本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

本屋さんのダイアナ (新潮文庫)
あらすじ・内容
私は大穴(ダイアナ)。こんな名前を初めて褒めてくれた、あの子。最強のガール・ミーツ・ガール小説!

私の名は、大穴(ダイアナ)。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた――。正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。地元の公立と名門私立、中学で離れても心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が……。少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。

あらすじ・内容をもっと見る
386ページ
1979登録

本屋さんのダイアナはこんな本です

本屋さんのダイアナを読んだ人はこんな本も読んでいます


本屋さんのダイアナの感想・レビュー(1101)

★★★★★
★5 - コメント(0) - 3月25日

大穴(ダイアナ)と彩子、全く正反対の二人の成長物語。どちらかと言われれば、当然彩子側の人間なのでダイアナはとても眩しい。逆に彩子には同族嫌悪からか苛々されられました。でも、同族嫌悪する程度には似た要素があるので第五章は読むのが辛かった。もちろんのことモンゴメリなんてかけらも読んだことないのですが、児童書らしい人生に立ち向かう強さ、みたいなものが伝わってくる感じが良かったです。
★14 - コメント(0) - 3月24日

「隣の芝生は青く見える」を地でいく話。ダイアナ父にはがっかりだったけど、その分、ティアラさんのかっこ良さが際立った。
★15 - コメント(0) - 3月21日

少女漫画を小説にしたような滑り出し。読み進むうちに、ぐいぐい引き込まれ、自分の生き方を見つめ直すことを迫られ、ストーリーの展開にもハラハラ。人生の第一ラウンドを終えた自分が読んでも、激しく揺さぶられるんだから、これから社会に踏み出そうとしている若者が読んだら何が起きるか。保証できません。
★15 - コメント(0) - 3月18日

柚木麻子凄いっす。解説にある「ぐいぐい読ませるけれど、後からいかに精緻な凝った作りになっているか気づく。」まさにそう!アンとダイアナになぞらえた2人の少女の小3から22才までの物語。おもしろい、泣かせる、湧き立つ、陶酔する、とにかく凄い!あと、もう一つのテーマ「あからさまなあるいは隠微な無意識の抑圧と虐待(いじめ)が書かれている。赤毛のアンのダイアナが無性に読みたくなった。
★17 - コメント(0) - 3月17日

赤毛のアンの主人公アンは境遇に負けず奔放に生きる強い女の子です。では親友のダイアナは?『本屋さんのダイアナ』の大穴(ダイアナ)はアン、そして彩子はダイアナ的存在として描かれます。仲良し2人のほのぼのストーリーでは決してない。柔らかい表現の中に、アンは勿論、ダイアナのような女性たちも自由に選択し生きて良いのだという強いメッセージを感じます。自分にかかっている呪いに多くの女性は(時には男性も)気付いていないのかもしれない。自分も知らないうちにかかっている呪いを1つ1つ解いていかねばと思いました。
★14 - コメント(0) - 3月12日

思春期の女子ってホント難しい。些細なことですれ違って周りに流されて大切なものを見失ってしまう。親の愛ですら上手に受け取れなくなる時期ってあるのよね。2人の成長を読み進めてると、どこか歯がゆかったり、心の奥をつつかれてるようなソワソワした気持ちになったりして落ち着かなかったなぁ。 ダイアナも彩子も大人になってまた始まるんだね。今度はきっと大丈夫。離れてた時に苦しんだ分、もっと近づくことができると思う。大人の女性の友情ってそんなもんよ(笑)
★15 - コメント(0) - 3月11日

赤毛のアンは一冊しか読んでいないが,それのオマージュらしい.現代の大人向け童話といった印象.各章のタイトルの童話っぽさがとても良い.森を出る.呪いを解く みたいな章立てにときめいてしまう. 狭い世界の少女が世界を広げ,現実を知り,そして痛みを伴いながらも足枷を外し自分らしさを得るというストーリーはある意味テンプレではあるのだが,この話は,軸にある童話っぽさがそれらをまとめ上げていてとても楽しめた.
★7 - コメント(0) - 3月11日

仮病で仕事休んだクズ人間の自分が嫌になり、何となく目に止まったこの本を一気に読んでしまった。この本には私と重なる部分が沢山あって色々溢れるものがあった。『たとえ希望どおりに進めなくても、自分に与えられた環境の中でせいいっぱい努力すれば、道はおのずから開かれるものです。こういう人たちは、順調なコースにのった人たちよりも、人間としての厚みも幅も増すように、わたしには思えるのです』今の仕事は全然希望通りではないけど、また月曜から頑張ろうってちょっと思えた。
★20 - コメント(0) - 3月11日

