ネコはどうしてわがままか (新潮文庫)

ネコはどうしてわがままか (新潮文庫)
あらすじ・内容
ネコにはネコの事情がある! 動物行動学の第一人者が、ユーモアたっぷりに解き明かす自然の知恵のいろいろ。

飼ってもフンが見つからないドジョウのえさは? オタマジャクシを脅かすと皆一斉に逃げるのはなぜ? 雌雄同体のカタツムリはなぜ交尾する? アブラムシ、ボウフラ、ムカデ……みんなみんな生き物たちの動きは不思議に満ちてます。さて、イヌは飼い主に忠実なのにネコがわがままなのは、一体なぜでしょう? 動物行動学の第一人者が、ユーモアたっぷりに解き明かす自然の知恵のいろいろ。

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ネコはどうしてわがままかはこんな本です

ネコはどうしてわがままかの感想・レビュー(204)

生き物の行動に関する謎を,動物行動学の視点から説明していく本書。昆虫を含め,幼少期から多くの生き物と接してきた僕にとって,登場する生き物が身近なものばかりでわくわくしました。本書を読んで,いかに僕達が人間以外の生き物を,「人間からの視点」だけで見ているかが分かりました。毎度のことながら,日髙氏の本を読むと,人間も動物の一種に過ぎないという,ごく当たり前の事実に気づかされます。
★7 - コメント(0) - 2016年12月23日

動物と昆虫のユニークな生態を紹介。著者の生物への温かい眼差しを感じる。深く観察すると動物と人間の違いがわからなくなるという著者の言に大きく共感。カマキリの予知能力は、関東は関係ないように感じた。
★24 - コメント(0) - 2016年11月24日

日高さんの本はどれも面白い。子供にも解る言葉でかなり高度な謎解きをして見せます。トンボとヤゴの話やカマキリの卵を産む高さと気候の関係。そして今回はタガメの悪女の残酷な子殺し戦略に戦慄です。私がそんな目にあったら萎えてしまってそれまでですよー。動物は何も考えずに本能で行動して間違わない、それに比べて人間は頭で考えに考えても間違ってばかりいる。同じ間違うにしても念入りに間違っているので何も考えないでやって間違うのより始末が悪いです。
★13 - コメント(0) - 2016年8月25日

お気に入りさまより。いろんな生き物が載ってるのにタイトルがコレだから手に取っちゃう。それぞれの章がそれぞれに興味深く面白い。でもさ、わがままじゃなければネコじゃないって思います~
★2 - コメント(0) - 2016年8月12日

タイトル買い!「ネコはどうしてわがままか」……興味津々です。ネコと飼い主の関係は「擬似親子」の関係であり、「ネコにしてみれば、飼い主はまさに親ネコなのだ。」子ネコが鳴けば(泣けば)母親が跳んでいくのは当たり前。ネコの飼い主さん、いかがでしょう?「刷りこみ」現象の発見で有名なオーストリアの動物行動学者、コンラート・ローレンツによるエッセイ『ソロモンの指環』を翻訳している日高敏隆の「ちょっとエソロジー」。適応度増大のために生きている動物たちの知恵や工夫に、純粋に感動を覚える。
★49 - コメント(4) - 2016年8月7日

日高さん作品に興味を持って2作目。動物行動学でも良くわからない事実が満載。楽しく賢くなって読了。意外な山下さん解説も良かった。お薦め
★22 - コメント(0) - 2016年7月26日

身近な生き物の生態について如何に無頓着であったか。しかし未だ解明されていないこともあり、分からないという状態にロマンを感じる。おしなべて頬緩ませのほほんと読んでいると、タガメの子殺しの様な記述に出会い慄然とする。
★48 - コメント(0) - 2016年7月13日

早春にさえずるウグイスや、田んぼから聞こえるカエルのコーラスは、人からみれば季節を感じるのどかな光景。でもウグイスやカエルはただ鳴いているのではなくて…、というような知ってたら楽しい生き物に関するお話がたくさん。知っているのと知らないのではものの見方が変わりますね。
★7 - コメント(0) - 2016年6月21日

図書館本。地球に人間だけが生きているのではないことがわかり、こんなにも豊かなことなのかとびっくりする。身の回りは不思議なことで満ちてあふれている。
★1 - コメント(0) - 2016年5月24日

