炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)

炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)
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炎路を行く者: 守り人作品集はこんな本です

炎路を行く者: 守り人作品集の感想・レビュー(559)

上橋菜穂子さん著 守り人シリーズ作品集『炎路を行く者』前半はヒューゴがタルシュ帝国ラウル王子に使えた経緯、後半はバルサとジグロが二人で旅した逸話。短編集なので、夜眠れない時にちょっとずつ。今朝は読書とストレス解消の関係考察のため。人間に対する作者の温かい気持ちを感じる。読み終わるのが惜しい気持ちは、司馬遼太郎さんの『龍馬がゆく』や『燃えよ剣』以来か。『燃えよ剣』は函館五稜郭で止まったまま。
★9 - コメント(0) - 3月23日

『炎路を行く者: 守り人作品集/上橋菜穂子』読了。映像化もされた守り人シリーズの外伝第2弾。守ること、守られること。守られてしまう嬉しさと苦しさ。守りたいと願ういじましさと息苦しさ。そんなアンビバレントな葛藤を淡々と描き、なのに、情の熱さについ惹き込まれる。窮地に陥ったときにこそ、隠れた本音が、人間としての本性が見える。世界観がファンタジーだからこそまっすぐに未来や希望と向き合える、だけどそこにある情念は多分限りなくリアルだ。
★11 - コメント(0) - 3月22日

★★★★★
★5 - コメント(0) - 3月21日

(シリーズ買い)外伝第2集。ヒュウゴが「ヒュウゴ」としての一歩を踏み出すまでの話と15歳のバルサを描いた短編の2本。いまいち掴みどころが無いと感じていたヒュウゴだけど、本質は生まれついての「守る人」で、だから「守りたい人」なのかなぁと思った。『炎路』を踏まえて『蒼路』から読み返してみようと思います。
★12 - コメント(0) - 3月20日

シリーズ内でも特に過去が気になる登場人物ナンバーワンだったヒュウゴの過去を描いた中編か良かった。同じ街にいるはずなのに身分が変わると全くの異世界のように、向こう側が見えなくなってしまう感覚が見事に描かれていた。
★10 - コメント(0) - 3月20日

蒼路の旅人から登場し怪しく活躍したヒュウゴの生い立ちを描いた話と15歳の時のバルサの話。ヒュウゴはチャグムやバルサの住む新ヨゴ皇国を攻めるタルシュ帝国の密偵。しかし新ヨゴ皇国と縁の深いヨゴ皇国の武人階級の出身だった。だがタルシュがヨゴ皇国を占領その侵攻で母と妹をタルシュ兵に殺される。ヒュウゴは間一髪で逃げ怪我をしたところ不思議な少女リュアンに助けられる。現実世界と対をなす異世界ナユグを見る事が出来るリュアンは口が聞けない為ナユグの生物タラムを通じてヒュウゴと心を交わし合わせる。
★100 - コメント(2) - 3月19日

「炎路の旅人」はただの成り上がりではないと思っていたがヒュウゴが、やはり壮絶な過去持っていた。何と無くつかみどころの無いと思っていた彼が断然好きになる短編。そして「十五の我には」ではバルサとジグロの親子の絆が書かれ、受け継いだものをちゃんとチャグムに伝えられているのだろうかと物思うバルサに「ちゃんと伝わっているよ」と言ってあげたくなる。作中に出てくる「ロルアの詩」にはあの時見えていなかったものが何年か経つと見えるようになってくるという、人の成長や時の流れを的確に言い表していてとても印象に残った。
★18 - コメント(0) - 3月18日

大好きなシリーズの短編集。後書きに至るまで全てにときめいた。監督の片岡氏が解説で撮影秘話を紹介してくれているのも嬉しい。今作ではドラマでも活躍するヒュウゴの男らしさに惚れ込んだ。彼がこれほど過酷な人生を背負っていたとは…。登場人物それぞれのキャラクターがしっかり描かれ、国盗り物語のような壮大なスケールでストーリーが展開するなか、バルサが守る命は、数奇な運命を背負ったか弱く小さき者達だ。バルサがジグロのもとで成長し、教えを受けたように、チャグムもバルサと過ごした日々を糧に難事に挑む。ドラマも佳境を迎えた。
★103 - コメント(0) - 3月18日

