タダイマトビラ (新潮文庫)

タダイマトビラ (新潮文庫)
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タダイマトビラの感想・レビュー(177)

mai
何て言うか…後半狂気じみていて怖かった。親の愛情を求めて悩みもがきながらも最後には希望を見いだしていくのかと思いきや壊れていく結末。あまりオススメはしません。ただ子を育てる親としては考えさせられる内容だった。
★1 - コメント(0) - 1月16日

コンビニ人間、殺人出産に引き続き村田沙耶香さん3冊目。序盤は村田さんにしてはおとなしくて温度を感じたけど、クライマックスは家族というシステムを根本から覆し、無機質な世界観を示されて、トリップするような感覚に陥った。読み終わったいま、怒涛の展開を処理しきれないまま放心状態だ。
★6 - コメント(0) - 1月14日

村田沙耶香さんの初めて読んだけど、、、率直な感想。怖い、クレイジー感半端ない、意味がわからない。でも、なぜかスラスラ読める。不思議な本でした。
★32 - コメント(0) - 1月12日

解説にもあったがこの人はほんとにどういう思考回路してんだろうと思うし、淡々と淡々としてるからなんかもう、怖いわ。 私は幸せだったからどうしても家族をカゾクヨナニーしてる物としてしかとらえられない主人公に同情するし、主人公は処理していたけどやっぱり家族に対する異常な執着は拭えなかったんだな。主人公の考え方には共感できない。 ラストは…タイミング良く強盗でも押し入ってきたのか幻影なのか真実なのかもはやわからない
★4 - コメント(0) - 1月12日

狂ってる!!!!これぞ、クレイジーと言われる村田さんの真骨頂小説です!!読み終わった直後は、頭がジーンとして何も手に付きませんでした…。人間の欲求を普遍的な形で表現した異色の小説です!愛情、家族愛の欠如した家庭で育つ少女は、自分の「家族欲」を満たす為に、毛布をバイブの代わりに自慰を繰り返し、「カゾクヨナニー」をしています。心の中にある本当の家族の形を求めるあまりに、人という形を超越してしまった少女。人間でもない生命体に成り代わる瞬間は、恐怖を通り越し、気持ち悪いという嫌悪感に飲み込まれそうになりました…。
★80 - コメント(3) - 1月12日

気になっていた村田沙耶香さんの作品。読んでみてただただ驚愕。最終盤は一気読み。久しぶり読み終わった後、スゲーって唖然呆然。。ちょっと中毒になる、癖になる。村田さんの作品もっともっと読みたいって思った。色んな意味でぶっ飛んでる作品。スゴイ。。
★2 - コメント(0) - 1月12日

母性に倦んだ母親のもとで育った少女・恵奈は、「カゾクヨナニー」という密やかな行為で、抑えきれない「家族欲」を解消していた。「おかえり」の懐かしい声のするドアを求め、人間の想像力の向こう側まで疾走する自分探しの物語_。自分自身が「カゾクヨナニー」されているという前半と反転した形で出てきて驚き!「家族」というものや「自分」というものが、当たり前にあるわけではない、と気付かされた。最後の捉え方は人それぞれあると思う。
★18 - コメント(0) - 1月8日

率直な感想、作者は頭がおかしい(激賞)。なんとなく、いつもの家族意識こじらせ、他者認識こじらせ系の話かと思いきや、最後の最後で『幼年期の終わり』みたいなサイコホラー的な結末を迎えた。小説家の仕事というのは、どこまで認識の枠組みを取り外した世界を読者に提示できるか、というところが肝心だと思うのだが、この作者はあらゆる認識の枠組みを躊躇なく捨ててしまっている。すごい。なんだか、とてつもない作家、というか、希代の変人に遭遇している気がする。唖然とするぐらいの怪作。
★10 - コメント(0) - 1月8日

