ナイフ (新潮文庫)

ナイフ (新潮文庫)
あらすじ・内容
顔を上げろ、少年。坪田譲治文学賞受賞作。

「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか! ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。

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ナイフの感想・レビュー(6109)

様々な角度から見たいじめにまつわる話。エビスくんを読んでいると昔と今ではいじめの認識が違うし、当事者の心持ちで苦く酸っぱいけど受け入れられる出来事になるんだなと感じた。
★4 - コメント(0) - 2月21日

いじめがテーマの短編集。辛くて苦しくなるシーンもあったけど、どのお話も最後は少しホッとできてよかった。いじめたことも、いじめられたことも、親になったこともないけど、色んな登場人物に感情移入してしまった。
★2 - コメント(0) - 2月19日

「エビスくん」の話が一番印象に残りました。主人公が痛々しい程妹思いで、転校生のエビスくんは友達との関わり方が普通とは違うだけで優しい気持ちも持っている。主人公が大人になって同窓会に参加した時に当時の日誌を見て気づいたこと、そして妹が病気だった頃の両親の思いを想像する。大人になると自分自身も色々な立場を味わい、例えば自分が親になったとき、その頃の自分の親はこういうことを考えていたのかもしれない。などと想像できる範囲が広がっていくのかも。エビスくんは今どうしているのかな?
★33 - コメント(0) - 2月7日

多分著名な作家だろうけど、私は作者の名前は見たことあったかなくらいのレベル。5作品中、最後を除いて全ていじめ絡みの話で、いろんな怒り、もどかしさ、自分がいろんな立場になった時の想像が勝手に頭を巡り、でも正解は見つからず、胸が押し潰されるような思いが続いた。正直しんどいと思いながらも、不思議と「もう読みたくない」とは思わなかった。それはこの作者の力のなせる業なのかもしれない。不完全な(と言う表現は正しくないが)人間ばかりが各々の人生を不器用に闘いながら紡いでいる。そんなリアルに浸された読書体験だった。
★5 - コメント(0) - 2月6日

★★★★★いじめの短編ストーリー。いじめの描写がとてつもなく辛い。読んでいて本当に暗くなってしまう。けど、「エビスくん」は妹を思う気持ちが泣けました。「ビタースイートホーム」は今の私の環境に似ていて共感できました。家族って…育児と仕事って…。短い期間の育児を充実させたい。
★2 - コメント(0) - 2月3日

どんなことがあっても、いじめはいけないこと。多くの人は分かっているはず。なのに集団の力が合わさることで場面によっては人を傷つけてしまうこともある。作品を読んでいて、なんだか心がチクっとする。 エビスくんが良かったかな。決してエビスくんがひろしにした行為が良いとは思えないし親友だからだと言っても納得できない。エビスくんという人柄が「何て奴だ」って思った。一方でそんなエビスくんにも優しい一面があり、滲み出ていた所が印象的であった。
★2 - コメント(0) - 1月24日

★★★★★ 表題作と「エビスくん」で「こんなに?」って思うぐらい泣いた。短編なのに、クライマックスでもないのに、子供いないのに、いじめられてないのに、弱い父親や子供の気持ちが痛いぐらいわかって泣いた。どの作品も「家族」と「いじめ(あるいは確執)」がテーマで、ダメージを受けてへろへろになりながらも手が止まらなかった。家族でも人間は孤独で弱くて、だからこそ誰かが必要なんだと感じた。これぐらい書いたら「ビタースイートホーム」の先生も満足でしょう。
★4 - コメント(0) - 1月19日

kou
いじめをテーマにした5編の短編集。ワニの話のミキが強い!エビスくんはラスト2行が特にグッときた。あとがき読んでこの2行に込められた思いに納得してしまう不思議な力のある2行だった。ラストの短編は家族を持つことが愛おしく羨ましく思える反面、そんな愛おしい家族を傷つけるものがこの世には多すぎるから、それに耐える苦痛を自分に負わせる勇気がないことを実感させる話でもあった。大切なものが傷ついて辛い思いをするなら初めから大切なものはなくてもいいと思う情けない人間です、私は。その大切なものにどんな価値があろうとも
★8 - コメント(0) - 1月16日

様々な形の、子どもに関わる「いじめ」をテーマにした短編で構成されています。いじめの描写はリアルで残酷で、胸が痛くなります。しかしどの作品も辛いながらに前を向いて生きていくという暗示がされおり、後味の良い終わり方となっています。全ての思春期の子ども、またその親御さんに読んでもらいたい作品だと思いました。
★3 - コメント(0) - 1月13日

「ワニとハブとひょうたん池で」「ナイフ」「キャッチボール日和」「エビスくん」「ビタースィート・ホーム」の5作品。「親から自己満足を取っぱらっちまったら、子供を育てるなんてむなしいもんだぞ」と言うキャッチボールのお父さんと、教師を辞めてしまったビタースィートのお母さんが印象的だった。いじめの描写がすごいんだけどこういうの実際あるのかな?田舎の平和な学校で育ったから、カミソリ入りの手紙が届いたらしいという話があった程度だったけど。こわいこわい。そろそろラインいじめの描写の小説なんかが出てくるのだろうか。
★7 - コメント(0) - 1月10日

