悲しみの歌 (新潮文庫)

悲しみの歌 (新潮文庫)
あらすじ・内容
米兵捕虜の生体解剖事件で戦犯となった過去を持つ中年の開業医と、正義の旗印をかかげて彼を追いつめる若い新聞記者。表と裏のまったく違うエセ文化人や、無気力なぐうたら学生。そして、愛することしか知らない無類のお人好しガストン……華やかな大都会、東京新宿で人々は輪舞のようにからみ合う。――人間の弱さと悲しみを見つめ、荒涼とした現代に優しく生きるとは何かを問う。

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悲しみの歌の感想・レビュー(552)

ykr
沈鬱ながらどんどん読まされる。遠藤周作は本当に上手い作家だと思う。戦後の正義や価値観が一気に変わってしまった日本。人という生き物と人生への絶望が際立つが、その根幹には愛がある気がするのです。じゃなければこんなにも悲しく、切なく、描けないんじゃないかなって。時代を超越した人間の業をまざまざと見せつけられました。
★10 - コメント(0) - 2016年11月29日

『海と毒薬』の続編。始めから終わりまでずっと悲しい。悲しすぎて読むのは辛いけど、できれば未読の方に『海と毒薬』と合わせて読んでみていただきたい。「誰だって怒る権利はある。憤る権利はある。だが他人を裁く資格などどんな人間にもありゃあ、せんのだ。」薄っぺらな正義感で他人の失敗や罪をTwitterやらで世間が調子に乗って責めたてる最近の風潮。見て見ぬふりも優しさ。誰でもそうなる可能性があるのだし、怒るのは当事者だけで結構。混じりけのない正義なんてどこにもないことを日本人はよく知ってるはずなのにな。
★29 - コメント(0) - 2016年11月20日

遠藤作品中もっとも哀しい物語。再読するのに勇気が要ったが、あまりの哀しみの深さに途中読書を放棄したいと何度も心が揺れる。他の遠藤作品にある「救い」はきっと本作にもあるのだろう。意識としては判るが情感としてはこの哀しく冷たい都会の雨に打たれる人物群に祈りたくなるばかりだ。物語は遠藤作品最大の主題である、愛を彫るのだが読書感情がまったく追いつけない。あまりにも哀しく重い暗いMAX←になみだも出ない。インテリだという道化役にも一切の救いようがない。悲惨に塗れて気鬱になったが、人に優しくするしかないと改めて思った
★15 - コメント(1) - 2016年11月18日

『海と毒薬』の30年後、新宿の裏通りが舞台の深い憐憫を感じる物語。登場人物のキャラクターや、ちょっと強引な感がある人物相関は「ド昭和」のシリアスドラマの様ですが、シトシト降り続く霧雨のような悲しみが心に染み入ります。勝呂が抱える深い闇、報われないガストンの無償の愛、彼らにイエスの救いはあるのでしょうか?どこまでも救われない思いになりました。それでも多くの人に『海と毒薬』と合わせて読んでほしい一冊です。
★4 - コメント(1) - 2016年11月17日

『海と毒薬』20年後に書かれた後日譚と聞いて、続いて一気に読了。勝呂医師、無信仰の人間としてはある意味救われたのであってほしい……。ガストンは遠藤の他の作品でおなじみだけど、今の私には、イエスまでしゃしゃり出てくる必要あったのかなと思えてしまいました(特にガストンにボクシング薦めるところムカついたぞオラ(`ε´))。海の象徴するところもやはり違っていたようで、主人公ふたりが海辺まで、勝呂はさらにその先まで行こうとするけど、「海と同じように人生は何時までたっても愚劣で、悲しく、辛いもんだ」。
★12 - コメント(2) - 2016年10月11日