「コンビニ人間」の村田沙耶香氏の文庫が目についたので思わず購入。コンビニ人間の時もそうであったように、スルスルと読んでしまった。ただ、今回はラストあたりがよく飲み込めなかったので、再読してみようと思う今日この頃。
★5 - コメント(0) - 1月7日

村田さんの実験的な空想社会や、物事の見方のシフト、そうしたものを含みつつ語られる青春、そういったものが好きであれこれ読んでいるのですが、これは私向きの小説ではないと感じました。ただ否定的なばかりで、新しい世界の見え方などが特になく、しんどいです。
★7 - コメント(0) - 1月7日

カゾクヨナニーが強烈すぎて、面白かった。オナニーの描写が上手く変換され表現されていた。主人公が後半部で恋人にカゾクヨナニーの対象物とされていることを知り、狂ってからが未だに完璧に内容を理解することが難しい。ただ、「タダイマ」って言葉は、私たちが心の奥底で棲みかや帰る場所を求めているんだろうなと感じた。私たちが生きている世界も実は、虚構の不思議な世界なのかもしれない。
★8 - コメント(0) - 1月5日

想像以上にぶっ飛んでいました。 今まで読んだ村田さんの作品の中で一番ぶっ飛んでいた気がします。圧倒されっぱなしでした。 村田さんの作品ばかり読んでると、他の作家さんの作品を読んだ時に刺激が足りなくなりそうな気がして怖いです。
★12 - コメント(0) - 1月4日

父親はいつから普通に帰りたくなくなったんだろう。それが何年続いていたんだろう。夫から妻への愛情不足によって子供達への振舞いが決定されていることが前半と後半を見ててわかる。 ただ、最後どうしてこうなった。作品の世界を全てぶっ壊しちまうほどのイカれっぷり。恵奈の脳内だけで起こっている出来事なのか、恵奈に賛同したアリスたちが自宅の外で待ち構えて取り替える準備をしているのか、SFオチなのかさっぱり判断がつかない。SFだとガッカリしちゃうなぁ。
★5 - コメント(0) - 1月3日

小学四年生の彼女はオナニーをする。心に欠けた家族欲を満たすための「カゾクヨナニー」を。欠損のある家庭環境で見つめ直す"家族"という記号。村田沙耶香さんの作品は前提や概念を覆してしまって、やはり読んでいて気持ち悪くなる。けれどその不快感の一歩先に、真理が見えるような気がして、だからやめられない。人はもっと心地良い場所を知っている。表層で人間を演じていることが社会で生きていくのには都合が良いから。でもそんな芝居しかない現実で苦しめられるなら私はトリップしたい。490円の文庫本はここまで人を覚醒させられるのか。
★7 - コメント(0) - 1月3日

村田さんの作品は、短編集の「殺人出産」から2冊目。 共通したテーマとして「生(死)と性」があり、ほんの少し現実からズレた舞台設定を用意することで、社会システムの欺瞞や人間の欲望をあぶりだそうとの試みを感じる。本書では、「家族」と「母性」。 母性を持たない母親に育てられた少女の視点から、社会が作り出した「家族」という幻想と、その幻想と気づきながらも渇望する人間の滑稽さ、悲しさを描き出している。 ラストの「セカイ系」のような展開は、2012年初版としてもやや使い古された感じがするかな。
★5 - コメント(0) - 1月2日

殺人出産の人かーと思って読み進めてたらラストで訳が分からなくなった。解説にある「なんだかよく分からないけど、すごいものを読んでしまった」感がすごい。家族とは、折り合いを付けながら生きていくものであり、そこに本物とか偽物とかは無いのかもしれないなぁ
★10 - コメント(0) - 1月2日

村田さんは人間の中にあるグロテスクなものを直視できる人だ。だからこそ気持ち悪いのだけど,確かに存在するものだから,同時に安心感さえくれる。家族は人が寄り集まった瞬間に「家族」になるわけじゃない。工夫し合って,「家族」は「できる」。「カゾクヨナニー」けっこうじゃないか。だからこそこのラストは尊いのかもしれない。「カゾクヨナニー」をするヒトとしての営みをまるごと愛しいと受け止め,そのうえで人と人とのシステムにとらわれない関わりを差し出すラストはこの世界への愛に満ちている気がした。気のせいかもしれないけど。
★11 - コメント(0) - 2016年12月31日

