真昼の悪魔 (新潮文庫)

真昼の悪魔 (新潮文庫)
あらすじ・内容
患者の謎の失踪、寝たきり老人への劇薬入り点滴……大学生・難波が入院した関東女子医大附属病院では、奇怪な事件が続発した。背後には、無邪気な微笑の裏で陰湿な悪を求める女医の黒い影があった。めだたぬ埃のように忍び込んだ“悪魔”に憑かれ、どんな罪を犯しても痛みを覚えぬ虚ろな心を持ち、背徳的な恋愛に身を委ねる美貌の女――現代人の内面の深い闇を描く医療ミステリー。

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真昼の悪魔はこんな本です

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真昼の悪魔の感想・レビュー(357)

放映中のサスペンスドラマ。遠藤周作だからちと違うんではないかと思い原作に当たってみた次第。原作は悪魔とは何か?教義的なテーマがストーリーの柱になっておりジャンルが全く異なる。しかしながらドラマも見応えあってこういう脚本は好きです。
★2 - コメント(0) - 3月22日

『大人の土ドラ』が大好きで、今回もドラマを見て原作を読みたくなったけど、ドラマを先に見ている分原作では解り辛いところが補足されてとても読みやすくて良かった。「罪悪感」というものを感じたこのない冷徹な女医が勤める大学病院内で、次々と不可解な事件が起こり、一人の入院患者がその「悪」の正体を暴こうとするも、精神病棟に移されてしまい…、というお話だけど、ドラマの方が数十倍怖い。なっちゃん、怖い人演じるの上手すぎ。そして大金持ちの御曹司役の大倉さん、情けない人の役上手すぎ。「悪」の概念、遠藤さん先見の明ありすぎ。
★28 - コメント(0) - 3月22日

関東女子医大附属病院で起こる怪事件 「悪魔」は埃のように人の心に忍び込むものだというのに納得する。 入院したくなくなるミステリー小説でした。
★5 - コメント(0) - 3月22日

『沈黙』を1/3残して放り出して以来の狐狸庵先生。ずいぶんエンタメの趣きな作品。やや平易すぎて退屈を感じた。ドラマの鬼気迫る田中麗奈をエンジョイしてから読み始めたので正直生温い。エンタメにしては展開が味気なく純文学にしては掘り下げが浅いので、結果的にどっちつかずな印象。ただ素材の組み合わせなどもろもろはやはり上手くさすがは遠藤周作
★4 - コメント(0) - 3月21日

悪と善は簡単に入れ替わる。人体実験は悪。しかし、その結果多くの人が助かるのは善。無差別に人を殺せば悪。しかし、戦争で多くの敵を殺せば善。生きる価値のある人間と価値のない人間。命の重さは平等だなんて嘘だ。痛みを感じない心に、渇いた心に、祈りなさいと神父は言う。私の心にもきっと悪魔がいる。祈ろう。
★20 - コメント(0) - 3月20日

ドラマきっかけでの 初めての遠藤周作作品。本当の悪魔は悪魔の姿はしていなく、埃のようにわからないようにいるそうです。最後、犯人が捕まって一件落着ではないところが 怖く感じました。芳賀は 女医に操られたのか?それとも悪魔の考えを持つ人物なのか?もう一人、悪魔がいると思うと、後者の方がより怖いかな。
★10 - コメント(0) - 3月20日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 3月19日

ドラマ化がきっかけで、遠藤周作さん初読みです。 主人公の女性が、「女医」や「彼女」としか書かれておらず、どの女医なのかラストまでわからないということろがミステリー要素になっているようです。 登場する4人の女医は物語の中で存在が薄く、ラストで判明しても「ふ~ん」としか思えず、驚愕も感動もなく、ただ不気味な話だったという印象です。 ドラマはどのようなストーリーなのか楽しみです。
★32 - コメント(0) - 3月19日

昭和55年の作品です。日本の古い作品も原文通りでなく、言葉使いや仮名づかい等現在の言葉に変えられないのでしょうか。変えてもストーリーに影響はないと思いますが、ちょっとを一寸はまだいいですが、ひどい目を非道い目なんて使わないでしょう。
★4 - コメント(0) - 3月18日

ドラマが面白いので読んでみました。なるほど。ドラマとは違い原作では犯人の女医は最後まで明かされないパターンなんですね。しかし主人公の女医怖すぎます
★7 - コメント(0) - 3月17日

ドラマ化していたらしく本屋の目立つところにあり、遠藤周作が懐かしいなと思って手にとってみた。犯人は最後まで明かされないが、犯人探しのミステリーというか人間の内面について記している本という印象。
★4 - コメント(0) - 3月16日

