龍は眠る (新潮文庫)

龍は眠る (新潮文庫)
あらすじ・内容
【新装版】他人の心が読めてしまう、超常能力者の悲劇! 日本推理作家協会賞受賞!

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ……宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。

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龍は眠るの感想・レビュー(7447)

断舎離しようとして手に取り、ついつい再読(笑)。積読本たくさんあるっちゅうのに・・・。これは宮部さんの著作の中でも好きな作品やねん。なんべん読んでもぇえな。こぅいう長編また書いてほしぃもんやね。
★13 - コメント(2) - 1月18日

久々の宮部さん。長編。嵐の晩に雑誌記者の高坂は1人の少年と出会う。高坂と少年は死亡事故に遭遇するが、やがて少年は真相を語り出す。それが、全ての始まり。少年は本当に超能力者なのか?と高坂さんと共に疑いながら読んでました。前に読んだ『魔術はささやく』に通じるものを感じました。宮部さんはこう繊細な事情をもつ少年を描くのが上手だな。人の優しさや哀しさを丁寧に表現してる。個人的には高坂さんと生駒さんのやり取りが好きでした。最後は全てがハッピーエンドとはいかないけれど、高坂さんや慎司が幸せになれるといいな。
★62 - コメント(1) - 1月15日

まず、高坂さんと生駒さんの軽妙な掛け合いですよね。この中年男性独特の、真面目と不真面目が表裏一体みたいな。彼らのユーモアがこの物語を最後まで明るくしてくれたなと思います。冒頭でもあるように最終的には取り返しのつかないことになってしまうので。刑事ものは苦手だけど目の前のことに一生懸命な中年のオッサンは大好きです。七恵さんと高坂さん、いきなりそうなっちゃうの?と思ったけど 最終的には直哉くんの男気を感じて二人の幸せを願う結果になりました。
★9 - コメント(0) - 1月10日

宮部作品らしく超大作。文章は緻密で、女性作家なのに(差別ではなく)男性キャラの心理を違和感なく描写できるのは素晴らしいことです。1日で読み切ってしまうほど熱中したが、大作すぎて読むのに疲れるため、再読する気にはちょっとなれない。ここだけの話、事件が本格的に起こるのは第六章なので長編が苦手な方は第六章だけ読むのもアリだと思いますよ。
★6 - コメント(0) - 1月9日

久しぶりの宮部みゆき長編。堪能した。ある種、特殊な設定だけで物語は成立するのだろうが、著者の作品には多くの人間が出てきてそれがたくさんの物語を生む。今回もいいストーリーに出会えたかなと。よく扱われる人間の性みたいなもの。変えようとしても変えられない何かが、自然といろいろなものを生み、何かをこじらせる。一つの設定から想像される人間模様が実にみごとな作品だった。「ちゃんと自分の節を歌ってるつもりでも、気がつくと隣の人に合わせちゃってる」
★44 - コメント(0) - 1月9日

はかなげで、純粋で、正義感が強くて、人の心が読めてしまうことによってたくさん傷つき、それでもなんとか生き抜いてきた孤独な少年と青年の二人。彼らのもつ優しさや哀しさに胸が締め付けられた。、、、、あれれ「ナイトヘッド」の感想とほとんどおんなじこといってるかも???
★20 - コメント(0) - 1月8日

mic
SFとしてもミステリーとしてもとても良かった。人間の醜さも優しさも愛おしさも全て描かれて居る作品。慎司くんにはこのまま素敵な大人になって欲しい!そしてエピローグでグッときた。「僕、誰かの役に立てると思うよ。みんな、そのために生きてるんじゃないの?一年に一度ぐらい、夜中、一人っきりになって、そんな風に考えてみるのも悪くないよ。きっとね」
★11 - コメント(0) - 1月7日

人は時に特別な存在であったらなと考える時があるが、実際そうであった場合は想像がつかないだろう、どの様な人生になっているかなんて。僕は人の心が読めないから。ただ我々は個性という人とは違う存在であるのか。その個性をお互いに理解するのはとても難しい時がある。それが想像をはるかに超えた特別なものであればあるほど。彼らにとって一人でも理解者がいたらなと願っていながら読み終えました。
★11 - コメント(0) - 1月6日

再読。内容を完璧に忘れていた。さすがの宮部みゆき。
★6 - コメント(0) - 1月6日

大晦日から元旦で読み終わる。四分の三くらいまではあのぼんくらに並ぶか、というほど飛び切り面白かったが、最後に向けてが自分的にはつくづく残念。サイキックか違うかの宙ぶらりんを最後まで維持してのフィニッシュを期待していた、勝手に。じゃないと途中までの内容がもったいな過ぎるよなぁ・・。
★6 - コメント(0) - 1月1日

miz
日本推理作家協会賞受賞作品。サイコキネシスに,はまったくちで,久しぶりにドキドキしながら,一気に読めました。慎司と直也の心の機微が一つ目のクライマックスかと思いますが,ひとつ物足りない。もう一つの事件解決は,なぜか主人公に緊迫感が見えず,物語からもそれが薄れてしまう。騒動を引き起こした二人の大学生の顛末も釈然とせず,底の浅い狂言の行く末はとってつけたようで,七恵と結ばれるのも少し強引。盛り込みすぎて紙幅を使っているように思えます。タイトルと物語との結びつきも弱く,読中と読後で,ずいぶん差の出た作品でした。
★7 - コメント(0) - 1月1日

