砂の城 (新潮文庫 (え-1-12))

砂の城 (新潮文庫 (え-1-12))
あらすじ・内容
憧れは裏切られ、理想は傷つけられる。それでも人は生きてゆく。

青春の浜辺で若者が砂の城を築こうとする。押し寄せる波がそれを砕き、流してゆく……。西は過激派グループに入って射殺され、トシは詐欺漢に身を捧げて刑務所に送られた。しかしふたりとも美しいものを求めて懸命に生きたのだ――スチュワーデスになった泰子は三人いっしょだった島原の碧い海と白い浜を思い浮べる。幸福を夢み、愛を願ってひたむきに生きた若者たちの青春の軌跡。

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砂の城 (新潮文庫の感想・レビュー(298)

「夢みたものは ひとつの幸福 ねがったものは ひとつの愛 山なみのあちらにも しずかな村がある あかるい日曜日の 青い空がある」
- コメント(0) - 2月25日

Well written novel in his early stage. Nothing related with faith and Christianity, though.
★3 - コメント(0) - 2月12日

なんか平板な感じがしました。面白かったけど。
★2 - コメント(0) - 2月12日

青春群像劇。
★1 - コメント(0) - 1月22日

マイナーですが、佳作です。
★2 - コメント(0) - 2016年12月29日

まさに、「砂の城」でした。青春のあの1ページ、故郷にいる時の輝かしい記憶。それから、生まれ育った地を離れ、それぞれの人生を歩み、ああ、もうこの人は自分とは違う人生なんだと実感するあの瞬間。この作品の場合は、泰子以外が辛い人生ではあったけれど。 「美しいもの、善いものに絶望しないでください」「負けちゃ駄目だよ。美しいものは消えやしないんだから」自分に言われてるような気がして、涙が出ました。
★1 - コメント(0) - 2016年12月13日

16歳の誕生日にはじめて渡された亡き母からの手紙に書いてあった言葉。いつしかそれは人生の指針となっていく。青春時代は人生の岐路。一つの言葉、友人との関係、学生生活を取り巻く時代の潮流などが人生に大きな影響をおよぼす。美しいものを大切に求めた主人公泰子と、道ならぬ恋ではあれ、自分の愛に情熱を捧げたトシ。どちらも自分にはないものを互いに見つけ、羨ましく思い、悩みながら自身の道を貫く。青春時代の純粋さを懐かしみながら読了。
★2 - コメント(0) - 2016年11月1日

勝手に抱いていた著者のイメージからすると、読みやすい軽い小説だった。景色の描写は美しい。でも共感できる登場人物はいない。
★2 - コメント(0) - 2016年10月9日

青春そのものがまさに砂の城。高校時代の友人がこんなことをするのかと驚く泰子の気持ちは、状況は違うし大小異なれど、自分も似たような気持ちを経験したことがある気がする。ただ青春は儚い~哀しい~てだけの物語じゃないところがよい。
- コメント(0) - 2016年8月30日

青春という儚くも鮮烈な煌めきから、ぽろぽろと指の隙間を縫って崩れ落ちていく現実。美しい島原の景色の中で過ごす少年少女たち、彼女たちの築いた砂の城が、輝かしくあるほど切なく胸を締め付ける。大人になり、現実を知ると言う事はなんとも残酷なのだろう。足並みを揃えて進んでいた頃に戻ることはできず、失われたものの中で、泰子は母親に諭されたうつくしいものを探して進んでいく。
★2 - コメント(0) - 2016年8月18日

CAとして搭乗している自分の飛行機がハイジャックされた。ハイジャック犯はなんと!自分が昔、好きだった彼!青春とはなんぞや、人生とはなんぞや。母と自分、友人と自分、思い出を重ねながら自分がどうやって美しく生きていけるかを考えるというお話。遠藤周作にしてはサラッと爽やかな内容でトントンと読みやすい。大しておもしろくはないんだけれど、なぜか心に残る夏らしい一冊。
★19 - コメント(0) - 2016年7月28日

「砂の城」という題名が意味深でいい。青春群像小説。 若い女性が主人公の「美しいものと善いもの」をモチーフとした ビルドゥングスロマンでもある。 女子学生から 自立した働く女性への成長過程。 周りから自身が何を感じ、どう変わっていくか、または変わらないところはどこか。 遠藤先生の女性の気持ちに寄り添い、そこに慈しみを持った目線を感じます。 長崎や神戸を舞台に入れているところが、先生らしい。 当時の事件ネタを取り入れているところや 「悪」の出し方に先生の奔放な発想や小説構想への思いが偲ばれます。
★8 - コメント(0) - 2016年6月17日