どんなモラルなしのことをして心を動かすことできないんです。怖すぎるでしょう。しかし、みんなの心の底である悪魔を生きていて誰も知らなく誰にも知られない闇がある。主人公の大河内だけではなく他の登場人物も同じ無感動の心を持っている。生きるのはとても長い過程だしかなり体験があるし歳月を流れて試練させる人の心はだんだん強くなりながらしびれになってきた。待ち伏せの悪魔はこの人間の弱みを狙って人の心を一発襲撃する!どうすればこのひからびる心を救えるの?誰が僕たちを助けてくれるの?この問題、今の時期でも未解決ですね。
★2 - コメント(0) - 3月15日

ドラマが面白かったので原作も読んでおこうかと。ドラマのほうが役者の演技があるので頭に入りやすくって、どうしても原作に物足りなさを感じました。女医の名前が最初から分かっているのもあるのかも。見る順番を間違えましたね……。ミステリーですが、犯人探しもなくただ淡々としています。それが更に女医の異常さを際立たせる。ドラマ見てない方はまずは原作を先に読むといいと思います。
★5 - コメント(0) - 3月14日

ドラマ版が話題の医療ミステリー。とある女医の心に巣食う悪魔の姿を、ショッキングに描いています。小説版では問題の女医の正体が最後まで明かされず、フーダニットの形式を取っているのが印象的ですね。埃のように外からは分からない内に日常に忍び寄る悪魔。一見健全に見える女医たちの中の誰が悪魔なのか?キャラクターの魅力を前面に押し出したドラマ版と比べると、より主題にフォーカスした構成になっていると思います。思想や感情によらない、冷徹で純粋な悪の存在。恐ろしさと共に、納得もさせれられる内容でした。
★7 - コメント(0) - 3月9日

結核で入院した難波青年は、その病棟にいる女医のなかに冷酷で残忍な犯罪者がいるように思われます。父親の看護で病棟に出入りする芳賀青年とともに犯人を突き止めようとするのですが、思いもかけぬ境遇に陥ります。真昼の悪魔とは何者なのか。最後まで読むと驚かされます。
★6 - コメント(0) - 3月7日

『神さまはなぜ、わたくしを罰しないのかしら』。タイトルである、女医の名前は最後まで判らないようになっている仕掛け。一応ミステリ?でも『神』を持ち込んでくるところが作者独特。彼女はいつか罰せられるのか、それとも……。何故この時期にこんな古い作品のドラマ化を?と思う。山ゆり園の事件を連想してしまい戦慄した。
★17 - コメント(0) - 3月5日

現在ドラマで放送されているので図書館で借りました。背景は時代が違うので原作とドラマとでは大きく変わっていますが、ほとんどは原作に近く再現されています。昔の作品を久々に読みましたが、やはりこういう古い作品に時々触れるのは良いですね。
★7 - コメント(0) - 3月5日

asa
自分の心の渇き、空白を冷徹に見据える女医が、良心の呵責のない自分を試すために、非道を働いていく。神父と彼女の対峙するシーンが見物だが、信じるもののない女医に神父の言葉は空虚に聞こえたのだろうか。外側から見えないひとの内面に巣くう、姿を見せないけど、すぐそこにいる「悪魔」の恐ろしさと気味悪さ。好奇心で悪魔に対峙した青年たちの末路も含めて、ぞっとした。
★6 - コメント(0) - 2月25日

病院の待ち時間に読んだ。
★4 - コメント(0) - 2月23日

読んでいて、思わず背中が寒くなった。善も悪も感じない女医が、人体実験まがいの治療を行ったり、人をだましたり。 作者は、悪魔は人の心の中にいると神父を通じてる表している。そうならば、わたし自身の心にも善と悪が存在し、その度に顔を出すというのだろうか。
★4 - コメント(0) - 2月23日

人間の内なる悪。怖かった。
★8 - コメント(0) - 2月21日

20年以上前に読みましたが、ドラマが始まったので本棚から探して再読しました。「悪魔は埃のように、稀薄な空気のように、我々の心にすべりこんてくる」‥‥知らない内に洗脳されたり、意図しない行動を起こしたり、とても怖かったです。どこで勘違いしたのか、最後にあれ?って思ってまた読み返しました^^;
★37 - コメント(0) - 2月17日

現在放送中の大人土ドラの原作。ドラマを見ていると真昼の悪魔がどの女医を指しているのかがすぐにわかってしまう。でも本当の悪魔は別にいた。神父様が言うように、悪魔は知らず知らずのうちに埃のように自分の中に積もっていくものなのかもしれない。ただ、やはりとは思っていても最後の一文から受けた衝撃は幼女のごとくにはるか及ばない。
★14 - コメント(0) - 2月17日

人体実験、良心の呵責というテーマから、どうしても同作者の『海と毒薬』を思い出してしまうが、こちらはより娯楽性の高い作品。こういうの話はどことなく軽い作風の時の三島由紀夫の文章に似ている気もする。
★6 - コメント(0) - 2月16日

もっときっちり終わるかと思って読んでいたけど 海外ドラマのシーズン最終回のよう。
★5 - コメント(0) - 2月15日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2月14日

