ライオンハート (新潮文庫)

ライオンハート (新潮文庫)
あらすじ・内容
覚えていてね、わたしのことを……。時空を越えて二人は出会う。結ばれることはないけれど。

いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ……。17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ。時を越え、空間を越え、男と女は何度も出会う。結ばれることはない関係だけど、深く愛し合って――。神のおぼしめしなのか、気紛れなのか。切なくも心暖まる、異色のラブストーリー。

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ライオンハートの感想・レビュー(4267)

歴史の中で姿を変えながら何度も会うエリザベスとエドワードの物語。時代があっちこっち飛ぶので、内容を掴みづらく読み疲れた。ただ、実際にある絵画に基づいてストーリーが作られていることは面白い。ジャンフランソワミレの「春」の絵と、風景の描写、二人が出会ったときのとてもドキドキする感じはとても素敵だと思った。絵や歴史の知識があれば楽しめたのかな。
★1 - コメント(0) - 1月24日

ケイト・ブッシュのライオンハートの詩と史実、そしていくつかの絵画が物語を形作っている。1組の男女が時空を超えて巡り合う純愛小説…と書いてしまうと陳腐に聞こえるかもしれないけれど、とても壮大でドラマティック。しかもケイト・ブッシュの歌詞の世界観からこれだけの話を紡ぎだすなんて。天球のハーモニーは、世界史でのみ知るあの女性の心の内を覗き見たようだった。「魂は全てを凌駕する」「時は内側にある」…記憶に残したい言葉。
★2 - コメント(0) - 1月21日

風変わりな恋愛小説と言っていいのか。夢で出逢い、何度も歴史のなかで一瞬の邂逅を果たす二人の物語。ロマンチックなSFで一気に読んでしまったけれど、エリザベスに感情移入はしなかったです。元が大物過ぎるからかな。夢でしか出会えないという切なさを一緒に味わうというよりは、その美しさを横から眺めるように読みました。ところで、二人がこうなった原因は述べられていたけれど、いまいちよく分からなかったです。
★11 - コメント(0) - 1月14日

再読。読んだのがかなり前だったので断片的にしか記憶が残っていなかった。SFなのかな?とにかくロマンチック。文章も美しく、第三者の視点で主役の二人を見れるのも良かった。新しく生まれ変わるたびにそれぞれの人生があって、その人生ごとにもきちんとドラマがあるのところもよかった。エリザベス一世について調べたくなった。
★2 - コメント(0) - 1月13日

【再読】『いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ』(P.55)出会った瞬間に、必ず別れが訪れる。何世紀にも渡って繰り返す、エドワードとエリザベス。ただただ美しい。この言葉だけで、胸をぎゅうっとつかまれる。これほどの吸引力を持つ物語を書く作家を私は他に知らない。
★4 - コメント(0) - 1月3日

★★★★ 物語への憧れを感じさせてくれるステキな物語。白黒はっきりするようなものでなく、ホワーンとした空想のような物語で万人受けはしないかもしれないが、趣味もよく品もよく私は好き。
★7 - コメント(2) - 2016年12月17日

運命を感じさせる不思議な童話って感じです。 ちょっと難しくて感情移入はできないけど・・・素敵です。
★18 - コメント(0) - 2016年12月3日

moe
なんてロマンチックな物語なんだろう。「春」が分かりやすく素敵。世界史に疎いのもあり、全体を通した繋がりはあまり飲み込めず。それぞれの章を楽しみました。高校くらいまでの勉強は、その後の人生をより楽しくするために必要なんだなぁと今更ながら思う。
★10 - コメント(0) - 2016年12月1日

