六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)
あらすじ・内容
「あなたも赤い花を活けに来たの?」少女はゆっくりとそう言った。

津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。

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六番目の小夜子の感想・レビュー(10160)

本屋でみかけて読みたくなり、10年ぶりぐらいの再読。 知らずに読んだら辻村深月さんと区別がつかなさそう。
★11 - コメント(0) - 2月22日

ホラーというかミステリーというかいっぱい考えながら読んでいき、読めば読むほどこの世界観にはまり、あっという間に読み終わりました。
★7 - コメント(0) - 2月22日

まず印象として、「拙い」。場面場面の主語が曖昧に感じる場面が多く、幾分か萎えながら読了した。いまや直木賞作家の彼女にも、こういったデビュー当時があったのだなとほくそ笑む。「夜のピクニック」の時にも感じたことだが、恩田さんの話には、物分かりが良過ぎる美男美女しか出てこない。人生楽勝モードの春を謳歌する者たちが多少の困難に遭遇してなんとか自己解決していく。そんな具合だ。淡いゆらめきだ。
★13 - コメント(0) - 2月19日

『サヨコ』という3年に一度の秘密めいた儀式を軸に不安定な高校生の心情を描く。高校生活に大学入試、学祭、模試、恋愛模様とミステリーを絡めるのはある意味王道。ミステリーの方が、少し雑な扱いになったのは残念だが、高校生が実物大に見事に描かれているので、実感を伴った迫力は充分。会話の妙も絶品だ‼️
★13 - コメント(0) - 2月19日

こういう「感じ」は好き。ドラマが見たいのだが、レンタルが見つからない。
★7 - コメント(0) - 2月19日

母が唐突に「恩田陸知ってる?」と私に聞いてきたのがきっかけで、中学生の頃読んだこの作品をもう一度読み返してみた。だいぶ前の話なので内容もすっかり忘れており、新鮮な気持ちで読了した。学校という閉鎖空間の中でこそ起こりうる恐怖や集団心理に背筋が凍るような作品。少しファンタジックな部分もあり、謎は謎のまま、読者に委ねられているかのように終わる。
★16 - コメント(0) - 2月19日

小学生の頃、夕方にやるドラマがとても好きでした。ずっと津村小夜子に惹かれていたのに、こうして本を読むのは初めてで新鮮。四季に合わせた舞台設定と、その時々の周りの風景描写が絶妙でした。息が詰まるほど。出てくる人物たちの感情や少年少女時代だからこそ繊細になれる部分が鮮明に描かれていて、やっぱりおもしろかった。わたしも雅子だったら、他の女の子と仲良くしている小夜子を見たら嫉妬してしまう。男子の間抜けさと熱心さも絶妙なコントラストで、少し不穏な物語に安堵感を与えている気がします。
★47 - コメント(0) - 2月18日

小学生の時にこれのドラマが放送されていてとても怖かったのを覚えています。原作を読もう読もうと思っていて、やっと読めました。恩田さんの母校が舞台なのかなーという文も所々に見られ、茨城県民としては楽しく読めました。伏線回収バッチリ!という感じではなかったのが残念でしたが、たまにはこういうのもアリかと思いました。
★25 - コメント(0) - 2月15日

面白かったのだが、結局謎は謎のまま終わってしまって、すっきりしない結末だった。無理矢理理屈をつけられなくもないが、これも作者の狙い通りなのか。学園祭でのお芝居の場面の緊迫感は、なかなかのものだった。
★19 - コメント(0) - 2月15日

舞台は高校。生徒の間の「サヨコ」の言い伝え。3年に一度、先代のサヨコから秘密裡に指名された者が、サヨコであることをさとられずにいくつかのことを成し遂げると、その学年の大学合格成績は素晴らしいものになる。今年はその3年に一度の年。設定が面白い。途中で語り手が変わるのは恩田さんらしい。後半、学園祭で演じられる劇がすごい。謎が解けたような、これで合ってるか自信がないような、そんな終わりかた。回収されていない謎が多いように感じる。
★18 - コメント(0) - 2月14日

まずまず
★4 - コメント(0) - 2月13日

定期的に読み返したくなる本のうちの1冊。高校卒業して何年も経つけれど、やはり学校という空間の特殊性みたいなものは卒業してからの方がよくわかる気がする。そこに流れている時間も空間も、理屈ではない何かに支配されている部分がどの学校にも多少なりともあるのだと思う。そしてだからこそ、決して返ることのないその日々が切なく、愛おしいのだ。
★23 - コメント(0) - 2月12日

一生を学校で過ごす身としては、その存在の圧倒的な力にひれ伏す瞬間がよく分かります。なんだか身に染みます。全編を通して感じる不穏な空気感は、常に学校に流れている一種の緊張感に似ています。ドキドキソワソワキュンキュンハラハライライラ…そんな息詰まる空気を感じながら読了。
★30 - コメント(2) - 2月11日

