形式:文庫
出版社:新潮社
形式:単行本
こんばんは。『ヤマケイ文庫 極北の動物誌』、星野道夫さんが幻の古典として愛読していた本です。ノーザンライツにもその著者のことが書いてあります。『旅をする木』の章もあります。こちらの本も良かったら読んで見て下さいね。
星野道夫展、愛知でやった時に行きました。とっても良かったです。
森の三時さん おはようございます 星野道夫さんの著書での、共読本が一冊加わり、とても嬉しく思います {宵待草の仏像めぐり}や美術館鑑賞や講座などの予定をして居ますが、写真展へは訪ねたいなぁ~と思って居ます 何時も有難うございます🙋 今日も穏やかな良きひと日で在ります様に! 宵待草
宵待草さん、おはようございます。星野さんの遺作となった作品なのですね。この夏、星野さんの写真展で遠いアラスカに思いを馳せるのもよいかもしれません。
『極北の動物誌』はこの本に出て来たビル(ウィリアム・プルーイット)さんがが書いた本です。絶版されていた本が最近文庫で出版されました。良かったら読んでみて下さいね。『旅をする木』はこの本の章から取ったタイトルだということです。
ありがとうございます!気になってました!ぜひ読んでみます!
静謐さを湛えている。それぞれの話の冒頭の文章はどれも素晴らしく、遥かなアラスカの世界へと読者を誘ってくれる。 「十一月の感謝祭が過ぎ、人々の心にクリスマスの足音が近づいてくると、アラスカはいつのまにか厳冬期に入っている。太陽もほとんど顔をださない暗闇と、きびしい寒気の中で迎えるこの土地のクリスマスが好きだった。森の中の家々は小さな明かりで飾られ、その光が雪化粧した針葉樹をおとぎの世界のように淡く照らしだす。暗黒の中で光を求めるように、寒さもまた人の心を暖めるのかもしれない。」
「フェアバンクスの雪は、空から地上へと、梯子を伝うようにいつもまっすぐ降りてくる。雪の世界の美しさは、地上のあらゆるものを白いベールで包みこむ不思議さかもしれない。人の一生の中で、歳月もまた雪のように降り積もり、辛い記憶をうっすらと覆いながら、過ぎ去った昔を懐かしさへと美しく浄化させてゆく。もしそうでなければ、老いてゆくのは何と苦しいことだろう。」
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