上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)

上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)
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上野池之端 鱗や繁盛記はこんな本です

上野池之端 鱗や繁盛記の感想・レビュー(128)

江戸時代の料理ものって流行りなのか色々あるけど、単なる人情話ほっこり系ででも物足りないって言うのとは全然違って面白かった。下手に書くと暗くて嫌な話で終わるところだけど、読後感もいい。
★1 - コメント(0) - 2月25日

田舎からでてきた末が、料理屋のお女中として、奮闘する。逢い引き宿だったうろこ屋を、知恵と努力で評判の料理屋へと、若旦那八十八朗と一緒に盛り上げていく。若旦那の謎の過去や、失踪した従姉、鱗やのこれまでなどの謎も気になるけど、ふんわりと暖かくなる人と人の間にあるものが感じられて好き。
★1 - コメント(0) - 2月24日

西條さん初めて読みました。江戸末期?の話だが、食とミステリーを混ぜたような内容。終盤、展開が急変するが、根底に流れるのは優しさだった。
★1 - コメント(0) - 2月16日

読んでいるうちに章ごとに印象がころころ変わる江戸の料理屋を舞台としたお話。ころころ変わる、は意外性があるという意味で褒め言葉です。お料理はとても美味しそうですが、申し訳ないけれどどうしてもみをつくし料理帖と比べてしまいます。肩ひじ張らずに読めるし、途中からのミステリー仕立てはおもしろかったです。二面性がある登場人物も多く、人情で商売を繁盛させる表紙のようなほっこりだけではない作品。
★63 - コメント(0) - 2月15日

mie
時代小説でミステリ。面白かったのですがこの続きが読みたいような気がするねぇ。最終話が陰惨だったから幸せ気分がまだ足りない。
★3 - コメント(0) - 2月6日

半分連れ込み宿のようになっていた三流の料理屋「鱗屋」を、新入りの奉公人と菩薩の若旦那が立て直す。若旦那の正体は半分ほど行ったあたりで分かるので、関心は「なぜこういう事態になったのか」と「なぜこんなまだるこしい手を使って立て直そうとするのか」という二つの「なぜ」になっていくのだけれど、その二つにかかわる答えがなんともやりきれない思いを抱かせる。文庫解説にもあったけど、読者は「この先」が知りたいのではないのかなと思う。
★32 - コメント(3) - 2月4日

読了。 やる気のない店を立ち直させる物語。 割とわかりやすい展開だったけれども、安心して読めた。
★8 - コメント(0) - 2月2日

この手のお話には、心底からの悪人はほとんど登場しないので安心して読み進められる一方で、もう一味ほしいと思うことも多いのだけど、この作品は「もう一味」の部分がなかなかパンチが効いていた。作者の『善人長屋』シリーズのように「清濁併せ呑む」というわけにはいかない悪事だったけど、まあこういうこともあろうよというところ。お末ちゃんがページをめくるごとにたくましくなっているのがわかり、最後には女将になっていたということで、めでたしめでたしなのか、もう少し先もよみたくなってしまったが、さて、続編はあるのかな?
★4 - コメント(0) - 1月31日

江戸時代の落ちぶれた料理屋を舞台に、信州から奉公に上がったお末ちゃんと若旦那が、再び名店へ立て直そうと奔走する話。がんばり屋さんで賢いお末が可愛く、やる気のなかった従業員に活気が戻っていく様は気持ち良く読めました。が、後半の展開はこの作品の前に読んだ『九十九藤』同様にドロドロしだして、内容も二番煎じ感は否めないです。終わり方は暗くはないのですが、味やサービスに工夫を凝らして前向きに進む前半の方が好きなお話でした。
★21 - コメント(0) - 1月29日

