つぶやき岩の秘密 (新潮文庫)

つぶやき岩の秘密 (新潮文庫)
あらすじ・内容
洞窟探検、暗号解読、殺人。ドキドキもハラハラも止まらない!! 新田次郎生誕100年。

両親を海難事故で亡くした六年生の紫郎は、岩場に耳を当て、海のつぶやきを聞くのが好き。それは母の声のように響く。ある日、崖の半ばに人影を一瞬見た。幽霊を見たのか。先生の協力を得て、謎の人物の解明に乗り出すが、謎は謎を呼び、ついには死者が。息詰まる冒険と暗号解読を経て紫郎は、崖の秘密、両親の死の秘密を掴む……。物語の神様、新田次郎が描く傑作少年冒険小説。

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つぶやき岩の秘密はこんな本です

つぶやき岩の秘密の感想・レビュー(256)

少年時代の冒険小説的で結構引き込まれた。青春小説、ミステリー、サスペンス的な要素をふくんで物語が展開していく。一読の価値ある一冊。
★1 - コメント(0) - 3月1日

小学生の頃読んで面白かった本の再読。読んでいる内にストーリーを想い出してきたので、新鮮な読後感とは言えなかったが、冒険小説として、一人の少年の成長/大人への通過儀礼を描いた教養小説(ビルドゥングスロマン)としてやはり傑作だと改めて思った。広くお薦めできるが、解説の最後で重要なネタバレがあるので、解説先に読む派の人も、先に本編を読むのが宜しいかと。
- コメント(0) - 1月7日

表現の瑞々しさが随所に感じられて爽快な読後感になる。推理小説的要素も散りばめられていて、新田次郎って面白いなぁと再認識させられた作品です。
- コメント(0) - 2016年11月30日

昔、NHKでこのドラマが放映されていて、その内容とテーマソングに、とても衝撃を受けたのを覚えています。歌の方はハッキリ覚えていて、今も歌えます。が、話の内容が不鮮明だったので、本の方を読むことにしました。毎日行かずにはいられないほど海に魅かれる少年と、その両親の死の謎、不気味な伝説があいまって、ドキドキハラハラしました。周囲から愛されて育った、素直で利口な少年だからこそ選んだ、驚きの結末。三浦半島の海を思い浮かべながら、思わずため息をついてしまいました。
★19 - コメント(0) - 2016年10月14日

もはや戦後は終わったと言いながらも、まだ周りの大人に、身の周りに「戦争」が生々しく残っていて、今じゃ描けない空気感だ。刺激的で煽る感じのない淡々とした表現だからこそのドキドキハラハラが良かった(*^^*)
★1 - コメント(0) - 2016年8月29日

2016年297冊め。昭和47年に全10巻で刊行された新潮少年文庫の1作。第一線で活躍する作家による少年少女のための書き下ろしということで、いい作品はいつの時代でも大人が読んでもおもしろいという好例。紫郎の最後の決断は大人目線だと「そんなこと言わないでおじいちゃんおばちゃんのためにも…」と思ってしまうのだけれど。子ども向けでも紫郎以外に子どもが出てこないところが、紫郎のような「お友達は自然」というのの別バージョン「お友達は本」というタイプの子にそっと寄り添ってくれる感じがした。
★79 - コメント(3) - 2016年5月4日

登場人物の小林恵子先生のモデルは新田次郎の嫁さんの藤原ていじゃないのかな?藤原ていの「流れる星は生きている」を読んだが、満州からの引き上げ体験は強い信念と知恵がなければ駄目だったろう。ていに育てられた息子はさぞや賢い子になるだろうと思っていたら、やはり高名な数学者になった。私には小林先生は藤原ていに、賢い紫郎は藤原正彦に重なって見える。
- コメント(0) - 2016年2月18日

大人が読んでも十分楽しめるジュブナイル小説です。新田次郎は山岳小説で有名で、妻・息子・息子の嫁もエッセイストです。しかし、紫郎が年齢よりかなり大人びて感じます。昔の子供の方が大人っぽかったのでしょうか。戦後30年経っている時代だが、まだまだ戦争の爪痕が見える気がしました。
★8 - コメント(0) - 2016年2月14日

僕が金塊見つけたら... 絶対持って帰る! 俺は汚い大人かな?
- コメント(0) - 2016年2月7日

かつてNHKに少年ドラマシリーズがあり、高校生の私はその名作の数々を見ました。 「けんかエレジー」で竹下景子がセーラー服のお下げ髪でとても可愛くて夢中になりました。 でも「つぶやき岩の秘密」は見ずに終り、悔いが残りました。 最近DVDを購入して40年以上の時を越えました。 少年ドラマとは言え大人にも十分見応えのあるドラマです。 そして、原作はドラマに勝るとも劣らない素晴らしい少年小説でした。 少年の成長をまわりの大人が心配しながらも、しっかりと見守る素晴らしい作品です。 ノンストップで読んでしまいました。
★10 - コメント(2) - 2015年12月18日

