楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァス (新潮文庫)
あらすじ・内容
ルソーとピカソが生涯抱えた秘密とは!? 第25回山本周五郎賞受賞。雑誌「ダ・ヴィンチ」プラチナ本 OF THE YEAR 2012受賞。王様のブランチBOOKアワード2012大賞受賞。
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。

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楽園のカンヴァスの感想・レビュー(5155)

ティムとオリエの物語
★11 - コメント(0) - 1月24日

読む前と読んだ後でルソーとその絵画の印象が大きく変わった。ルソーに興味を持つことは今までは無かったが、この物語を読んで(フィクションであろうとも)それも変わりました。美術と物語を掛け合わせた本を書けるということは本当に凄いことだと思うし、それによって美術に興味を持つ人も増えると思うので、是非続けて欲しい。
★25 - コメント(0) - 1月24日

アンリ・ルソー。画法も技術も超え、唯一無二の絵を描いた「日曜画家」。岡山の美術館で監視員として働く織江のもとに届いた、ルソー研究の第一人者と言われるMoMAのチーフキュレーター・ティムからの依頼。織江とティムの過去。1枚の画布に描かれた絵に隠された謎。ルソーの夢。ある人の過去と夢。ルソーの描いた密林のように、息が詰まるような、胸が締め付けられるような、静かで激しい感情が見える物語でした。おもしろかった。一文字一文字を大切に読みたい作品です。
★30 - コメント(0) - 1月23日

ルソーをめぐる人々を取り巻く様相をドラマチックに描いている。史実に基づいたフィクションだけれど、リズミカルに文章が進み美術の世界に引き込まれる。働く人の思い、飾られている絵に込められた感情、ひとつひとつにドラマがあると思うと美術館に行くのがますます楽しみになる。まずは大原美術館、いつかは夢にも会いに行きたい思いにかられる作品。
★27 - コメント(0) - 1月23日

Nan
原田マハ。これ傑作です。アンリ・ルソー、すいません哲学者かと思いました。『かつて税関に勤めていた日曜画家』のイメージが出回ってるそう。彼の未公開の作品を所有するコレクターが織江とティムの2人にその真偽を評価するよう依頼する。7章ある物語を1日1章ずつ読んでいき7日目に講評するという何ともミステリアスなやり方で。結末、唸りました。すばらしい!全くルソーの絵を知らなかったのでネットで調べながら読みました。実際その絵を見てたらもっと感動するだろうな。ルソー見てみたいです
★33 - コメント(0) - 1月22日

絵画は専ら印象派、アンリ・ルソーやピカソの絵はどちらかと言うと苦手だった私でも、この本はとても読みやすく、ストーリーに引き込まれ、ページを捲る手が止まらなかった。一冊読み終える頃には、アンリ・ルソーという人物に愛着を感じるまでになっていた。今すぐにでも、ルソーの実物の絵を観に行きたくなりました。メインストーリーである織絵とティムの7日間はまるで自分も一緒に時を過ごしたかのような濃密な時空の旅を味わった気分だった。二人の出会い、そして長い年月を経ての再会には、心にじんわりと温かいものが溢れた。
★28 - コメント(0) - 1月22日

1枚の絵画にこめられた画家の生きざま。画家の死後も作品は人々を魅了しつづけ永遠を生き続ける。その絵画をめぐり、様々な思惑で暗躍する美術界関係者。絵画の所有者である富豪の秘められた思い。終盤は作品の真贋鑑定とは別なところにドラマがあって楽しめた。登場人物の肩書もMoMAや有名オークションハウス、インターポールなど世界を股にかけた広がりでエンタメ感ばっちり。漫画では『ギャラリーフェイク』『ゼロ』など似たジャンルはあるけれど、日本の小説ではあまり見かけないので原田氏にはこれからも良質な美術エンタメを期待したい。
★36 - コメント(0) - 1月22日

第一章と最終章が効いてる。
★14 - コメント(0) - 1月22日

噂通りのおもろさ一気読み、ヤバいねこの本!読む手が止まらず物語の世界へどっぷりはまってしまった。「夢を見た」に隠されたミステリーの進行具合、ティムと織絵の距離感や、ルソーやピカソ、美術に対する愛情あふれる描き方が、ほんまに素晴らしいね。マハさんに感謝です。
★50 - コメント(0) - 1月20日

次々と出てくる絵画を途中調べたくなったけど読むスピードを落としたくなくて読了後に全部調べて見た。読みながら見ていてたらもっと惹き込まれていたんじゃないかと少し後悔した。特に『詩人に霊感を与えるミューズ』の前で3人が話している時に感じた驚きを、微笑みがこの絵画の前で行われていたことに「私その場にいたかった」と思ってしまう程に。「夢を見た」とティムの思いに心地よくなった。
★29 - コメント(0) - 1月19日

