魔術はささやく (新潮文庫)

魔術はささやく (新潮文庫)
あらすじ・内容
それは魔術師がみた暗い夢だった。無関係にしか見えない三つの事件の背後には……!? 日本推理サスペンス大賞受賞作!

それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス大賞受賞作。

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魔術はささやくの感想・レビュー(8775)

恵まれた容姿の16歳の男子高校生という透明感に『解錠技術をよそのじいちゃんと10年修行済み』という設定を載せるところがすごい才能。『とにかくすごい特殊能力がいきなり開花』という流ればっかりのライトノベルには、こういう『一見非現実的だが充分なリアリティ』がない。1989年の発行でこの内容はさすがというべき。
★4 - コメント(0) - 1月20日

スリリングなそれでいて安定がある物語。全く点と点が繋がらない事件が一人の少年により浮かび上がってくる線。途中で魔術というそのもののトリック性が分かってきたが、それ以外の守を取り巻く物事がとても魅力的だった。償いというベールの裏には自己満足が少なからず隠されてはいたが確かに日下親子を歪んではいたけれど愛していたのだと、守が葛藤を呑み込み魔術師とは違った選択をした時の勇気が一番印象に残った。確かに人間は弱いけれど間違いに気がついたらその弱さを克服することだって出来る。但し方法を間違えなけらば。
★24 - コメント(0) - 1月2日

実家に帰省した時にみつけた本。読んだ記憶があるようなないような。催眠術を使ったサスペンス。新聞記事に載った小さな事故や自殺が、一つの点と点がつながるように広がっていき・・・。意識の下に静かに語り掛け、操られるなんて事がとても怖く感じました。自宅に帰る15時間あまりの車の中で一気に読んでしまうぐらいおもしろかったです。20代の私が購入した本。あの頃、本は買って読むものだったな。今は子供がいて購入する余裕がなくもっぱら図書館だけど(^^)。そのままきれいに置いてくれた65歳の母に感謝。
★9 - コメント(0) - 1月2日

いや~、さすがに模倣犯を読んでしまうと、何か気玉?を抜かれてしまったようでしばらく何も読む気がせず(といっても5,6日)。で初期の作品は更に初々しく感じるが、宮部氏らしさはすでに随所に。模倣犯の世界に比べれば至って牧歌的ってことにはなるが。といって終盤に意外と読ませ、さすがであった。
★9 - コメント(0) - 2016年12月26日

巧みなミステリー。もっとも主人公が少し特殊すぎる技能を持っていたり、展開させやすいアルバイトをしていたりと少しレアな状況なので最後の方はファンタジーのようにも思えたりした。それでも、全体的な不気味な感じは快感でさえある。
★11 - コメント(0) - 2016年12月20日

今まで読んだ宮部さん作品の中で一番好きかも!肝心の殺害トリックはあまり腑に落ちなかったけれど、それ以上に物語に引き込まれた。
★6 - コメント(0) - 2016年12月16日

無関係に見える三つの事故死と主人公の少年の生い立ちも絡み合ってどう着地していくのか、最後の最後まで分からなくて超面白かったです。やっぱり宮部作品はいいね!
★9 - コメント(0) - 2016年12月8日

タイトルとトリックの絡みが絶妙です。老人との対決後にもうひと盛り上がりあるのが宮部さんですね。
★6 - コメント(0) - 2016年12月8日

miz
宮部みゆきさんの作品の初読みにあたり,受賞作の中から選んでみました。売れっ子だけあっておもしろかったです。スピード感,スリリングさ,予想外さなど,圧倒的ではなかったけれど,物語の構成立てが素晴らしいのでしょう。飽きさせません。久々のサイコサスペンス!かと思ったところもあって,なおのこと引き込まれましたが,現実感十分で,無理やりさがなく,安心して読みきれました。また読みたいと思える作家さんです。
★11 - コメント(0) - 2016年12月7日

★4 何も繫がりの無い三人の女性の死の裏にどんな背景があるのか気になって一気読みでした。守少年は強いなぁ!清々しさが心地良かった。
★31 - コメント(0) - 2016年12月5日

再読しました。初出は平成元年刊行の単行本です。内容は公金横領で父が失踪、母を亡くし、叔母夫婦のもとに引き取られた少年、守が、タクシードライバーの叔父が巻き込まれた交通事故をきっかけに、不可解な3つの自殺事件の謎を解いていくというストーリーです。宮部さんの文章には情念が溢れています。この情念によって描かれる登場人物たちは、それぞれのドラマを抱えていて、彼らがどうなるのか気になるからこそ、スリリングで目を離せません。まさしくストーリーテラーにして文章の魔術師。宮部さんの作品に外れはありませんね。
★30 - コメント(3) - 2016年11月24日

