何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)
あらすじ・内容
就活のため、拓人は同居人の光太郎や留学帰りの瑞月らと集まるが――。直木賞受賞作!

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

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何者はこんな本です

何者の感想・レビュー(6796)

私はこの登場人物の中で誰に似てるかな、と考えるともしかしたら学生時代は拓人かな。就活うまくいかなかったし、でも平気みたいな顔してたし、頑張ってる人を見て拗ねてたから。でもそんな人もすぐ変われるよと自分自身に、拓人に言ってみる。結局、生きているとかなりカッコ悪いことすることになるし、その半分以上には何とも思わなくなるぐらい、とにかく次々進まなきゃならない。そして次のカッコ悪い体験に遭遇。必要なのはしょっちゅう疲れて地面見てしまわないような体力だと思う。
★1 - コメント(0) - 1月22日

ちょっと勿体ない主人公の「俺」人を観察して馬鹿にして、自分は泥臭く足掻くことをためらう。最終的には、カッコ悪くても良いから足掻いてみろよと馬鹿にしていた相手に言われ、カッコ悪い自分を出すようになる。そのカッコ悪さは主人公の成長だ。ただ現実だと、この主人公ほど周りが見えているのなら、人の良いところを上手く真似して、面接を乗り気ることは出来るんだろうなと思う。色々言ったが、人が思わず目を逸らしたくなるような弱い一面をここまで現実的に書ける作者は凄いと思う。ただ、就活生には就活終了後に読むことを推奨(笑)
★11 - コメント(0) - 1月21日

お初の朝井リョウさん、鋭い!就活とはゴハンとお小遣いを貰いにゆくのと同義だったバブリー世代から見るに、現代のそれは異世界的な消耗戦のよう。学生と社会人の境界では理由なくなりたい自分になれるような錯覚を得たようなおぼろげな記憶を反芻しつつ、達観したそぶりをで自身の自我を守ろうとしたことがあったなぁ、と。ロールプレイを見せられるのはみな痛いことにはかわりなく、しかしそんな達観したふりを見透かされていたりしたら、自分は上手に立ち直れるだろうか。フレーフレーみんな。
★15 - コメント(0) - 1月20日

なるほど、と最後は気持ちよく自虐気分に浸れました。自分の嫌な部分に気付くのは中々難しいので、こうやって小説でわからせてくれるのはある意味嬉しい事です。もしかして、朝井さん自身もこのストーリーを描きながらさらに上を行く観察者だと、あえて告げているような気もします。面白かったです!
★10 - コメント(0) - 1月20日

Y.t
今の自分の考えが否定されたり、肯定されたりと色々と思うことがありますが、結局自分は自分なんだって思えました。 SNSと就活と人間関係を絡めて物語を進めていて、そこで印象的だったのは、その人のことを指定文字数だけで判断するのではなく選ばれなかった言葉にも目を向けていく大切さに気付かされました。 この先自分は何者になりたいのでしょうか
★9 - コメント(0) - 1月20日

お気に入りブロガーさん&友人お勧めの一冊ということで。読んでいて、「あ、自分は主人公だな」と思いました。自分も結構他人を見て、イタイやつ…って思ったり、それこそ就活中は友人の内定先を根掘り葉掘り調べたりと、まぁそのような過程を経て、周囲の人間が自分よりも地位(?)が低いことを確認するとひどく安心していましたね。高みの見物というか。だからといって、別段自分のことをかっこいいとは感じませんが、自らを対象化できない人に対してはいつも見下してしまうことがあります。自分は一体どんな何者になりたいのだろうか?
★14 - コメント(0) - 1月19日

非常に面白かったです。就活を通して暴かれる5人の登場人物の自意識と、その変遷を描いた青春ドラマ。題材・言葉選びのセンスの鋭さ、リアルな心理描写など、著者独特の洗練された感性が随所で光っています。語らずに匂わせる、さりげなく盛り込むといった部分が本当に自然で見事です。さらに今作は、ミステリー的なオチを含め物語の構成がバッチリはまっていました。設定や描写、語りの意図、SNSの挿入など、巧みな伏線で最後は本当にハッとさせられました。エグさのある展開に好き嫌いはあれど、小説としてはほぼ完璧な作品と思います。
★12 - コメント(0) - 1月19日

mic
自分は自分にしかならない。痛くてカッコ悪い今の自分を、理想の自分に近づけることしかできない。みんなそれをわかってるから、痛くてカッコ悪くたってがんばるんだよ。カッコ悪い姿のままあがくんだよ。
★12 - コメント(0) - 1月19日

なんか怖かったし、恥ずかしかったし、にも関わらず、見下す気持ちもある
★6 - コメント(0) - 1月19日

少し「何者」に似たところがある私。心が痛い。現代世相を上手に表現してる作者の筆力に脱帽
★11 - コメント(0) - 1月19日

面白かった。こんな人いるなあ、ああやだなあと思いながら読んでいたのだけど、最後の最後で自分の受け止め方だってどうなのだろう、と思った。みんなそれぞれ思うところがあって、考えて考えて、笑われてることだってわかったうえで、なんとかやっているひとだっているのかなあと。冷静に振舞って高みの見物してるみたいな主人公も、どうしようもない醜さを持っていて、きっとだれにも当てはまると思った。だれかのことを心の中で馬鹿にしてた自分のこととか、そのだれかのこととか、考えてしまう話だった。
★20 - コメント(0) - 1月18日

