夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)
あらすじ・内容
夜だから、いつものみんなも違って見える。私も少し、勇気を出せる。
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

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夜のピクニックはこんな本です

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夜のピクニックの感想・レビュー(25138)

一昼夜かけて80キロを歩き続ける夜のピクニックはアウトドアであっても、進学校の真面目な生徒にとって逃げようのない密室のようなもの。1年に1度にして高校最後の学校行事は異母兄妹という二人の複雑な環境を一変させる。融は真面目な表の顔の裏で婚外子を作った父のだらしなさを厭い、異母妹の貴子への反感を隠せないし、貴子も融の排他的な態度に馴染めない。周りの友情によって、ゴールを前に和解しあう二人。24時間の中に凝縮されたドラマには、生徒の堕胎の話題が出ても品行方正さが強調される。大人が思うほど荒れていないのだと。
★27 - コメント(0) - 2月26日

読友さんに勧められていた本でした。恩田さんの本も初めてでしたが、とてもステキでした。 自分が高校生だった頃は、こんな色々考えたり悩んだりしながら生きていたかなと。登場人物が色んな事情を抱え、苦悩してる様子は、もしかしたらいい歳になってしまった今だからこそ 響いているのかもしれません(違う意味で歳はとりたくないなぁ…)。 融と貴子のちょっと複雑な関係と、クラスメートのキャラクターが上手く噛み合っていて、キレイに歩行祭を終えたことが何よりです。最後は読んでいて、スッキリしました。何より、杏奈が策士過ぎるw
★132 - コメント(0) - 2月24日

歩行祭という大きなテーマに、友人や家族の話といった色々なエピソードが上手く絡められている作品だと思いました。自分も実際に歩行祭に参加しているかのような感覚になり、歩行祭(物語)のゴールが近づくにつれて、読み終わりたいけど読み終わりたくないという気持ちになりました。
★34 - コメント(0) - 2月24日

しみじみといい話でした。理解し合えるってこともだけど、それを導いてくれる仲間達が本当いいなぁ。羨ましい!
★30 - コメント(0) - 2月24日

学生生活を通り抜けていく全ての人にオススメしたい本でした。全校生徒で夜通し80kmを紡ぐ歩行祭。疲れきった無防備な自分で、自然と互いに向き合うストーリー。「もっと青春したかった」私の高校生活も思い返すとキラキラと感じます。きっとこれからも"今"は特別だったと感じていくんだろうな。直中にいる時は永遠に思うし 文句とか不満ばっかりなのに、振り返ると一瞬で 楽しかったことだけ覚えてる。 同じ1分1秒を重ねていくそんな道がこれからもずっと続くんですね。歳をとるのも悪くない。
★45 - コメント(0) - 2月23日

恋愛とスポーツはどうにも私事として考えることの難しいジャンルなので、感情移入は最後までできませんでした。もちろんテーマは貴子と融の関係であり、団体歩行をスポーツと呼ぶことに異論があることは重々承知の上で。ひたすら客観的に、少しノスタルジックな高校生たちを遠くから眺めていた感じ。けれど、その淡々とした作品から得た読後感は決して嫌なものではなく、ほんのり心が温かくなるような感覚でした。
★48 - コメント(0) - 2月23日

高校時代の意味のない会話は振り返ると宝物のように輝いてみえる。
★28 - コメント(0) - 2月23日

タイミングが違った〜。これを中学か高校の時に読んでいれば、大事な一冊になったかもしれない。私の母校では片道32Km(一部は42Km)を歩く(一部は走る)行事があり、それを思い出した。大人になった今では青春を懐かしむ気持ちもあったけど、「〇〇だわ」「〇〇わよ」「〇〇だぜ」などの語尾と何気に説明的な台詞が気になった。会話を大切にしている物語だと思うので、もう少し自然な言い回しの方がスッと心に入ってくる気がした。
★40 - コメント(0) - 2月21日

