イースト・リバーの蟹 (新潮文庫)

イースト・リバーの蟹の感想・レビュー(34)

日本人ビジネスマンの海外での苦労と哀愁の短編集。まだ戦後と言っていい時代のもはや戦後ではないというスローガンに燃えている世代が味わった海外での屈辱と快楽と刺激。刺激は強すぎて抵抗力を持たない人たちが刺激の海に飲み込まれる作品
★5 - コメント(0) - 2016年11月7日

⭐️⭐️⭐️長い間積ん読本としていました。城山さんは何とお初でございました。本作には5作の短編が入っています。表題作は80年代前半ですが、他の作品は60年代末から70年代前半のものでした。読んでみて流石に若干古さは感じましたが(メキシコ五輪時の話等)、年配の男性は皆すべからく従軍経験者で若者は学徒動員か皇国少年と言う筋の話は暫くご無沙汰していました。どの作品も甲乙つけ難い魅力を感じました。割と相性が良いような感じがしましたので、城山さんもう少し深掘りしてみようと思いました。
★91 - コメント(0) - 2016年6月26日

短編集。家族に薦められて読む。さらり。 どの短編も、特に感慨もなく、淡々と生き抜いてやりたい……といったようなロマンスグレーおじさまが主人公。どの主人公も似たような印象で、『ふぅん』と思いつつ読んだ。
★2 - コメント(0) - 2015年6月21日

なんともいえない。男たちの様々な渦中の話。異国で闘うのは大変。
★1 - コメント(0) - 2014年12月16日

短編が幾つかはいってましたが、どれも感慨深く読めました。さすがに、今の会社組織と比べると多少、古い感じはしますが、組織の中での心情の動きは、通じるものがありました。古い感じといったのは、私の周りの会社組織は、もう少し流動的で、より肉食的と感じるからです。当時の会社組織からは、動きが緩く草食的な固い組織、を感じます。近代を舞台にしたこの手の本も読んでみたいと思いました。著者の経歴を見ると、会社勤めが長いわけでもなく、相当取材したのかと頭が下がりました。
★2 - コメント(0) - 2014年11月25日

異国で暮らす日本人の男たちを扱った短編集。年代、職業、その置かれた立場などみなそれぞれ異なるが、異国という環境下では日本にいる以上にみな自分自身と真剣に向き合わざるをえない。『イースト・リバーの蟹』では、決断次第で社長の椅子に手に届くチャンスをもった男の物語。だが、男は煮え切らない。この男の場合いつもそうである。もともとそんな男ではなかった。妻との学生結婚も親の反対を押し切ったうえでのものである。会社に入ってからは、格好ばかり気にするように変わってしまった。結局、男は社長になるチャンスを逃した。
★11 - コメント(0) - 2014年4月25日

ラジオ文芸館にて「イーストリバーの蟹」聴了。し、渋い。驚くほどリアルに心情が描かれ、大人ぁ~な感じ。
★2 - コメント(0) - 2014年1月16日

久しぶりの城山三郎。読メにはアップ少ないが城山さんは読んでいる。時代を生きた有名人小説は良いけれど・・・。5編からなる短編集。場所はニューヨーク、シンガポール、カルガリー、サンフランシスコ。事情があって海外で単身で暮らす男達。女性が関係してくる。人生を楽しんでいるのではない、漂っている感じ。取り残された、未来の見えない人達。城山さん本人もインタビューでこのような哀愁が良いと。ハッピーエンドはない。そうでないから良い。そんな中でも「イーストリバーの蟹」はスキだなあ。蟹は料理でも物語性があり特別な存在に思う。
★14 - コメント(0) - 2013年4月27日

城山三郎という作家が社会派であること以外は知らずにいて、実際に小説を読んだこともなかった。本当は“鼠”を求めたが書店になかったので手軽な短編のこちらから始めることにした。文章は易しく丁寧で読み易い、名文である。一方内容は特筆するほどのことがなかった。様々な形のサラリーマンが意志薄弱や失敗から味わう人生の悲哀や後悔が描かれていて、レイモンド・カーヴァーがやる気を出してサラリーマンのスーツを着たらこんな内容になるのかも(やる気のあるカーヴァーなんて有り得ないけど)。これは城山三郎の中でも亜流なのかな。
★2 - コメント(0) - 2011年4月12日

エリートコースから外れた、カッコ悪い男たち。情け深く、脇が甘く、騙されやすく…親しみをこめて『頑張れ!』と言いたい
★3 - コメント(0) - --/--

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