大人に守られていることって、自分も大人になってみないとわからないよなぁ。私もそうだったし。ダイアナも彩子も性格は全く違うんだけど、お互いがお互いを羨んでて、その対比みたいなものが第三者としてはどっちもちゃんと恵まれた環境にいるんだよってすごく言ってやりたい。自分自身に呪いをかけてしまっている二人を見ながら、私もきっと自分に呪いをかけているのだろうなぁなんて思ったり。秘密の森のダイアナ、読んでみたいなぁ。小さいときに読んで今も大好きな物語たちがたくさん出てくるところ、ツボです。
★18 - コメント(0) - 3月10日

久しぶりに本を読んだ。数ヶ月バタバタしていてなかなか本を手にとれないし、読む気にもなれず。やっとやっと読めた。上手くいかないことを自分に与えられた環境やもののせいにするのではなく自分で切り開いていかなきゃなんだなぁと改めて感じた。自分にかけられた呪いをとくのは自分だ!…とまぁわかっちゃいるけどなかなか難しい(笑)
★39 - コメント(2) - 3月10日

ずっと読みたいと思っていた。「赤毛のアン」シリーズは小学生の私に読書の楽しさを教えてくれ、落ち込む事がある度に元気をくれたから。読書バーからお借りできた時は嬉しかった。時には回り道をしながら、大人になっていく二人の少女。その揺れ動く心が手に取るようにわかる筆致の巧みさ。離れる時はあっても、お互いの存在が支えになっている、良いなあ。彼女たちに落ち度はないのに、辛い思いをする場面では胸が痛んだけれど。思い描いた理想の通りには人生はまわらない。でも、だからこそ喜びの時はそれは輝きを増すのね。
★153 - コメント(2) - 3月10日

●ブックオフ
★5 - コメント(0) - 3月9日

女の子というのは本当に難しいなぁ。清廉潔白でも、孤高でも、裕福でも、そうでなくても、どんなに愛されていてもいつも何か足りなくて、隣のあの娘がうらやましくて、苦しい。人と同じではいたくないけれど、ひとりぼっちでは寂しくて不安。そういう不安定な女の子という生き物として生きていくのは、本当に難しい。ダイアナと彩子がこの先手を携えて、その難しい人生を二人で乗り越えてくれるといいなと思う。そして、世界中の女の子がみーんな幸せになるといい。そんな風に思える結末だった。
★18 - コメント(0) - 3月7日

モンゴメリー、オルコット、バーネット、ポーター。昔は彼女達の小説の文庫が充実していたので、随分と読んだ気がします。角川さん新潮さんありがとう。これはその正統な後継ですね。現代は19世紀と違って少女達が生き抜くには、色々な誘惑や困難がありますが、そんな中を二人の少女がそれぞれ違った境遇、容姿、性格ながら熱い友情と断絶、そして再会するという物語。舞台は現代ながら懐かしいものを感じて、良い小説をありがとうと言いたい。大穴でダイアナというと井上ひさしのオーケストラの少女の話を思い出すのは、良いのやら悪いのやら。
★111 - コメント(1) - 3月4日

僕の大好きな赤毛のアンシリーズのオマージュに溢れた一冊。でもアンと腹心の友ダイアナとは全く逆の境遇の本作のダイアナと彩子。前半はお互いの異なる境遇を羨む様子が微笑ましく、このまま美しい友情物語が続くのかと思った。ところが中盤からは何とも辛い成り行き。二人のコンプレックスが心の行き違いを産み、儘ならない青春を過ごす。赤毛のアンとは違っていたってシビアな内容。そんな中に有って、ぶれない生き方をするダイアナの母ティアラに一番親近感を持った。彼女の強さは母の強さそのもの。それがちゃんと受け継がれたのが嬉しかった。
★61 - コメント(0) - 3月2日

図書館借本。初読み作家さんでしたが、登場人物や情景が自然と目に浮かび勢いよく読み進みました。とても面白かったです。本好きな人との繋がり...とても素敵なお話でした。
★18 - コメント(0) - 2月26日

ことごとく良い意味で先を裏切られ続けた作品で、作者に拍手喝采です。そうだよね~、どんな素晴らしい作家でも人格に比例するとは限らない。そして読者や出版社が軽々しく口にする期待の言葉の無意味さにも納得。また、娘の髪を金髪にするギャル母の思いにも唸ってしまいました。でもこの作品で一番尊いのは、彩子両親とダイアナ母の愛情が我が子だけでなく我が子の親友に対しても始終変わらないこと。特に彩子母が、環境の違い過ぎるダイアナ母娘を遠ざけることなく抱く愛情は、過去の繋がり云々だけではなく本物だと思えました。
★25 - コメント(0) - 2月26日