なんとなく途中から話が飛んでしまうような半端感があるのは否めない。でもやっぱり面白い。言葉の選び方が流石なんだなぁ。
★2 - コメント(0) - 2016年12月21日

悪人役は抜きにして、優しい話だなと思いました。
★7 - コメント(0) - 2016年12月20日

再読。
★3 - コメント(0) - 2016年12月17日

昔読んだ飯田譲治のnightheadを思い出した。弟の直也と同じ能力ですね。こちらは力を活用しようとする前向きな少年。結果はどうあれ彼のまっすぐな気性のおかげで暗くならずに済んだ。いい子やぁ…(*´-`)今回は黒幕は分かりやすかったかなぁ。さらっと読めました。宮部さんの描く嫌な女はいつもリアル。いるいる、こういう面倒くさいコジラセ女子(笑)。高坂さんも頑張りました。高坂さんと未来ある少年に幸あれ!
★11 - コメント(0) - 2016年12月7日

とても良かった人を信じるのは難しい、超能力者なら尚更二人の辛さが心苦しかった
★10 - コメント(0) - 2016年12月4日

先が読めず(予測出来ないのと、仕事中で読めないこと両方)、仕事中も気になって仕方なかった。こういった力を信じるほうなので、私はあの頃スプーン曲げも信じていた。力を持った慎司や直也は生きにくいだろう事は予想でしかない、辛そうだ。正義感が強い慎司の気持ちもよくわかる。心配し止めさせようとする直也、より強い力が未来を予測出来てしまい、止めずにはいられないのかも。最後の直也が「へへっと笑った」には救われる想い。
★15 - コメント(0) - 2016年11月29日

超能力っていうとかっこいいとか自分もほしいとか思ってしまうけど、実際にその力を持ったらこんなに苦悩するものなのか。二人の少年が本当に優しい子たちなので、結末は悲しい。でも読後感は良かった。
★35 - コメント(0) - 2016年11月20日

最後まで展開が読めなかった。 人の心をよめること、良さそうに思えるが辛いことなんだなあ。確かに裏では違うことを考えてるし。
★8 - コメント(0) - 2016年11月14日

中学生の頃に大好きな一冊だったことを思い出して再読。宮部みゆきはこの頃の作品が一番好きかもしれない。当時は慎司や直也のミステリアスさに夢中だったのだが、主人公の記者と同年代になった今、その語りの巧さに改めて驚く。二人の能力を疑いつつもいつの間にか肩入れしていく人のよさが余りにも自然で、何の抵抗もなく主人公の目を通して物語を体験できた。人間の業を深く描きながらも人肌の温もりを忘れない宮部作品は安心して読めるのがありがたい。余談だが、ポケベルに時代を感じた。
★16 - コメント(0) - 2016年11月14日

面白かった! 通勤電車の中で読み切った。
★4 - コメント(0) - 2016年11月11日

慎司と直也が背負っているものはあまりに大きいと思った。読後感は悪くなかった。
★7 - コメント(0) - 2016年11月11日

言葉を話せない七恵。サイキックの能力を持つ慎司と直也。そのどちらもない高坂。その関係性から垣間見る「何か」を作者から強烈に訴えかけられた気がした。「今度は彼が人の役に立つことだけでなく、人に助けてもらうことによっても幸せになれる人生であってほしい。」この一節が心に響いた。+も−も実は同等でそれらが重ね合わさって一つの答え、一つの式が見つかるといいな…と思った。
★11 - コメント(0) - 2016年11月8日

「超能力もの」で敬遠してたが人間ドラマのよい本でした。前半はたるめも生駒記者のシーンが増えると高坂の内面もよく描写され一気に読み進めました。この2人のコンビで別の話が読みたいと思わせる軽快さ。宮部さんは本当に女性?と思うほど男性の内面の書き方が上手です(読んだなかだけですが逆に女性キャラで感嘆はない)
★12 - コメント(0) - 2016年11月6日

初めて読んだ高校生の頃は、慎司に肩入れして読んでいたのが、繰り返し読んでいるうちに、高坂の心情の方に同調するようになってきた。慎司の若いがゆえの正義感と持って生まれてしまった能力とのアンバランスからくる性急さ。すんなり飲み込めなくなったのは、自分が歳をとったということなんだろう。
★9 - コメント(0) - 2016年11月5日