この小説は、「海と毒薬」の後日譚である。戦時中、米軍捕虜の生体解剖実験に関わったとしてB級戦犯に処せられた勝呂医師は、服役後も事件から逃れられず、各地を転々とし今は新宿の場末で医院を開業している。彼の患者である末期癌患者は回復の見込みがなく、死ぬまで激痛に耐え抜くだけしか残された途はない。その患者を安楽死させた勝呂医師の行為は殺人に当たるのだろうか?また、生を苦としか捉えられなくなった勝呂医師にとって自死は許されない行為なのだろうか?今もって正邪を判別することの難しさを知った思いがした。
★25 - コメント(0) - 2016年10月2日

「海と毒薬」の続編ともいえる作品。 戦時中、人体実験を行った医師。 言動不一致なインテリ大学教員。 「おバカさん」のようなフランス人。 どうしようもない学生たち。 カトリックでは禁止されている人工妊娠中絶、安楽死。 遠藤作品は「沈黙」から「深い河」まで高校生、大学生のときにほとんど読んだはずだったが、この小説は知らなかっ た。 よい小説というのは読む終わるのが惜しく、いつまでもその世界観に浸りたいと思える作品だ。
★6 - コメント(0) - 2016年10月1日

ある人にとっては正義でも、別のある人からみれば正義ではないのかもしれない・・・その時は悪でも、時が経てばそれは正義になってみたり、その逆もあったり・・・立場や時代が違うと正義の考え方も変わるんですね。自分の考え方だけで判断するのは視野が狭くなり、危険だなって改めて感じました。悲しむエネルギーをプラスに変えていけるようになりたいなって思いました。「♪せとは ひくれて ゆうやき こやき♪」ガストンがちょこちょこ挿んでくるこの歌にクスッときつつ、矢野が勝呂を馬鹿にすることだけは、ゆるさんんんんんんん!!!!
★7 - コメント(0) - 2016年9月5日

人の弱さ、悲しみといった感情が見せられたような気がします。戦犯となった過去を持つ「罪人」勝呂こそが真実として存在している。様々な人が登場しますが、皆が虚無のように見えました。その中で、愛することしか見えないお人好しのガストンが降臨してきたキリストのように思えます。彼は誰一人として救えたわけではないけれど、純粋に愛を求めるその姿が神に最も近い者として遣わされたのではないかと思います。正義の顔や優しい顔を見せるのは容易なこと。でも、誰よりも罪と悲しみを知っていることこそが本当の生きる意味のように感じました。
★96 - コメント(0) - 2016年8月29日

「ぼくたちは、どんな正しい考えも、限界を超えると悪になることを、たっぷり知らされたじゃないか。君があの記事を書く。それは君にとって正しいかもしれない。しかし、君はそのためにあの医者がこの新宿の人々からどんな目で今後、見られるか考えたかい」  「海と毒薬」の結末がこれなのかと、あまりにも悲しい。勝呂を嫌悪し、批判した折戸は、勝呂の死によって、彼と同じ苦しみを味わうことになるのかもしれない。ガストンはおバカさんだが、誰よりも生きる苦しみや悲しみを知っている。全て分かったつもりでいる者が、一番何も知らない。
★7 - コメント(0) - 2016年8月28日

「海と毒薬」から20年程経過してから書かれた作品。あの「生体実験」の末端の助手を務めた、勝呂の後日譚といえる作品。ただ読み進めていくうちにこの作品の本当の主人公は誰か?という疑問が沸き起こった。読み終わってから主人公は外国人でお人好しのヒッピー、ガストンではないのかと感じた。彼はまさしく新宿に降臨したキリストでしょう。しかし彼の行為は余りにも滑稽で、結局誰も救う事が出来ない。ある意味この作品は「海と毒薬」以上に悲しく、救いようのない作品ではないか?⇒
★66 - コメント(8) - 2016年8月14日

