深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
あらすじ・内容
アンカラで〈私〉は一人のトルコ人女性を訪ね、東京から預かってきたものを渡すことができた。イスタンブールの街角では熊をけしかけられ、ギリシャの田舎町では路上ですれ違った男にパーティーに誘われて――。ふと気がつくと、あまたの出会いと別れを繰り返した旅もいつのまにか〔壮年期〕にさしかかり、〈私〉は、旅をいつ、どのように終えればよいのか、考えるようになっていた――。

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深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海はこんな本です

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海の感想・レビュー(3383)

いよいよアジアを抜けてきて、今までと違って若干物足りなさを感じる。その分旅とは何かを考えさせられる描写が増えてきている。
- コメント(0) - 3月26日

トルコからギリシャへ。アジアからヨーロッパへ。茶の頭文字がCのアジア人は皆仲間。今までで一番のどかだった。それでいて作者の悟ったような虚しいような感覚。旅の終わりを意識し始めた作者。残り1巻、読者も旅の終わりを寂しく思う。
★6 - コメント(0) - 3月18日

5は沢木が旅の終わりを意識し始めた。旅することのわくわくもなくなり、ただ、どのようにして、この旅を終わらせよう、この旅は自分にとってなんだろうと考えるようになった。沢木が書いていたが、旅を人生に例えるなら正に晩年なのだ。 1から読んできたが、明らかに1や2に流れる雰囲気とは変わってきている。旅は私にとって非日常だが、長く、続けると日常になってしまうんだろうな。
★5 - コメント(0) - 3月6日

からだの底から出てくるような高揚感は読み取れなくなってきた。わたしは長期間におよぶ旅はしたことないけれど、この感覚はわかる気がする。地中海のうえでの喪失感…なるほど。自信がつくのと鈍感になるのは紙一重、というのも確かに。そして印象に残るのはイスタンブールの描写。ボスフォラス海峡、ガラタ橋、金角湾…。コンスタンティノープル攻防が思い出されてくるのと、貧乏旅行時にケバブサンドにかなりお世話になったのもあり、勝手に胸が熱くなってしまう…笑。茶をあらわす言葉の頭文字がCからTへ変わるというハナタカ氏の話も面白い。
★5 - コメント(1) - 3月5日

旅の終わりが近づいてきた。作者の寂しさや物足りなさは、生きるために生きている国から、生活するために生きている国へ移り、命の活気に魅了されていた作者の魂の熱が下火になってきたからではないかな。
★3 - コメント(0) - 2月21日

旅が終わりに近づくと、もう直ぐ終わるという感傷が出てくる。待ちに待った、楽しみでしょうがなかったものであればあるほど、その終焉が近づくのが怖い。始まる前に期待してたものは、全て得られたのか?得るための努力はし尽くしたのか?終えた後に、始まる前と違う自分に会えるのか?最後の一巻を残し、とてつもない不安を抱えている。私は、作者と共に、旅行していたんだな、と気づく。
★5 - コメント(0) - 2月19日

a_o
★★★☆☆
★4 - コメント(0) - 2月19日

トルコを境に、東(アジア)から西(ヨーロッパ)へと景色はがらりと変わる。西へ進めば進む程物足りなさと虚しさが強くなる沢木氏は、ふと気付く。場所が変わり自分も変わった、そして旅もまた変化することに。更には、旅が人生に似ているならば、自分の旅は青年期の後半にさしかかっていることに。そこから壮年期にさしかかる本巻では、旅論のような内省に深く入っていく場面が頻出する。否、内省こそがメインであり、その表面を景色が流れていくと言った方が正確か。それにしても、少なくとも1ヶ月はかけて読むはずがもう残り1巻とは…。
★19 - コメント(0) - 2月16日

どこにいっても香港が良かった話になる
★3 - コメント(0) - 2月16日

★★★☆☆巻が進むにつれて、沢木さんの旅に対する考え方みたいな、精神論的な部分が多くなってきた。自分が旅しているようなワクワク感は薄れて来たが、これも彼がこの本の中で表現する、旅とは人生に似ている、という考え方が表れているようで面白い。私は深夜特急前半の沢木さんの好奇心や感動がリアルに伝わって来てた方が好きなので星三つで。まだまだ青年期。
★3 - コメント(0) - 2月10日

★★★☆☆5冊目。地中海まできた。アジアの雑然とした感じも魅力的だけど、ギリシャの美しい街並みも、いいですね。やっぱり、長いせいか、同じように旅をしてきたような気分になるのが、いい。
★16 - コメント(0) - 2月9日