あらすじからは、タイムトラベルものの悲恋小説かと思いきや、さすがは恩田さん。話の流れ、世界観、文章そのものに惹かれて、退屈することなく読了。「夢」が現実になる既視感。時を越え、年齢もシチュエーションも違うが、会った瞬間、何度も恋に落ちる2人。その度にエドワードとエリザベスは思い出す。木の下で出会うシーンが好き。これ、同じ感じで違う作家さんが書いていたら、こんなに面白くない気がする。読むと世界に入り込めるのが好きだった。でも難しくて、答えのない問いもあり奥が深く、読む度にちがう感じ方をしそう。再読しよう。
★12 - コメント(0) - 2016年11月30日

時空を超えた愛というテーマだけでもう惹かれてしまう。いろんな場所でいろんな時代で出会うエドワードとエリザベス。会えるのは一生に一度だけ。会う年齢もバラバラ。でも出会ったときにはそれが運命の相手だとわかる。なんて素敵なんだろう。「天球のハーモニー」でなぜ二人がそうなったかの訳が明かされる。「ブラッディ・マリー」とかいなくなった王子たちとか、なんとなくうろ覚え…あと書きを読み、「エアハート嬢の到着」の絵やケイト・ブッシュのアルバムなどが絡んでいたことを知り、こちらにも運命的なものを感じた。
★16 - コメント(1) - 2016年11月22日

海外設定だったのでなかなか内容に入り込めなかったが、エリザベス女王が「エリザベス」だと判分かった瞬間さらに醒めてしまった。が、作者のあとがきを読んで、この作品がケイト・ブッシュのライオンハートがキーとなっていると書かれていたことで、イギリスである必然性、エリザベス女王である必然性が理解できた。作者の嗜好と遊び心を感じる作品とわかれば、興味深いものがある。
★4 - コメント(0) - 2016年11月17日

再読。仕組みがわかっているからか、落ち着いてイヴァンチッツェまで読めました。が、初読のとき私は何を思って読んでいたのか…真相だというのに天球以下の内容をまったく覚えていませんでした。なるほどエドワードが歴史家なわけだ。エリザベス女王の苦しみから始まった、無垢なる魂エドワードとの時空を超えた一瞬の邂逅。夢を渡り歩き…って考えるとじゃあ苦悩している現実のエドワードは?とはまり込んでしまうのでもう少し時間のある時に考えます。ハワードは何のつながりなんでしょう。春のプロムナードの着地点がわからず。
★3 - コメント(1) - 2016年11月15日

ロマンチック。だけども悲しい。様々な時代に飛ぶので、混乱しましたが、それぞれ別物と割り切って読むとスッキリ読めた。本は厚めだけど、エドワードとエリザベスの出会えた時の感動のために本をめくる手が止められない。映画を見ているようだった。最初から最後までロマンチック。
★4 - コメント(0) - 2016年11月2日

恩田先生には珍しく、ラブストーリーでメロドラマ。名画のイメージを元に、前世というか、同じ人の過去性への記憶の中にいつも登場するという男女の縁。彼らのすれ違いは、最後にようやく結ばれる。あのエリザベス女王の孤独なアイデンティティがすれ違いの始まりだったとは。美しい世界観の中に、甘いだけでないリアルなきっかけが描かれていて、素敵な作品。
★1 - コメント(0) - 2016年11月1日

不思議で壮大。全体像がなかなか掴めなかったけど、章ごとにはすぐに引き込まれた。終盤、物語の『はじまり』は、この人でしたか…!という驚き。重くて哀しい想いで生まれた夢。最後まで読むと、恩田陸らしいあたたかさに包まれる。
★6 - コメント(0) - 2016年10月31日

読んだ。ロマンチックだった
★2 - コメント(0) - 2016年10月30日

SF設定でのラブストーリー?。連作短編集。1話目がクライマックスでそのあとは中だるみしてるような気が・・・。
★142 - コメント(0) - 2016年10月25日

恩田陸の小説で一番甘く素敵なものだと思う。作者自身メロドラマを、と書いたものだから当たり前ではあるけど。人間球体論はロマンチックな考え方だしメロドラマするにはピッタリですね。「春」と「天球のハーモニー」の章が特に好き。解説の梶尾真治がちょっとおもしろい。
★5 - コメント(0) - 2016年10月23日