西條奈加さんの個性的な切り口で、江戸の料理茶屋を舞台に人の業と人情が描かれ、楽しめた。表紙のお末が愛らしい。
★6 - コメント(0) - 1月29日

料理描写が多いグルメ小説で人情物語、そういった一冊だと思っていたのですが、章ごとにミステリー仕立てになっていて、終盤まさかの展開になりました。鱗やの繁盛記と思い込んでいたので驚きました。話が終わって、これからがまさに、立て直しの繁盛記だと思うのですが…。登場人物もその後が知りたい人ばかり、続編があれば良いのにな。
★5 - コメント(0) - 1月23日

 お末ちゃんは、かしこくて働き者で、途中まではいい話だったなあ。嫌な予感はしていたけれど、宗兵衛のくだりさえなければ、すっきりと読めた。急におどろおどろしく気味悪くなっていった。終わりで何とか盛り返したけれど、非常に後味が悪い。
★6 - コメント(0) - 1月21日

奉公にあがったお末。料理屋とは名ばかりで、主をはじめやる気のない面々。一人毛色の違う若旦那を中心によくある建て直しのサクセスストーリーかと思いましたが、それだけにあらず。サクセスストーリーとしても登場人物達の魅力で十分面白いのですが、若旦那の持つ陰の秘密。人の業とは恐ろしい。このままでは寂しいなと思っていたら最後に救われました。
★11 - コメント(0) - 1月20日

3.5★
- コメント(0) - 1月15日

だまされて、江戸に奉公にあがることになったお末。料理茶屋とは名ばかりの三流店で毎日辛い日々を送っていたが、ある日若旦那に仕事を認められ、目をかけてもらえるように。段々と店の中の空気が変わっていくのが読んでいて楽しかった。料理にも気合が入り、客足が戻ってきてといい事ばかり。だけど、後半、若旦那の不審にお末が気付き、事態は思わぬ方向へ…。みをつくしシリーズを彷彿させる、一冊だった。
★4 - コメント(0) - 1月9日

頑張り屋さんのお末が可愛いらしくて、出てくる料理は美味しそうで、ミステリー要素もあって、なかなか面白かった。人間のいやらしさも描かれていたのに、最後がすっきりしたからか、爽やかな読後感でした。続編もあると良いのですが、書きにくいかな?
★28 - コメント(0) - 2016年12月29日

こうした市井物、中でも女主人公が料理屋で働き、店が発展していくという筋書きのものがいくつかあるが、この物語もなかなかの出来である。最後の勘違いしている解説はまったくの蛇足であった。
★5 - コメント(0) - 2016年12月27日

初読みの作家さん。江戸の小料理屋を舞台にしたほのぼのストーリーかと思いきや、ちょっとしたミステリー風でもあり、話が進むにつれて不穏な空気が漂ってきて、一気に読まされてしまいました。それでも爽やかな読後なのは、主人公のお末がお客さまに喜んでもらいたい一心で頑張る健気さがあるからでしょうか。哀しい事実が明らかになる最終話、ここがスタートなんだと思わせる良い余韻の残るラストでした。
★22 - コメント(2) - 2016年12月25日

西條奈加は何冊目だろう。  落ちぶれた料理茶屋を田舎から出てきた娘と若旦那が再興する話。  普通の穏やかな話だろうと読み進めると、途中から暗い影がちらちらしだす。  そうならないでほしいと思うが、何故か悪い方に話は転がっていく。  そして、最後には…  
★14 - コメント(0) - 2016年12月25日

奉公人まで気を配り、やり手の若旦那と女中(仲居)お末が、傾いた「鱗や」を建て直していく所はとてもワクワクしながら読みました。妻・お鶴に人が変わったように冷たい若旦那に心が落ち着かなくて、不安でしたがこういう理由があったのか。お店を盛り立てながら、起こる事件などを解決していくのも面白かったです。お話の締め良く、どこか心が温かくなりました。板長の軍平が強面な見た目とは違い、見えない所でいろんな人を助けていたのが一番印象に残りました。
★33 - コメント(0) - 2016年12月24日