放送コンテスト課題作品、その2。新田次郎がこんな作品を書いていたとは。紫郎の心の動きを中心に読んだのだけど、息子は違う読みをするんだろうな。親子ブックトークしたい一冊。
- コメント(0) - 2015年10月12日

大人が読む(現代っ子には古い気が…)無駄のないジュブナイル小説。様々な出来事が起きているのに終盤まで淡々としているのが実に活きている。おかげで暗号を託される前後からの展開がとても胸に響いた。読後に「遠い海の記憶(石川セリ)」を聞くと感動が増すのでぜひともお薦め。このように大人びた少年が主人公のドラマを最近見ないので寂しい限り。
- コメント(0) - 2015年9月5日

持って行った本を読み終わってしまい、空港の本屋で買いました。新田次郎は実在の山の英雄や事件の話が多いけど、これは唯一の子供向け小説。ふと思ったけど、奥田英朗のサウスバウンドの女教師は、この物語の先生がモデルなんじゃないか?っていうくらいかぶります。
- コメント(0) - 2015年8月16日

あの懐かしきNHK少年ドラマシリーズの原作ですね。筒井康隆系や眉村卓系は読んでいたけど、これは読んだことがなかった。新田次郎の作品だということも初めて知った。ドラマの記憶はほとんどないけど、こういう話だったのか。少年探偵団シリーズのような趣もあり、あっという間に読めてします面白さ。ややご都合主義なところはご愛敬でしょう。
- コメント(0) - 2015年8月1日

サスペンス的な感じのドキドキ感で一気に読んだ。隠されていた金塊…あの後どうなったんだろう…
★1 - コメント(0) - 2015年7月21日

★★☆☆☆
- コメント(0) - 2015年7月10日

両親を海難事故で亡くし祖父母と暮らしている小学六年生の紫郎は、ひとり海へ行き荒磯の岩に耳をつけて海のつぶやきを聞くのが好きだった。ある日、岩の真正面の断崖の途中に老人が立っているのを一瞬だけ見かけ、その謎を解明しようと…
★2 - コメント(0) - 2015年5月11日

昔NHKの子供向けドラマで見て 何となく印象深くて記憶に残っていた。 最近古書店で見つけて 作者が新田次郎と知り、内容も なかなか子供向けと侮れない面白さがあった。 横須賀のトロリとした昼下がりの海を泳いだ、自分の子供時代を思い出した。
★1 - コメント(0) - 2015年4月17日

...
大人びた少年は、少年冒険小説によく映える。昭和臭さが、懐かしさを感じさせた。
- コメント(0) - 2015年3月19日

新田次郎さんの唯一の子供向けの冒険小説ということで読んでみた。主人公の素直な気持ちと大人との関係がとても良く描かれていて、面白かった。かなり昔に、映像化されていて、名作との評判なので見てみたいです。
- コメント(0) - 2015年3月16日

文章は児童書ながら、内容が容赦ないサスペンス。紫郎が聡明で非常にしっかりしていて、よくできた子供。自然に恵まれ、理解ある大人たちに囲まれて育つ環境。今とは違う背景だからこそ新鮮味があるし、また危険にさらされ自力で立ち向かう様子は今の子供達が読んだらドキドキとすることだろう。大人が読んでもストレートな命狙われる展開に驚き、興味を鷲掴みにされる。最後の締めも戒めと虚しさが皮肉を漂わせて秀逸。これは面白かった。
★8 - コメント(0) - 2015年3月2日

とある少年の小学生から中学生にかけての冒険譚。成長記かな。その年齢の少年が経験するには殺人や日本軍の隠し財宝とかちょっと重すぎるけど...。こんなもの(19本の金塊)のために何人もの命が失われたのか...と達観して、金塊には興味を示さない少年が清廉。書かれたのが1972年だったかな...ちょっと古い感じは否めない。
★6 - コメント(0) - 2015年1月18日

少年冒険小説。 まわりくどいストーリーは無く、スムーズに解りやすい流れだった。 セリフの言い回しが昔っぽくて新鮮だった。 子供が読みやすい様に書かれているが、大人でも十分に楽しめた。
★3 - コメント(0) - 2014年11月13日

小学6年生の紫郎くんが主人公の少年冒険小説。久しぶりに児童書を読んだような気がした。何だろう、心が洗われる。紫郎の話しに真摯に耳を傾けて、彼をちゃんと後押ししてあげられる恵子先生がまた魅力的。「かわいい子には旅をさせろ」ってこう言うことなんだなぁ。先生の弟の春雄くんも頼れる兄貴って感じだ。最後の暗号解読からの金塊発見はご都合主義かも知れないけど、そこに突っ込むのは野暮だよね。ロマンのあるいい作品だった。
★4 - コメント(0) - 2014年10月11日

