凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫)

凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫)
あらすじ・内容
記者にもたらされた告発。それは警察も知らない極悪殺人事件だった。白熱の犯罪ドキュメント。

人を殺し、その死を巧みに金に換える“先生”と呼ばれる男がいる──雑誌記者が聞いた驚愕の証言。だが、告発者は元ヤクザで、しかも拘置所に収監中の殺人犯だった。信じていいのか? 記者は逡巡しながらも、現場を徹底的に歩き、関係者を訪ね、そして確信する。告発は本物だ! やがて、元ヤクザと記者の追及は警察を動かし、真の“凶悪”を追い詰めてゆく。白熱の犯罪ドキュメント。

あらすじ・内容をもっと見る
386ページ
3803登録

凶悪―ある死刑囚の告発を読んだ人はこんな本も読んでいます


凶悪―ある死刑囚の告発の感想・レビュー(2463)

bb
カーテン屋さんの人生を考えるとつらいものがある。この「現実」を原作にした「エンターテイメント映画」が見たくなる、というのはどうなのか。内容は内容として、やっぱり記者は文章うまいな、と。途中でほとんど引っかからなかった。
★9 - コメント(0) - 1月14日

 山田孝之さんのスイッチインタビューを見て知りました。映画を観たいので、まずは原作からということですね。  今の僕は、この報道がどういう結末を迎えたか知っているのである意味安心して読めますが、リアルタイムで見るとどんな気持ちだったんだろうか・・・。
★4 - コメント(0) - 1月14日

ある死刑囚から告発された、隠された事件を、記者が一つ一つ浮き彫りにしていく様に引き込まれ、一気読み。文章も読みやすく、感情移入しすぎないで読み終えた。これがノンフィクションである、という事にまだ少し、感情的に整理をつけにくい。凄惨な事件をある意味私は楽しんで読んでいた。
★8 - コメント(0) - 1月13日

恐ろしい話です。人の命をお金に変換する、そんな事を(ヤクザとの付き合いがあったにしても)一市民が行うなんて…。少なからず逮捕に至れた事に安堵はします。しかしこのような話を読むと、人を懐疑的に見てしまう機会が増える気がしますね…。
★5 - コメント(0) - 1月9日

読友さんの既読本より。ひゃ~、恐ろしかった。そして、この本で年越ししてしまったことにも……。2017年を占う一冊が決まってしまいました‼映画化されていて、A氏はリリー・フランキーさんが演じておられているとのこと。
★16 - コメント(2) - 1月1日

凶悪をどれだけ遠ざけて生活できるかを考えてしまった。凶悪と凶悪が融合した時の異次元殺人。ドキュメンタリー見てるみたいですぐ読み終わりました。
★10 - コメント(0) - 2016年12月18日

読友さんオススメ本。もっとおどろおどろしいのかと思っていたら、取材模様を中心とした淡々とした話だった。後藤と先生・・・自分達以外の人間は虫ほどの命の価値がないのか。著者が言うように、わたしも「誰もが後藤になり得た可能性がある」とは到底思えない。映画はどんな風に作られたのか気になった。
★54 - コメント(42) - 2016年12月14日

小説だったら多少残酷な事件だったりグロテスクであったりしても、「作り物」として面白く読めるというのに。ドキュメンタリーとして一時話題になり映画化もされたというこの本、読みたい本ジャンルに入れたままでした。最近、辻原登さんの講義本を読んで、ノンフィクションにある小説性を感じてみようとしたのだけれど・・・。どうしようもなく腹立たしい、哀しい、怖い。自分の隣にあるかもしれないと思うだけで。好奇心で読んだのは間違いでした。
★16 - コメント(0) - 2016年12月12日

恐ろしい事件ではあるけど、暴力団や闇金など、別世界の人間のお話しという風に見えてしまって、正直読み進めるのが苦痛だった。ところが最終章の写真をみた瞬間、一気に全てが現実味を帯びて恐ろしく感じられた。あの写真があまりにも普通で、私のすぐ隣の日常に溶け込んでいてもおかしくないと感じたからだと思う。文章のところどころに差し込まれる小説のような表現が、事実なのか著者の感想なのかわかりにくかったり、事件の説明が何度も重複したりして、読みにくかった。
★5 - コメント(0) - 2016年12月7日