読めちゃった。一気読み。誰にも救いがないのがいい!
★1 - コメント(0) - 2016年12月27日

最後の衝撃がとてつもない。打ちのめされた。この作品について、何を語ればいいのかわからない。私も自分の家族ができ損ないで作り物のように思っているところがあるので、ちょっと共感してしまった。そんな自分がちょっとイヤになるくらいには衝撃というか爆弾な小説。でもそんな村田さんの作品が好きだ。私達が見ないようにしている問題を扱って考えさせてくれるというか。そして、樋口毅宏さんの解説がとてもよかった。
★9 - コメント(0) - 2016年12月26日

素晴らしい。素晴らしい。素晴らしい。素晴らしい。。。コンビニ人間と殺人出産とタダイマトビラで共通しているのが、「正常な世界」へ還っていくところで、そこがたまらなく感動的であると言える。現実世界に常に違和感を感じている人々は「正常な世界」に回帰することを心の奥底で望んでいるのだと思う。でも「正常な世界」なんて現実にはあり得なくて、違和感のある世界で折り合いをつけながら生きていかなくてはならない。だからせめてフィクションの中で「正常な世界」へと回帰する感覚を味わう。そのカタルシスたるや…!
★9 - コメント(0) - 2016年12月26日

家族とは、皆が芝居を演じているようなもの、と思うことはあるけれど、耐えられない違和感から抜け出すきっかけが見つかってしまうのはあまりにかけ離れた次元なんだと思う。それを見つけてしまうのはなぜなんだろう。
★5 - コメント(0) - 2016年12月25日

面白いには面白いがコンビニ人間を読んだ後ではイマイチな感じがある。 やはり終り方がゴニョゴニョとしてハッキリしていない小説は面白いとは言いがたい。 誰も救われないのも読後感が悪い。
★1 - コメント(0) - 2016年12月24日

行き着いた先は、狂気なのか理想郷なのか。。。途中までは淡々と進むが、そこに留まることもできずに最後には向こう側へ行き着いてしまう。でも、実際、家族であることって不思議だけど、純粋に自分の子が可愛いのも事実。存在するということ以外に自分が意味など求めているとは考えられない。でも、それをシステムと考えるとちょっと悩む。個が無くなり種という存在になると自我はどうなるのだろう。そこに行きたくなる自分が怖い。
★7 - コメント(0) - 2016年12月21日

カゾクヨナニーという新語に惹かれてこの本を手に取ってしまった。いやらしそうでそこまで卑猥に聞こえないからいいですね。親からの愛情って本当に大事なんだなぁ。彼氏に対しての「私でカゾクヨナニーしてる・・・!」のところは電車内だけど思わず笑ってしまった。
★7 - コメント(0) - 2016年12月15日

今まで読んだ村田沙耶香作品の中でも一番強烈でクレイジーだった。クレイジーすぎてよく理解出来なかったが非常に力を持った作品であることは確か。最後の方は読んでいて頭がおかしくなりそうだった。もはやホラー。この作者頭イかれてるぜ!★5.0(判定不能)
★19 - コメント(0) - 2016年12月14日

「クレイジー沙耶香」が大炸裂している。しかし、そのクレイジーさに強烈なリアリティを感じてしまったことが、怖ろしくもありつつ、快感でもあった。こういう感性を潜在的に持っていて、それに共鳴するひと、実はかなりいるのではないかと思ったり。村田さんの小説の良いところは、そこに何か思想があるわけではないというところ。われわれのリアルを裏側から切断した断面がただそこにある。むき出しの断面が。
★11 - コメント(0) - 2016年12月14日

家族の存在が最後に、オスとメスになっていく。村田さんらしいけれど、残酷だ。でも、家族という病がベストセラーになった今、現実味がある一冊
★5 - コメント(0) - 2016年12月12日

