見えてくる、ちっぽけな人間の行動が、巨大な権威の象徴でもある艦船と多くの同胞を一瞬にして葬り去れてしまうことに驚愕。
★3 - コメント(0) - 2016年3月15日

千人以上の死者を出しておきながら秘密裏に処理されて忘れ去られようとしている現状を憂い書き残した渾身のドキュメント。陸奥製造の背景、事故当時の様子、事故後の処理、原因調査の過程、関わった人間の所属、名前を一語一句刻む様に記録しているのを見ると著者吉村さんの執念を感じる。読む前は海軍の隠ぺい体質を暴露するものだと思っていたが、実は人の問題を抱えていたという驚くべき内容だった。今でも警察官の拳銃自殺や自衛隊のいじめの話を聞くことがあるけれど、巨大組織の中には外から分からない黒いものがあるんだろうなと感じた。
★3 - コメント(0) - 2016年2月20日

第二次世界大戦当時、大和や武蔵の存在は大きく公開されていなかったため、日本海軍の象徴ともいうべき存在は長門と陸奥であった。その陸奥が濃霧の瀬戸内海で突然爆発して沈没する事故があった。その事故について「戦艦武蔵」の著者が陸奥の生き残りの船員や当時の関係者への聞き込みや関連資料からその事故の真相にふれる一冊。火薬庫の爆発が原因ということで当初は新型の砲弾の自然発火が疑われたが調査の結果、その線は消えたが、過去の日本海軍の同様の爆発事故の調査結果より意外な原因が浮かび上がってくる。人間の闇を感じる。
★5 - コメント(0) - 2015年11月14日

大本営が震えた日を読んで再読。本棚のどっかに戦艦武蔵もあるはずなんだけど、探せなかった。とにかく、吉村の怒りを引用。曰く、「私の書く小説も、このような戦争回顧の渦中に巻き込まれている節がある。それは、読者/の側の自由であるのだろうが、書く側としては甚だ不本意である。私が戦争について書くこ/とをためらうのは、戦争を美化してとらえる人々の存在がいとわしいからだ。」
★4 - コメント(0) - 2015年10月21日

陸奥爆沈以前に日本海軍は6度の爆沈事故が発生している。あのバルチック艦隊を撃破した三笠が2度も爆沈している。その原因に人為的なものが多数含まれていたのは何を意味しているのか。死にたければひっそりと自害すればよいのに多大な道ずれとともに自害するのは海軍への当てつけであろうか。それがスパイ行為なのか自身の不正を隠すためなのか謎を残している。道ずれで死んだ仲間は浮かばれない。慰霊祭の重い空気の家族の心境はいかばかりか。特筆すべきは潜水夫の働きである。これぞ吉村の着眼点である。
★3 - コメント(0) - 2015年10月5日

吉村昭自身も小説と言うより、ドキュメンタリーの範疇に入るのだろうと評していました。不気味で堅牢で近寄りがたい威風をたたえる戦艦の中に、人間がひしめきあい、規律に服従する世界にも欲望や恨みがひそんでいることが書き明かされていました。はかなさと同居する悲しみがこみ上げてきます。日本海軍の底で生きた兵士の現実が浮かび上がってきたように思います。
★9 - コメント(1) - 2015年9月4日

1979年(底本1970年)刊。◆戦中、海軍を驚愕させた戦艦陸奥爆沈事件。その要因分析は精緻を極めた。史料散逸・焼却?もあって、現在は闇の中の本事件に光を当てる本書。自然発火説(火薬、空戦用三式弾、徹甲弾など様々)、襲撃説(魚雷、潜水艦より特殊潜航艇の如き艦船。あるいは空爆)が消える中、人為説が浮上。というのも、日本海軍ではかかる放火・失火事件が散見される故(日本海海戦の戦艦「三笠」も。勿論、諸外国でも同様に存在)。◆この人為説の解読に光を当てるのは本書七以降。時間が無ければ、そこから読むだけでもよいか。
★22 - コメント(1) - 2015年8月20日

火薬庫が爆発して沈んだ戦艦が何隻もあったことに驚きです。
★3 - コメント(0) - 2015年8月18日

sas
戦艦陸奥が爆沈した事件を、吉村さんが丹念に取材しながら真実を追うというドキュメンタリー形式の作品。圧倒的な取材力には本当に敬服する。人の故意による可能性が高いという真相に驚いた。しかも、過去に何件も同じような爆沈事件があった。自分が出世できないことを恨んだり、自分の犯罪が露見することを恐れたりという理不尽極まりない理由で船を沈没させたのだ。結局、人のどす黒い気持ちが原因とはやりきれない。しかも陸奥爆沈が発覚することを恐れ、生存者も戦地に送られほとんど亡くなったという。戦争と人間の暗部を知らしめる作品だ。
★31 - コメント(0) - 2015年8月14日