人以外の地球上の生き物は、命をつなぐことだけに生きているのに、それ以外の欲望に熱心なのが「人類」で、そこに様々な罪が生まれる。この本の中にはいれば、罪の深さを知っている勝呂が真実に思え、ひたすら純粋に「愛」を求めるガストンが最も神に近く、新聞記者や大学教授に天罰が下ることを願ってしまいがちに読んでしまっているが、そもそも、私にもこの人達に罰を与えること何て出来ない。それぞれの十字架を背負っても「虚しい」と思わないのは、そこに何か真実があるからなのか?そう思いたい自分だけなのか?まだ分からない。
★16 - コメント(0) - 2016年8月5日

批判する人と批判される人と、想いの伝わらなさが、それぞれに孤独で悲しい。助けたいという気持ちもエゴとすれすれで上手く行くとは限らない。ちょうど「めちゃイケ」で極楽とんぼ山本さんの復帰放送。なにか同じような核心と作り物臭さを感じた。自分の生活にそういうものを感じているのかもしれない。
★4 - コメント(0) - 2016年7月31日

10
- コメント(0) - 2016年7月17日

「疲れたから。」勝呂医師のこの一言が心に残った。人生は辛い苦しい。でも救いはきっとある。なんとなく西原のぼくんちを思い出した。
★1 - コメント(0) - 2016年5月28日

絶対的な正義なんてこの社会にないという野口の言葉が印象的。正義の名のもと人間を単純に割り切る様は今の時代更に流行していると思うのは気のせいか。海と毒薬もおバカさんも学生の頃読んだきり。これはもう一度読まないと。
★6 - コメント(0) - 2016年5月16日

読後に「海と毒薬」の続編なのだと知りました。遠藤周作らしい、優しさと悲しみに満ちた小説だと思います。「正義」の御旗を振り回す新聞記者よりも、「疲れたから」としか言えない勝呂医師のほうに共感を覚えるのは私が年を取ったからでしょうか。ガストンが恐怖に震えながらも拳闘でお金を得ようと決心する場面は、遠藤らしいイエスのつぶやきが入っています。勝呂が報われなさすぎて、かわいそうで、そして世界が辛くて、泣いてしまった一冊です。
★5 - コメント(0) - 2016年5月7日

人は誰かを救うことができるのか?他人を裁く資格などあるのか?他人の悲しみや苦しみをどれほど理解できるというのか?正義も命の重さも、絶対的ではなく相対的。自己中心的、自意識過剰な人達に社会が抱える歪みをみる。苦痛な生からの解放を願う老人。許されることのない医者。生きることが悲しくても、日々は滞りなく進んでいく。お人好しガストンは傍にいる。無垢な優しさで寄り添い、共に泣く。与えられるのは救いではなく赦し。心の深いところを刺激してくる、いい小説だ。
★20 - コメント(0) - 2016年3月24日

『私も昔はそんな医者になりたかったよ、私の願いは自分の生まれた小さな村の医者になることだったからね。自転車で診察に行く途中、村の人と今日は、と挨拶をかわすような、医者になりたかった。だが、もう、それもできん』
★3 - コメント(0) - 2016年3月18日

とても悲しい話だった。全体的に暗くて陰鬱な雰囲気。あの医者の背負っている十字架の重さなんて、新聞記事にはわからないだろう。ガストンの優しさは誰かの救いになったのだろうか。
★17 - コメント(0) - 2016年2月24日

新聞記者折戸の抹香めいた正義感と、元戦犯の医者勝呂の悲しい贖罪、そして一見滑稽だが心の温かい外国人ガストンの存在、それぞれの思惑や心情、生き方が絶妙に絡み合う物語だった 。作中で描かれる勝呂の半生は悲痛そのものだったが、その物語は不思議と心に響くのだった。本当の正義とはなんだろうか。
★2 - コメント(0) - 2016年2月16日

要領のいい奴、善悪の概念ではなく、損得の感情に従って立ち回れる奴が上手くいく世の中。善悪の概念が行動原理になってしまう不器用な奴は、どうしても弱者になりがち。善悪に押し潰されるダメな人達。誰も助けられないし、何の役にも立たない。でもそういう人を見ると心がほっこりする。こんな人ばかりだったら平和なのになあって。でも現実は厳しい。誰が悪いわけでもなく、現実はそういうもんだよねと。
★1 - コメント(0) - 2016年2月8日