100pくらいまでなかなかストーリーに入り込めなくて やっと入れたと思うと又突き放される。 そのくり返し。 最後までずっとそのくり返し。 結局モヤモヤしたまま入り込めず終わりました。
★5 - コメント(0) - 2016年10月18日

つまらなかった。「春」までは悪くなかったけど それ以降が…。パナマの話とかいらない。ラストも は? って感じ。
- コメント(0) - 2016年10月10日

映画を早送りで見た気分です。世界史に詳しかったら、もっと驚きが感じられたのかな、と思うと残念です。
★4 - コメント(0) - 2016年10月1日

決して結ばれることのない二人の男女が長い長い時を経て出会いと別れを繰り返していくという壮大なロマンス物語。過去に読んだ恩田陸さんの作品とは違った作風だったので、新鮮な気分で読み進めた。(恩田陸さんの作品テーマに統一感があったかは疑問だが)イギリスを舞台にし、第二次大戦やエリザベス女王、アメリア・エアハートなど様々な歴史的出来事や人物を物語に組み込む手際が鮮やかで、作者の技量の高さを感じた。彼女の新たな一面を垣間見た気分だ。
★9 - コメント(0) - 2016年9月29日

世界史や輪廻転生ものが好きなので、開始早々ワクワクが止まらなかった。でも、終盤では失速…というか、よくわからなくなってしまいました。自分なりに考察してみたけど、ネットで感想を漁ったら皆解釈がばらばらで、結局モヤモヤしたまま終了。忘れた頃にもう一度読んでみようか。 エリザベス1世を絡めた不死の魂のお話、という点で、なんとなく映画「オルランド」を思い出しました。おそらく関係はないんだけれど。
★4 - コメント(0) - 2016年9月26日

久しぶりの恩田さん作品。いつものワクワク感がいまいち。。たぶん、ストーリーの前後を考え過ぎて、のめりこめなかったみたい。
★4 - コメント(0) - 2016年9月15日

Q
恩田陸は、新しい愛の形を提案をすることに長けていると思う。時空を超えてすれ違い続ける愛、今までに読んだことのないテーマだ。しかし、同作者の「夜のピクニック」の読後感には、正直言って勝らないというのが率直な感想だ。作中のギミックを考えるに日本が舞台では成り立たない話なのかもしれない。しかしながら、中世から近代の欧州が舞台では共感性に乏しい、どこか遠い絵空事のように俯瞰的にしか読めない。自分は娯楽としての読書に、ただただ綺麗な風景を求めているわけではないので、そういった意味で面白いと感じなかった。
★4 - コメント(0) - 2016年9月14日

絶対面白い!っと思って借りた本が予想より面白くなくて、私のこの高まった気持ちはどうすればいいんだ!ってところで恩田さんの本で柔らかい気持ちになりたくて買った。相変わらず途中まで面白いんだけど最後が尻つぼみ。予想通り。予想通りなんだけどもうちょいファンタジー色強いの期待しちゃった。ラブストーリー読みたかったけど恩田さんのラブストーリーはキュンキュンが足りないよね。ミステリーはあんなに上手なのに。多分これも1年後には忘れてしまう作品。
★3 - コメント(0) - 2016年9月8日

rui
切ない 一瞬の愛情の交錯、すれ違いが長く続く孤独を支えてきた。 最後の章がすべての始まりを意味しているが、それも切なく悲しい、そして美しい。
★7 - コメント(0) - 2016年9月6日

タイムスリップものかな と思ったら、案外めんどくさい構成だった。イギリス中世史の勉強しなきゃ。
★3 - コメント(0) - 2016年9月4日

1日で再読了!やっぱり、好き。時代がいったりきたりするので、読みにくいけど、やっぱり、好きな作品。結ばれないけど、でも、出会うために生きていく。悲しいけれど、出会えた瞬間は至福の時を過ごす。素敵な描写も多く、やっぱり、好きだなぁ。
★5 - コメント(0) - 2016年8月29日