面白かった。ドロドロの人情話かと思って読み始めたが、主人公の気立てが良いのと周りも良い人が多いので題材が暗くならず、気持ちよく読めた。出てくる料理も手が込んでいておいしそう。食べてみたかった。
★23 - コメント(0) - 2016年12月21日

面白かった!騙されて江戸に来たお末。不安だらけの奉公先で盗人の疑いを晴らしてくれた若旦那。お客を喜ばせたいお末の奮闘と事件のときにキラリと光る若旦那の名推理。はたして名店と呼ばれた昔の姿を取り戻せるのか?とワクワクしながら読み進めると、とんでもない落とし穴が…。料理と人情とミステリー、人の闇が絶妙に配分され、味わい深い作品でした。
★17 - コメント(0) - 2016年12月18日

書名にこの表紙絵だからと気楽に読み始めた。14歳で信州の片田舎から江戸は上野池之端にある料理茶屋「鱗や」に奉公に出されたお末。お店は料理茶屋とはなばかりの連れ込み宿で、主は商いに精を出している様子なくその内儀と娘も遊び歩いて、女中たちは怠けることしか考えてない。だが、三か月前に娘婿に入った八十八朗だけは「お客が本当に料理を楽しめる店にしたい」という志を持ちお末を感化していく。お末の苦節奮闘や如何にというところだが、おっそっちかいと話は膨らみ深イイ話で読ませますね。最後の八年間はちょっと端折りすぎかな?。
★21 - コメント(0) - 2016年12月16日

面白かった!万能だが翳りのある若旦那と、幼くも感性の高いお末を軸とした、料理屋建て直しと仇討ちの物語。コンパクトな分、テンポ良く進み、一気に読める。一旦見事に仕舞いながらも、続編を大いに期待させるラストが良い。
★13 - コメント(0) - 2016年12月11日

健気なお末に、やる気はないけれど、やらせたらちゃんとなる奉公人たち。とりまとめて引っ張るやり手の若旦那。それで済まないのが西條さんか。そもそも、あんな一家にこんな上出来の婿が来たのが不思議だったけれど。そうですか、そうだったんですね。哀しく、切ないお話になりましたが、新・鱗やの前途は明るいでしょう。若旦那もきっと生き直せます。
★18 - コメント(0) - 2016年12月11日

奉公に上がったお末が評判の良くない料理屋で一生懸命修行して成長するサクセスストーリーかと思いきやミステリーでもあり敵討ちでもあり面白さてんこ盛りだった。店の主人一家が婿養子以外はろくでなしでこれで店がやっていけるのか?とはじめ心配になったが、まわりの人々を健気で賢いお末が魔法をかけたような感じ。エンディングもよかった。
★19 - コメント(0) - 2016年12月2日

続編が読みたい。ミステリーとしては弱いけど、さすがに西條奈加 読ませるな〜〜。
★6 - コメント(0) - 2016年11月30日

読みはじめはやや不安だったけど、期待以上におもしろかった! 主人公のお末をはじめ、女中や板長、客や若旦那などなどとっても好み。料理がおいしそうなのも◎。文庫解説にもあったとおり、その後のお話も読みたいです!
★10 - コメント(0) - 2016年11月25日

sin
中盤までは繁盛記で主人公お末の奮闘記でもあるがそのお末ちゃん、どうやら見た目はパッとしないものの勘働きは鋭い様で、若旦那に向ける目はなかなかのもので、若旦那が抱える闇の部分を早くから嗅ぎ出して、幽霊騒動では朧ながらにその深層に行き当たる。繁盛記というより鱗や盛衰記と言っていいのかもしれないくらい、単なる料理屋の奮闘記ではないこの物語ではあるが、きっとこの最後の場面を越えたところに繁盛記が続いていくのだろう…そんな余韻を残したラストシーンだった。
★79 - コメント(1) - 2016年11月24日

サクサク読了。小さいころからの奉公は人間的に大きな成長をもたらしますね。鱗やの益々の繁盛が期待されます。続編出ないかな・・・
★8 - コメント(0) - 2016年11月20日