最後に近い、なぜか、むなしくなる
★15 - コメント(0) - 2月6日

ついにアジアからヨーロッパへ。C(hai)の文化圏からT(ea)の文化圏へ移った話はへーと思った。前巻くらいからそういう描写があったけど、長旅が続くことによる好奇心の減少への恐怖や今回の旅の全体像から今が全体のどの段階なのかを意識したような描写が増えている。文庫だと5/6にあたるが、単行本版でいえば全3巻ながら前巻である2巻出版後10年経っていることもあるんだろう。そもそも、だいぶ長い期間過ごした旅のだいぶ後になってどういう風にして旅行記に起こしたのか気になる。
★14 - コメント(0) - 2月5日

旅慣れたと言ってしまえばそれまでだが、そうとしか言いようがない第五巻。単行本では第四巻までが第一便と第二便に当たり、五・六巻は時期をおいて発表されたようだ。好奇心の薄くなった淡々とした筆致は、まさに「壮年期」を思わせる。この「私」が飛行機の離着陸に目を白黒させ、香港で活力に満ちた毎日を送り、マカオの大小であれだけ熱くなっていた人物と同じだと容易には信じられない。どのように旅を続けるか=次はどこへ行くか、ではなく、どのように旅を終わらせるか=終焉をいかにして迎えるかに意識が向かっているところにも注目したい。
★1 - コメント(0) - 1月28日

旅の終わりも近い。そして終わりに見るものはなにか。残り1冊。
★15 - コメント(0) - 1月25日

アジアからヨーロッパへ。筆者が旅に出る理由が語られている。父親からもらった本がきっかけだと言う。深夜特急という本が筆者にとったそうだったように若者が旅に出るきっかけになっているのかな?と想像すると何故かとてもわくわくした。そして、わたし自身はバックパッカーとして何回か行ったことあるけど、もう十分かな、と筆者とともに自由な旅への黄昏も感じはじめてしまった。
★5 - コメント(0) - 1月16日

Tのお茶とCのお茶。深い。
★3 - コメント(0) - 1月9日

遂に旅の舞台はヨーロッパへと。段々と旅の終わりを意識し始めている発言が多いが、「旅の終わり」が筆者にとって何を意味するかは明確に応えが出ないまま終着へと向かっている様子が描かれている。
★3 - コメント(0) - 1月8日

たぶん、旅は人生に似ているのだ。どちらも何かを失うことなしに前に進むことはできない……。
★8 - コメント(0) - 2016年12月16日

トルコやギリシャなど地中海の国を巡っています。トルコとギリシャの国境、つまりアジアとヨーロッパの境目をかなりあっさり通過していたのが印象的でした。著者の心境については、旅に出る前を回想するシーンが増えてきているので、元の生活が懐かしくなってきているようでした。
★15 - コメント(0) - 2016年11月17日

このシリーズも5つ目まで来ているというのに、作者はまだスタート地点の香港を引きずっている。オトコなのにしつこい
- コメント(0) - 2016年11月13日

s
五巻はトルコからギリシャへ。アジアが終わり、同時に旅の終わりが近づいている――あるいはもうほぼ終わってしまったという一抹の寂しさが文章に滲む。「旅がもし本当に人生に似ているものなら、旅には旅の生涯というものがあるのかもしれない。人の一生に幼年期があり、少年期があり、青年期があり、壮年期があり、老年期があるように、長い旅にもそれに似た移り変わりがあるのかもしれない。私の旅はたぶん青年期を終えつつあるのだ。何を経験しても新鮮で、どんな些細なことでも心を震わせていた時期はすでに終っていたのだ」
★8 - コメント(0) - 2016年10月30日

お茶の文化圏とコーヒーの文化圏。隣り合わせの国なのに、こんなにも違うのか。「T」のお茶の国と「C」のお茶の国の話はなるほど〜と思った。トルコまでの旅も好きだったけど、余りに値切りに執着する著者にちょっとげんなりしてたので、そろそろヨーロッパに入ってくれて良かった。個人的には、ギリシャの“空虚な感じ”に惹かれる。旅の醍醐味は人っていうのは常々思ってるので共感したけど、やっぱり“美しい景色”も見てみたいと思う。
★7 - コメント(0) - 2016年10月28日

旅の終わりが見えてきました。もし自分が旅をするとなったら、旅を始める前は、旅の終わりのことなんかこれっぽっちも考えないだろうなぁと。
★25 - コメント(0) - 2016年10月26日

Nao
観光をあまりしない旅の理由はなんだろうと思っていたけど、人だと書いてあった。言葉もわからないような旅で助けてもらったことは心に残ると思う。人の親切を受けるための旅…素敵だな~。
★2 - コメント(0) - 2016年10月12日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2016年10月10日