安全な場所から無責任な発言を傍観者の振りして知的でスマートに言って自分に酔う…みたいな口には出来ないけど言いたい事がSNSでは世間に向けて簡単に発信出来ちゃうから怖いね〜オイラは呑んだくれて、テレビに喋りかけて満足しとこう(笑)あっでも、ここで勝手な感想書いてるオレも同じようなもんか(笑)
★21 - コメント(0) - 1月18日

やっと読み終えた… 映画にもなったので気になって読んでみたものの…SNSで自分を隠して他人を批評する…誰にもわからないと思っていても… SNSは((((;゜Д゜)))と思った。
★18 - コメント(0) - 1月17日

w
最後、理香さんのまくし立て。的を得ているようで、そうでもなかった。言い返してやればよかったのに。
★17 - コメント(0) - 1月17日

最後のどんでん返しがすごい!怖くなった!本の影響を受けちゃうかも、ツイッターの呟きとか。笑
★15 - コメント(0) - 1月17日

★★★☆☆
★5 - コメント(0) - 1月16日

映画を見て、???。もやもやが残ったので読みました。本を読むと映画では分からなかった感情とかが分かるかなと思って期待して読みましたが、ほぼ映画のストーリーそのままで。読むのをやめてしまいました。時間ができた時に、また読みたいと思った時に読んでみたいと思います。
★5 - コメント(0) - 1月16日

★★★☆☆
★4 - コメント(0) - 1月16日

映画化されているということでどんでん返しを期待して読んだが、たいしたオチもなく正直期待はずれ。どうも読む前に間違った期待を持ってしまったのがいけなかった。かといって人間性を書いてる部分は割と陳腐な内容でこれといって見るところもなく。ただ、「就活」に近い環境にいる(少し前にやってた、今やってる、もうすぐやる)人はいろいろ共感できるのかもしれませんね。私には無理でした。
★10 - コメント(0) - 1月16日

ふと何もかも捨てて、ここではないどこかに行きたくなる。 もっと言えば、私を知る人のいない、どこかでやり直したくなる。 今の私でない私になりたい。 みなどこかで思うことなのかな。
★15 - コメント(0) - 1月15日

今の就活を少し知れた気がする 映画見てみたい
★12 - コメント(0) - 1月15日

主人公を含めた就職活動をする5人。同じ目的を持っていると思っていた5人の本音が、SNSというツールを通して、次第に明らかになっていく。 本音や自分の意見を、SNSを使ってどんどん発信している現代では、SNSの中では、何者にもなることができる。就職活動では、会社で求められる人物を装い、自分が何者かわからなくなる。自分を押し通すことが難しい社会では、いろんな顔を持つことが必要なのだろう。それが自分の本心でなくても。主人公の最後のシーンが、それを語っている。 いろんな意見が生まれるであろう一冊だと思います。
★21 - コメント(0) - 1月15日

読み始めてすぐに思う、この主人公の見方や考え方、すごく自分そっくりだと。だからこそ、最後にグサグサ攻撃されるのは非常に心に刺さった(笑)これ就活前とかに読んでたら、間違いなく就活そのものがトラウマになってたな…
★20 - コメント(0) - 1月15日

朝井リョウの作品を読むのはこれが2作目。前回読んだものより、表現や設定の『若さ』は気にならなかった。人の心理描写が鋭く、就職活動を通して描かれているものにハッとさせられた。自分で故意的に「何者」かにならず、かっこ悪くても理想から遠くても、自分に向き合いさらけ出していきたい。・・・初めての就職の面接で「集団の中でどんな立ち位置を取りますか。」の問いに、観察者と答えたことを思い出した。。。
★23 - コメント(0) - 1月15日

映画化されて注目されていたので図書館で借りた。 読んでいる序盤から、「この主人公よくこんなに客観的に分析できるなぁ」と思ってたけど、それが物語のラストで鋭く突かれていて納得。 最高にブラックな現代人を描いていて痛快だった。
★20 - コメント(0) - 1月15日

現代の就職活動の実態がよく描写されていた。6人の登場人物全員が、あーいるいる!という感じ。就活中の何者かになろうとしてしまう感じ、分かる気がした。結局の所、画一的な日本の集団教育の中で育ち、個人としての承認欲求を持て余しながら、他者と足並みを揃えていたのに、いきなり就職活動で個人戦を強いられるから迷走する気がする。モラトリアムかも。著者は私より3つ下。男性では最年少で直木賞受賞したらしい。…凄いな。
★21 - コメント(0) - 1月14日

就活をテーマに描かれたストーリーに、今の自分は「就活、無理!」って思ってしまった。登場人物たちそれぞれにイタさを感じながら、最後は自分が一番イタい奴じゃん!って思わされた。その辺の構成のうまさも朝井氏のなせる業なんでしょうけど。肉食系・草食系や意識高い系などと、十把一絡げに括ってしまう現代ですが、そんな簡単な言葉では人の内面は表せられないよな。【館】
★19 - コメント(0) - 1月14日