セカンドシーズンのドラマは、この番外編を読んだあとで一気に見る。
★7 - コメント(0) - 3月16日

いい物語って再読してなおおもしろい。
★12 - コメント(0) - 3月15日

読み終わってしまった…(;_;)内容は、ヒュウゴの過去の話、バルサの過去の話の二編。ヒュウゴの方は本編で彼が言っていたトラウマの事、チャグムと似たような表情で”どこかを見ていた”誰か、が誰であるかなどが分かる。もっともっと読みたいなと思ってしまった。バルサの方は前の短編集より少し後の話。相変わらずカッコいい。 ここまで続きが気になって一気に読み、どっぷりハマった物語は久しぶりで満足感とともに軽い喪失感。もっと読みたい気持ちが勝りました。時間が掛かって読んだ精霊の守り人も今読んだら、印象が違うんだろうなぁ。
★6 - コメント(0) - 3月15日

ヒューゴの物語。作者の後書きで、大変な時期に文庫化されたことがわかった。楽しみにしているだけの私は、もっとどんどん書いてと思っていましたが、先生、頑張って下さいね。
★14 - コメント(0) - 3月14日

絶望を知る人間の言葉は重みが違う。バルサやジグロの言葉の端々にはそれを感じていましたが、ヒュウゴの言葉の端々にもそれが感じられ、それが何故なのか本書を読むまでは分かりませんでした。ヒュウゴもまた絶望を知り、それでも希望を探す道を自分で見つけ出した一人なんですね。 また、あまり本書とは関係ありませんがドラマでヒュウゴを演じる鈴木亮平さんもその辺りを理解された演技をされているように感じ、とても好きになりました・・!
★18 - コメント(0) - 3月13日

ヒョウゴ~☆☆☆
★7 - コメント(0) - 3月12日

ヒュウゴにこんな過去が…。久しぶりのバルサ、格好よかったなぁ。守り人シリーズ読破!!
★21 - コメント(0) - 3月11日

謎多き存在だったヒュウゴの少年時代を描いた「炎路の旅人」。痛ましい出来事を乗り越え、己の足で立とうとするヒュウゴの姿は、私にはどこかチャグムと重なって見えた。ヨアルとリュアンと囲んだ食卓の温かさも、チャグムが〈狩穴〉で味わったタンダの山菜鍋を思い出させる。独りでも強く生きられるのは、誰かがくれた温もりを抱えているからだ。バルサの少女時代を切りとった「十五の我には」も、ジグロの手の温もりが印象深い作品。ジグロからもらったものを、バルサ、あなたはちゃんとチャグムに渡せているよ。そう思うと胸から感情が溢れ出た。
★52 - コメント(0) - 3月11日

結構入り込んじゃったな。ヒュウゴの物語をもっと書いてよ。
★5 - コメント(0) - 3月10日

文庫になってたので再読。ああ、またあの世界に戻りたい……。一から読み直そうかな。
★9 - コメント(0) - 3月10日

ヒュウゴとバルサの10代のお話。 つかみどころのないヒュウゴの懊悩の10代。 ここまでの背景があっての あの姿という ちょっと惚れちゃうような、内容。 ヒトは、一人ではないのだな。と、つくづく思わせてくれる 作者のまなざしが、暖かい。 どんなに厳しい状況にあっても、ちゃんと路はあるのだよと、切り開くのは己なのだよ。と。 ヒュウゴのあたりの話をやっぱり もう一度読み直そう。
★13 - コメント(0) - 3月10日

お借りした本。「炎路の旅人」はヒュウゴが主人公。本編読んでから間が空いてしまったために、ヒュウゴ…ん?誰だっけ?ってなったけど、読んでいくうちに思い出してきた。ヒュウゴがタルシュの密偵になるまでにこういう事が起きていたのか。思った以上に辛い過去を背負っていて切ない。本編でのヒュウゴのイメージからガラリと変わる。「十五の我には」は短いけど中身は濃い。ジグロとバルサの旅が読めてよかった。
★45 - コメント(1) - 3月9日

