黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)

黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)
あらすじ・内容
日本推理サスペンス大賞受賞作! 映画化決定! 出演:妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行。監督:井筒和幸。2012年11月全国公開。

銀行本店の地下深く眠る6トンの金塊を奪取せよ! 大阪の街でしたたかに生きる6人の男たちが企んだ、大胆不敵な金塊強奪計画。ハイテクを駆使した鉄壁の防御システムは、果して突破可能か? 変電所が炎に包まれ、制御室は爆破され、世紀の奪取作戦の火蓋が切って落とされた。圧倒的な迫力と正確無比なディテイルで絶賛を浴びた著者のデビュー作。日本推理サスペンス大賞受賞。

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黄金を抱いて翔べの感想・レビュー(2359)

ケイパー(強奪)ものはあまり脇道に入らず、もっと徹底してドライでプロフェッショナルであって欲しい。
★9 - コメント(0) - 3月13日

久しぶりの高村作品。この作家の人(特に幸田)が人から感じることを表現する力の秀逸さは、すごいなと思う(言葉でしか表現できないものってあると思わせられる)。作中のそれぞれが複雑な事情を抱えつつ、決して気心知れた仲ではない奇妙な関係の6人の男の織り成す人間模様が、なんとも言えない強い印象を残した作品(これがデビュー作と知ってびっくり。その上、女性作家の作品とは今でも信じられない)。6人の唯一の共通点は、この計画を一度もをやめると言う選択肢を持たなかったことかもしれない。それが救済だったからかも知れない。
★7 - コメント(0) - 3月6日

本当に、誰も幸せにならない話だ。高村さんの作品は、キャラが濃いってわけじゃないのに、こうも登場人物に情が入ってしまうのは何故なのか。どこにも行く場所を失って静かに死んでいったモモが悲しすぎる。機械とか、左翼とか、朝鮮の内情とか、その辺の知識はありきで書かれてるので、その辺りに精通していたらもっと面白いのだろうと自分の無知を呪う(笑)いつかそういった知識をつけてまた読み直してみたいな。
★3 - コメント(0) - 3月3日

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2013/05/post-e7d8.html
- コメント(0) - 2月25日

金塊強奪以外の周辺で起こる事件のスケールが大きすぎる、これだけトラブルが起これば普通は実行を断念するはず。 大阪が舞台で移動がイメージしやすいがオフィス街は不案内。
★3 - コメント(0) - 2月18日

序盤の展開が遅く読むのが辛く感じた。またディテールが細かく、序盤の冗長さも合わせて読み進めにくかった。ただ中盤以降は目が離せない展開が続きドンドン読めていった。なぜ幸田や北川達は「強奪」を起こす集団となっていったのか、その成り立ちをもう少し詳しく知りたかったです。強奪のメンバーはキャラクターが強く魅力的。ハードボイルドさを感じる幸田やコミックリリーフ的な立ち位置の野田、ミステリアスなモモなどバラエティに富んでいます。
★4 - コメント(0) - 2月4日

確かに序盤が長くキャラクターの背景がわかりにくい。後々明かされていくのだが。計画の描写が細かく映像で見たらさらに面白いだろう。後半からググッと盛り上がり最後に何が残ったのだろう。☆3.5
★5 - コメント(0) - 1月27日

序盤が冗長で辛い。主人公のキャラがなかなかつかめない。けれど中盤からは手に汗握る怒濤の展開。ほのめかされていた関係が北川のひと言でやっぱりそうなんだってわかってびびる
★1 - コメント(0) - 1月22日

ふつう
★1 - コメント(0) - 1月21日

とにかく描写が細かすぎて無駄に長い気がしました。高村薫さん、すごく頭が良いんだろうけど、なんか独りよがりな文だなと。。ストーリー自体は面白かったです。
★1 - コメント(0) - 2016年12月30日

高村さん、マークスの山からの2作品目でした。緻密な描写、登場人物のキャラの立ち方、さすがです。図書館で借りましたが、催促の電話をいただいてしまいました。乗りきれなかったところはあるかも。図書館で借りる方は返済期日にご注意を。
★1 - コメント(0) - 2016年12月14日

大阪の街の様子が克明に描かれているのが懐かしい。 梅田で20年ほど働いていたので土地勘があり興味深く読めたが、この土地に縁のない人には不利な設定でしょうね。 最後の盛り上がりは手に汗を握りながらといってよい サスペンスであった。
★3 - コメント(0) - 2016年12月12日

高村薫は男の世界を書くのが本当に上手い。読み終わって、日なたに住む場所を持たない日陰の人々の生きざまに思いを馳せる。硬質な文体や細かい場面描写がとても好き。映画を1本見終わったような気分になった。他の作品も読んでいきたい。モモ好きだったのに…
★19 - コメント(0) - 2016年11月23日