船から見た海の光景、亜麻色の髪の女性、さぞかしきれいなんだろうなと思った。
★3 - コメント(0) - 2016年9月28日

壮年期にさしかかった旅は、感傷的になり、旅を人生と重ねたりして、物思いにふけりながら、イランからトルコ、ギリシャ、イタリアへ。ちょっとした人々との接点がおもしろく、観光地ではないところに思いが行く心理に共感し、街歩きを共にする気分。旅の終わりが見えてきて、それを受け入れられず、戸惑いながらも受け入れ始めていく。旅は人生に似ている。本書も終盤。この読書の旅も沢木氏の旅も老年期。わたし自身の旅はどのように終わればいいのか。いやいや、こちらはまだこれから。旅の終わりを考えるのはまだ早い。さあ最終巻へ。
★24 - コメント(0) - 2016年9月27日

トルコ~ギリシャ、地中海 旅の終わりが見えてきた。国境を超えた時、宗教が違い、国の成り方が違うと身に感じるなんて面白そうだな。タイから日本への飛行機の中で読んだが、今から旅に出たくなった。
★4 - コメント(0) - 2016年9月17日

再読。旅の終わりを意識し始めた内面の変化が面白い。10年程前にこれを読みトルコとギリシャに興味を持ったが結局行くことはできなかった。少年沢木の父親が小田実の著書を読んだ感想「こんなだったらな…」と同じ感想を、この本に想う。そういう気持ちが痛いほど理解できる年齢・状況になってしまった。俺も歳とったなぁ(二回目)。淡々と進む話の中で、パトラスでの誕生パーティのエピソードが実に暖かい。
★4 - コメント(0) - 2016年9月15日

自分が成長したのでも、国が変わったわけでもない。旅が変わったという表現はとてもよかった。旅も終盤、どのような心情で終えるのか楽しみ。
★5 - コメント(0) - 2016年9月13日

そうか、旅は人生に似ているのか。人生も旅も何かを失うことなしに前に進むことはできない…。なんだか重くなってきたぞ。
★26 - コメント(0) - 2016年9月9日

お終いの日が決まっていない旅ってどんなものなのか、著者と一緒にここまで読書の旅をしてきて、いろいろ考える。のこり一冊。お終いになるのが寂しくもあり、また次の旅へのスタートとも言える。
★7 - コメント(0) - 2016年9月7日

イスタンブルからペロポネソス半島へと歴史の深い地域を移動してイタリアへ。黒海とアドリア海の色を表現するところは,さすが旅行者の強みでしょう。
★12 - コメント(0) - 2016年9月4日

旅はトルコから地中海へと進み、終わりが近づいてくる。旅の始まった当初と比べれば、著者は自分自身を振り返ることが多くなっている。旅そのものの考え方、自分の命に対する考え方が変化していく過程はなかなか興味深い。長く旅をすればするほど、出会う人や訪れた場所の影響を強く受けていくことは想像できるが、やはりこれは実際に旅をした人でないとわかりえない部分であるのだろう。「たぶん、本当に旅は人生に似ているのだ。どちらも何かを失うことなしに前に進むことはできない…」
★26 - コメント(0) - 2016年9月4日

通算76冊目。8月11冊目読了。台風も通過したということで本日トルコを抜けギリシャ地中海を堪能してまいりました…バーチャルですが、旅もいよいよ佳境にさしかかりゴールのヨーロッパにきました。個人的にですが、トルコまでのなんかゴミゴミしか感じが好きでした。著者が書いてますが綺麗な街、綺麗な風景は物足りなさを感じるようです。ただ長旅を続けているせいでだんだんと自分の命に対して次第に無関心になりつつあるのを感じたという境地は絶対に見いだせないなと思いました。こういうの読むと海外行ってみたいなって思ったりします。
★5 - コメント(0) - 2016年8月30日

DEE
いよいよクライマックスへ。 三度目の深夜特急だけど、その都度あらたな発見がある。
★4 - コメント(0) - 2016年8月30日

旅のフェーズが移り変わるタイミング、というのが印象的。
★2 - コメント(0) - 2016年8月24日

トルコで熊を使った恐喝に出会う場面がおもしろかった。
★16 - コメント(0) - 2016年8月21日

いよいよアジアからヨーロッパへ。チャイからコーヒーの文化圏へ。イスラムからキリストの宗教圏へ。旅も青年期が過ぎいよいよ終焉が近くなってきた。終焉に向け心の中にできた空虚さ喪失感をどう埋めていくのか。人生観にとても近い。若い時には人生感と重ね合わせるなんてきっと思ってもいなかった。ずっしり重いヨーロッパへの旅が続く。
★93 - コメント(0) - 2016年8月17日

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海の 評価:58 感想・レビュー:536
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