ヒュウゴの過去、少年時代の話とバルサの過去、少女時代の話。いかんなあ、ヒュウゴに関してはクセのある人物ってことぐらいしか憶えてない。シリーズ再読するかなあ…。それはさておき。二人とも険しい路であったにもかかわらず迷わずに辿ってこられたのは救ってくれた人達のおかげか。あるいはその恩を忘れずに来たからか。だとしたらチャグムもこれからの路を立派に辿っていけるのだろうか。その道程を読む事ができたら嬉しいなあ。
★24 - コメント(0) - 3月8日

ヒュウゴ、どこか落ち着いていて、優しい人だと思っていた。ヒュウゴの物語は悲しいけど、ヨアルとリュアンに助けてもらい、温もりをもらえたから路を開いて行くことができたのだろう。ナユグに次いで、タラムーの存在がとても面白い。そして「十五の我には」ではロルアの詩がとても素敵だ。吉川晃司が木にもたれて本を読んでいるシーンが思い出される。
★13 - コメント(0) - 3月8日

明日になれば、チャグムはカンバルの槍騎兵を連れて、故国へと旅立っていく。単行本を持っているのですが、この一文を読んで文庫本を衝動買いしてしまった。上橋菜穂子さんのあとがきが素晴しく買って良かったです。
★43 - コメント(0) - 3月5日

シリーズ外伝。バルサがジグロと旅をしていた頃の話と、タルシュに身内を殺されたヒュウゴが、なぜタルシュについたのか?が語られます。最後に著者の解説で、ヒュウゴの話が、かなり前に書かれていたのにも関わらずお蔵入りになったことが語られます。その理由は、この話を読んだ後では本編のヒュウゴを見る目が変わってしまうからだそうです。そのとおりだと思いました。彼が何を考えて生きてきたのか、如何に悩み苦しみ、そして決意したのか。タイトルは彼が後に本編まで続く、険しい、しかし自分を偽らない生き様を表しているように感じました。
★38 - コメント(0) - 3月5日

単行本で一度読んでいますが、文庫で買ったのを機に再読。NHKのドラマが作品世界を丁寧に再現していることを知りました。文庫判あとがきにおける著者の近況には驚愕しましたが、心からエールを送りたいと思います。
★37 - コメント(0) - 3月3日

本編を読み返してみないと、話がつなごらないけど、人に貸してる。しばらく後にもう一回再読しよ
★20 - コメント(0) - 3月3日

タルシュ帝国に蹂躙され両親そして妹を失ったヒューゴの過去が語られた。戦争は何も生まない。失われた国。失われた命は元には戻らない。目の前で両親、妹を殺されたヒューゴの悲痛。それを思うと苦しくなります。生き延びたものは何をなすべきなのか。復習や恨み言ばかり言っていたとしても始まらないし、先にも進めない。そしてヒューゴは歩き始めた。そして15のバルサ。15にはその歳なりの苦悩がある。そして何も見えていない。それでも精いっぱい生きていかなきゃならない。その思いはチャグムに通じている事だろう。
★57 - コメント(0) - 3月3日

ヒュウゴの哀しい過去を知って本編での彼の立ち位置が納得。少年時代の渇望やあの人の献身がウルウルきちゃう。またまた本編の続きが読みたくなる。バルサとジグロの旅ももっともっと読みたくなった。
★19 - コメント(0) - 3月3日

また守り人シリーズが読めた。ヒュウゴの悲しい過去。そしてジグロの優しさ。たまらんです。また最初から読み直したくなった。
★21 - コメント(0) - 3月2日

少年はタルシュ帝国のヨゴ皇国への武力侵攻により両親と妹を殺されてすべてを失った。タルシュによる枝国化支配が進むにつれ変わりゆく街並みと変わらない貧民の生活ぶりに住民からヨゴ皇国への誇りが失われるを目の当たりにした少年・ヒュウゴは自分の生き方を模索する。タルシュ帝国の密偵として守り人シリーズを盛り上げた謎の男・ヒュウゴの過去が明かされる「炎路の旅人」と女用心棒・短槍使いのバルサが十五歳の時に遭遇する出来事「十五の我には」2話構成の短編集でヒュウゴとバルサの過酷で苦い過去が描かれる。
★36 - コメント(0) - 3月2日