思いの外、ドロドロしていた。でも、皆んなの成長に思わず笑みがこぼれる。
★7 - コメント(0) - 2016年11月14日

kay
少し読みにくい様な頭にしっかり入ってこない様なそんな感じでした。
★1 - コメント(0) - 2016年11月12日

2016年983冊め。『みをつくし料理帖』のような話を期待して手に取った。おおむね期待通りで、傾きかけた上野の料理屋を主人公の少女らを中心に人情で建て直していく話。しかしなぜお店が傾いているかというと、悪どい人がいるからであって、あまりの悪どさと鍵となる若旦那の二面性にちょっと引いてしまったところもある。料理はおいしそうなのだけれど、もう一息描写に力を入れてほしい
★36 - コメント(1) - 2016年11月11日

お客さんに喜んでもらいたい。志を同じくする若旦那に引き立てられ、女中のお末は落ちぶれた料理茶屋「鱗や」を変えようと奮闘する。お末の健気な心根に惹かれ、気づけばずっと彼女を応援している自分がいた。引っ込み思案だったお末が少しずつ自信を身につけて仲居としての才能を開花させ、鱗やを明るくしていくのが清々しい。板長の軍平の変化も好ましかった。とろとろの鰻茶碗も、粋な白雪雑煮も、叶うのならば口にしたい。そして、若旦那の哀しい過去。それを救ったのも、お末の一途さだ。全てを包みこむように咲く八年桜が、とても美しかった。
★47 - コメント(0) - 2016年11月11日

表紙とあらすじからほのぼのした話を想像しますが、ドロドロしています。でもとても面白い。主人公も素直で健気で可愛らしい。続きを書いて欲しい。
★8 - コメント(0) - 2016年11月10日

初めての西条さん。期待以上に面白かった。宇江佐さん+高田郁さんのイメージです。主人公お末がちょっとできすぎな感じもしますがちょっとしたミステリーもあり、料理話もあり、人情話もありで飽きさせない話でした。菩薩旦那がちょっと浮いていて何かある・・・って思っていたらやはりそうでしたか。希望のもてる終わり方がまた良いですね。続編に期待です。それから島内さんの解説が秀逸。「これぞ解説」といった内容で大満足しました。
★33 - コメント(0) - 2016年11月7日

これは凄く面白くてとにかくお薦めしたい。ありがちな人情話の時代小説には留まらず、ちょっとしたミステリー要素もある。主人公は利発で可愛らしさいっぱい。それなのに騙されて江戸の三流料理茶屋へ奉公に。初めは本当に嫌な雰囲気満載。色々と事件が起こりながらも店も人々も成長していく。ただの美味しいお話では無い。主人公の可愛さとは裏腹に意外にもドロドロしている。お薦めする上で大事な注意点はネタバレは避けるべきだろう。
★32 - コメント(0) - 2016年11月2日

タイトル通りの鱗や繁盛記。廃れた連れ込み宿から番付に指名されるくらいまで登り続けます。若旦那とお末、お甲、お継、おくま、軍平さんの鱗や奉公人キャラがそれぞれ一癖あり、店主と内儀さん、その娘もグロく、訳ありみたいで… 時代物なのにミステリー仕立てになってるのは西條さんとしてはいつも通り。今回の短編6編、すべて面白いです。短編としては、料理ネタで事件が起こり、それとは別に大枠のミステリーも存在しており、どんな結末を迎えるのかが気になってしょうがなかったです。最後の方でドロッときますが、何とかうまく納まります。
★11 - コメント(0) - 2016年10月30日

ほのぼのとした人情話かと思いきやけっこうミステリー的なストーリーで面白かった。続編をぜひ書いてほしいな。
★5 - コメント(0) - 2016年10月28日

ミステリー風味を乗せた、時代小説。 面白かった。
★15 - コメント(0) - 2016年10月24日

上野池之端 鱗や繁盛記の 評価:84 感想・レビュー:54
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