死刑囚(当時上告中)が事件と認識されていない余罪を告発、一人おいしい思いをしている主犯格を制裁したいとの思いからとのこと。こんな事があるのか?と思うも、行方不明消息不明の人の数を思えば有りうる事かもしれないとも思う。と言うことを認識した本でした。あまり憤りも感じなかった。もう少し官権の怠慢がテーマであれば、と思ってしまったです。
★45 - コメント(0) - 2016年12月3日

死刑囚から記者にもたらされた、ある男に関する告発文書。血塗られた錬金術師「先生」とは何者か。一般社会に巣食う「凶悪」を追い詰める。途中、なんか盛り上がりに欠けるな〜面白くないな〜と思っていたときにふと「これ小説じゃなくて実話じゃん!」と思い出した。読んだあとに事件について調べたりしたけど「先生」すごい普通の人(っぽい見た目)で、逆にゾッとした…人の心に巣食う「凶悪」。事実は小説よりも奇なり。
★33 - コメント(2) - 2016年12月3日

以前に映画を見て本も読もうと思っていた。映画の時の映像でのイメージが残っていて本を読んでて文字から生々しさをすごく感じた。読んでてしんどくなるときがあった。ここまで残酷になれるもんなんだなぁ…
★9 - コメント(0) - 2016年11月19日

殺人者と自分とどんな違いがあるのか。物語として面白い。これが事実だとは、、 動機なんてそんなもの
★9 - コメント(0) - 2016年11月9日

ボーンシリーズみたいなホンマのことがあるんですね
★3 - コメント(0) - 2016年11月9日

kyo
読友さんにお借りしました。面白かった〜!!身近なことと照らし合わせて、ストンと納得できるところがたくさんあり、一つ大人になれた気がします(^^; 例えば、以前求人でリフォーム会社の事務職を見つけ、会社名をググったら、暴力団の人が重役を占めていたことがありました。あとは、人づてで聞いた話。ご年配のご両親の家にリフォーム業者が出入りしていて、リフォームを何度もするようになったとか。大きな産業のない北関東で、都心からはなれ広い土地がまだ地主の手に残っているところでは、暴力団と整理屋が目を光らせているのでしょうね
★34 - コメント(9) - 2016年11月7日

真摯で重厚な犯罪ドキュメント読了。日本の年間失踪者(行方不明者)数が8万人強、自殺者数が3万人強だったと記憶しているが、このうち1%の人が殺人等の犯罪に巻き込まれていると仮定すると1,100人。0.1%としても110人。現在、事件化されてない案件がい真摯で重厚な犯罪ドキュメント読了ったいどれくらいあるのだろうと考えると戦慄しかない。売名等の暴露本ではないため読後感は悪くない。
★14 - コメント(0) - 2016年11月3日

メディアでは事件の側面しか扱わない事が多いと思っていたけれど、このような本に出逢うと救われたような気がする。 深くは書きたくない。
★15 - コメント(0) - 2016年11月2日

ERI
まさに、事実は小説より奇なり。ノンフィクションの真髄を見た。
★9 - コメント(0) - 2016年11月1日

「上申書殺人事件」のドキュメンタリー、ノンフィクション作品。映画を先に観たので映画は多少脚色されてるものかと思っていたのだが、そんなことなくほぼ忠実。こんな事件が実際にあったのだと思うと怖すぎにも程がある。事件の全貌を当時の関係者たちに淡々と聞き込みしていく著者のジャーナリスト魂をひしひしと感じる。事実は小説より奇なり、とは正にこのこと。
★9 - コメント(0) - 2016年11月1日

★★☆☆☆ サイコパス・・・
★36 - コメント(0) - 2016年10月26日

映画ではドラマチックに見せるために事件に入れ込んでいく記者の様子も描かれていたが、本書は告発にたいする驚愕を表しつつも割と淡々と裏付けを取る作業が描かれている。 事件自身の凶悪性に驚くと同時に、著者のジャーナリストとしての慎重さにも感銘を受けた。 スクープとして盛り上げる、警察の捜査を妨害しない、その両立を見事果たしたと思う。
★9 - コメント(0) - 2016年10月13日