身近にいる昆虫、鳥、動物について、春夏秋冬別に動物学者である著者が記述。1つの項目が2〜3ページと短いしエッセイ風なのでとても読みやすい。「ネコはどうしてわがままか」は、犬はパックハンターで集団で行動するのでリーダーの言うことには絶対服従、なのに対してネコは単独行動だから。という、当たり前のような答えだったが、その他の生き物にはついては、なかなか面白いものも多かった。「ハイイロガン」についてはゲイのカップルがいたり、何度も夫に捨てられて淫乱になってしまうメスがいたりと、これで短編小説が書けそうなくらい。
★24 - コメント(1) - 2016年3月26日

★★★★ ネコを主体とした本ではなく、動物行動学についての入門的な文章。文章が簡潔で面白くどんどん読み進んでいけた。虫が苦手な私でも安心して読めるイラストで小さな生きものへの愛情に満ちた文章は心地よく、心がほっこりする。すねる、きどる、確かめる、目覚める、落ち込む等、ネコや鳥の話であっても、生まれたときからネコと生活しているとウンウンと頷ける点がいっぱい。読みやすく明るいユーモアの中に生物や自然を見つめる知性に引き込まれます。タガメのメスの悪女っぷり、カマキリの予知能力面白く読了。
★20 - コメント(0) - 2016年2月21日

ネコ本なのかなと思ったら、ネコのお話はちょびっと。動物というか虫の話が多め。人間の行動と照らし合わせて動物の行動を紐解くのが興味深く面白かった。基本、オスとメスと子孫繁栄、これ大事。
★10 - コメント(2) - 2016年2月15日

猫のことはあまり書いてなくて、動物全般のエッセイ。 でも、面白くってあっという間に読んでしまった。
★2 - コメント(0) - 2015年12月6日

「猫」と名のつく本は片っ端から手に取る者としては、「ネコは?え、ねぇねぇネコはいつ出てくるの?」と思いつつジリジリしながら読み進めた。ところがだ。面白い!実に面白い(笑)「イサザ」の長距離移動や「モグラ」のトンネル、「カマキリ」の予知能力、視点が面白く興味深い。私もすっかり日高ワールドに細胞レベルで染まってしまった。それにも増して興味深いのは、最もネコに関する記述が多いのが巻末の解説という…笑
★5 - コメント(0) - 2015年9月8日

動物の生態について学ぶ事ほど面白いものはない。著者は『利己的な遺伝子』や『ソロモンの指環』等の名作を翻訳した、日高敏隆先生。子どもでも興味が持てるよう、タップリとユーモアを交えつつ、ディープな知識を披露してくれる。また、大野さんの挿絵が可愛くて癒される。
★6 - コメント(0) - 2015年8月29日

初読。2015年971冊め。子どもの頃はファーブル昆虫記を夢中で読んだが、いつの間にか私も昆虫が怖くなってしまい図鑑等も気軽に読めなくなってしまった。日本のファーブル博士やシートン博士である動物学者の日高先生のこの本は、そんな昆虫が苦手な人でも安心して読める可愛らしいイラストに、ユーモアあふれるしかし実に的を射た文章が楽しめる。生き物への愛が溢れる日高先生はいつか全著書を読破したい方の一人。
★64 - コメント(0) - 2015年8月12日

春夏秋冬それぞれのいきもの博物誌と「いきもの」もしょせんは人間じゃないの!?から成る文庫。カマキリが高いところに卵を産んだら、その冬は雪が深いという言い伝えが雪国にあるそうで、実際調べた方もいる。子供時代に遊んだ昆虫のことを思い出しながら楽しく読めた。
★2 - コメント(0) - 2015年7月24日

【ココロの琴線に触れたコトバ】それでもやっぱり、迷いのない人生なんて味気ないだろう。先のことがわからないから、どうしてよいか迷ってしまうのだ、という人もいる。けれども、ほんとうに先のことがみなわかっていたら、生きていく楽しみなんかなくなって、何かをしようとする気も失せてしまうのではないだろうか。
★3 - コメント(0) - 2015年7月22日

普段昆虫を見ると正直ぎくっとしてしまうが、日高さんの本を読むとちょっと世界が愛おしく思える。理系の人でここまで文章うまい人あんまりいないよね。私も自分の専門分野についてこんな風に語れるようになりたいなー。
★1 - コメント(0) - 2015年5月29日

1930年生まれ、動物学者の日高敏隆さんの「ネコはどうしてわがままか」、平成13年10月刊行、平成20年6月文庫化です。それは「単独性」の動物だからですね(笑)この本はネコについてというよりも沢山のいきものの生態がとても面白く書かれています。特に「カタツムリ」のところが印象深かったです。カタツムリは肺呼吸で雌雄同体だそうです。でも必ず二匹で交尾しないと子供はできない。お互いが男であり女であるわけですから、一匹の中の男と女が両方ともその気にならなければならない。何時間もかけて口説きあい機が熟するそうです。w
★24 - コメント(1) - 2015年5月2日