ダイアナ➡大穴、そりゃ無いだろ!爆笑から読み始める。ダイアナと彩子交互の視点で物語が語られていくのが良かった。ティアラの強さと聡明さがすばらしい。「アンの愛情」のあとがきの下りに、大切な事に気づかされた。
★17 - コメント(0) - 2月25日

本屋さんの・・・だけど、本屋さんに就職する前の部分が多いから、ちょっと予想外でした。赤毛のアン、昔読んだと思うけど、すっかり忘れちゃってて、覚えてたらもっと楽しめたんだろうな。
★18 - コメント(0) - 2月23日

タイトルから、なんとなくお仕事小説かと手に取ったら、少女二人の成長物語でした。二人と母のこれからも気になります。
★18 - コメント(0) - 2月23日

大穴と彩子の友情物語。2人の人生が6年生の喧嘩以来行きつ戻りつ、二度と離れることはないけれど交わる事もない。それぞれに罹る呪いの話は永遠に2人の再会がないんじゃないかともどかしかった。上下関係やランクがないと誰とも繋がれない。それに怒っているのを隠す為にいつも楽しそうにしてる、という彩子の言葉によって、歳をとる毎に蟠る仄暗いモノがサッと吹き飛ばされたような気がする。
★22 - コメント(0) - 2月21日

自分の勝手な想像とは違って波乱万丈で辛口な展開で面白かった。『秘密の森のダイアナ』のグッとくる言葉もあったりして楽しめた。
★14 - コメント(0) - 2月20日

おもしろかった。丁寧かつテンポの良い文章であっという間に読み終わった。名前って大事だよなあ。わたしも自分の名前を好きになれない時期があったなーと、読みながら思い出してた。
★15 - コメント(0) - 2月19日

大穴(ダイアナ)と彩子、二人の出逢い、決別、そして再会の物語。二人の友情ストーリーのみならず、家族やアイデンティティーに悩み、傷つきながらも逞しく成長していく二人に勇気を貰えます。とくに後半に出てくる「アンの愛情」のあとがきが素晴らしく、いまの自分にも刺さりました。柚木さんの本は「ランチのアッコちゃん」に続いて2冊目で、さらっとほっこりする話かと思いきや、意外と重い部分もありで良い意味で裏切られました。でもやっぱり、大穴はいくらなんでも可哀相過ぎると思うんだけどなぁ…。
★61 - コメント(2) - 2月19日

二人称で、テンポ良く、微妙な女心とかが少しずつ重なっていくところとか、新しい赤毛のアンを柚木さんによって生まれたみたい。赤毛のアンをまた読みたい気持ちにさせてくれた。読了感良いのは言うまでもない。
★19 - コメント(0) - 2月18日

ダイアナ(大穴)と彩子ちゃん。再会するまでが長かった。お互いにお母さんには会っているのに。お互いが憧れて羨ましく思う気持ちが本当に上手く描かれてて面白くてクスクス笑いそうになってしまった。本当に分かる。幼い頃のそんな気持ち。ティアラの過去が意外な感じるとかも面白かった。
★21 - コメント(0) - 2月15日

決別してからも心のつっかえが取れない感じ。互いの気持ちで読み進めていくうちに物語に深入りしていきました。「呪いを破る」は2人だけでないと実感。本好きにはあっ!と思うことも多い内容。向田さん森茉莉 さん。『赤毛のアン』をはじめ子供の頃に読んだ本もなつかしい。何度も読み返す本ってありますね。その時々で感じることが違っていて心の鏡みたいです。本書も次に読む時どういう風に思うのだろう?作中の童話も実際に出版して欲しい。本の事を語り合える友人っていいですね。この読メも同じです。『さよなら、いい子の魔法』も読みます。
★19 - コメント(0) - 2月14日

もどかしい!から良い!自分らしさってなんだろうなぁ。
★18 - コメント(0) - 2月14日

「大穴」と書いて「ダイアナ」。最近のキラキラネームなんてレベルじゃなく、まさにドキュンってくらい突き抜けた名前を持つ主人公。そして真逆のような良家で育った清純派、彩子。ふたりをつなぐのはたくさんの本とそれを読むキラキラした心だったはずなのに、いつしかすれ違い決別してしまいます。表紙やタイトルから想像出来ないようなしっかりした物語に驚きました。自らの力で呪いを打ち破る、克服するまっすぐな強さ。「私に命令出来るのは私だけ」。ふたりの少女に拍手喝采です。昔読んだモンゴメリ、再読したくなりました。凄く良いです。
★24 - コメント(0) - 2月13日