すごいノスタルジックな気分に浸れる小説。高校生の時の何気ないおしゃべりは本当に楽しくて、いつまでも続けられるし、いつまでも続くと思っていた。そんな思いがこみあげてくる素晴らしい小説だと思う。
★36 - コメント(0) - 2月21日

初作家さん。青春、若いうちにしかぐちゃぐちゃに出来ない。10代の頃の心の不安定さ。いろいろ思い出して中学の頃の両思いだったけどお互いの夢を、、、の人の夢を見た。懐かしい。
★31 - コメント(0) - 2月20日

人生の大切なことは、どーでもいい無駄で些細なことなのかもしれないと感じさせてくれる。大人の要素は、冷静とか知性とかではなく、素直や健気さ、もっといえば、子供っぽさなのかもしれない、違うかもしれない。
★28 - コメント(0) - 2月20日

✩✩✩✩
★10 - コメント(0) - 2月20日

おもしろく読みやすかった。涙が出る感動とは違うけど、じわーっときて、あたたかくなった。高校生、いいなあ。素晴らしいなあ。登場人物に感情移入して、彼らの未来に幸あれ、と思った。
★35 - コメント(0) - 2月20日

久しぶりに本を読もうと思ったので、何を選んでよいかわからず、 とりあえず題名を聞いたことあった本を選んだ。すごく期待していた訳じゃないし、青春ストーリーなんて白々しいだけと思って斜めに構えていたのに、ぐいぐい引き込まれて読了。
★32 - コメント(0) - 2月19日

肉体的精神的疲労感の描写がうまかった。中3くらいに読みたい作品。ノスタルジックな気分になれた。
- コメント(0) - 2月18日

表現がうますぎる。その展開からどんどん読み進む。青春の1ページ。ありえない設定でもなっとくがいく。好きな作家になった。次は6番目の小夜子。
★34 - コメント(0) - 2月18日

恩田陸さんの本初めて読みました。難しい本なのかなと構えていましたが、読んでみるとすらすら読め自分のこの主人公たちと同じ青春を味わえた気がしました。友情や恋愛や将来のこと、危うい年代の彼らに考えさせられました。とても、面白かったです。
★37 - コメント(1) - 2月18日

朝井リョウくんが『蜜蜂と遠雷』の書評を書いた際ツイッターで『チョコレートコスモス』が好きな人は間違いなく好きだと思う、とあげていたので、『チョコレートコスモス』読もう、いや、その前にずっと前から読もうと思っていた『夜のピクニック』。ああ。これ、『蜜蜂と遠雷』より好きかも。過去の作品なのに、高校生のかけがえない青春の1日とは遥か彼方にいる私なのに、どっぷり気持ち良くひきこまれた。青春の普遍的魅力が濃密展開。『好きという感情には、答えがない』。ありがとう。呪縛のごとき長年の思いが、氷解解放された気がしたよ。
★142 - コメント(8) - 2月18日

ああ、高校時代に戻らせてもらったなぁ…と本を閉じ読了。高校生活最大のイベント「歩行祭」を通りて、とっても丁寧に登場人物の心が揺れ動く様が描写されています。そんなこともあった、そんな子もいた…と、まるで高校の同窓会しながら思い出語りをしている気分でした。歩行祭の終わりが近づくにつれ、高校生の頃に感じていた…うまく説明できない「今」しかない感。それが思い出され、胸が苦しくなる。なんで、高校時代ってあんなに特別なんだろう。特別な何かがなくとも、高校時代は全ての人にとって特別。うーん。高校時代に戻りたい(笑)
★62 - コメント(0) - 2月18日

徹夜でただ歩くだけ。歩くだけ。高校生だから楽しいのかな。私も歩いて見たかったな。女子ばかりだったけど、、、恩田様と岡田様を間違えて借りた本、、、
★30 - コメント(0) - 2月18日

