大江戸美味草紙(むまそうし) (新潮文庫)

大江戸美味草紙(むまそうし) (新潮文庫)
あらすじ・内容
読んでオイシイ。

たいがいにしろと数の子引たくり これ、「黄色いダイヤ」を奪い合ってる図、ではありません。そのココロ=お江戸の「いろは」を知りたくば、本書を開いてみてください。たとえば、初鰹のイキな食し方とか、江戸前ファーストフード、寿司・そば・天ぷらの始まりなどなど、思わずよだれが出ちゃいそうなオイシイ話がたくさん。一読“目ウロコ ”、これであなたも「江戸通」まちがいなし!

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大江戸美味草紙(むまそうし)はこんな本です

大江戸美味草紙(むまそうし)の感想・レビュー(155)

※本書は空腹時に読まない方がいい。 呆れるほど「食」への好奇心が旺盛で、新しいもの風流なもの粋なものが大好きで、あくせく働くより大事なものがあると知っていた、本当に豊かな生き方をしていた江戸っ子たち。さらにそれをたっぷりの洒落と皮肉で川柳にしてしまう、その余裕。小癪なまでに愉しい江戸前ライフ。
★3 - コメント(0) - 2016年10月24日

初読み作家さん。川柳をもとに、そこに出て来る江戸の食文化が紹介されている。春から順に四季折々の食材や料理が登場し、『ふむふむ、そうだったのね』と面白く拝読。江戸庶民の暮らしぶりも興味深く、時代小説に登場する食べ物の奥を知ることができた。
★7 - コメント(0) - 2016年8月20日

川柳を題材に、日々の生活を歳時記風に綴った江戸草子。 川柳の解釈や江戸っ子の粋を日向子流に解説する。 そこに居座っている心地良さが感じられる、図版やイラストが多くて直で判るというもの。 江戸情緒に浸り、ますます杉浦日向子の古本を探す旅は続く。 
★14 - コメント(0) - 2016年8月4日

江戸時代の川柳をもとに綴った食の歳時記。杉浦さんの語り口調いいですね。楽しいエピソードとともに、挿絵(杉浦さんのもあり)もすごく良かった。秋本番のくだりでは、戦争で白米が食べられなかった時おばぁちゃんが「ご飯ですよ~」と言うと、おじいちゃんが「白米でもないのにご飯って言うなっ!」と怒って(笑)、それに対して「じゃ、おイモですよって言うんですか!」って喧嘩してたという話を母から聞いた事を思い出した。先祖代々品川に生まれ育った私の祖母、チャキチャキの江戸っ子でした。 余談が長くて・・・ヾ(_ _。)ハンセイ…
★17 - コメント(0) - 2016年4月6日

『(羊羮は)数日、箸をつけず飾って、眺めるだけで食事するように、まず客は、おしいただいて茶を服し、手をつけず辞去するのが暗黙の礼儀だ。羊羮は再び戸棚にしまわれ、次なる客の到来まで待機する。』 『「どじやう」は、「どじょう」が存命中の呼称で、「どぜう」は食い物になった呼称』
★1 - コメント(0) - 2016年4月4日

確かに読んで美味しい。河豚の話やすしの始まり「どじゃう」と「どぜう」の違い。思わず膝を打ちそうな話の数々。江戸人の粋な姿が目に浮かびます。
- コメント(0) - 2016年3月28日

この人、漫画家なんだ。名前だけは知っていて、小説家・エッセイストだと思っていた。江戸時代の美味しいものを、川柳にからめていろいろ教えてくれる本。字が大きいので、さらっと読めます。
★5 - コメント(0) - 2016年1月24日

一年を通じ、江戸の食文化のあれこれを軽快に紹介したエッセイ。気取らず分かりやすいけれど、野暮でない。どこか凛としてる文章がとても良いです。様々な食べ物から広がる当時の文化や生活の様子についての流れが、面白く興味深いものでした。
★17 - コメント(0) - 2015年12月13日

