中庭の出来事 (新潮文庫)

中庭の出来事 (新潮文庫)
あらすじ・内容
恩田マジック全開! 芝居とミステリが見事に融合した著者の新境地。山本周五郎賞受賞作。

瀟洒なホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げた。容疑は、パーティ会場で発表予定だった『告白』の主演女優候補三人に掛かる。警察は女優三人に脚本家の変死をめぐる一人芝居『告白』を演じさせようとする――という設定の戯曲『中庭の出来事』を執筆中の劇作家がいて……。虚と実、内と外がめまぐるしく反転する眩惑の迷宮。芝居とミステリが見事に融合した山本周五郎賞受賞作。

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中庭の出来事の感想・レビュー(2274)

★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2月21日

恩田睦さん初読み。山本周五郎賞受賞作ということで1作目に選んでみたが、なかなかの難書。何もわからず読むとどうなってるの?って感じになる。読後はやや「策士策に溺れる」って感じがする。劇中劇中劇って私はあまり好きじゃないな。
★2 - コメント(0) - 2月17日

どこまでが芝居でどこまでが現実かが分からなくなる。 一気に読むべき本。
★1 - コメント(0) - 2月12日

補助線として、この物語で重要な位置を占める『真夏の夜の夢』や、ミュージカル『キス・ミー・ケイト』の元となった『じゃじゃ馬ならし』など、シェイクスピアも劇中劇を多用するタイプの作家であったということは考慮に入れておくべきだろう(僕自身、大学の教養科目でこのことを学んでいなかったら、感じる面白みもまた違うものになっていたように想像している)。劇、劇中劇、劇中劇中劇と三層構造になり、それぞれがお互いを侵犯し合う物語は眩惑を誘い、迷路に迷ってしまいそうになるが、このようなメタ構造をとる物語は、すべからく物語論が→
★3 - コメント(2) - 2月10日

約10年ぶりに再読。すっかり忘れていたので、また一から楽しめた。満足。
★2 - コメント(0) - 2月4日

どこまでが虚構でどこからが現実なのか判然としない。読み手に委ねられてるところが面白いのかな。作者の頭の中を覗いてみたくなる一冊。 心地よい幻想をみている心地になった。
★5 - コメント(0) - 1月31日

【17-021】読み手である私は何処に居るのか、この一言に尽きる。舞台と現実が綯い交ぜになって進む物語は、奇妙な浮揚感に包まれてよく解らないながらにどんどん読み進められた。恩田陸作品には簡単に理解できない良さがあって、自分はその面白さを半分も享受できていないのではないか、というもどかしさをかつて感じていました。それが『蜜蜂と遠雷』の快作ぶりに驚き、今なら半分以上は享受できるかも、と数年ぶりにカムバックしてみたのですが、呆気にとられる怪作ぶりは読んでいて相変わらずもどかしいままでした(笑) 5点/10
★3 - コメント(0) - 1月31日

このいくつか混在する物語の複雑構造を、一読で理解できる人っているんだろうか?途中で諦めた私は、とりあえず最後まで咀嚼もせずに丸ごとゴックン読み切りました^^;内側と外側。演じる役所と自分自身。現実なのか虚構なのか。今生きるこの世界すらも、一幕の演出なのか…
★40 - コメント(0) - 1月31日

恩田流ぐるぐるワールド。あっちとこっちが繋がって、ココが現実?ココはお芝居?一体どこに着地するのか。最後まで引っ張り回されました。
★4 - コメント(0) - 1月31日

舞台上の物語と、舞台の外の物語、リハーサルに打ち合わせと、様々な中庭に酔ったような状態に。
★5 - コメント(0) - 1月25日

★★★ 恩田さん10冊目。直木賞受賞おめでとうございます!ある中庭で起きた3つの殺人事件。3人の女優と脚本家の話を本筋に繰り広げられる「劇中劇中劇」。現実と虚構の境界は曖昧で、読者は不安定な気分のまま、ぐるぐると廻らされる。私たちの誰もが何らかの役を演じていて、本当の自分なんて結構曖昧なことに気づく。設定は面白く、作者の得意な展開なのだが、少々複雑で難解。恩田さんの表現の凄まじさと濃密な世界観は魅力だが、奇をてらい過ぎに感じて、惜しいと思うミステリー作品。
★34 - コメント(0) - 1月22日

何者かにいざなわれる様に酩酊感に浮かされて読み進めるが、実態の分からない洞窟を手探りで歩むような感覚。手に触れた物はデ・ジャブの様に記憶を反芻させ、富士の樹海を彷徨うが如く同じ道をグルグルと周るような錯覚に苛立ちを覚える。見る者と見られる者の混沌が幻惑を誘い、重層的で実験的な構成でありながら皮相的に感じるのは、骨格が無く前時代風の懐古主義で形成される三文芝居の印象だからだろうか。読後に去来するのは虚無。駄作とは言わないが秀作とは感じない。しかし僕個人の感想は別にして、山本周五郎賞の栄誉に輝いたのは事実だ。
★35 - コメント(0) - 1月18日