死刑囚が雑誌記者に隠されている殺人事件を明かしていく。記者は綿密な取材を重ね、そして・・・ というドキュメンタリー。淡々とした文体がむしろ独特の臨場感を作っていく。フィクションでは味わえない感覚。著者は文庫版あとがきに「雑誌ジャーナリズムは死なない」と締めくくっている。メディアに限らず自分の仕事に誇りを持って取り組む大切さも感じることができた。
★21 - コメント(0) - 2016年10月5日

「壊れゆく最低限の倫理。破綻してゆく自己防御能力。増幅していく怒りや恨みと、あまりに危険で不条理な殺意。人間はここまで破壊的、破滅的になってゆくものなのか」。多くの人が思う『最低限』の倫理感など無く、自らが棲む空間の大切さを考えることも顧みず、極めてシンプルな思考回路とそれ故に生まれてしまう狂気こそが犯罪を犯す人の心理なのか?と。確かに「先生」の写真を目にすると、毎日の通勤電車の中で目にすることが出来そうな印象の男性。怖いなぁ・・と思うと共に、狡猾な狂気に満ちた人は、すぐ隣に立ってたり?なかなかでした。
★20 - コメント(1) - 2016年9月29日

映画観てから本へ。映画は脚色されてるんだろうと思ってたら全然そんなことはなく、ほぼそのまま。何より恐ろしいのは、告発がなければ表に出ることはなかったということ。そしてこれと同じようなことが、今も誰も気づかれないところで起こっているだろうことを思い知らされること。 ペンは剣よりも強しと言うが、筆者の記者としての意思、メディアの社会への影響力を大変感じた。
★7 - コメント(0) - 2016年9月28日

嘘のような恐ろしい事件だ。鬼畜とは正にこのような人間を言うのだろう。フィクションであって欲しいが、残念ながらノンフィクション。三上が捕まったことは喜ばしいが、裁判でも嘘をつきまくり、死刑になっていないことには怒りしかない。
★11 - コメント(0) - 2016年9月26日

事実は小説よりも奇なりを地でいく本。世の中どこに落とし穴があるかわからない。
★6 - コメント(0) - 2016年9月24日

大体いつも、こういった 犯罪のノンフィクションを読むと、 暗い闇の中に引きずり込まれるような、日常から私だけ取り残されるような、嫌〜な気持ちになります。事実は小説より奇なり …悪党達の 悪意の凄まじさが、そんな気分にさせるんでしょうか…。 嫌です 恐いです 絶対に 関わりあいたく ないです 2016.12.31 DVD ★★★ 日常の中に 殺人が 普通に存在する映像を観て… ピエール瀧 怖かった〜((((;゜Д゜)))
★23 - コメント(4) - 2016年9月23日

「これが本当にあった事なんて信じられない」という位、あり得ない事件。ノンフィクションこそ奇抜です。背筋の氷る人間不信を煽る本でしたが、犯罪にとりつかれる人間をまっすぐに偏見なく書いている気がした。読んでもまだ信じられないが、もしこれが本当にあった事ならば、この本に書かれている事実は氷山の一角に過ぎず、全く極悪暗黒恐怖な本。死刑囚は獄中でそんなに如実な供述ができるのか。筆者の誘導尋問を疑うが、死刑を遅れさせているという紛れもない救済という執筆活動。誤解を恐れずいえば絶大に悲しく救いのある本だ。
★11 - コメント(0) - 2016年9月6日

途中で挫折。
★1 - コメント(0) - 2016年8月29日

犯罪ドキュメンタリー。殺人行為を金に換える『先生』と呼ばれる男。その男は堀の外側でのうのうと暮らしていると。ある死刑囚の堀の中からの告発は、『先生』の裏切り行為が告発の端緒だと訴えてはいるが、果たして信じるに値するものなのか。告発を受けた記者は刑事張りの捜査を開始する。そして遂に警察の手が…。やっぱり作り物と違って迫力があった。告発した死刑囚の写真や『先生』の写真も。特に『先生』はそこらにいる近所のおじさんみたいな人だったけど。人間社会には隠れた凶悪が存在するという…。面白かったし、勉強になりましたっ。
★228 - コメント(0) - 2016年8月27日

映画を見てからこの事件を深く知りたくなり図書館で借りて読了。血の錬金術師という恐ろしい別称を持つ先生。人間凶器のような後藤の存在。この2人が出会ってしまったという事実。すべてが恐ろしい。
★32 - コメント(0) - 2016年8月24日