初春から暮れへと、川柳を手引きに江戸の食べ物事情が案内されている。杉浦日向子の語り口は、ふうわりと軽くて春の風のように暖かい。私などは、生まれも育ちも江戸には縁のない田舎者なので「江戸っ子」というと少し身構えてしまうのだが、この本はリラックスして読むことができた。紹介されている多くの川柳の中では「死なぬかと雪の夕べに下げて行き」という句が特に好きだ。一見物騒であるが、説明を読むと落語の「地獄八景亡者戯」や「らくだ」が思い浮かぶ。なんともおおらかでブラックだ。巻末の、山本益博による解説も微笑ましい。
★23 - コメント(0) - 2015年5月20日

これも読み友さんレビューで教えていただいた本。「たいがいにしろと数の子引たくり」という古川柳、これまで全く間違って解釈していた。江戸っ子にとって、数の子なんかより白飯の方が価値が高かったとは…。時代劇でお馴染みの辻番は、ポリボックスの機能だけでなく、焼き芋など日用雑貨も商っていた、というのは意外だった。そんな辻番、見たことも(もちろんテレビだが)聞いたこともなかった。蕎麦も当初は、その実をそのまま雑炊や粥に炊いて食べていたのだそう。など江戸は奥が深い。「お内儀も手者火吹き竹にて受け」の川柳に笑った。
★15 - コメント(0) - 2015年5月18日

川柳をまくらに振っての美味いものと江戸風俗をさらりと語ってくれる本。あぁ、きっとこんな風に季節を楽しみ、やせ我慢をしながら粋に生きていきたかったんだろうな。江戸っ子の無神経さは杉浦さんにはなく、むしろ繊細で色々なことを考え込んでしまう人だったのではないだろうか。自分には無いから憧れて、無理をしているわけでは無いけれど少しやせ我慢をして、還らない江戸を懐かしんでいるような気がする。だから、杉浦さんの江戸ものは面白くて、ちょっと哀しい。
★9 - コメント(0) - 2015年5月5日

MM
再読。江戸の食文化と生活風俗が、川柳に乗せて解説されるのだが、解説というよりも小噺調で、教養くささがないのが格好いい。 砂糖が貴重な輸入品で、国内で製糖できるようにしたのが平賀源内の功績であり、またそれで砂糖が作れるようになった結果、砂糖を使った味付けが江戸で流行し、甘辛くて濃いめの江戸の味ができたというのは、現代に通じておもしろい。
★1 - コメント(0) - 2015年3月22日

またまた再読。くどさのない、粋な文体に本当惚れ込んでいます。益々江戸が好きと言いたくなる一冊。誕生日が同じなのも親近感が増す理由でもあるかもw
★3 - コメント(0) - 2015年1月4日

【図書館】川柳の謎解きをしながら、江戸の生活を窺い知る。なんとも楽しい構成。独り者はふぐ鍋を断れぬか。くわばらくわばら。朝に銀シャリを炊いて、昼は冷や飯、夜は茶漬け。炊いたご飯の保温ができないのだから、あたたかいご飯をいつ食べるかということひとつにも合理性がある。なんせイキがいいのがよいのだ。
★30 - コメント(0) - 2014年11月24日

杉浦日向子さん、自家薬籠中のお江戸本。今回は川柳を手がかりに、食をめぐる江戸の四季。川柳は、一種謎解きのようでもあり、江戸に精通している程度によって難易度が違う。いずれの項目も江戸の情緒を堪能できるが、中には江戸っ子の大言壮語風のものもあって真偽のほどは定かではない。例えば、柳橋の「万八楼」で鯉屋利兵衛が、お酒を一斗九升五号呑んだなどと。また、モノクロながら、随所にご本人のものを含めた挿絵があしらわれており、これも江戸の風情を一層に高めている。短命だろうが、江戸に生きるのは、さぞ爽快なことであっただろう。
★242 - コメント(1) - 2014年11月16日

当時の食べ物を絵と文章、川柳で紹介。彼女が江戸を語るとき、手のひらの上に乗せて楽しそうに語ってくれていつもゆったりとした気持ちになれる。粋という言葉がピッタリ
★48 - コメント(0) - 2014年11月2日