積みから読了。「これは学生のうちに読んでおくべきかな」と友人に言われ読んでみる事に。読んでみて感じたのは、友人の言った事に対しての「まさにその通りだわ」という共感でした。学生のころは誰もが「この瞬間がずっと続けばいいのに」と思うのでしょうが、人生ってやっぱりそうもいかない。昔はあんなにも自分と変わらない人生を歩んでいた友人が今は全く別の世界にいる。生きている限りは善いものと美しいものには絶望しないようにしていきたいですね。この本には名言がたくさん詰まっていると思います。学生のうちに読んでおくべき一冊。
★21 - コメント(0) - 2016年2月1日

砂の城、何が救いで何を求めて生きるのだろう。p143の雨宮先生の言葉はなるほど…と思った。これから泰子はどんな人生を送るのだろう。「負けちゃ駄目だよ。うつくしいものは必ず消えないんだから」
★7 - コメント(0) - 2015年11月16日

この物語の中には、様々な名言がある。
★1 - コメント(0) - 2015年10月19日

ジャンルは軽小説。故郷の長崎が舞台の一部で、方言や地名に「あーわかる!」合いの手を入れながら読んだ。文は平たく、ストーリー展開に都合の良さを感じたが、『それぞれの人生観』、『自分の内なる情熱』に身をまかせる愚かさと、憐れみと、眩しさが感じられる作品だ。
★17 - コメント(0) - 2015年9月20日

kei
その時代性というものがあるから、これを真正面から受け止めることはできないけど「善きものと美しきもの」として繰り返されるフレーズは静かに胸の中に積もってく 大戦後で、世界革命の渦で、社会に翻弄されることがあって、たぶん人には大したことなんて出来なくて、だけど幸せになりたい その根っこと果てに何があっても
★2 - コメント(0) - 2015年7月31日

ann
「善いもの、美しいもの」を泰子にあてはめながら、実は「善くないもの、美しくないもの」を星野やトシに負わせることで、「裏切りのユダ」「マグダラのマリア」の人間の「普遍の負」を描きたかったのか。道から外れゆく人に向ける眼差しも、厳しく優しい作者の人となり。
★24 - コメント(13) - 2015年7月28日

賢女と愚女とは、美しく善いものとは。
★1 - コメント(0) - 2015年3月16日

海を眺めているようにストーリーは過ぎ去っていった。青春は、太陽をキラキラと照り返す海面のようでもあり、太陽の届かない暗澹たる海底のようでもある。満ち潮でもあり引き潮でもある。けれどその中で、荒立つ波にも抗いながら、ときには流されながら、必死に美しいもの、善いものを探していた。…「うつくしいものは必ず消えないんだから」最高でした。
★2 - コメント(0) - 2015年1月9日

学生時代、天草に旅した3人がそれぞれの道を歩んでいく青春群像劇。
★3 - コメント(0) - 2015年1月7日

2014年28冊目。
★1 - コメント(0) - 2014年12月30日

学生時代に親交を深めた男女が、それぞれの道を歩む。母の手紙を読み、英語が得意だった泰子は母がなれなかったスチュワーデスとなり、特段、いい男でもなかった星野に惹かれ、堕ちていき、西は過激派として活動し、偶然にも泰子が乗る飛行機ハイジャックの一員としてあらわれ、射殺される。はかなく、尊いものであった青春時代が社会に出ることによって一変する様子が長崎の美しい情景と共に堪能出来る。美しく善いものとは何か?そんな事を考えさせられる作品だった。
★5 - コメント(0) - 2014年12月15日

美しいものは消えない、考えさせれらます。何が美しい?それは人それぞれ、どれがいいもなく悪いもない。結局自分が信じているものが美しいのでしょうか?でも、そう思うことによって強くなれる。その強さは時として危ういものかもしれないが。その危なさが若さなんでしょうか?
★1 - コメント(0) - 2014年11月21日

善いもの美しいものを、追い求めるのが人生 なにが善いか、なにが美しいか、それは人それぞれだな
★1 - コメント(0) - 2014年10月6日

結果はどうあれ美しいもの善いものを目指してきた過程こそが、美しくて善いものなのだと教わった。
★1 - コメント(0) - 2014年9月5日

☆☆☆この作品は長崎が舞台です。大村湾、長崎市の短大、思案橋、島原、原城、小浜、千々石、加津佐、口之津が出てきます。島原半島をドライブしながら、天草の島を望む島原半島西海岸の風景を、「日本のコート・ダジュール」(南仏海岸)と呼ぶのはおもしろいです。神戸の三宮、六甲山も舞台です。湊川神社も出てきます。「過激派」という言葉は当時よく使われていました。この作品ではスチュワーデスになった主人公が、かつての仲間のハイジャック犯と再会するという悲劇が描かれます。長崎市の外海の遠藤周作記念館に一度行ってみたいです。
★4 - コメント(1) - 2014年9月5日

rb
「…このことだけは泰子ちゃん、信じて頂戴。この世のなかには人が何と言おうと、美しいもの、けだかいものがあって、(中略)…。あなたはこれから、どのような人生を送るかしれませんが、その美しいものと、けだかいものへの憧れだけは失わないでほしいの。」
- コメント(0) - 2014年8月21日