★4 ちょうどテレビで「精霊の守り人2」を見ていて、ヒュウゴが出ている最中に読んだので思いもひとしお!って感じで良かった、
★9 - コメント(0) - 2月26日

ヒュウゴはどんな人なんだろぅ、どういう生き方をしてきたんだろうとずっと気になってました。 彼の人生をたどってみて、強さと優しさと冷静さと、そして礼儀正しさの理由がわかった気がしました。もっと、もっとヒュウゴの物語が見たかった。
★18 - コメント(0) - 2月26日

本編同様素晴らしい作品謎の男ヒュウゴが大好きになってしまう。そしてジグロにはいつも泣かせられる。あとがきでNHKの方が書いてらしたがこの短篇を読むと、また本編に立ち戻って、なるほどこの一節はこの、、と感動が新たになる
★12 - コメント(0) - 2月26日

図書館で読了済みだとすっかり忘れて文庫版を購入してしまった。でも何度読んでも楽しいのでいっか。何度読んでもヒュウゴさんむっちゃプライド高い。
★10 - コメント(0) - 2月26日

ああ、これで本当に守り人シリーズ終わってしまいました。本当に素晴らしい物語に出会えて感謝しかありません。この本は主にヒュウゴがタルシュの密偵なるまでの話です。自分も周囲も思った方向に行かなくて苛立ち裏切られたように感じる気持ちがよくわかる。その中で武人から平民に混じり基盤を築いていく人間力が逞しい。結局最後までヒュウゴは誰の味方で何を求めているのかよくわからなかった。守り人シリーズの登場人物でもNo.3に入るくらいヒュウゴ大好きです。ドラマの鈴木亮平さんもいいですね。すごく合ってる。
★17 - コメント(0) - 2月26日

ヒュウゴとバルサの過去。どちらの境遇もかなり過酷だが、どちらにも寄り添う人がいて良かった。料理人シガンさんのヒュウゴの仕事への言葉と、ジグロの詠んだロルアの詩「十五の我には」はぜひ心に留め置きたい。
★12 - コメント(0) - 2月25日

ヒュウゴ家族がタルシュ軍に追われ自分だけかろうじて助かった事、リュアン親子にお礼に初任給で煮込みを作って貰った事、そうなろうと思ったわけではないけどいつの間にかケンカで地域のカシラになっていて、それでも満たされなかった事。なんか自分の思いでのように染み込んできました。ジグロの本を好きと言う部分は思い当たりますが、今までは見えない優しさがかっこ良かったのに、今回イメージより会話が多いし、表面に優しさがにじみ出すぎる感じがした。
★44 - コメント(0) - 2月25日

今だからこそ要領よく立ち回る方法が分かることもあるけど、子供にはどこまで教えてあげたら良いんでしょうか。彼らの目に見えていないことは、素直に受け入れられないだろうし。困難に立ち向かう力だって必要だし。教え方も手探りです。ジグロやバルサのようには逆立ちしたってなれないですね。ただトンチンカンなことを言わないように、子供のことをしっかり見ることだけは、怠らないようにしたいと思っています。/ヒュウゴの葛藤は能力あってこそのものですね。上に上っても見えない人には何も見えません。身の丈にあった場所を見つけたいです。
★16 - コメント(0) - 2月25日

祖国を滅ぼされた帝国の密偵となったヒュウゴ。女用心棒として生きることを選んだバルサ。炎路を歩んだ二人の、十代の頃の物語。この彼らの苦悶があり、あの壮大な本編が生きている。十五の我には見えぬものがいずれ見えてくる、あの日の自分に何と囁こうか。
★13 - コメント(1) - 2月24日

改めて本編を読みたくなる。物語の深みを感じる。
★9 - コメント(0) - 2月19日

炎路を行く者: 守り人作品集の 評価:70 感想・レビュー:209
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