江戸時代の食に関する川柳をもとにエッセイが展開していく。食に関する川柳が数多く残っているものだと感心するとともに、江戸の人たちの食に関するこだわりを感じる。今でも大伝馬町では”べったら市”が残っている・・・「浅漬をすなおな切って叱られる」・・・浅漬とは べったら のことでたくあんのように薄く切るなということらしい・・・冬の到来を間近にひかえた洗礼儀式だという。そして、べったら市が終われば新蕎麦の季節である・・・「新蕎麦は物も言わぬに人が増え」・・・江戸っ子の無類のそば好きが伝わってくる。
★18 - コメント(0) - 2014年10月25日

実家にこの筆者の本何冊かありましたが、初めて読みました。江戸の粋な食べ物が、垂涎もののエッセイ。天ぷらって魚貝の揚げ物を指すんですね…そいや実家では野菜揚げたものは精進揚げって言ってたわ。いもの天ぷらは間違ってたのね、勉強になりました‼︎
★3 - コメント(0) - 2014年10月21日

何度読んでも初読の楽しさを与えてくれる、というのが杉浦さんの本の特徴。感想は述べるまでもない。杉浦さんの本に対し、再読といえば、どういう感情をもつかというのは言うまでもないのだから。いい読書でした。
★3 - コメント(0) - 2014年10月1日

杉浦日向子さんの 絵がいい 文がいい! 江戸っ子の 気短な粋な話が面白い!!
★2 - コメント(0) - 2014年8月7日

文章がいい。私は関西人ですが、この人が江戸を語るときは、すなおに感動できます。
★2 - コメント(0) - 2014年6月23日

【江戸時代の川柳から粋な食文化を綴る一冊】大学時代に江戸時代のベストセラー料理本を元に当時の料理を再現したことがある。華やかな見た目、今と変わらない味わいに驚いた。また、寿司や天ぷら、鰻や蕎麦などは、江戸の各所に屋台があったりと、当時のファーストフードだったことを知った。本作は、当時の川柳にある豊かな食文化を、杉浦氏がわかりやすく解説している。正月の雑煮から始まり、鮟鱇・すっぽんなども登場する。初鰹や河豚などの江戸の粋に関わる食べ物も紹介されている。思わずよだれが出てしまう一冊。彼女の食べ物の記述は秀逸。
★14 - コメント(0) - 2014年4月5日

みをつくしの影響をうけて、江戸の食文化をより深く知ろうと手に取る。いまさらながらあれはそういうことだったか!と無意識の知ったかぶりが明らかになった。
★5 - コメント(0) - 2014年4月5日

NC(今週は忙しかった)
★1 - コメント(0) - 2014年3月15日

突然読みたくなる杉浦日向子先生の本。誕生日が同じってこともあるのか、本当すっと入ってくる。 江戸文化について面白おかしく学ぶならばまずはここからをオススメしたい。 読むたびに江戸に恋をすること間違いない。
★3 - コメント(0) - 2014年1月13日

「どじやう=生きている状態の呼び名、どぜう=食い物になった状態」/丑の日には”う”の付くものを食べると縁起がいい。ex.「梅干」「瓜」「卯の花」「うなぎ」など/江戸前天ぷらは串刺しにして食べていた
★2 - コメント(0) - 2013年11月1日

川柳のなぞ解きをしながら お江戸の食事情を紹介… 杉浦さんの文章って 飲み込みやすくするすると入ってきて、語り口柔らかい感じがするんだけど、実は随所にピリリと辛く、気風の良さが心地いい。 生活排水が栄養満点で、河口では丸々太ったうなぎか取れるとか…今では考えられませんね。「どぜう」と「どじょう」の違いが面白かった。
★8 - コメント(0) - 2013年9月6日

「江戸前」「江戸の粋」って、そういうことか!! 古川柳になぞらえ、春夏秋冬を通して書かれた江戸時代の食事情。目からウロコの楽しい一冊。
★3 - コメント(0) - 2013年7月18日