今に至っても確実な真相は不明なのだけど、なんとなく三式弾の暴発だと長年思い込んでいたから、ちょっとびっくり。丹念な取材から様々な事実が浮かび上がってくる過程はさすが。当時の潜水調査技術や、弾火薬庫のセーフティシステムも興味深かった。
★7 - コメント(0) - 2015年8月13日

日本海海戦後、2回、三笠も爆発事故を起こしたというのはビックリですが、戦艦の爆発事故が乗組員の過失や窃盗や詐欺の隠ぺいで発生している所に、現代の不祥事に通じるものがあると思います。 しかし、個人的な意見として言わせてもらうと、陸奥に関しては、工作員の仕業というのが有力だと思いますね。 とにかく、この時の反省を踏まえて、日本もそろそろスパイ防止法をと強く思います。
★3 - コメント(0) - 2015年8月5日

「日本の軍隊には海軍のみならず、陸軍をも含めてそのような異端者が少なくなかった。このようか例外者を一概にはねっ返りとか、落ちこぼれといって片付けることは難しい。(豊田穣の解説より)」本当にそうだろうな。学校もそう、会社もそう。型通りのドラマや映画にはキャラクターとして出てきにくいだろうけど。『金閣炎上』も思い出しますね。
★15 - コメント(0) - 2015年7月21日

ご託はよそう、兎に角 吉村先生の本は面白くて、重厚だ。 ☆5.0
★6 - コメント(2) - 2015年6月30日

結局、真相はわからずじまい。しかしそれよりも、取材の様子を丹念に描くことで、乗っていたのも運用したのも隠蔽したのも人間であったことが浮き彫りになる、その方が主であろうと思う。乗組員の家族が、連絡のとれないことを案じた話がいちばん辛かった。それにしても思いがけずたくさんの艦が事故で沈んでいたのだな……。
★6 - コメント(0) - 2015年6月26日

著者が『陸奥』について書くことになったきっかけから、調査し、生存者に会って話を聞き、陸奥に迫っていく過程を綴っている。突然爆発し多くの乗員と沈んだ陸奥。その爆沈の原因を探る中で著者は、爆沈の原因が人為的なものかもしれないと思わせる過去の戦艦等の爆沈の記録を掘り起こす。これらを読むと、頑強な戦艦であっても最後は「人」なのだと感じる。並行して著者講演録「生存者~陸奥爆沈~」を聴き、後世に伝えてくださったことに感謝。陸奥爆沈の事実は当時徹底して隠された。武蔵と同じく生存者は最前線に送ることで口封じ。辛い。
★8 - コメント(4) - 2015年6月19日

以外にも事故沈没原因は、船員による火薬庫の放火は世界的にあったという事実。この本を読んで衝撃を受けた。 戦艦三笠が二度沈没したとは当初信じられなかった。
★4 - コメント(0) - 2015年6月10日

結局、陸奥が爆発炎上沈没した真相は不明なんだけど、氏の丹念な取材の結果を読んでいると、乗組員による放火が原因なのではないかなーと思えてくる。小説というよりルポなのでハラハラはしないが、艦長夫人をはじめ遺族たちの思いや、口封じのため最前線に送られて戦死してしまった生き残り乗組員の存在とか、終盤は思わず涙がにじんでくる。こないだ「武蔵」が見つかったことだし、今度は「戦艦武蔵」を読んでみようかな。あと、当時はメールも無いし、手紙や電話でアポ取って会いに行って、作家の取材の作法というのが知れるのも面白い。
★6 - コメント(0) - 2015年5月25日

乗組員によって引き起こされた軍艦事故。原因は何であれ、多くの人命が失なわれる戦争と人間の愚かさを痛切に感じざるを得ない。
★10 - コメント(0) - 2015年5月18日

『戦艦武蔵』より面白かった。「爆発は人の手によるものでは?」と、旧海軍の爆沈事故の詳細を洗い始めるあたりから、まるでミステリー。戦慄する。軍艦はただの物体ではなく、弱くて欠陥もある人間の集まり。最後に、「国民の士気にかかわるから」と、陸奥爆沈のニュースを隠すために何百人もの生存者を激戦地に飛ばして戦死させた事実が、腹立たしかった。
★5 - コメント(0) - 2015年5月11日