恩田陸さん直木賞受賞記念に再読しました。本書はNHKでやっていたドラマで知りました。豪華キャスト陣で非常に面白かった記憶があります。このドラマがきっかけで、当時小学生だったのですが、生まれて初めてハードカバーの本をお小遣いで買ったという思い出の一冊です。再読してみると言葉遣いに時代は感じるものの相変わらず面白かったです。集団心理による集団ヒステリーが起こる文化祭の場面は今読んでも恐ろしいです。結局小夜子とは何なのか、野犬や竜巻は単なる偶然なのか、と謎が残るのですが、このすっきりしない余韻がまたいいのです。
★24 - コメント(0) - 2月9日

恩田陸直木賞受賞記念に、いくつかの作品を再読してみようと思い立ち、まずはデビュー作から読み始めました。今読んでも古さを感じずとても面白く、ドキドキワクワクしながら最後まで一気に読みました。この作品を初めて読んだのは、まさに作中の登場人物達と同じ高校三年生の時で、今はその中の1人・津村沙世子の両親と同じ年代になってしまった事に途中で気がついて愕然としました。小夜子という不思議な存在の答えは作中では出ないのですが、それも含めて不思議な所は不思議なまま残した事で素晴らしい余韻のある作品になったのだと思います。
★31 - コメント(0) - 2月8日

心臓発作、野犬、竜巻、秋と設楽が石碑に向かうシーンに小夜子は超能力者?とか思ったよ。学園祭の臨場感、スピード感にドキドキ。結局小夜子ってなんなんだろう
★15 - コメント(0) - 2月5日

新潮文庫で読んだ。この版は(再)文庫化にあたり大幅に加筆されているという事だが、それでもやはり若書き感の残る著者27-28歳時のデビュー作。例えば美香子の挿話が回収されない事、黒川の挿話の回収がやや乱暴な事、そして最後まで全体的整合が取れたとは言えない事。 しかしこの作品が読むに値しないかと言えばそんな事はない。この著者の美点である青春の空気感の見事さがやはり素晴らしい。愛おしくも切ない、たった一度きりの二度と戻らない日々…著者の筆にかかるとその空気感が鮮やかに蘇る。高校生を描かせたら天下一品だと思う。
★20 - コメント(0) - 2月5日

著書の最後、岡田幸四郎さんの解説を読めば、その通り。学校の中の奇妙な伝説が云々って、、、そうかそうかっていう話です。 物語を広げるだけ広げて、まとまり悪いな〜っていう部分あり。不良少年はそんなに残虐にやられるほどなのかな。とか。サヨコをミステリアスで魅力的に描きたかったのか、普通の子でオチをつけたかったのか、少なくとも私にはわかりませんでした。
★16 - コメント(0) - 2月5日

デビュー作から恩田色が強い。皆でセリフを読み上げていくところに恐怖を感じた。
★15 - コメント(0) - 2月4日

学園祭や火事のシーンはぞーっとした。キラキラした青春ストーリーだけじゃないところが面白い。
★15 - コメント(0) - 2月2日

読解力や想像力が足りない自分には難しかったと感じた作品。全てが中途半端に感じてしまった。でもその中途半端さがこの作品の良さなのかな?とも思う。いろんな謎が残り、すっきりとはしないが決してつまらなかったとも思わない不思議な作品。もっと読解力や想像力をつけて再読したい
- コメント(0) - 1月31日

決して真相が全て明らかになったわけでも、読後感がスッキリしているというわけでもないが、このモヤモヤした感じが好き。恩田さんの謎をいやらしく書かないところが好きというのを改めて認識できた。
★20 - コメント(0) - 1月31日

図書館本。長年気になっていて、なんとなく手を付けられずにいた作品。恩田さんの直木賞受賞をきっかけに読んでみた。面白かった。ホラー感がバシバシ出てるけど、いざ読んでみるとホラーチックではあるものの、少し変わった学校で繰り広げられる青春物語だなあと思った。自分の学生時代をなつかしく感じた。恩田作品はこれで2作目だけど、未だに掴み所がよくわからない。それが持ち味でもあるのかな。
★27 - コメント(0) - 1月31日

何だかよく分からなかった・・・
★5 - コメント(0) - 1月30日

本棚 再読
★5 - コメント(0) - 1月29日

面白かったのだけれど理解しきれない部分があるのが悔しい。時間があれば再読して、より解釈を深めたい。サヨコに関する部分のゾクゾクする緊張感と青春小説らしい清々しさがちょうど良い塩梅だったので飽きずに楽しめた。
★17 - コメント(0) - 1月28日

NHKのドラマを見て、いつか読もうと…本棚に積みっぱなし。直木賞受賞という事で、やっと読了。読み始めたら内容に魅了され引き込まれてしまう。ひとつひとつのシーンや登場人物の描き方も丁寧。謎が少し残っているが、伝説の物語はこれでいいのかな。久し振りに高校時代を思い出させてくれた本でした。
★30 - コメント(0) - 1月27日