タイトルはネコだが、昆虫などさまざまな身近な小動物たちの自然の知恵を解き明かすエッセイ集。オタマジャクシの恐怖物質の話、ドジョウの豪快な食べ方、兵隊アブラムシの話など興味深い話がいろいろ。強烈なのはタガメの話。卵の世話をするオスの留守に見知らぬメスが卵を破壊、戻ったオスを我が物にして卵を産む。悪女過ぎる(笑)昆虫の世界もなかなかハードです。
★33 - コメント(0) - 2015年4月27日

猫の話だけじゃないのです。ムシやトリ、イキモノに関する「へぇ~」な話がてんこ盛り、且つ面白い。ショートエッセイだからちょいと取りだし隙間時間に読めてしまう。なにより、動物行動学者の日高氏の観察眼に感嘆するのですよ。
★19 - コメント(1) - 2015年4月4日

様々な生き物の形態やら生態やらに、意味の無いものなんて何も無いんだと教えられる。人間はどうなんだろうと考えていたら、第二部の『「いきもの」もしょせんは人間じゃないの!?』で、人間もしょせん生き物のひとつに過ぎないことを、人間の感情について他の生き物を例に挙げたエッセーで楽しく理解させられた。タガメの産卵、ヘビの舌の働き、セミの鳴き声やクジャクの羽、群れる動物と単独行動する動物など、先人たちや最新研究による発見は読んでて楽しい。そして未だ解明されてない意外に身近なことがあるのに驚く。小中学生に読んでほしい。
★9 - コメント(0) - 2015年2月18日

猫だけではなく、身近にいる生物の行動の不思議を解き明かしていく。著者はコンラート・ローレンツの『ソロモンの指環』を翻訳した動物行動学の専門家。哺乳類だけではなく、虫や魚の行動にも言及している。一つの生物に関して約2ページほどしか書かれていないので、さくさく読んでいける。最終章では、様々な動物のオスとメスの駆け引きを紹介し、その行動がいかに人間の男女間の駆け引きと変わりがないか、ということを説いている。動物行動学の専門書というよりも、ある特出した行動の裏にどのような理由があるか、が説明されている。
★11 - コメント(0) - 2014年11月5日

本邦動物行動学の第一人者によるエッセー集。省みれば著者の作品から動物行動学というジャンルに魅せられ、そこから飛び火し著者の弟子竹内久美子にどっぷり嵌まったのだ。冷笑しつつ毒を吐く弟子と、ほのぼのとした好々爺たる師匠、スタイルは違えどどちらも文章に味があって良い。さて本書での新発見……「アブラムシも蟻・蜂と同じく社会性昆虫」「タガメはメスが子殺しする」「カマキリはその年の積雪量を予測して卵嚢を産む」「ブルーギルにはメスの振りするメスそっくりなオスがいる」など。なんと面白い。
★4 - コメント(0) - 2014年9月16日

日高さんの本は2冊目です。この方の本は面白い~わかりやすい~親しみが持てる。生物学というと難しく考えがちですが・・読みながら子供に語れるレベルです。 それにしても・・(かたつむり)と(なめくじ)(貝類)は同じ軟体動物なのに進化の途中で殻を失くしたためにずいぶんな身分の違いが生まれたものだと思う。 片方は歌が作られ雨の日にめでられ・・片方は嫌われて塩をまかれて~「そんな事を考えながら読める本」です。頭が柔らかくリラックスできます~
★56 - コメント(0) - 2014年8月6日

生き物の世界は面白い。不思議なことばかりだ。それを少しでも知ることは小さな喜びに繋がる。知ったからと言って何?といわれるかもしれないが。知ることで人間も含めて生き物が愛しくなる。もっと知りたくなる。日高さんの言葉は何故か心に残る。
★6 - コメント(0) - 2014年7月23日

水面に浮かんでいるボウフラを驚かせると水底に潜ってしまうのは、「光源から遠ざかろうとする負の走行性」と「地面の方向に向かおうとする正の走地性」を持っているから。だから、ボウフラを透明な容器に入れて容器の底に光を当てた状態で驚かせるとボウフラは体をくねらすだけで水底に潜れないみたいだよ。2つの走性が矛盾するから。光を消すとあっという間に容器の底に行くんだって。他の人に教えてあげたり自分で試してみたくなる話がたくさん出てくるので、とても面白いよ。動物行動学者の日高さんの作品は、はずれがないのでいいよね^^
★15 - コメント(3) - 2014年7月17日