激しい怒涛の展開の出し惜しみない乱打に心打たれ、硬質ながら瑞々しい描写にほう、と唸る。高村薫はそういう読ませ方をする作家だな、と思った。非常に好みです。
★2 - コメント(0) - 2016年11月10日

映画化を機に買い直し、さらに積読本にしてたのを20年ぶりぐらいに再読。高村薫自体10年以上読んでなかった。骨太な文章が好きで一時期はまっていたが、歳のせいか緻密な描写についていけなくなっていた(泣。映画も未見なので今度借りて観ようっと。
★3 - コメント(0) - 2016年10月10日

大掛かりな窃盗犯罪というと真っ先に「オーシャンズ11」が浮かびましたが本作ではそのような派手さは無く全体を通して暗い印象でした。北朝鮮や韓国、左翼といった存在が介入してくるのがそのように感じさせるのかもしれません。主人公格である幸田は人との関わりに興味が無かったはずなのに途中から男色に染まっていくわけですがその辺りから若干の興ざめがありました。しかしながらそういった設定も高村先生の力量があるからこその展開なのかなぁとも思いました。表紙にも出ていますが映画のキャストが豪華で興味がわいたので観てみたいですね。
★76 - コメント(0) - 2016年10月9日

大阪を舞台に銀行地下の金塊を狙う。犯行に及ぶまでが長いがそこは人物描写に割いており犯行よりそこが好きな自分には満足。緻密で詳細な説明がリアリテイを満たすものでもあり閉口する時もあるけれど。サスペンス要素もあるが読了後は切ない。
★5 - コメント(0) - 2016年10月4日

あらすじから派手な犯罪小説かと想像していたが、金塊強盗の目的の元に集まった男たちの群像劇ともいえる内容だった。土地勘や知識が無いので、詳しすぎる細部の描写が実に読み難い。きっちり読んでも理解できないだろうからテンポ重視で斜め読みしたが、こういうディテール描写が骨太な作品を形作っているのだろう。一方で、人物については多くを語らずを貫いている。言動から想像させる、言葉で表現しきらない人物描写に痺れる。
★6 - コメント(0) - 2016年9月15日

バイクの運転とか機械の構造など調べたのでしょうが、あれれが多くてそれの説明が長い。どうも乗りきれませんでした。
- コメント(0) - 2016年9月10日

★★
- コメント(0) - 2016年8月24日

アウトローな6名が、銀行地下の6トンの金塊を強奪する話。予想外に強奪計画の実行前の話が長かったが、高村薫さん独特の、読みにくさと骨太の、歯ごたえの良い小説だった。
- コメント(0) - 2016年8月17日

失われるものが多すぎた、けれども運命的ともいうべき大泥棒劇。「綿密に計画を練り、実行し、そして功を奏する」というプロセスは、いつだって脳汁ブシャーとなる。中盤までは、そんなふうに計画を詰めてゆく登場人物たちとともに、大冒険の心境を楽しんでいたのだけど。終盤の個人的脳内BGMは『モスクワ郊外の夕べ』。虚無感。/過去に読んだ小説『それでも、警官は微笑う』の感想にひさびさナイスをいただき、『李欧』を思いだし、アンダーグラウンドな世界観に浸りたくなって、後者と同著者の本作に着手した次第。
★9 - コメント(1) - 2016年7月4日

これは映像でも是非観たい。やはりモモさんは逝ってしまった。一般小説の鉄板を感じた。
★38 - コメント(2) - 2016年6月24日

プロフェッショナルの犯罪者集団による黄金の強奪劇、殺戮と暴力に溢れ硬派かと思いきや、BLじゃないですか。三浦しをんさんではないですか。女性作家ですが男前でいかつい文章とストーリーです。この時代の世相を背景に、混沌とした大阪の街にうごめく日陰の男達、狙うのは銀行の地下に眠る6トンの黄金。公安当局に国内外の組織も絡み、仲間達の信頼と裏切り、緻密な計画と臨機応変で大胆な行動、果たして生き残れるのか、黄金を強奪することができるのか。
★20 - コメント(0) - 2016年6月23日

大阪の仄暗い川が合っている。
★5 - コメント(0) - 2016年6月17日

久しぶりの再読。昔はアクション位に感じていたが、なかなかのハードボイルド。高村さんは女性ながら、男前の話しを書かれる。面白い。
★7 - コメント(0) - 2016年6月16日

以前、住んでいたいたのが吹田市で勤め先も肥後橋だったこともあり小説の時代とは多少ずれているものの土地勘がある分、リアルに読めました。逆に機械装置の描写が細かくてイメージしづらかった。 犯行に至るまでの念入りな下調べや関係者の人間関係が複雑になっていく過程は読み応えあるものの広げすぎた分、最後はあっさりした感じがします。
- コメント(0) - 2016年5月12日

やっと読み終わった。。淡々としていて読みにくかった。悪人ばかりで共感する人もいない。なかなか金塊盗まないし、死人も多いし。。近辺で働いていたので実際の場所をイメージするのは楽しかったかも★2.5
★4 - コメント(0) - 2016年4月30日