意識高い系に見えても、不格好でも全力で頑張ってる人がいるんだろうな、と認識を新たにした。斜に構えて、頑張っている人を鼻で笑ったりすることがないように気を付けたい。 あと、他人から見てどう見えるかってのも大事なんだなと思った。基本自分の信ずるところを大事にして、他人からの評価を気にしすぎないようにしているが、そっち一辺倒にならないようにしたい。
★17 - コメント(0) - 1月14日

2017年1作目。 読んだ後に、背伸びしたり、虚勢を張ったりしなくていいんだ、と思えた。何者かになって他者を批判するのは格好悪い。あるがままの今の自分を受け止め、邁進していくことが大切だと再認識できる。序盤は主人公の意見に納得させられ、終盤はリカの意見にハッとさせられる。
★19 - コメント(0) - 1月14日

S.C
自分の就活を思い出した。当時の自分や周りの人たち、葛藤してた事を思い出し登場人物と照らし合わせると気恥ずかしかった。自分自身も再スタートの気持ちで頑張ろう。
★13 - コメント(0) - 1月13日

就活生が主人公のストーリーではあるけれど… 誰しもある「裏表」を描いているように私は感じました。誰でも自分なりに他人を評価してみたり、自分を軸に優劣をつけて安心したりする… そんな、ヒトとしての裏側の部分を突きつけられた感じです。リアルに想像したり、自分に当てはめたり出来るから、考えさせられる内容でした。
★46 - コメント(1) - 1月13日

就活中の人は読んじゃいけない本だ。自分を全員と重ねてしまう。それも悪い所だけを。もう就活なんて記憶の彼方なのに心のざわつきが半端ない。
★17 - コメント(0) - 1月13日

o.t
ぐいぐい読ませる。構成が巧いなぁ。Twitterについてもっと知りたくて読んだけど一応自分のような年寄世代にもTwitterの利用シーンが具体的にイメージできた。群像劇なんだけど一人称視点で進行。しかし実はそこには裏の視点もあった…という。主人公が学生演劇をやっているという設定なんだけど、登場人物の動かし方がまるで演出家の手腕を見ているよう。昔の青春小説って主人公と世代の近い作者の自分語りが炸裂するようなタイプが多かったけど、この作者は一歩も二歩も引いた視点で物語を動かしてる。だけどしっかりエモーショナル
★16 - コメント(0) - 1月12日

就職活動中のさも実在しそうな4人の人物像に序盤から持っていかれました。朝井リョウさんの心理描写がとても好きで。誰しもが持っている表の顔と裏の顔がツィッターを絡めながらよりリアルに描かれさくさく読むことができました。ラストにはビックリしたけど!思った以上に主人公が歪んでいた!と同時に里香の主人公へ向けた怒号は自分の胸に突き刺ささりました!傍観者として読んでいたはずなのにいつの間にか自分が当事者になっている!御託ばっか並べてないでやれっ!て事ですよね。自分が自分になる為に。本当その通りだと思います。
★20 - コメント(0) - 1月12日

世界を俯瞰することの方が高度に思えるけれど、カッコ悪くても地を這いつくばって生きる方が何百倍にも難しい。そんな本でした。
★17 - コメント(0) - 1月11日

文体は軽くてすいすい読めるのに、登場人物たちの行動や自意識が痛々しくて何となく辛い。 彼らの中に自分を参加させて、もしくは当てはめて考える。
★19 - コメント(0) - 1月11日

主人公の目線で他の登場人物を見ると「こいつ痛いなぁ」とか「何もしてないのにやった気になってるよ〜」と思うのだけど、その目線も別角度から見ると実はスゲー痛くて、主人公目線で見ていた読者の私も一緒だという居心地の悪さを突きつけられる…。けれど主人公の心の動きも追っているからその痛々しさを全面的に否定することも出来ないし、そうなると他の登場人物の痛々しさに対しても少し想像力が働く…。就活を題材にしているけれど誰しもが何者かになりたくて平静を装いながら水面下では必死に足をバタつかせあがいている姿を鋭く優しく描いて
★28 - コメント(0) - 1月11日

Twitterがとても現実的。何者かにならずに生きるべきか、何者かになるためにもがくべきか…。途中途中に心に響く言葉があって、最後は心に刺さるものがあった。はじめての浅井リョウさんでした。
★21 - コメント(0) - 1月11日

昨日の夜、久しぶりに就活の夢をみてしまった。今日は目覚めがイマイチ。絶対、この作品の影響だ。
★19 - コメント(0) - 1月10日

就職活動をしている学生たちの本音と建前を非常にリアルに表している。 自身も就活をした身として非常に共感し、思わずあるある!と言ってしまうような部分ばかりであった。意識高い系で自分就活してますアピールする人や、何となくだが何となく内定をとってしまう人。そこもリアルに表現されていた。 周りを批評して自分を正当化するのは良くないと思った。
★41 - コメント(0) - 1月10日

何者の 評価:88 感想・レビュー:2708
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