「正義」とは何か。野口の言葉が全てに感じた。現代にも折戸の様に自分の正義を信じて糾弾をする人は沢山いる。はたしてその正義は限界を越えた悪にはなって無いだろうか。その限界を越えた悪によって勝呂はあの最後を迎えた。ガストンの様な本物の正義でも勝呂は救えなかった。この無力なガストンは同著者の「イエスの生涯」で描かれた無力なイエスに重なる部分があると感じた。彼は利を考えず人に手を差し伸べる。勝呂にはその手を取って欲しかった。
★4 - コメント(0) - 2016年2月7日

新宿を行き交う人々の群像劇の中で、かつて米兵捕虜の生体解剖事件で戦犯となった医師・勝呂のその後を描く。軽薄な大学生、エセ文化人の大学教授、女詐欺師、正義を振りかざす新聞記者。「何も知らない」人々が好き勝手に人生を謳歌する一方で、勝呂は人殺しと罵られ、堕胎手術を執刀し、末期癌の痛みにのたうちまわる患者に死を懇願される。人生とは辛くて苦しくて悲しいもので、救いなどあった試しがない、というのが彼の結論。ただ、「寄り添う人」であるお人好しのガストンだけが、彼がいい人で、かなしい人で、今どこにいるかを知っている。
★30 - コメント(0) - 2016年1月1日

生きる意味、命の重さ、人間が生きることの辛さを実感する。
★2 - コメント(0) - 2015年11月22日

これは暗い過去を持つ者やグータラな若者が困難を乗り越えて成長していくような、昨今ありがちな良く出来た物語では決してない。どうしようもない、救いようも無い話の中に、自ら救いとは何かを探していくための物語でもある。ある意味、人生の考え方、物の見方が変わる一冊ではないか。気に入った人があるとすぐにあげちゃう、チャゲシン座右の一冊。これと佐藤亜紀『戦争の法』、池波正太郎『鬼平犯科帖』に人生で大切なことは大半書いてある。あとの少しは山登りの中にある。
★2 - コメント(0) - 2015年11月12日

R
読み終わってから気付いた。以前に読んだことがある。 作品全体を覆う重苦しい空気,閉塞感,いやなやつら。 悲しい人は泣かない。優しい人はよく泣く。 バーに出没した小説家のおかげで救われた。 絶望の対義語はユーモアだ。勝呂氏は天国で誰かに涙を拭いてもらって,大きな声で笑えるだろうか。
★3 - コメント(0) - 2015年11月4日

エンターテイメントと純文学の間を行ったり来たりしつつ日本人の罪を問う、そのバランスがちょうどいい、時代錯誤を考慮してもあまりある魅力。
★4 - コメント(0) - 2015年10月17日

「海と毒薬」の後日譚。華やかな新宿でその雰囲気と対照的にひっそりと医院を営んでいた勝呂。中絶手術など 人を救うはずの医者としての思いはかなわず、矛盾した日々を過ごしている。 自分の過去を探られ、正義を振りかざす若い新聞記者から受ける苦悩。 霧雨の情景が彼の心情に重なって重苦しい。 ただ今まで読んだ作品と違って、現代風の多種多様な人種たちが 多く登場していることで、一種のおかしみもあり大いに楽しめた。 エセ文化人の大学教授なんかは、イタズラ好きな狐狸庵センセイの分身じゃないか。ガストンがこの作品のミソ。
★8 - コメント(0) - 2015年10月16日