読メで興味が湧き、原田マハ作品を初めて読んだ。途中まで、裏を推理しすぎたからか、読んでいてしっくり来なかったが、後半からは面白く読めた。織絵とティムのルソー愛、ピカソやジョゼフのカッコよさが光るのも、著者の美術に対する造詣の深さからだろう。また、著者はルソーという画家を世に知らしめ、美術に興味を持つ人を増やした功績も残したと思う。読んだ人は、美術館に行きたくなる。
★30 - コメント(0) - 1月18日

ミステリー小説なのですが、その中に描かれている恋愛のお話も素敵でした。二つの物語が一つに交わる瞬間は感動。この本を読んだ後に絵画を見ると、ここにも物語が隠れているのかな、といつも以上にワクワクしてしまいそうです。
★22 - コメント(0) - 1月17日

★★★★☆
★12 - コメント(0) - 1月17日

美術には全く縁のなかった自分ですが、楽園のカンヴァスは楽しく読むことが出来ました。ルソーってそんなに評価されなかった画家だったんですね。また、ピカソと同じ年代を生きていたと言うことも初めて知りました。楽園のカンヴァス画像まとめサイトを見ながら読んでいました。表紙の「夢」を初めて見たときには全然感動しなかったのですが、読み終えて改めて見直すと、素晴らしい作品に見えてきました。ホントに単純。作品は素晴らしく、今まで何となく読まずにいたのがもったいなく思いました。
★42 - コメント(0) - 1月17日

★★★★☆ ルソーの生涯ってほとんど知らなかったので、勉強になった。最後の場面が本当に素敵。
★36 - コメント(0) - 1月17日

素晴らしかったー!美術史ミステリー初挑戦、難解で理解できるのかとずっと敬遠してたのがもったいなかった。今作に出てくる絵のまとめがあって、ネットで見ながら読む。ルソーとピカソの関係もステキ。最後までドキドキしながら謎解きを楽しめる。次は「暗幕のゲルニカ」に挑戦するぞー。
★52 - コメント(2) - 1月17日

こんな物語があってもいい。ルソーの魅力は謎だから。
★23 - コメント(0) - 1月16日

これは面白かった!!ルソーの「夢」をめぐる物語。2人のルソーの専門家がルソーの絵の真贋を古書をもとに解き明かそうとする。原田マハさんのMoMAでの勤務経験を生かした作品。この本の中にルソーの物語が別にあったりして、すごく読んでいて面白かった。ルソーが生きていた時代と現代を行き来している感じ。MoMAにはいついけるか分からないけど大原美術館にはすぐにでも行きたい!
★63 - コメント(0) - 1月15日

最後に全てがスッキリするとてもいい作品でした。絵画をあまり知らなくても全然楽しめます!!
★21 - コメント(0) - 1月15日

スリリングだし、絵画への愛にあふれていて、心地よい作品です。読後感がとてもいい。「夢を見た」のお話が感動的で…。小説ならではの大胆な設定(といっていいのかしら)を、しかし仮にあったとしてもおかしくないし、あったとしたらステキだな、と思わせる筆致が素晴らしいです。しんどいことはあんまり深く書いてなく、読後感がいい。
★27 - コメント(0) - 1月14日

◎ 初原田マハ。ルソーの絵をめぐる真贋の判定をする全体のストーリー。真贋の謎もあるが、判定をする2人、ルソーとその周辺の人々の人間模様、思いがとてもよかった。
★15 - コメント(0) - 1月14日

すてきなミステリー。 美術史を勉強したくなりました。
★17 - コメント(0) - 1月13日

kaz
特別芸術に興味がある訳ではないし、どこまでが実話かも分からない。だが例え万人に受けなくてもそれを見た何人かの心を揺さぶるものを生み出せる芸術家の情熱には感銘する。ましてや人類の宝として存在し続けるなら、作品の中で「永遠に生きる」ことになろう。ルソーの中にそう思わせる何かを見たピカソ、ヤドヴィガ、ジョゼフが居なければ現在のルソーの評価はどうなっていただろうか。まさに運命の出逢い。そしてルソーの存在がティムと織絵の出逢いを導く。ロマンチックなお話である。
★33 - コメント(0) - 1月12日

読了前にもかかわらず、東京国立近代美術館にて、アンリ・ルソーの絵画を鑑賞。それほどまでに、魂が震える作品。読み進めるごとに、感動の波が二重三重に押し寄せ、最後の最後まで最高に素晴らしい物語でした。
★31 - コメント(0) - 1月12日

初めての原田マハ作品。アートに興味はあるけど難しそうで敬遠しがち、そんな私にもわかりやすくルソーの魅力を伝えてくれる。それをベースに謎多き人物たちとストーリーで、面白さが1度で二度おいしい小説になっている。絵はなんとなく見たことあっても作者の名前や生涯を全く知らなかったのに、今やいつか本物の絵を見てみたいという思いに駆られる芸術家になってしまった。早速図書館でルソーの本を借りに走ったのであった・・・。
★24 - コメント(3) - 1月11日