この本は難しい… 虚構(芝居)と現実が入り混じり、話の流れを追うのに精一杯。読み疲れした。
★2 - コメント(0) - 1月13日

あらすじを見ても混乱するし、いざ読んでみるとやっぱり本筋なのか作中劇なのかが混乱する。これは再読してもよくわからないだろうな・・・。
★126 - コメント(0) - 1月4日

もういっそ愛しくなるほど意味がわからなかった。虚と実が入り交じって、ほんとにわけがわからない。でも、読みごたえのある本。それぞれの登場人物も虚に飲まれてるなって思った。誰しも日常的に演者となり観客ともなる。なのに、非日常的な舞台を見たがる意味がわかった気がする。また再読したい、次はメモをとろう。
★6 - コメント(0) - 1月1日

どこからどこまでが現実で、劇中劇との境はどこなのか?くるくると目まぐるしく変わっていき混乱してしまうが、それを楽しめる展開。演じている役者の優雅な振る舞いもいい。難しいけれど、そこに却って先を急ぎたくなるような魅力があった。
★48 - コメント(0) - 2016年12月25日

再読。よくわからないというのが感想。初読の時も同じ感想で、再読だから理解できるかと思ったが、やはりよくわからなかった。恩田作品では好みでない作品。
★4 - コメント(0) - 2016年12月23日

観る者が観られる者へ、小説内の外側(現実)の話が次々と内側(劇中劇)、中庭の話になっていくという、とても複雑な構造の一冊。再読すればまた違う印象なのだろうけど、再読する気に早々ならないだろうな。笑 一瞬、え!?これチョコレートコスモスとなんか繋がりがあるの!?としばらくワクワクできたのに、結局名前が一緒なだけ(多分)だったことにがっかり(>_<)演劇を題材にした話は大好きだし、細かいエピソード(役作りとか女優になった経緯とか)は光るものがあったのに、本当に構造が複雑すぎて…一読でお腹いっぱい(´・_・`)
★35 - コメント(3) - 2016年12月22日

久しぶりの恩田陸氏のミステリー長編。ホテルの中庭で脚本家が毒死した。これが殺人であれば容疑者は3人の女優。彼女達に劇を演じさせながら犯人を突き止めようとする話かと思いきや、ビル街の中庭で突然死した若い女性の話や、山奥にある霧の劇場を目指す2人の男性の話が入り乱れてくると、今の話が劇中劇の話か、劇の話なのか、小説中での現実なのかわからなくなってくる。確かに霧の中にある劇場で演じられているような幻想的な話でした。
★9 - コメント(0) - 2016年11月29日

急に選択肢を手渡されると、けっこう焦る。
★1 - コメント(0) - 2016年11月23日

劇中劇中劇?現実の出来事と劇の構造が複雑にからみあって、訳が分からなくなって来るが、この難解さはキライではない。『虚無への供物』をふと思い出した。
- コメント(0) - 2016年11月8日

10年ぶりのウォンダは相変わらず見事な幻想世界。解説に言う通り、劇中劇を超える「劇中劇中劇」。何それぇ?音だけ聞くと「貧窮問答歌」みたいだ。俺にとってウォンダは好きか嫌いかではない、とにかくスゴい!のだ。近いのはフェリーニの「8 1/2」だろうか。ただし、映像ではなく文筆でここまでフラクタルしてる所に凄みがある。よくわかんねえ?そりゃそうだ、読んだ俺がよくわかってねえんだもん。まぁ、わかりやすく言うならペンパイナッポーアッポーペンパイナッポーオッパイペンパイナッポーペンな世界観。全然わかりやすくない。
★27 - コメント(0) - 2016年11月7日

著者のマジックにかかって、最初は話がどう展開しているのか分からなかった。恩田陸さんはとても凝った本を書くなと驚かされる。私たちは皆、観客になったり、役者になったりしている。生きるということは、演劇の世界のようだ。私もどこかの「中庭」で、私という役を演じているのかもしれない。
★7 - コメント(0) - 2016年10月7日

なんと感想を述べたらよいのかわからない。と言うのが率直な感想。 本筋というものが存在しない作品で、作中、幾重にも連なる芝居を読ませられる。 非常に忍耐のいる本で、大した頁数でもないのに、読了まで一週間を要した。
★6 - コメント(0) - 2016年10月3日

☆☆
★4 - コメント(0) - 2016年10月3日

しまった!!また苦手の演劇ものだった!?と読書開始直後に思ったのだけど、とても内容がミステリで面白く読めた。どこまでが現実でどこからが虚構(劇中劇)? いや、全部虚構だよ、現実はないよ小説なんだから(^^;と自分にボケツッコミ。 そういえばこの作者の物語に出てくる登場人物はみんな、見られているということを意識している役者のように思えて仕方ない。妙に優雅でカッコよく退廃的な香りまで漂わせているような気がする。
★40 - コメント(0) - 2016年9月15日