「海と毒薬」に引き続き読んでみた。日々の暗さ、希望のない生活、疲労、もうどうにでもなれという虚無感。単なる利己主義での追従と違うからこそ悔いも大きかったのだろうか。そもそも生体解剖事件の関係者すべてが無反省な人間だったならこの事件は闇に葬られたはずだ。過去の出来事から学んで来たはずなのに、豊かで平和である現代にも同じような虚無感があるように思う。後半で先輩記者の野口が語っている内容が深い・・・どんな正しい考えも限界を超えると悪になる。一人の人間が半生苦しんだことを半時間そこそこで話せるはずはない・・・
★14 - コメント(0) - 2015年10月11日

海と毒薬の続編だったのか。知らずに読んだ。海と毒薬も陰鬱な小説だったけど、この作品もかなり陰鬱。でもやっぱり海と毒薬と同じで傑作だと思う。正義を振りかざして裁く事というのは、現代のネット社会やマスコミとかでも言える事。人が個人的な考えで正義感を振りかざして人を裁くなんて、だだの思い上がりでしかないのだと思う。
★4 - コメント(0) - 2015年9月25日

海と毒薬読みます…
★1 - コメント(0) - 2015年8月31日

現代文の問題で多くの良い小説に出会った。「悲しみの歌」もそうだった。「海と毒薬」の勝呂医師がささやかな団らんに興じている場面だったので、罪の意識を背負う彼にも幸せが訪れたのかと思ったのに、あんな結末を迎えることになるなんて。誰かを断罪することより誰かに寄り添うことの方がずっと貴い。印象的だった言葉「誰が他人を勝ちほこって裁けるというのだろう。裁くこと、追求すること、そして自分たちだけが正しいと思うことが民主主義ならば、それはほかの主義とどう違うというのだ。」
★2 - コメント(0) - 2015年8月23日

読後は強烈な虚しさに襲われた。戦時中に人体実験に参加した勝呂医師の心情、「誰が他人を勝ちほこって裁けるというのだろう。裁くこと、追及すること、そして自分たちだけが正しいと思うことが民主主義ならば、それはほかの主義とどう違うというのだ。」時代に翻弄されながらも生を全うしようとする勝呂医師の生き方こそ贖罪であり慈愛なのだろう。
★10 - コメント(0) - 2015年8月12日

逃げもせず言い訳もせず自分の境遇を黙って受け入れ続ける勝呂医師の姿が辛い。読後は背表紙にある「優しく生きるとは何か」の文が余計に響く。全体的にどんよりと重い雰囲気でしたがガストンの存在だけがあったかくて救いでした。
★2 - コメント(0) - 2015年7月13日

nky
「海と毒薬」を読み終えたのでこちらも読了。「海と毒薬」は医療を通しての人の倫理がテーマでズシンッと心に衝撃を受けたが、こちらは生きることに伴う悲しみと裁きをテーマにじわりと悲しみが染みて広がっていくようなお話でした。
★2 - コメント(0) - 2015年4月20日

読むのを断念しかけた海と毒薬に比べて、読みやすかった。 自分の中の正解が、他人にとって必ずしも正解とは限らない。 考えさせられる作品だった。 悲しかったが、なんとなく読み終わった後スッキリした気がする。
★2 - コメント(0) - 2015年4月11日

生きることの哀しさかじんわりと心にしみてくる。だが、決して虚しいわけではない
★3 - コメント(0) - 2015年2月19日

著者の代表作「海と毒薬」の30年後の話。罪を抱えて生きている勝呂と、彼の罪を自分の「正義」の名の元に追及する新聞記者、折戸。そしてこの物語の唯一の救い、キリストの役目を担ったガストン。折戸のいう「正義」には全く共感できないし、作者もそれを否定する立場だと思う。勝呂の罪を糾弾していた折戸は祭りで取った金魚を心配した彼女に「死んだらまたとってあげます」と言った。これがこの男の全てなのだろう。 「人が人を裁く権利など..」。皆が身勝手な価値観で生きている、そのことをすごく考えさせられた。誰が救われたのだろう..
★27 - コメント(1) - 2015年1月16日

2014年22冊目。
- コメント(0) - 2014年11月24日

悲しみの歌の 評価:78 感想・レビュー:154
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