知人の感想に触発されて読んでみました。島原までの、きっと美しい夏の風景の中で戯れる、無垢な若い男女三人が、読後、切ない程、可愛らしく思えます。夏に読んで良かったです。ある歌詞が頭を過ぎります。 『終わりのない青春 それを選んで絶望の波にのまれても ひたすら泳いでたどりつけば また何か覚えるだろう(So Youngより)』 かなりキザですね。現実は甘くないので夏ボケです^_^;
★7 - コメント(0) - 2014年7月15日

「美しく、けだかいものへの憧れを失わない」、それがたとえ他人にとってそうでなくとも、砂の城のように波に流されて崩れてしまっても、何度でも何度でも追い求め積み上げることそれ自体に価値がある。人生の宿題。人それぞれの価値観、能力、努力色々あっても、まず心のありよう。もっと若い頃に出会いたかった一冊です。目立たないけれど名作と思います。
★12 - コメント(0) - 2014年6月7日

再読。長崎が前半の舞台ですが、キリスト教的要素は出てこないで、3人の男女の青春を描いてます。神戸、東京、パリと色々な町がでてきますが、今とちがって生き方が堅実というか質素ですね。
★9 - コメント(0) - 2014年6月5日

一人一人が自分だけの砂の城を持っている。何度波に崩されても、一生懸命自分を信じて人生をおくるしかない。遠藤周作の本を読む度に迷いながらも必死に生きる主人公たちに感動させられるけど、反対に本を読んでいる自分自身の芯のなさを感じて悲しくなってしまう。この本の登場人物のようにもっと自分を持って強く生きていきたい。
★5 - コメント(0) - 2014年6月2日

主人公と親友が、対照的な人生を歩む姿がドラマチックかつ軽快に描かれていて引き込まれた。 惨めで醜悪な人間の生涯にもそれぞれの美しい瞬間があり、それにこそ価値がある 遠藤周作の人生に対する解答が感じられた。 やっぱり遠藤周作が好きだ
★3 - コメント(0) - 2014年5月2日

失敗は繰り返すが、人類は美しいものに向かっている。この作家のテーマは、一貫していてとても励まされる
★2 - コメント(0) - 2014年4月28日

話のつくりはよくある青春群像ものだろうけど、遠藤先生の小説だけあって、情景は想像しやすいし、なにより話の運びがいいのか、めっちゃくちゃ読みやすい。でも逆に違和感なく読み進められすぎちゃって、読後の印象は浅薄かも。時代背景やそのとき印象的な大事件を下敷きにした大衆小説であれば、マルなんだろうけど。遠藤先生といえばキリスト教的作品なので、きちんとした作品も読みたいな。
★2 - コメント(0) - 2014年1月21日

冒頭の、「世の中には人がなんと言おうと美しいもの、けだかいものがある」という言葉が良い。世間からみれば泰子のみがその言葉通りの人生を送っているが、トシも西も、彼らにとって美しいものやけだかいものを追いかけたのだろう。二人の青春は砂の城のように崩れてしまった。結局美しいものを求めるということはどういうことなのか、二人のような生き方は果たしてそれに当てはまらなかったのだろうか。 ほんの一年前までは皆一緒だったのに、月日と共に一人一人ばらばらになっていく様子は今の自分の周りとも重なり、感慨深い気持ちになった。
★2 - コメント(0) - 2014年1月7日

善いもの、美しいものを追いかけている時、人間は幸せなのかな~、と思いました…
★1 - コメント(0) - 2014年1月1日

ROY
遠藤周作のこの手の小説を軽小説といい、沈黙などの純文学を硬小説というそうな。 学徒出陣、女子行員の横領、ハイジャックを題材として、人間がつくりだす善きこと、美しきことの結果が人生の目標であるとする。 70年前から20年前位の時代設定であるが、今だに色褪せず、読み始めると止まらない面白さがある。
★12 - コメント(0) - 2013年8月25日

読後に自分にとって美しいもの、善いものは何かを改めて考えました。それをこれからも大切にしようと思います。
★1 - コメント(0) - 2013年5月25日

砂の城 (新潮文庫の 評価:52 感想・レビュー:57
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