知人の強力プッシュで読了。つるつる読めるし、作者の書きたかった「すれ違いのメロドラマ」は面白い。二人が出会う場面の情景的な盛り上がりもうまい。でも、西洋史の書き方が致命的に浅いのが気になって、話に集中できない。「歴史に弱い」のに、背景に必要だからとお勉強した知識が披露されてて、ディテイルは穴だらけ。手の届く日本を舞台に書かれたらどうでしょうか。西洋を舞台にするのは佐藤亜紀や皆川博子に任せたい。「出会うたびに片方が死に、何度も巡り合う恋人たち」の同じモチーフなら萩尾望都の漫画(タイトル失念)の方が好き。
★8 - コメント(6) - 2016年8月29日

時空をこえたラブストーリー。歴史や美術に詳しかっったらもっと楽しめたか。
★5 - コメント(0) - 2016年8月23日

★★★☆☆
★7 - コメント(0) - 2016年8月18日

いつのまにかエドワードと一緒に夢を見ていた。時間と空間を超え、夢と現実の狭間に見る不思議な一瞬の逢瀬がとても綺麗だ。こんなにも愛の素晴らしさや悲しさ、温かさや美しさをいっぺんに表している小説はない。ドロドロの愛憎劇のようなまとわりつく鬱陶しさでも、青春時代の胸がチクリとするような甘酸っぱさでもない。もっと大きい愛そのものを一文一文から感じる。
★6 - コメント(0) - 2016年8月17日

イメージ映像を書き並べたような小説。プロモーションビデオをみているようであまり印象に残らなかった。
★5 - コメント(0) - 2016年8月11日

恩田さん、2冊目です。ポンポン年代が行き来して頭が少し混乱していましたが、いいですねぇ。「彼女を守るこの瞬間のために、自分は生きてきた。」こんなことを人生の最期に思うことができるのは、なんて幸せなんだろう。痛みがあるにもかかわらず、穏やかで幸せな顔を想像してうらやましくなりました。
★23 - コメント(0) - 2016年8月8日

何度も生まれ変わり、そしてめぐり合う。美しい男女の不思議な物語。とてもきれいな話でした。あんまりきれいで私にはちょっと馴染みづらかったです。お話の構成、物語が重なり合う感じはとても良かったと思います。やっぱり登場人物が日本人じゃダメだったんでしょうね。こんなロマンチックな話では。遠い国のおとぎ話みたいでした。
★21 - コメント(0) - 2016年8月8日

決して結ばれる事のない切ない恋の物語と思いきや初めからずっと心の中で結ばれているお話。特に『春』ではその結び付きがとても美しく詩的に表現されていて時間を忘れてその世界に没頭していた。
★5 - コメント(0) - 2016年7月28日

人生で、あなたにひとめ逢うためだけに生きてきた。時を超えて、場所を超えて・・・。とても素敵な物語でした。決して結ばれることはないけれど、逢った瞬間にとても幸せになるその表現がとても優しくて、ほんとに逢えてよかったと思う。それで、プロムナードに出てきたロンドン大学法学部名誉教授エドワード・ネイサンは、いったいどこに失踪したのだろう?
★47 - コメント(0) - 2016年7月26日

ひと月ほど前に購入した一冊。恋愛ものだということだったので手を出さずにいたのですが、未読の恩田陸作品も少なくなってきたのでそろそろ読むか、と挑みました。恋愛ものはあまり得意ではないのですが、そこは恩田陸!「会えない時間」を濃密に描くことで「想い」がくっきりと浮かび上がる、素敵なお話でした。各章のタイトルと扉絵が有名絵画からの引用で、内容もリンクしている作りなのがまた良いのです。絵は“春”が、お話は“エアハート嬢の到着”がとくに好き。
★3 - コメント(0) - 2016年7月18日

ライオンハートの 評価:78 感想・レビュー:871
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