名前だけは知ってる有名画家たち。その作品のひとつひとつをGoogle先生に訊きながらの読破。(ネットってほんと便利な!)とはいえ、画家や絵画に門外漢でも楽しめる上級なミステリで、ラストの再会にひとりにやける。読後感も抜群。
★28 - コメント(0) - 1月11日

自分は美術に関する一般的な知識もないので、ところどころネットで調べながら読んだが、ドキュメンタリーだな?とも感じたし、彼女の創作もうまく織り交ぜてあるなというのが率直な感想。
★59 - コメント(0) - 1月11日

物凄く面白かった!ルソーをめぐる駆け引きにハラハラしながらページをめくってた。美術にかける想いがすごく伝わってきた。ルソーの絵の鑑定のとことか織絵とティムの再会とか感動した…
★24 - コメント(0) - 1月10日

殺人事件は起こらないが、内容はミステリーだ。中盤、ダレそうになったところで、グッと引き寄せるネタを入れてきて面白くなったが、全体的に浅く感じられる。核心部分は、興味をそそられる内容だ。ならば、所詮フィクションなのだから、作者なりの解答を登場人物に深掘りさせて欲しかった。解説にある、最後の大きなひねり、が物語の主題にすり替わったような印象を受ける。ちなみに絵画に関する知識は皆無なので、思った、「相棒S15-5を先に観ておいて良かった」と。
★24 - コメント(0) - 1月10日

原田マハさんならではの美術感&ミステリーということなのでしょう。絵画の世界と物語の両方に引き込まれてしまいす。「キネマ・・」では映画館に、「楽園の・・」では美術館へと強く誘われます。ホントにいい本でした。☆☆☆☆☆
★24 - コメント(0) - 1月8日

面白かった!!こんなにワクワクしながら読んだ小説は久しぶりでした。一気に読了。年明けからこんな素晴らしい本に出会えて幸せです。美術館に今すぐ行きたい。
★21 - コメント(0) - 1月8日

アンリ・ルソーの代表作「夢」を題材にしたミステリー作品。美術に関する知識は全くなかったが、まるで絵画の世界に吸い込まれるかのように、夢中になって読んだ。作中の至るところに登場人物を介した著者の絵画に対する情熱と愛情が溢れていて、読後は温かい感情に包まれた。実際にルソーの絵画を見てみたいな。
★40 - コメント(0) - 1月8日

マハさん作品2冊目。「お日柄も」は動でこの作品は静の印象。アンリ・ルソーの絵画の謎を扱った作品。物語に引き込まれて行く感覚が、絵に引き込まれて行く感覚に錯覚出来て素敵な作品です。同時代の巨匠達の息吹きも感じることが出来て、明日への希望のエネルギーも与えてくれます。
★31 - コメント(0) - 1月8日

「暗幕のゲルニカ」に次いで2作目の原田マハさん。アンリ・ルソーの絵画を巡ってその真贋を委ねられた研究者が、様々な陰謀からルソーとその作品を必死に守ろうとする姿が描かれています。徐々に紐解かれる謎は、美術界を揺るがす真実へと繋がっていくのですが、最後は余韻を残す終わり方でした。研究者の絵画に賭ける情熱を通して、原田さん本人の強い思いが伝わってきます。絵画に通じた原田さんだからこそ書ける傑作なのでしょう。美術に疎い私も、終始絵画の世界にどっぷりはまってしまいました。
★43 - コメント(0) - 1月7日

アンリ,ルソー見たくなった
★17 - コメント(0) - 1月7日

思いもよらない展開にハラハラドキドキ。絵画への情熱とは無縁な私に、新しい世界に導いてくれる時間でした。感謝しています。マハさんの奥行きの深さにも感動です。しかし、著者が作中に散りばめた登場人物の駆け引きや思いをどれだけ理解できたのだろうか。また読み返そう。いや、その前に美術館へ行かなくっちゃ。
★33 - コメント(0) - 1月7日

ティムと織江は結婚するのだろうか。して欲しいなと思う。
★25 - コメント(0) - 1月5日

見事な構成と筆運び。作品の描かれた時と物語の時、そして現在が入り乱れるが絡まるほどにそれぞれの時間の意味が明らかになってくる。見事。面白かったが感想を文章にするのが難しい。
★26 - コメント(0) - 1月5日

美術がメインの小説を読んだことがなかったので、新鮮な気持ちで読みました。絵画を見ているような、そんな感覚を感じる本でした。素敵。生でアンリ・ルソーの「夢」を見てみたいな。
★26 - コメント(0) - 1月5日

気になっていた小説をようやく読むことができた。構成が見事。そして登場人物たちの、作者自身の情熱が直に伝わる筆力もまた見事だ。美術館にはたまに行くものの、音楽に夢中になったような体験は絵画ではなかった。これからあるかどうかも解らないが、少なくとも関心は広がった。
★62 - コメント(3) - 1月4日

楽園のカンヴァスの 評価:82 感想・レビュー:2084
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