読友さんからの借り本♪きちんとした端正で美しい日本語に、懐かしさと心地よさを覚えながら、夏の海の描写を楽しみながら読む。少年が少年らしく冒険に満ち、大人がちゃんと大人らしい。危険と分かっていても、少年の成長を見守って送り出す。見守る強さのある大人…。日本にはこんな時代もあったのだと、古き善き日本が遠くなったと実感(^-^;こんな大人に憧れました。
★50 - コメント(0) - 2014年9月16日

児童書なのかと思いながら読んでいたら、結構主人公の紫郎も大人っぽいしっかりした少年だし黄金の為に殺人が起きたりして割りとシビアに物語が進んでいた。最初は慣れなかったけど、中盤あたりからだいぶ読みやすくなっていった。全体的には満足だな(笑)新田次郎は久々に読んだな~。
★25 - コメント(0) - 2014年8月25日

★★★★★
- コメント(0) - 2014年8月15日

地図は最初にあったほうがワクワクする。 1億9千万、十分だと思う…。
★3 - コメント(0) - 2014年8月14日

戦争がまだ身近に存在していた時代のゆったりと進む少年の冒険譚。風化や劣化によって真実も噂話も消滅してしまい、過度な情報網が不思議や謎をどんどん消し去っていく。今はワクワクもドキドキも減ったつまらない世の中なのかもしれない。とりあえず懐かしかったわ。
★2 - コメント(0) - 2014年8月14日

新田次郎の唯一の児童文学は、子供に求める生き方を示す一方、子供とこういう距離感を保ちたいという思いがはっきりと伝わる。「悪いことをしたとは思わなかった。しかし良いことをしたようにも思えなかった」という主人公の述懐は、善と悪とが必ずしも一義的ではない世の中の在り方を知った少年の思いでもある。我々の世代にはあまりに懐かしく切ない『少年ドラマシリーズ』中、同名作の原作でもある本作は、中島京子による素晴らしい解説もあり、充実の読後感。
★1 - コメント(0) - 2014年8月7日

著者の他の作品とは趣が大きく異なる、少年冒険小説。得意ジャンルではないせいもあってか、実に生真面目に書かれている印象。まずまず。
★2 - コメント(0) - 2014年7月31日

なかなか面白かったけど、文体の影響も加味し進展自体は生真面目で確固たる道程をなぞった感。準備万端の割に呆気なく危機を脱した洞窟案内の山場は物足りなかった。物欲に惑わされない純粋な探究心に昭和魂を感じる。将来、紫郎君に一緒にいたいと思える友人が出来てほしい。
★5 - コメント(0) - 2014年7月17日

題名の懐かしさにひかれて読みました。死が身近な設定なのは戦争の影なのか、大人へのイニシエーションなのか、昭和30年代の物語。
- コメント(0) - 2014年7月13日

少年が冒険を成功させるには、「少年自身が未知に立ち向かう勇気」と、「大人たちが不安を引き受ける勇気」の両方が必要なのだろう。冒険は、少年にも大人にも等しく"生きる力"を得るチャンスになる。
★13 - コメント(0) - 2014年6月19日

少年が冒険する物語。素直に読め、楽しかった
★2 - コメント(0) - 2014年5月27日

私が小学生の時、NHK少年テレビドラマシリーズという枠があったのですね。確か夕方6時からだったと思う。この『つぶやき岩の秘密』はそこで放映された名作のひとつ。他は『タイム・トラベラー』『夕ばえ作戦』そして『ユタとふしぎな仲間たち』映画のフィルムを使って本格的な映像を作り挙げていました。図書館でこのタイトルを見つけたのですが、原作が新田次郎さんだったとは知りませんでした。戦後30年経った頃、という時期。軍の金塊が隠されているという三浦半島に住む紫郎という少年の冒険。大人ですよね、全体の雰囲気が。
★9 - コメント(0) - 2014年5月19日

文体は昭和初期な感じで内容は少年向きな変わった本。
- コメント(0) - 2014年5月16日

鵜の塚の嘆きに答う彼岸島――白髭さんの辞世の句を読み解く少年。そこから見えてきた両親の死の秘密と日本軍の遺産、新田次郎の描いた少年冒険小説。こんな小説があったんだ。
★14 - コメント(0) - 2014年4月25日

読みやすくて中学生ぐらいにもおすすめできる。☆3。
- コメント(0) - 2014年4月10日

つぶやき岩の秘密の 評価:88 感想・レビュー:110
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