コンビニ人間以上に"クレイジー村田沙耶香"だった
★4 - コメント(0) - 2016年12月12日

理想の家族を思い描いた事はある。が、本書の表現は私達の意識とかけ離れているものとして描かれているようです。少し分かる様で全くわからない世界観が広がっている一冊でした。
★6 - コメント(0) - 2016年12月11日

『しろいろの街の、その骨の体温の』とは、また別な種類の衝撃的な作品。『コンビニ人間』や『消滅世界』はぶっ飛んでても理解できたけど、本作は クレイジー沙耶香 過ぎて簡単には理解できない。
★10 - コメント(0) - 2016年12月10日

ずっと読んでみたかった作家さん。期待しすぎたのかも…。「一般的な家庭」というのがもう一般的ではなくなっている今、こういう家庭は多いと思う。だからこそこういう風に愛されたい子は沢山いるのではないかと思う。家族欲の満たし方とか発想はおもしろかった。やっぱり芥川賞のやつから読めば良かった。
★4 - コメント(0) - 2016年12月10日

2016年1054冊め。中盤までは機能不全家庭に育った少女がいびつな自己形成をしていく話として大人しく読めるのだが、終盤の壊れっぷりに驚かされる。性欲ならぬ家族欲とか、カーテンに自分の庇護者を投影して語りかける「カゾクヨナニー(オナニー)」によって精神安定を図ろうとするとか、これは現実にもある話。主人公と対比しての瑞樹や渚の扱い、物語の運び方がお上手。
★78 - コメント(0) - 2016年12月10日

芥川賞で気になっていた作家さんで初めて読んだ作品。後半は物語にどんどん引き込まれて一気に読み終えた。独特の世界観でとても面白く、そんな世界観だからこそはっと気づくような言葉もあって読んでいて飽きなかった。
★5 - コメント(0) - 2016年12月10日

読み終わった感想はすごいの一言。後半は読むのが恐ろしくなるくらいぞくぞくした。ほんとこの本はあたまがおかしい。(褒め言葉)
★7 - コメント(0) - 2016年12月9日

ネグレクトの母親と家庭を顧みない父親の元で育った恵奈。はやく自分の「本当の家」や「本当の愛」を得たいと思いながら、恵奈は膨れ上がる「家族欲」をカゾクヨナニーという行為で密やかに処理する…。カゾクヨナニーや家族欲という言葉がまずインパクト大。ずっと帰る場所を探していたけれど、家族が幻想だと気づいてからの展開が凄まじくてあれは家族というシステムからの解放ということでいいのか…。既存の枠組みや価値観に疑問を投げかけられ、毎度のことながら唸ってしまう1冊でした。
★13 - コメント(0) - 2016年12月3日

村田沙耶香、初めて読みました。育児放棄する母親、不倫相手の元から帰らない父親、自室で壁を叩く弟、そんな中で恵那は成長する。家族って?生きるって?と考えすぎて、他人と比べ過ぎて最後はちょっと怖くなる。
★44 - コメント(0) - 2016年12月3日

最後の方が強烈。
★6 - コメント(0) - 2016年12月1日

本文より。「この人、私でカゾクヨナニーをしている!」でめっちゃ笑った(笑) すごい展開やったなー。 最後の方はカオス!!笑
★14 - コメント(0) - 2016年11月30日

他の作品同様、いや今作は特に“普通って何?常識って何?”(©︎SIMI LAB)と問われている気がしてヤバかったです。「肉のドア」などパンチラインだらけでヤラれました。
★5 - コメント(0) - 2016年11月29日

なんでしょう、怖いです。「家族欲」って。少女とその家族を描いていますが、こんな家族あるんか、いや、あるかもな、、、と思わされました。ただ、最後はよくわかりませんでしたが。。。
★5 - コメント(0) - 2016年11月29日

タダイマトビラの 評価:86 感想・レビュー:77
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