「軍艦という鋼鉄によって組み立てられた構築物。それが海上を疾走し、砲火を吐く時、そこには兵器である軍艦というたけだけしい物体が感じられるが、内部には巣の中の蟻のように多くの人間が犇き合いながら詰めこまれている」……陸奥爆沈事故の調査を巡る記録文学。陸奥を契機に、他にも同様の事故を引き起こしていたこと、更に、おそらくそれらが人為的な事故であったことに暗然となる。技術と機能の結晶である近代兵器が、その機構の一部に徹しきれない人間のせいで破綻した事実は、現代の原子力発電や高速鉄道にも当然反響する。
★5 - コメント(0) - 2015年4月15日

☆☆2つ。組織について、守秘について考えさせられる1冊。軍隊の持つ陰湿な側面が軍隊そのものを蝕む矛盾。三笠をはじめ、日本海軍の軍艦はこんなにも多くの内部犯罪で沈んでいたとは!
★6 - コメント(0) - 2015年4月1日

乗組員の大半が死んでしまうような大事件の真相が人為的に引き起こされた可能性と言うのは驚き。どんなに優秀な組織であってもどこかに危険は潜んでいるんですね。陸奥に対する最後の行動「竹」作業の部分を読んだときは戦争はやはり大きな無駄なエネルギーの浪費だなと感じた。建造された時点で時代錯誤だった武蔵、戦艦から空母に作り替えられ誕生後すぐに沈没した信濃、戦いではなく停泊中に爆沈した陸奥など考えるとなんとも言えないな~。
★24 - コメント(0) - 2015年2月22日

他の戦艦の沈没事情に割かれた頁数が結構あって、それよりも陸奥よろしく頼むよと思いつつ。いずれも隠すのか上層部、てのはいつの時代も同じか。時代が変わっても進歩なしか上層部。
★3 - コメント(0) - 2015年2月14日

太平洋戦争中の1943年6月、広島湾沖柱島泊地で主砲火薬庫爆発を起こし沈没した旧日本海軍の戦艦陸奥。その謎を追う長編ドキュメンタリ小説。潜水調査での呉海軍工廠造船部員たちの活躍が印象に残りました。文章にも味わいがあり良かったです。軍艦もいろいろな人間で構成されている一つの組織なのです。
★12 - コメント(0) - 2014年11月30日

気になる著者の本。陸奥に関してはある程度の知識があった。著者が陸奥に興味を持ち調べていく形で小説としては珍しい形式だと思った。しかし、気づけば物語に吸い込まれていきすぐに読み終わった。軍艦は兵器の側面が強いが、乗員の生活等の人間臭さが書かれていた。また、戦時下で非日常的な空間は今では想像出来ないような緊迫感が伝わってきた。軍艦が好きな私からすると海軍の暗部であり悲しい。しかし、学ばないといけないとも思う。
★14 - コメント(2) - 2014年11月16日

人為による発火や爆沈が予想以上に多く起こっていて驚いた、日露戦争で活躍した三笠もそのうちの一隻だというのだからなおさら。聞き込みや文献による調査を徹底的に行っており、内容はかなり濃いものになっているため勉強になる点も多いので、吉田昭さんの書いた他の著書も読んでみようと思う。しかし戦艦や資材不足であった当時、「陸奥」、「信濃」といった大型級の戦艦がろくに活躍しないで沈んでしまうとは…
★5 - コメント(0) - 2014年10月10日

これまで戦艦は攻撃されて沈没すると思っていたが、艦内者による火薬庫への放火によるものも少なくない事を知り、驚きだった。今でさえ訳のわからない事件が起きるが戦争時代だってそういう者がいてもおかしくない。精神的にも戦争はおかしくしてしまうのだと思った。あの「三笠」もそうだったのも驚きでした。
★6 - コメント(0) - 2014年10月6日

ELM
『戦艦武蔵』に続き、こちらも大変面白かった。この本は技術者たちと船の建造記録ではなく、どうして陸奥が爆沈したかを追った一種のサスペンスやミステリのような内容だった。後半の途中から陸奥以前に爆沈した艦についての記述が続き、一時はだらける気がしたが、読み終わってみるとその部分もやはり大事な要素の一つとなっていたことに気づく。また、終盤の「〜この頃、なんとなくその男が生きているように思えてならないんですよ」という件を読んだ時には、サスペンス作品を読んだ時のような一瞬ヒヤリとするものを感じた。
★7 - コメント(0) - 2014年10月2日

陸奥爆沈の 評価:92 感想・レビュー:78
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