考えただけですごく疲れる行事、歩行祭。3年生だけかと思いきや、1.2年生も参加するという。歩行祭が修学旅行ないかわりなら、3年生だけでいいのでは?と思った。歩いている最中に出る話題はやっぱり誰と誰が付き合っているといった話。そんな中、よく名前が出てくる少年・西脇融。彼女としてウワサされている貴子は異母兄妹だがら周りにその話はしていないので、なぜか雰囲気が似ている、付き合っている、と誤解されている。融と貴子はなんのお互いに関わらずにきたというのに。融→貴子、貴子→融の視点で話が進むのが面白かった。
★31 - コメント(0) - 2月17日

★★★★☆読書家の叔母に「軽くてすらすら読める本」をリクエストして、選んでもらったうちの2冊目。私が求めていたものは、これでした。特に変わったストーリーでもなく、文章も平易。なのに、この表現力は、圧巻。ただ高校生が一日歩くだけのお話。「何が面白いの?」と聞かれたらうまく答えられないので「とりあえず読んでみて」と言いたいのだけど、強いて言うなら「臨場感」?貴子たちの感じていること、見ている風景が容易に想像され、自分も一緒に歩いているような気持ちになる。高校生、素敵だなあ。
★40 - コメント(0) - 2月17日

日没をみんなでずっと見て残光に酔いしれながら、高校の全体行事である「歩行祭」は、引き続き夜の部へ。、暗闇では素直に人の話が聞けたり、伝えたりすることが出来るのかもしれない。家庭環境から、早く大人になることを自分に課している融に、「今」の大切さを知らせるクラスメート。清々しくて、いいストーリーだった。融と貴子以外の登場人物も魅力的に描かれてあった。
★38 - コメント(0) - 2月17日

懐かしいなぁ高校の行事。 融と貴子は互いのわだかまりから解放された夜のピクニック。 青春小説と軽く言ってはいけないな。
★32 - コメント(0) - 2月16日

☆☆☆☆おじさんになってしまった今だから感じる、あの時代のなんてことない出来事や会話の奇跡感。って感じることが歳をとってしまった証拠なんだろうなぁ。
★32 - コメント(0) - 2月15日

どれくらいぶりかに恩田陸を読んでみた。無駄に思えるだらだらとした小説の歩みが、実は彼ら彼女らのだらだらした歩行祭にかけてあったりして。青春がしたかったと大人びた物言いをしているなかに、それが青春なんだと訴えかけ…だらだらと。高校時代に覚悟をすることが果たしてどれだけあったろうか。
★44 - コメント(0) - 2月15日

ずっと読みたかった本。高校生活の最後を飾る歩行祭。「みんなで夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」青春だなぁ。とても懐かしい気持ちになった。
★70 - コメント(0) - 2月15日

「みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」この本は珍しく少しずつゆっくりと読んでいった。経験したはずないのに、何故か私もこんな過去があったと懐かしさを感じる。不思議で、心に残る本だった。
★42 - コメント(0) - 2月15日

後半は物語が終わるのが切なくも暖かい気持ちになれた。貴子と融の最後の会話がやけにリアルでまるでその場にいたかのような感覚になった。「引き算の優しさ」この言葉がとても染みている。
★36 - コメント(0) - 2月13日

高校時代なんて遥か昔なのに、図々しくも一緒に歩いている気分になってしまった!みんなが疲れてくると自分も疲れたりして。不思議でした。。忍くんと融くんの適度な距離感のある仲良しさ、好きだな〜。読後は清々しい気分になりました。
★49 - コメント(0) - 2月12日

高校の時に読んだ本。きっと同世代の誰もが読んだことがあって、「あの本、いいよね」という話題には必ずでてくるような、そんな本書です。もちろんわたしにとっても特別な本で、ひさびさに読み返しました。「引き算の優しさ」という言葉と、人生におけるタイミングの話が印象に残った。人を、自分を、自分の人生を赦すこと、受け入れること、その難しさと大切さ。忍くんがとても好きです。
★40 - コメント(0) - 2月12日