宮部みゆきさん、多分初読み。喰わず嫌いというか理由は自分でもよくわからないけれど今まで敬遠してました。サブリミナル広告や催眠誘導を利用して、何かことを起こすというのは使われがちですが、過去の守の父親の横領失踪と現在の叔父の死亡交通事故などが交錯していて、結末まで飽きずに読めました。他の宮部作品も読んでみます。
★9 - コメント(0) - 2016年11月18日

【再読】一見無関係に見える三人の女性の死。そこに高校生の守が巻き込まれていく。内容を少し忘れていたこともあって、再読でも面白く読めた。でも、被害者たちがなぜ殺されなければならなかったのか、その動機がいまいちよくわからなかったし、事件のトリックには少し無理があるなと感じた。守の行動力にひやひやしたが、不運でも卑屈にならずに乗り越えていく芯の強さと勇気と優しさには胸が熱くなった。★★★★☆
★3 - コメント(0) - 2016年11月18日

脱力しちゃう。
★5 - コメント(0) - 2016年11月17日

家にあったため何気なく読み始めたのですが久々にとても面白いと感じた作品でした。展開が全く想像つかず、どんどん読み進められました。結末のトリックもですが、それで明らかになる主人公の父ではと思われていた男の過去にも大変驚かされました。またその主人公が少年というのも宮部さんらしく、良かったと思います。おすすめの1冊です。
- コメント(0) - 2016年11月15日

* 2冊目
- コメント(0) - 2016年11月12日

小説を読む時は常に推測しながら読むが、ひたすら覆される。ほぼ100%の確信をもったところで覆される。登場人物の背景、精神状態をリアルに描いていて、徐々にその人がどんな人間なのか、知っていくのが楽しい。最後3行が本作のテーマだったのだろう。
★9 - コメント(0) - 2016年11月7日

再読
★3 - コメント(0) - 2016年10月30日

☆☆☆
★4 - コメント(0) - 2016年10月29日

ぞくぞくする
★4 - コメント(0) - 2016年10月28日

トリックは簡単なものだったけれど、宮部さんの小説は登場人物の人生がよく描かれていて面白い。守の成長を1冊を通して見られてよかった。かなり昔の本みたいだけど、今読んでも十分に面白い。
★21 - コメント(0) - 2016年10月24日

宮部さんの現代物を読むのは『小暮写真館』『今夜は眠れない』『夢にも思わない』に続いて4作目ですが、一番読みごたえがありました。解説の北上次郎さんが「小説を読むことの至福とはこういう作品を読むことを言うのである。」と最後書かれていますが、本当にそう思います。幾つかの謎があり、それが絶妙の流れで解明されていく。読むスピードがどんどん加速していきました。面白かった!
★27 - コメント(0) - 2016年10月23日

主人公がとってもいい子で行動力がある。この子がいろいろ巻き込まれていくのが歯がゆかった。宮部みゆき作品に触れ慣れていないので、私にはまだ早かったのかも。また機会があれば宮部作品を読むかもしれません。
★9 - コメント(0) - 2016年10月17日

【90-09】主人公・守の成長もの。殺害の手段は驚くものではないし、むしろ冴えない印象すら感じる。が、この作品の凄さはそこにあるわけではなく問題ない。肉付けされるエピソードがとにかく分厚いのだ。家族・友人・バイト先の同僚などの多彩な登場人物たちの言葉に勇気づけられ、時にはほっこりさせられる。メインストーリーも普通に終わることなく裁く者の苦悩と決断を少ない文量でしっかり描ききっており、初期作品でありながら既に女王の風格を漂わせていて著者はやっぱりバケモノであると感じた(小並感)。
★33 - コメント(0) - 2016年10月16日

宮部みゆきさんが、こんな科学的なトリックを使ってくるとは思わなかった。。。個人的には登場人物の言葉尻を捉えて解明していくほうが好きなんだけどな…。そして結局、何で3人は自殺させてもう一人にはそうしなかったのかわからん、スリル満点だったけど釈然としない終わり方
★7 - コメント(0) - 2016年10月15日

以前読んでいたことを途中だ思い出した。同性ながら女性はこわっ!! 自殺にもっていったのが“魔術はささやく”となるのね。面白かった。
★7 - コメント(0) - 2016年10月5日