喧嘩が多い理由、芋といえば里芋?サツマイモ?など江戸の生活を覗き見出来る一冊。川柳の読み解きから始まる各賞は季節感に満ちている幸せな本。
★5 - コメント(0) - 2013年5月28日

何度目の再読であろうか。軽快でするすると入ってくる。
★1 - コメント(0) - 2013年3月30日

初鰹や鰻といった時節折々の美味を川柳を交えつつ杉浦節で紹介していくというある意味堪らん構成。気風のよい語り口にハート撃ち抜かれっ放し。
★29 - コメント(0) - 2013年3月24日

K
江戸時代の庶民の息吹を感じる川柳をいくつも引用しながら、杉浦先生らしい軽快なリズムで江戸の美味を解説。季節を追っての解説で、春は鰹、ファーストフードの寿司に天麩羅、蕎麦からフグ、鰻に芋……質素なりに多種多様。デザートとお酒、そして郭での名物までしっかり語り尽くしてある。あくまで庶民を中心としたミシュランガイドなので、武家や貴族の食生活には触れていません。文庫ではなく、ハードカバーの方が粋な装丁が好きです。また読みたい。
★6 - コメント(0) - 2013年1月28日

体裁含め、愛すべき一冊。
★3 - コメント(0) - 2012年12月31日

食系エッセイは食わず嫌いしていた。前に読んでいたころより、地の文が味わい深いように思えてきた。「そりゃあ草だわなこんなのが嫁菜」は好き。表紙もいいね。
★3 - コメント(0) - 2012年11月23日

やはり、杉浦日向子は偉大だ!自然体でさらっと、でも実は深い、というのを改めて。
★4 - コメント(0) - 2012年10月12日

この人の名が地に埋もれることがあってはならない。だから、講談社文庫で復刻が決まったときは、やったね、と思った。意外と古本屋でも見つからないんだよ。いやいや、序文が長くなったが、この本は簡単に手に入る。そうして、まさしくタイトルの、「美味草紙」だからこちらがわがたまらなくなるのだ。杉浦日向子さん。夭折というにはいささか年配だろうか、このひとが伝える「美味草紙」という言葉は、ひょいと空をとぶ紙飛行機のようにぼくらの胸に美味しそうなのを伝える。それは、とても味わったことのないような感情で伝えてくれる。
★5 - コメント(0) - 2012年9月4日

東京行きのおともに古本屋で購入しましたが、さすが杉浦さん面白いです。 まず川柳、それからじっくり解説をって、こっちまで五七五(笑) 前に読んだ「一日江戸人」などと併せて読んでから東京の街を歩くと すっかり気分はタイムスクープハンター(要ちゃん)です。 今更ながら惜しい人を亡くしたと。
★7 - コメント(0) - 2011年10月31日

川柳を入り口に江戸の食文化を歯切れよく紹介。図も多い。江戸においても、「ふぐのどこに毒があるのか、はっきり見極めていなかった」のに、男性(妻帯者以外)は「ふぐをことわれない」で、食べていたのに驚く(しかも素人が捌く)。初鰹は非常に高価なものだったが、金持ちには売りに行かず(金持ちは倹約家が多いため)、「そろばんのないうち」(=日銭で暮らすうち≒主に職人)が消費先というのも面白い。しかも、初鰹はあまり美味しくないらしい。でも、そういうのを「粋」と言ったんだろうな。
★6 - コメント(0) - 2011年10月22日

江戸のおいしいものや風物の特集本。江戸時代が搾取される暗黒の時代だった、とする古く堅苦しい歴史観から解放されます。いつの時代も人間の楽しみはそう変わらないのです。
★2 - コメント(0) - 2011年5月14日

☆☆☆☆☆ 題名通り、江戸の美味しそうなものについての本。表紙も中身もデザインが可愛い。ハキハキとした文が気持ちいい。文章も内容も粋。わかりやすいし簡単なのに為になる、素晴らしい作品。
★3 - コメント(0) - 2010年7月22日

大江戸美味草紙(むまそうし)の 評価:78 感想・レビュー:47
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