これが高村薫さんのデビュー作なのだから驚きだ。予想に反して決行の日の描写が少なく、思いの外あっさり描かれていたのが、ちょっと残念だったが決行の日までの紆余曲折もなかなか読み応えがありました。ただ携帯がまだない時代の作品だから現代とは連絡の仕方が全く違うところが若い人は違和感を覚えるかもしれない。バブル絶頂の頃の日本の匂いがプンプンでしたね。
★27 - コメント(0) - 2016年3月29日

デビュー作でこの密度!その後の作品に比べるとエンタメ色が若干強めな分、人物描写は軽めなのかな。とはいえ他の作者に比べると十分濃厚で楽しめた。前半の緻密で過剰気味の描写から一転しての、後半のスピード感と乾いた悲壮感、ラストの清々しさが素晴らしい。
★6 - コメント(0) - 2016年3月29日

映画の印象がそこそこで、さらに本は期待したけどよくわからず。描写が細かいけど読みにくいなぁ~と。映画のほうがわかりやすかったなぁ。
★9 - コメント(0) - 2016年3月21日

7.大阪の街や爆弾、機械の細かい描写が凄いが全体的に読みにくい。ボーイズラブ的な男だらけでなんか合わなかった
★3 - コメント(0) - 2016年3月20日

2016.03.06(2014.10.14)(つづき)高村薫著。  (P286)  20:32=1m奥、また扉。セムテックス。同じように雷管、母線に繋ぐ。  20:34=爆発は正確。  20:35=メガネ。  20:36=バール。馬鹿力!1g1900円の光、百億の円。いずれも1KILO、500枚貰おう。ジッパーを絞めた。青竹がはじまりだった。  20:42=76分、長丁場だった。 
★47 - コメント(0) - 2016年3月6日

地下金庫を狙う泥棒ストーリー。肝心の盗みに入るまでが長く、途中からかなり雑に読んでしまった。映画見てから読んだ方がよいのかもしれない。
★2 - コメント(0) - 2016年1月9日

特に盗みを実行するまでの動きが面白かった。
★2 - コメント(0) - 2016年1月7日

今更ながら読んだのだが、デビュー作とは思えないほどの内容の濃さであった。銀行の地下に眠る金塊を盗み出すという懐かしい感じのするテーマとちょっと怪しげな登場人物の描写がかなり良い。描写がリアルかつシリアスで魅力的な大型の犯罪小説に仕上がっている。最後に、モモさんと神の話はできたのかな~。
★11 - コメント(0) - 2015年12月24日

専門的な言葉が多く細かい、あと地理、風景、大阪人でも想像できんかった。むずかしい。時間かかった。これは映像でわかりやすく観たい。関係性も謎。金塊を盗むまでの綿密な計画立てる感じはすき。
★3 - コメント(0) - 2015年12月10日

決定版、あなたにもできる銀行の地下金庫から金塊500キロを強奪する方法。『神の火』を読んだ時、「やべ、こいつ本気で原発にテロを仕掛ける気で書いてる」と思ったけど、この本の場合は「ここまでやれば銀行強盗できるかもしれん」と思った。地味に準備して、たまに荒事に巻き込まれ、実行は一気に。こういうリアリティ描写はこの人の本領が発揮できるところ。そして男ばっかりの強盗団の運命的だったり因縁的だったりする関係は、ブロマンス飛び越えて既にロマンス。…ちょっとやりすぎだよね、個人的にはとっても好物ですが。ご馳走様でした。
★12 - コメント(0) - 2015年11月27日

高村氏の文章が無性に読みたくなる時がある。こちらは金塊を盗む話なのだが、しかしこの作品に限り映画が先で原本が後なのだ。物語の内容も登場人物もすべて配役通りですんなり物語に入る事ができたが、出来れば逆の方が良かった。しかしもし逆なら高村氏の細かすぎる描写に理解がついていけなかったかも。。こちら映画に助けられた作品でもあり面白かったが、こちらより以前読んだ「春子情歌」や「新リア王」の方が好きかな。
★74 - コメント(2) - 2015年11月16日

残りの頁が少なくなるにつれ、これ本当に金塊盗めるのか?と変な焦りが生まれたりもしたけれど最後の分刻みの描写には本当にドキドキさせられた。「あと十秒の辛抱だ。あと八秒。」こういう地の文が堪らなく上手いなぁと思う。家族を亡くした北川も唯一の人を失った幸田も金塊なんかの為に無くしたものが大き過ぎはしないかとも思うけれど、本当に求めていたのは金塊ではなかったとみればまあそれなりの代償だろうか。馴染みない大阪の地名はファンタジーと同じで、かえって良かったのかもしれない。
★8 - コメント(0) - 2015年10月30日

黄金を抱いて翔べの 評価:58 感想・レビュー:624
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