☆☆☆病院における、医療ミステリー。主人公の女医は、何をやっても罪の意識を持たない心の持ち主で、100人の命を救う為には、1人の命を犠牲にする人体実験も厭わない人です。遠藤周作は、高校生の頃読んだ記憶がありますが、読みやすかったです。【沈黙】【海と毒薬】等も再読してみよう。
★36 - コメント(0) - 2月14日

遠藤周作氏の作品を何作か読んだが、信じるものがない人は強いというところから物語を始めているのがよい。本作はまさにそれである。
★5 - コメント(0) - 2月13日

ドラマの第1話を見て、あまりに後味が悪くて見られないと思ったので原作を。何で今このタイミングでドラマ化したのか謎。ドラマ1話にかなり原作の半分くらい入っていたから、もっとたくさん事件が起きると思ったけど、誰も死ななかったし、大塚も特段ヤバい体験もせずに結婚したし、なんともモヤモヤした終わり方だった。葉子と芳賀もつながらないのよね?確かに入院した病院がこんなところだったら、精神も病みそう。神経内科にまわされたら簡単に狂人にされて衰弱していくんだなと思った。
★51 - コメント(0) - 2月13日

何十年かぶりの再読。 患者の謎の失踪、寝たきり老婆への劇薬点滴、 とある女子医大病院に入院した大学生難波が好奇心を持ってしまったために落とされた罠。奇怪な事件の裏で無邪気な笑顔の裏で陰湿な悪を求め心の乾きを埋めようとする女医。 悪魔は埃のように入り込み掴まえようとすると影のように逃げてしまう。 悪魔はビールスのように心に取り付いて目には見えない 怖い
★89 - コメント(2) - 2月12日

悪魔とは…………?
★4 - コメント(0) - 2月10日

ツミの重さに見合うバツとは?神の言葉も此処では虚しく響いて消えていくだけ。助けてくれる人も、唯一のみかただと思っていた人も悪魔だったら…
★9 - コメント(0) - 2月10日

ドラマになっていると知って読んでみる。悪魔はめだだないよう、その存在を悟られないよう、しかし存在する。
★32 - コメント(0) - 2月9日

ラストまで引き込まれました。 昭和55年に発行された作品ですが、まるで予言書のようでした。悪業をしても良心の呵責を感じない人間が作中に出てきますが、その人物がした悪業で救われた人もいる。しかし倫理的には間違った事をしている。善悪について考えさせられ、サイコパス的な人間の内面を覗きみた感じでした。読み終わっだあとは色々考えさせられました。 単なるミステリー小説ではないですね。ドラマがどう表現するのか今後を見守りたいです。一話は作品のどぎつい部分が強調され過ぎにみえました(~_~;)
★13 - コメント(0) - 2月9日

どんな結末になるかとドキドキしながら読んでいたのですが、最後はえっ?これでおしまいと拍子抜けしてしまいました。生活するため、妬み以外に起因する一緒イタズラ的な悪の存在も理解でき、期待したのですが…
★5 - コメント(0) - 2月8日

オカルト的な意味でも、宗教的でもない。悪魔は身近なところに存在している。設定がリアルなだけに、かえって怖い。
★6 - コメント(0) - 2月4日

良心の呵責を微塵も感じない人間程、恐ろしいものはない。100人の命を救うために1人の命を犠牲にすることも厭わない女医の主張は、実際に起きたある事件を思い出させてゾッとする。「どんな命も生きるに値する」という当たり前の考えが、昨今、脅かされているように感じる。その点において本書はまるで「予言書」のように読み手に「善悪とは何か」を鋭く問いかけてくる。深淵な問題を含みながらも、本作はミステリー仕立になっているので、とても読みやすく、真犯人は誰か?を考えるのも楽しかった。今日からドラマが放送になるので見てみたい。
★108 - コメント(0) - 2月4日

鹿
最後は犯人云々より、哲学の話に持って行くんだもんな。秀逸だよ。
★6 - コメント(0) - 1月29日

遠藤周作、はるか昔に読書感想文のために読んだような‥?テーマは悪魔。眉目秀麗、前途洋々な女医さんなのに、心は悪の教典のハスミン!(笑)女医四人の誰がハスミンかは、最後の最後までわからないのがまた謎解きとは違う不気味さ。読んでいる間、ずっと人間の心にある危うさと正しさのバランスをじわじわ問われてる気がした。
★32 - コメント(0) - 1月28日

本当に怖いのは、悪魔でも幽霊でもなく良心を持たない人間だと思った。100人を助けるために1人の命を犠牲にすることを厭わない女医。女医の犯した罪は倫理的道徳的に許されざる行為だけど、女医の主張が耳に張り付いたように残る。『海と毒薬』の題材となっている九州医大の捕虜解剖事件を彷彿とした。人間の罪、善悪について深く重く考えずにはいられない。舞台は代の病院で医療ミステリーという形をとっているけれど、キリスト教の教えや宗教的視点で描かれていて流石遠藤先生だと思いました。
★17 - コメント(0) - 1月15日

真昼の悪魔の 評価:86 感想・レビュー:113
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