被害者や被害者の家族の辛さも分かるし、加害者の家族の辛さも…。主人公は、グレてもおかしくないと思うけど、全うに逆に思いやり溢れる人間に成長している。復讐を「死」ではなくて自首に持っていったのはいいと思うけど、それも結局本人の意志で自首したわけじゃないからモヤモヤ。そもそも、本人の意識があまりないところで私刑を実行したところで反省の弁が聞ける訳ではなく標的が死んでしまった後に空しくなりそう。ストーリーとしては凄く緻密で深いところまで描写してあって引き込まれました。
★12 - コメント(1) - 2016年10月5日

宮部さんて凄い‼(笑)守くんの生きてきた過程を思うと切なくてやるせなくて、守くんは何も悪いことはしていないのに否応なしに巻き込まれてしまった。その彼が最後に下した決断には涙が出そうになった。守くんはとても強い。守くんのお母さんもとても強い人だった。あねご(クラスメイト)は懐の大きな女の子。一緒に暮らすおじさん、おばさんもいとこの女の子もとても優しい。こんないい人達に囲まれて、守くんはとても幸せそうだ。だから、あの決断が出来たのだと思う。ありえないよー‼と思いつつ、宮部ワールドに引き込まれてしまった(笑)
★45 - コメント(0) - 2016年10月3日

事件の捜査や結末も面白いが、じいちゃんに色々教わる所やおじさんがタクシー運転を再開するきっかけになった手紙の話が印象的。
★6 - コメント(0) - 2016年9月26日

江戸物ではない久しぶり宮部みゆき著。引き込まれて面白かったです。トリックが「えっ?」って思ったけど、最終章は泣けました。
★7 - コメント(0) - 2016年9月25日

久しぶりに再読。すっかりストーリーを忘れていたので、新鮮な気分で楽しめた。宮部みゆきはどっちかというと初期の作品のほうが好きだな。
- コメント(0) - 2016年9月20日

事件のトリックが催眠術というのはどうなのかと思った。どんなトリックが待っているのかと思っていたが、これではなんでもできてしまう。しかし、この話のテーマはそこではないのですね。「裁く側」にまわったときに、どういう選択をするのか?最後の方のわずかなページに凝縮された悩み抜く姿をみた。復讐しても何も解決しない、よく聞く言葉をこの本を読んで思い出した。
★36 - コメント(0) - 2016年9月14日

☆☆☆☆久しぶりの再読。内容をすっかり忘れていたが、とてもおもしろかった。あっという間に読了。さすがに読ませる力は素晴らしい。
★8 - コメント(0) - 2016年9月11日

宮部作品はあいかわらず読みやすいですね。ネタが催眠術とはちょっと安易かなとは感じましたが・・・
★25 - コメント(0) - 2016年9月10日

己に負けることが魔術だったんだなと納得。欲や憎しみを助長するささやきに理性で打ち勝つシーンは情景と混ざり合ってすごく綺麗に見えました。
★8 - コメント(0) - 2016年9月10日

魔術はささやくm(。≧Д≦。)m「魔術師◇夢」...「死」...「飛び降り」...「地下鉄」...「タクシー」...「魔の手◇事件」...「真相」..........
★51 - コメント(0) - 2016年9月4日

★★★★☆ ピッキングができる主人公、かっこよかった。女性の連続死亡事故と主人公の父親の失踪は全く関連が無いにもかかわらず、伏線を張った展開で2つの事件が絡みあい、読んでいて全く飽きませんでした。初期の宮部みゆきの作品は、面白い。
★7 - コメント(0) - 2016年9月1日

宮部さんの本の感じしませんでした。東野さんのような感じがしました。大きな話が二つ重なってしまって、長い間読んでいたことも重なって、ストーリーが見えなくなってしまいました。伏線も違和感が残るのは何故だろう。終盤は一気に加速しました。万引きが減るのであれば良いことなのだと思いますが、サブリミナル、だって同じようなこと、この世の中に多くありますから。サブリミナル、下意識、「東京は今夜も霧ですね」。
★83 - コメント(4) - 2016年8月26日

終盤の展開には驚いた。事件の真相、魔術師、父親の真実。守が殺意を抱いたことにショックを受けたが、あのような状況下にあったら人間どのような感情を抱くかは自分なんかではわからないだろうな。個人的には終盤の守の心情がもう少しみたかった。
★5 - コメント(0) - 2016年8月21日

魔術はささやくの 評価:56 感想・レビュー:1392
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