全てのストーリーがイジメを考えさせる物でした。 とてもリアルできっと作者もそう言う場面に出くわした事があるんだろうな。 しかしこの重松さんがエロ小説書くなんて考えられない(笑)
★4 - コメント(0) - 1月3日

いじめっていつの時代にもあってやる方もやられる方もいい思い出にはならないんだよな〜後悔しか無い、子供の時は気が付かなくてみんなやってるからとか、自分がハブにならない為にとかくだらない理由で人を傷つけていたかも、この中の物語ではエビスくんがダントツによかかった。エビスくんが大人になった姿みたかった
★5 - コメント(0) - 2016年12月29日

前半はいじめの苛酷さに恐怖を感じ、目の前でいつも笑っている我が子を少し疑ってみた。いじめの被害者、または加害者になっていないか?と、想像するだけでも怖くなった。そして後半は、子育てや家族の在りかたについて考えさせられた。みんな失敗しながらも精一杯やってる…よし私も頑張ろう、と思えた本だった。
★5 - コメント(0) - 2016年12月28日

 娘へお悔み用ののし袋なんか見たら、最悪の事態(自殺)を想定して即不登校、転校の処置を父としてはさせたいのだが、ミキは強すぎる。青森の女子中学生の自殺事案を考えるとミキよりサエコの対応の方が最善だと思う。来年小学校へ入学する娘がいるので本校の「学校いじめ防止基本方針」を読んだが早期発見・早期対処すべきで大人が積極的に介入する旨のことが書かれていた。ミキの持つ父母を困らせたくないというプライドって一体なんなのだろうか?父としては全力で守りたいのが常なのだが。
★4 - コメント(0) - 2016年12月23日

 『ワニとハブとひょうたん池で』がお気に入り♪ ミキちゃんの姿に感動。
★8 - コメント(0) - 2016年12月17日

専業主婦経験者なので、ビタースイートホームには違和感を感じた。専業主婦には失礼な話だ。
★3 - コメント(0) - 2016年12月17日

ワニとハブとひょうたん池で一番感情移入できた。ひどいいじめにあっている主人公なのに、冷静な感じが。中学生ってこんな感じだったかな?
★3 - コメント(0) - 2016年12月14日

epo
子供の気持ちも、親の気持ちも、どちらも分かるような気がして、苦しくなったり、寂しくなったり、ホッとしたり、嬉しくなったり。いろんな気持ちが湧き上がってきて何度も涙がでた。親が子供にしてあげられることって、きっと本当に少ないんだろうな。自分の子供に何かあった時、私達は何の力にもなれないかもしれない。だけど、いつでも味方でいることと、安心して帰れる場所を作ること。これだけは絶対にしてあげたい。そんなことを思いました。重松さんの本は毎回泣いちゃうなあ。読めてよかった。
★8 - コメント(0) - 2016年12月14日

エビス、ビタースィートホームが良かった!相手を理解し心を開くことは簡単な事ではないよね(T-T)
★13 - コメント(0) - 2016年12月14日

★★★★☆ いじめ、友達、家族、夫婦、子育て… 色々なことを考えさせられる一冊。
★13 - コメント(0) - 2016年11月29日

私もかつて仲間はずれの経験がある。この本のような酷いことはされてないが、それでも毎日がつらかったのを覚えている。学校の数年間がとても長く感じられた。誰かにすがったりするのは何かに負けたみたいで嫌だった。 人生の中で 誰もが一度は嫌な思いをしているのだろうか・・・
★6 - コメント(0) - 2016年11月24日

ナイフ!Σ( ̄□ ̄;)「悪いんだけど死んでくれない?」・・・「いじめ◇追い詰められた者は地獄をみる」・・・「いじめ◇追い詰める者は修羅のごとく最後まで相手の喜びを奪う」・・・「いじめ◇傍観者は畜生のごとく強い者に同調しこびり、あるものは知らんぷり」・・・「『言ったら殺す!』◇『言えない地獄!』◇逃げ場はないと知った時◇学級の誰も助けないと知った時」...「死はおのずと訪れる◇『殺るか殺られるか』◇狂喜の世界が後ろから忍び寄る!」・・・「本当に失われた幸せは取り戻せるのか?!!」(;>_<;)
★114 - コメント(0) - 2016年11月16日

久々の重松作品。子供ってバカで残酷でとても素直だなあと思いました。事件ものの小説ではなくたまに重松さんの小説を読むとほっこりする。どの短編も面白かったけれど特にエビスくんは涙が滲んできて電車で読まなきゃよかったと思った。子供視点には共感できるところが多かった。
★8 - コメント(0) - 2016年11月15日