とても面白かった。夢中で読みました。なんだか彼女達の成長していく過程にすごくワクワクさせられました。大事に本棚に並べておきたい1冊。ダイアナちゃんの本屋での仕事が、本屋でバイトしてたので懐かしかった・・・。久しぶりにシュリンクがけしたいな。もっといろんな本読もう。
★16 - コメント(0) - 2月11日

まったく正反対の女の子の友情と成長の物語。所々にいろんな本が出てくることも物語を引き立ててた。自分もこんな反抗した過去あったなぁとか、幼い頃の友情ってこういうもどかしさあるなぁとか思い出しちゃいました。あと、2人の話しが交互にくるので、読みやすかったです!個人的には武田くんみたいな人好きです!
★42 - コメント(0) - 2月10日

SSD
柚木作品は女性という生き物を様々な角度から浮き彫りにする。何冊も読むとある程度パターン化もするけど、その行く末は同じではない。本作は呪いを解くことが根幹にある。どんな呪いかはそれぞれの登場人物によって別々のようで根本では似ているものかもしれない。同調圧力、理想の押しつけ、被害者になりたくないばかりに事実を捻じ曲げるなどなど。毎回冷徹に緻密に女性を描くのが作風で、1作ではなく彼女の作品の多くを読むとその魅力がより深く感じられる、と気付いた。理想のタイプはダイアナと彩子を併せたような感じの人です(笑)。
★26 - コメント(0) - 2月10日

面白かった! ダイアナと彩子の視点で交互に描かれていて、もどかしさがありつつ、楽しんで読めた。 彩子の大学時代の話、流れ的にダークサイドに落ちるのかなぁ、と途中で予想してたけど、あそこまで落とさなくても。
★11 - コメント(0) - 2月7日

mos
初著者、秘密の森のダイアナ。赤げのアンを読んでからの方が良かったかも。
★8 - コメント(0) - 2月7日

【新潮文庫の100冊2016】題名の「本屋さん」に惹かれたんだと思う。で、柚木麻子さん♪ 「腹心の友」と聞けばあの作品、やっぱり~!読んだことないけどここで触れることができてよかった。そして森茉莉!!『れんげ荘』にも出てたけど理想を語る友人だと思ってた。けどさすがに2回目となるとスルーできない...検索...(ΦωΦ+)ホホゥ..思っていたのと違う展開。ダイアナもだけどティアラが魅力的すぎる( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ ) ダイアナの父に期待しすぎちゃったけどきちんとケジメつけられてよかったね。
★41 - コメント(0) - 2月6日

デザインは新潮社装幀室。装画は斉藤知子さん。個人的には単行本の方が好きなのですが、中身は新潮文庫なのにとっても可愛い仕掛けが散りばめられていました。
★11 - コメント(0) - 2月5日

本の中の少女は強くて、賢くて、格好いい。どうして彼女たちのようになれないのだろうと、少女ではなくなった今でもその姿を追い求め続けてしまう。彼女たちの歳を追い越してしまってからというもの、素直な気持ちで読めないことが増えている気がする。環境に負けず自分を見失うことのなかったダイアナも、一度は慣れない環境に振り回されるがきちんと自分を取り戻した彩子も格好いい。けれど、一番はティアラだ。決して弱みを見せず、泣き言も言わず、正しいと思ったことを堂々と主張する姿がすごく眩しい。人の強さはどこからくるものなのだろうな
★25 - コメント(0) - 2月2日

見た目も境遇も正反対な二人の少女の成長と友情の物語。冒頭から惹きこまれて夢中になり最後までじっくり楽しめた。魅力的な登場人物、緻密な構成、飽きのこない展開、清々しいラスト。構想にどれほど時間を掛けたのだろう。どこをとっても隙が無く、パーフェクト!うまく出来すぎなこともあったが、綺麗事だけで済ませていないところが良かった。柚木さん三冊目にしてマイベスト。
★101 - コメント(6) - 2月2日

lie
作中に色々な本が登場します。読んだことのない作家や作品は今後読んでみたいなと思いました。特に、赤毛のアンシリーズを読み直したくなりました。 それぞれの人物について登場したときの印象と、物語が進むにつれて感じる印象が変わっていくのは、実際に知り合ってどんどんその人を知っていく感じがしました。
★14 - コメント(0) - 2月2日

本屋さんのダイアナの 評価:94 感想・レビュー:454
ログイン新規登録(無料)