学園祭での六番目の小夜子の場面の描き方が秀逸。
★13 - コメント(0) - 1月26日

恩田陸氏、直木賞受賞! という事で便乗と称賛を兼ねて氏のデビュー作である「六番目の小夜子」を読了。本当は受賞した「蜂蜜と遠雷」を読めばいいのだろうが、とりあえずは手持ちから。県下一の進学校である高校に代々、生徒たちの間でだけ伝えられている伝統がある。それは「サヨコ」と呼ばれる存在を受け継ぐ事で、最初の彼女自身は事故で亡くなったとか様々な逸話があるが正確なところは誰も知らない。ただ、その「サヨコ」という存在をテーマにした劇を文化祭で上演し、それが大成功に終わるとその年の卒業生は受験に合格しやすくなる。
★32 - コメント(2) - 1月25日

とてもドキドキしながら読みました。恩田さんの作品は情景が綺麗に描かれているのが素敵です。読むのに少しのエネルギーがいる、これも恩田作品の魅力でもありますね。
★20 - コメント(0) - 1月25日

言わずと知れた恩田陸のデビュー作。学園祭での「六番目の小夜子」の上演シーンは恩田陸の数ある作品の中でも屈指の名場面。そして卒業式の静謐な明るい美しさ。まさに傑作。それにしても、NHKドラマの影響で津村沙世子のイメージがどうしても栗山千明になってしまう。ドラマも傑作!
★20 - コメント(0) - 1月24日

どこか不気味な雰囲気に包まれながらも心地のいい青春小説。 文化祭のシーンは圧巻でした。
★17 - コメント(0) - 1月21日

直木三十五賞おめでとうございます読み!・・・ではないんですよね~(笑)おめでたいのですが、最近恩田陸再読ブームなだけでした。ついでに「(読メ登録前にすでに)読んでいる本」の消化でもある。まず『puzzle(秋の兄・春が出てる)』を読み、『象と耳鳴り(秋パパと兄・春と姉・夏が出てる)』を読み、あれ?秋ってどんなだっけ?と、この本を手に取った。放映時にドラマもチラッと見てたんだけど、DVDになってないんだよね。もう一度見たい。あと、これ読むと『図書館の海』もだけど、辻村深月の『冷たい校舎~』が読みたくなる。
★22 - コメント(0) - 1月20日

たまたま見つけたデビュー作。3年おきに代々伝わる高校の学園祭の怪しい伝統。そのサヨコと同じ名前の転校生が現れ、今年のサヨコは混沌としていく。。高校生の学校生活に追われながらの気持ちの動きと、集団心理と。デビュー作にしてすでに著者の色が出ている作品。ただ、謎が謎のまますぎたかな。。
★16 - コメント(0) - 1月20日

恩田さんが直木賞受賞の日に、デビュー作を読んでいたのは「サヨコ」に操られて いたのか?!冗談はさておき、なかなか興味深い作品だった。何となくホラー?と 思っていたが、あえてジャンル分けするなら「青春ファンタジー」ものだった。学校と いう狭い場所で繰り広げられる四季に渡る物語は、舞台芝居を観ているようで、 後々の名作『チョコレートコスモス』『中庭の出来事』に通ずる資質が色濃く漂って いる。荒削りで謎が判り辛い(狙いだろうが)難点があるが、高校時代の甘酸っぱさ が伝わってきて、懐かしくもあり楽しかった。
★127 - コメント(3) - 1月19日

あまりにも有名なドラマのイメージが怖すぎて、読んでいなかった。想像していたのとは別の怖さで、ほっとした。恩田先生のデビュー作にして、ほぼワールドの完成形。高校時代特有の煌めきや不安、噂や謎など、十代の憧れや喜怒哀楽の対象は、たしかにこんな空気感だった。いわゆる学校の怪談や七不思議とは異なる、学園という空間と思春期という時の揺らぎを絶妙に描いた群像劇だった。
★23 - コメント(1) - 1月17日

期待をしすぎたのか、んん?と思いながら読み終わってしまった。学園ホラーを求めてたから、文化祭のシーンはよかった。でも少女漫画みたいな展開とか謎めかしといて放置とか(私の読解力がないだけかもしれないけど)好みの作品ではなかった。
★2 - コメント(0) - 1月9日

なんか怖そうで読まずにいたのが悔やまれる。これぞ恩田陸!ところどころ謎が残るのは残念だけど、それも狙いなのでしょうね
★22 - コメント(1) - 1月9日

定期的に読み返したくなる作品。初めて読んだ時は不可解さを強烈に感じたけれど、自分が歳を重ねる度に、沙世子・雅子・秋・由紀夫のやりとりを読んで、自分の学生時代を回顧し、とりとめのないことを何時間も話したり、学校行事でクラスが団結したり、はたまたテスト前に必死に勉強したり…。そういったことに懐かしさや愛しさを感じさせてくれる作品へと変化している。
★21 - コメント(0) - 1月8日

冒頭で吉祥天女を思い出してしまった。美しい謎だらけの転校生。そういう話だと思って読んだら、まったく違っていて驚いた。学校という場所は通うものには通過点だけど、迎えている側には季節のように通り過ぎていく旅人たちを相手にしているようなものなんだろう。通り過ぎられていく側の方が切なく寂しいものなのかもしれない。
★17 - コメント(0) - 1月8日

六番目の小夜子の 評価:72 感想・レビュー:2071
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