以前にも日高氏の著作は数冊で読んでいたが、これも期待に違わず面白い。ネコのことだけにとどまらず、犬と人との接し方、昆虫や鳥、動物の行動のトリビア的なオモシロ知識が凝縮されている。8年ごとに大量発生し、電車をも止めてしまうキシャヤスデの話にとても魅かれた。もちろん、その他のエピソードもほほえましかったり、人間との共通点を感じたり、興味深く読めた。一つのエッセイは短いが、要点がよくわかる。ユーモラスな語り口に日高氏の人柄が表れている。氏の他の著作をもっと読みたくなってしまう。
★5 - コメント(0) - 2014年3月1日

動物についての疑問や不思議な点などがわかりやすい表現で書かれている。ひとつひとつの話も短いので非常に読みやすい。動物も人間と同じようなところがあったり、一見意味も無いような行動が生きるために必要なものだったり興味深く読めた。
★1 - コメント(0) - 2014年2月14日

君のわがままにはちゃんと理由があるんだね。いろんな「へー」がたくさんみつかりました。
★3 - コメント(0) - 2013年11月7日

タイトルだけ見るとネコに関してトコトン追及するようなイメージかあるが、そうではなかった。動物行動学の著者が、ネコだけでなく、昆虫等生き物の何故を説明してくれる本書。一つの題材2~3分で読みきれるし、子供に読ませたくなるような内容。
★2 - コメント(0) - 2013年9月15日

著者の他の作品も読んでいるので、重複する内容もあったが、短編ということもあり、とても読みやすかった。普段何気なく見聞きしている生物の行動に思いもよらない意味があったり、これまで知らなかった生物の生態を垣間見たりといろいろな切り口で楽しむことができる。中でももぐらのミミズの捕食方法はシンプルで面白い。プロセスを実際に見てみたいものだ。
★3 - コメント(0) - 2013年7月18日

日高先生のエッセイには、地球上の全ての生きる物たちへの、「生きる」意味と子孫繁栄への義務を強く感じます。
★9 - コメント(2) - 2013年4月1日

ひとつひとつの話がおもしろいのに、短編なのでもったいない。はじめは雑然としていて読みにくいと思っていたけど、生命に対する愛に満ちている。 一番最後の章が好き。すねるねこ。
★1 - コメント(0) - 2013年3月31日

世界はまだ、わからないことでいっぱいなんだなあ。物知り顔で断言するのではなく、「ほんとうのところはよくわからない」と日高先生は言う。私はその姿勢が大好きだけど、人によってはそこが物足りないかも。狡猾とも取れる戦略で子孫を残す生き物を見る目は、それでも暖かい。アブラムシの蜂蜜、食べてみたいな。。。タガメ。。これからは「泥棒猫」や「女狐」に出くわしたら、「このッ、タガメ女!」で決まり!!(?)
★2 - コメント(0) - 2013年2月2日

動物にまつわるエッセイ集。この本を読む前にコンラート・ローレンツ氏の「ソロモンの指環」を読んでおくとさらに楽しめると思います。一つのテーマに対してイラスト部分を含めて4ページほどの長さしかないので、きちんとした結論が出ていないものもあります。けれどサラリと読むには面白かったです。読了後は春を告げるウグイスの声や、カエルの合唱をこれまでとは違った意味で聞くようになると思います。タガメのメスが卵を生む為にとった方法や、ハイイロガンの習性が妙に人間くさくて面白かったです。★★★★
★64 - コメント(0) - 2013年1月23日

みんな、一所懸命生きてるんだな。手のひらを太陽に、のフレーズがぐるぐる。たしかに、どうだっていいことの話なんだけど、知れば知るほどおもしろいなぁv
★11 - コメント(0) - 2013年1月19日

生物に関するエッセイ集のようなもの。第二部の、『「いきもの」もしょせんは人間じゃないの!?』がお気に入り。動物たちの世界は、知れば知るほど彼らの存在を大きくしてくれる。ときたま家にやってくる野良猫(飼い猫かも知れないが)がなにを考えているのか、それを知った時、なんとなくわかった時には、どうしてだか心が暖かくなる。彼らがきちんと意思を持った、物体でないことを実感できるからだ。イヌの気持ち、なんて本を読んだ時もそうだが、まるで全く価値観の違う人と出会ったようで、自分の世界がぐんと広がる。
★5 - コメント(0) - 2012年12月30日

★2 - コメント(0) - 2012年11月14日

ネコはどうしてわがままかの 評価:72 感想・レビュー:64
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