まさに迷宮、内側と外側の現在地が掴めない。内側で他人に指定された自分を演じ、外側で他人から見られたい自分を演じる。人生は舞台、演じてない自分について考えた。相変わらず答えが見えない恩田先生ワールド、今回も楽しく読めました!巴好き!
★5 - コメント(0) - 2016年9月15日

頭ごちゃごちゃになってしまった!Σ( ̄□ ̄;)劇中劇の中の、そのまた劇??結局、どの殺人も現実には起こってなくて、全て脚本、という事だったのか…う~ん私には難解過ぎたかな(^_^;)
★6 - コメント(0) - 2016年8月21日

いつものワクワク感がなく、残念。。
★3 - コメント(0) - 2016年8月14日

劇中劇をはさみながら物語が進みますが、終盤ですっきり解決するのかと思いきや全部の劇が絡まりあって大変なことに…。一読しただけではしっかり理解できませんでした…。解説にあったように色分けしてもう一回読もう。女優たちの語りが魅力たっぷりで、ぐいぐい読めました。理解はしきれてないけど先に進みたくなるのは恩田さんの実力のおかげなのかな。
★5 - コメント(0) - 2016年8月3日

恩田陸さん2冊目。現実と舞台を融合したミステリの入れ子構造なので、複雑・・・ どれが現実なのか判別できず、100ページ位までは混乱したが、段々とその世界 に惹き込まれた。キャラクター設定が上手く、特に魅力に感じたのは探偵役?でも ある巴の存在。更に女優たちの台詞が、特殊なプロとしての感性に裏打ちされて いると思えて感心した。「誰もが自分を演じている?」と考えさせられる部分もり、 単なるエンタメ小説だけではなく、小劇場で上演される文学&哲学チックな芝居を 観ている気分にもなる。作者の力量を見せつけられた。
★36 - コメント(0) - 2016年8月1日

作家の頭の中に、劇中の作家と女優…その女優たちが演じる劇中の劇…大元となる作家ですら劇中の人物なの?とひたすら続く入れ子構造。同時に繰り広げられるのは恩田さんお得意の不思議ネタ。この渦が何故か心地よくて浸ってしまった。観客ですら被写体になり得る。視線をどこに置くかで万華鏡のように世界って変わるのね、という本だと理解してみる。恩田さんって劇作家に向いてるかも。
★4 - コメント(0) - 2016年7月9日

複雑な仕掛けに翻弄される。人は目に見えるものしか判断の材料としないことを痛感。女優の生い立ちまでも芝居に反映させようとする演出家の気持ちは理解し難い。他人の人生を知りたいとは思わない。
★4 - コメント(0) - 2016年7月6日

うーむ、複雑すぎてよくわからん。下地となるストーリーは単純明快そうではあるが、いろいろ重なりすぎてて。。。いずれ整理しながら再読が必要。
★9 - コメント(0) - 2016年6月29日

再読。恩田陸作品では屈指の難しさだろう。単純な入れ子構造でないのは夢野久作『ドグラ・マグラ』に通じるものがある。作中作と作品の境界を正確に判断出来るのは作者だが、読者はそれを自由に決めても構わないと思う。
★13 - コメント(0) - 2016年5月17日

人は誰しもその場その場で仮面を被り演技している。これは何も演劇に限らず日常生活でも見られることだが、本書では忠実に行われる。執筆に勤しむ劇作家が友人に作品の批評を求めるという大枠のなかで劇中劇が真相を暴きながら進む。最後に更なる劇中劇を仄めかし終わる。虚々実々入り交じり、入れ子構造が無限に続くかのような恐れを抱かせる。
★18 - コメント(0) - 2016年5月14日

再読。
★1 - コメント(0) - 2016年5月9日

劇中劇?単純にそれだけなら、いいのだが...どうも話にずっぽりと引き込まれなかった。随分と読み終えるのに時間がかかってしまった。推理というネタと単純な劇中劇であれば、結構好きな設定だが、劇と現実を妙にこねくり回して、そこに面白さを求めたのか? 逆にごちゃごちゃして落ち着かなかった。また、他の小説等の引用も多々あり、知っている人はいいかもしれないが、知らない、私にとっては、意味のないページであった。それだけに、私からするともったいない一冊という位置づけになってしまった。純粋な推理小説であったなら...
★102 - コメント(0) - 2016年5月8日

本の内容を全く理解できなかった。読書中は退屈な時間でした。何が言いたい本だったのか、調べてみますが、、
★7 - コメント(0) - 2016年5月8日

中庭の出来事の 評価:92 感想・レビュー:591
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