2016ー85 エビスくんの話良かったです。
★6 - コメント(0) - 2016年11月14日

重かった。いじめの内面と家族のすれ違い。日常とリアル。
★7 - コメント(0) - 2016年11月12日

OHC
中学の学級文庫にあったこともあって、この本の存在結構前から知っていた。にも関わらず、なかなか手に取ることがなかった本。実際読んでみたら、想像以上にいじめの描写が凄惨でエッジが利いていて、途中で何度も読むのを止めようとも思ったほど生々しかった。しかし、各話の主人公と同様、逃げ出さずに読み切らなければという気持ちもあり読み通せた。やはり作者は人物の心の機微を捉えるのが巧い。この作品は学級文庫に値する理由がわかった。★★★☆☆3.5
★13 - コメント(0) - 2016年10月27日

かつて登校拒否児だったことも今では経験のひとつと思えるけれど。渦中にあったときの苦しさは思い返すとまだしんどい。中学生の小さな世界にとって、いじめは世界を滅ぼすだけの圧倒的な力を持つ。嫌な記憶を掘り起こされてしまった。
★11 - コメント(0) - 2016年10月22日

「反省と後悔の違いが初めてわかった。なにかを反省するときには、本音でも建前でもいい、人はそのことについてたくさんしゃべることができる。でも、なにかを後悔しているとき、自分のやったことが厭で厭でたまらなくなったときって、言葉が出てこない。」
★11 - コメント(0) - 2016年10月17日

イジメをテーマとした五つの短編。イジメる側はゲーム感覚でイジメを楽しむ。ゲームだからどんどんエスカレートしていく。イジメられる側は親にもじっと耐えて過ぎ去るのを待つが・・・イジメに気づく親はなんとかしようともがくが、かえって子どもを苦しめてしまう。男親の気持ちがよく表れており、子どもだけではなく何とも言えずツライな。
★9 - コメント(0) - 2016年10月12日

大人になってイジメを受けたことがあったと思う人は4割もいるという記事を目にしたことがある。今の中学生を見ていても、なかなか日々大変そうだ。それぞれの切ない身につまされるお話を読んで、少しでもイジメが少なくなれば良いなと思う。
★7 - コメント(0) - 2016年10月10日

久しぶりに読んだ重松清の本でしたが、こんなにあっさりとした感じだっただろうかと不思議に思いました。殆どがイジメ関連の話だったから、あまり面白くは感じられなかったからでしょうか。相変わらず半端じゃないほど読みやすい文章には脱帽しましたし、キャッチボール日和の主人公やビタースィート・ホームの娘だったりと、登場する女子小学生がなぜか魅力的に見えます。ただ「エビスくん」だけは最初から最後まで胸糞物語としか読めませんでした
★8 - コメント(0) - 2016年9月9日

いじめに焦点を当てた短編集。子供は何故、いじめをするのか。いや、子供だけではない。結局、心の弱さを他人にぶつけて、本当の自分に向き合ってない苛めっ子。自分なら、こうする!って思っても、現実は簡単ではないのだろうな
★13 - コメント(0) - 2016年9月6日

いじめの経験がないからこそ、関心をもって読みきれました。エグくて読むのがつらかったです。人間って弱い生き物で、それが当たり前だと思いました。「いじめ」って昔と今で違うのかな?やり方は時代で違うだろうけど、気持ちの面は変わらないんだろうなぁ。学校のクラスという集団は一歩間違えたら地獄社会だな。。。エビスくん、ビタースィート・ホームは「いじめ」に焦点を当ててないように感じ、他の作品に比べれば読みやすかったです。
★11 - コメント(0) - 2016年9月2日

一言で言えば、えぐかった。書かれている感情がリアルで、生々しくて、読むのが辛い。個人的に感情移入できたのは、『ワニとハブとひょうたん池で』『キャッチボール日和』の2つ。『キャッチボール日和』の方は、その後大輔がどうなったのかは個人的に気になりました。最後のお話を除いて全てがいじめに関するお話です。それに関する感情が本当にリアルで、丁寧だと感じます。本人の気持ち、親の気持ち、しちゃう子の気持ち。そういうのが、詰まっています。一人の視点から感情を伴って語られる言葉には、重みがあると感じました。
★9 - コメント(0) - 2016年9月1日

★★★☆☆短編集
★9 - コメント(0) - 2016年8月23日

いじめの話が多く心が痛む
★15 - コメント(0) - 2016年8月17日

イジメ、イジメ
★9 - コメント(0) - 2016年8月11日

いじめの描写が生々しくて、苦しかった。本作の中で度々出てくる、「ゲーム」の延長線上のいじめにたいして、大人としてどう向き合っていくか、考えさせられた。
★6 - コメント(0) - 2016年8月10日

いじめに関する話が多く、胸が痛くなった。子供の思いがよく伝わってくる文章だった。
★8 - コメント(0) - 2016年8月9日

読み進むうちに段々胸が苦しくなってきて、『キャッチボール日和』まで読んで、暫く中断していましたが、何とか読了。現実にも、こんな苦痛の毎日に耐え忍んでいる子達がいるのかと思うと、本当に辛く悲しくなります。子供が1番辛いのだけれど、親は、その時、子供とどう関わっていけば良いのか考えさせられました。
★9 - コメント(0) - 2016年8月6日

ナイフの 評価:60 感想・レビュー:972
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