平成19年1月新潮社より単行本を最終章を加筆修正で文庫化。東京拘置所に収監中(当時死刑判決を受け上告中)の後藤良次が、「新潮45」に〈先生〉こと三上静男の連続殺人事件への関与を告発。担当記者・宮本太一へ「殺人被害者は複数人、そして首謀者はまだ娑婆にいる」と7件の殺人。後藤が口を閉じていたら発覚せず、自殺or未解決となっていたと思うと恐怖だ。狙われたのは孤独な老人や破綻した元資産家・会社経営者など。後藤は現在、死刑確定囚として東京拘置所に、三上は無期懲役が確定。世の中、埋もれた類似犯罪もあるのだろうか。
★31 - コメント(2) - 2016年8月22日

資産家の独居老人、リストラされた不動産所有者を探し出す嗅覚と言い、殺人の実行役兼ボディーガードにさせるヤクザを味方にするやり方といい、被害者の家族をも丸め込む詐欺師特有の口先八丁ぶりといい、サイコパスそのものな小男、"先生"。後半の写真を見ると、ごく普通の風貌なのが逆に怖い。かつては"先生"の右腕だった死刑囚の男が獄中から上申してどうにか"先生"逮捕となったわけだが、それがなければこの悪魔は一般人として普通に社会に暮らし続けていたわけで。警察を欺く犯罪者によって葬られた殺人事件は多々あるんだろうな…。
★116 - コメント(8) - 2016年8月21日

上申書殺人事件として知られる本事件。後藤良次死刑囚からの告白により、主犯であるサイコパス三上静男の情報が新潮社の記者にもたらされる。情報の信憑性や裏とりを経て茨城県警に連絡。新潮45で事件が世に出る。三上静男は複数の独居老人や多重債務者に対し、保険金殺人や、事故に見せかけた殺人を繰り返す。しかし立件できたのは1件のみ。無期懲役となる。三上静男は何故、ここまで悪事に手を染めたのか。後藤良次の逮捕が無ければ、犠牲者はより増えたろう。身近にも三上はいるかも知れない。狡猾な人物と独居老人。社会の歪みを感じた。
★279 - コメント(4) - 2016年8月16日

映画を鑑賞した時に実在した事件と知り本書を手に取りました。永瀬隼介著・19歳―一家四人惨殺犯の告白を読んだ時にも感じたことであるが、罪の意識に乏しい犯罪者によって重罪が犯され、法の秩序に裁かれないジレンマ。読了後、ノンフィクション特有の気怠さを感じました。決して心が晴れることはありませんが、、、
★21 - コメント(0) - 2016年8月8日

こんな事件があったなんて、知らなかった。金の為に人を殺し続ける…。怖すぎる事件。映画は山田孝之が出ているので、また見てみようと思う‼︎
★79 - コメント(8) - 2016年8月5日

雑誌『新潮45』の記者のもとに舞い込んだ、とある死刑囚の告白。さまざまな犯罪に手を染めている黒幕がシャバでのうのうと生きている。その告発をもとに、世に出ていなかった事件の実態を追い詰めて行く犯罪ドキュメント。犯罪の残忍さに驚愕、取材班の執念と信念に脱帽。渾身のノンフィクションだった。
★25 - コメント(0) - 2016年8月2日

パスポートとハンコ、あずかっとこか。
★4 - コメント(0) - 2016年7月30日

今迄読んだ殺人ノンフィクションの中で一番面白かった。
★12 - コメント(0) - 2016年7月27日

ある死刑囚から「先生」と呼ばれる黒幕がいる、と記者への告発から始まる戦慄のルポ小説。実に面白かった……というよりもそれ以上に背筋が寒くなるほど怖かった。自分が生きている現実世界にこんな小説レベルの事件が、しかもこの告発がなければ世に埋れたままだったなんて。告発から立件、検挙に至るまで、死刑囚の怨念、記者の冷静な取材力、警察の意地の捜査らが黒幕を追い詰める緊迫感ある内容は一読の価値ありです。
★18 - コメント(0) - 2016年7月20日

凶悪―ある死刑囚の告発の 評価:66 感想・レビュー:923
ログイン新規登録(無料)