歩行祭という単なる学校行事…でも多感で不器用で未完成の高校生(あるいはデジタル人間的な今時の若者)が挑む この行事の中には、杏奈がアメリカから企てた〈仕掛け〉以外にも 本来のたくさんの〈仕掛け〉があったと思う。友達と寄り添い長い時間語り合ううちには、メールのやり取りなどでは得られない相手の心の微妙な変化や心の奥底まで意識が向けられたかもしれない。逆に、疲労困憊の状態や 真夜中の闇の中では、心の鎧も外され ありのままの自分をさらけ出すこともできたかもしれない。また一人でじっくり考える時間だってやってくる。自
★35 - コメント(1) - 2月12日

あぁ、なんだっけ?ワタシもこんな経験したんだっけ?本当に本当に日常の中の些細な(中の人たちには全く些細ではないけれど!)出来事を丁寧に描写していて、会ったことのない登場人物と一緒に歩いているような、いないはずの杏奈とも会っているようなムズムズした気持ちになる。おかしいな、ワタシこの学校に、学年にいたんだっけ?(笑)これから成長していく誰かに勧めたい、そんな優しい作品。
★41 - コメント(0) - 2月10日

すごくおもしろかったけど、なんでこんなにおもしろかったんだろう? 夜中歩き続けるなんてもちろんしたことないけど、読んでるときは気持ちを一緒に連れてってくれて、二人の主人公を近くで見ている気がしました。 読了後は、あぁよかった! って幸せな気分になりました。
★47 - コメント(0) - 2月10日

読み終わるのが惜しいと思った作品は久しぶりだった。高校生たちの会話が生き生きとしていて引き込まれる。自分も歩行祭に参加しているようだ(実際にはとてもそんな体力は無いんだが)主だった登場人物がそれぞれに魅力的だが、個人的には高見君に特別賞をあげたい。
★59 - コメント(0) - 2月10日

恩田陸さん初読みです。 普段とは異なる景色の中、緊張と疲労を覚えながらも不思議と胸が高まる集団での行動。登場人物の心理がとてもよく伝わってきて、爽やかな雰囲気につつまれた作品でした。 本屋大賞を受賞された作品ですね。
★67 - コメント(0) - 2月10日

高校生が学校行事で一晩かけて歩く。440ページ以上ただ歩く。その中に夕方から夜、夜から夜明けが見せてくれる姿や休憩所での生徒達のざわめきが見えてくる、聞こえてくる。上手いなぁ~恩田さん。ゴールが見えてくる。重かった荷物も少しだけ軽くなった。日常に戻る時が見えてくる。何かの終りは、いつだって何かの始まりなのだ。
★99 - コメント(0) - 2月10日

ただ夜通し歩くだけの話なのに、なんでこんなにいとおしいと思うんだろう。プラスとマイナスの優しさの話が一番好きかなぁ
★49 - コメント(0) - 2月9日

融と貴子のわだかまりが解けることは予想できますが、「今度うちにきてね」という約束でおわる。融と貴子と貴子のお母さんの3人で話すとどんな雰囲気なのか…今後の2人(融と貴子)はどうなるのか…など、明るい続きを考えたくなる終わり方!このような終わり方の物語は大好きです!
★42 - コメント(0) - 2月9日

融と貴子のわだかまりが解けることは予想できるし、高校生たちが紡ぐドラマは爽やかでほろ苦さもあるが、特別な何かが待っているわけではない。にもかかわらず、心に響いてくるのはノスタルジックな気持ちを呼び起こされるからだろうか。 忍が言った『ナルニア国物語』を読むタイミングを外し「しまった」という後悔、よくわかる。時が経って、あとから大切なことに気付くことは間々ある。同様に彼らが経験した出来事は、この先振り返ったとき大切な思い出になっているはずだ。
★50 - コメント(0) - 2月9日

夜のピクニックの 評価:68 感想・レビュー:5511
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