★★★★☆
★4 - コメント(0) - 2016年10月17日

1991年の作。60刷も版を重ねているベストセラー/ロングセラー作品。 超能力者=他人の心を読んでしまう少年の苦悩を軸とし、語り手の雑誌記者が事件に巻き込まれてゆく過程を描く。 宮部みゆきは苦手な作家で、正直相性が良くない。「心を読む能力者、あテレパスね」という片づけ方をせず①能力を背負った少年の苦悩に焦点をあてる②しかし彼を主役に設定しない。③彼の思い悩む様を観察し、可哀想と同情(外野から覗き見的に) 新聞記事でも読んでるような居心地の悪さ。悲劇的運命を主体的に解決してゆく痛快さとはあまりにも無縁な。
★22 - コメント(1) - 2016年10月9日

最後までこの先どうなるんだと期待感を持ったまま読めました。面白かったー。
★24 - コメント(0) - 2016年10月1日

msk
超能力というファクターを組み込みながら中身はガチガチの人間ドラマという宮部みゆきならではの作品。毎度のことながら宮部みゆきの書く人間の清濁併せ持ったリアルさは凄い。
★13 - コメント(0) - 2016年9月28日

割りと厚い文庫だけど、黙々と読み進めてあっという間でした。宮部さんの能力者の話は人間味があって、ただのスーパーヒーローじゃないのがいい。直也の人生を思うと切ないけど、慎司と高坂と七恵の未来が明るいだろうなという事が、せめてもの救いな気がする。
★16 - コメント(0) - 2016年9月27日

超能力者である青年と少年、そして本作の語り手である雑誌記者の3人が中心となって話は展開していく。 嵐の夜、1人の超能力者に記者は出会う。とある事故の究明で記者は少年の超能力の事実を知る。しかし、青年により、それはトリックだと知らされる。何が真実で何が嘘なのか、混乱する記者はやがて巻き込まれる事件の中で真実を見つけ出す。 誰にでも才能や人柄、そういったその人特有の力がある。それは時に自分や他人を傷つけるものかもしれない。だから私達はそのような力を自覚した時、それが自分を守るために使うように意識しなければなら
★10 - コメント(1) - 2016年9月26日

「我々は体のうちに、それぞれ一頭の龍を飼っている。底知れない力を秘めた、不可思議な形の、眠れる龍を。そしてひとたびその龍が起きだしたなら、できることはもう祈ることだけしかない」 正しいこと、悪いこと、どちらも進みだしたら止められないのか。
★11 - コメント(0) - 2016年9月25日

スラスラ読める宮部みゆきさんは、さすがの作家さん! 4.3
★11 - コメント(0) - 2016年9月24日

超能力者だと言う少年二人に会う雑誌記者の高坂。最初は信じられず二人の正体を暴こうとする、その経過で起きる事件。超能力者であるが故に他人との距離感を取ることの難しさを痛感、ただでさえ他人との距離感って大事だと思うけど、相手の気持ち全部分かったら辛いだろうなぁ…。慎司も直也も正直最初は好きになれなかったけど、慎司の正義感、直也の優しさが最後は感じとれて良かった。高坂から見た彼らの決闘の記録。眠る龍の存在。
★29 - コメント(0) - 2016年9月21日

超能力を持って生まれてしまった故の悩み。知らなくても済むことを知ってしまう苦しみ。単なるSFとして能力を使う話ではなくて、能力を持ってしまった人間の苦悩が痛いくらい描かれていた。そしてその能力を使ってしまうことになる事件も緊迫感があった。誰もが身体のうちに持っている「龍」。信じてみたくなった。
★48 - コメント(0) - 2016年9月19日

500ページ超の長編SF。超能力を持つものの現代社会における苦しみ。直也が七恵の幸せを願い、行動に移したところは切ない。心情描写が深く、慎司の父親の覚悟、高坂の葛藤等いい意味の人間臭さが感じ取れた。
★9 - コメント(0) - 2016年9月18日

【再読】性根が腐っていても、五体満足なら「健常者」。障害者19人刺殺男は果たして健常なのか?生まれつきある能力が欠けた人を、彼の苦悩などミジンコの目玉ほども斟酌せず「私の人生を傷物にされた」と喚きたて狂言自殺までしてのけるカマトト健常者←虫酸その1。その2→身に覚えのない逆恨みから犯人に名指しされ、お前のせいでBは巻き込まれたのだぞと言いがかりをつけられたA。Bが誘拐されたのはお前のせいだとAを責めたてる家族。いや馬鹿じゃないの?悪いのは身代金目当てのクソ誘拐犯だから!!宮部先生の好きなpsychic物↓
★51 - コメント(5) - 2016年9月14日

図書館 途中までは、とても楽しく読めた。でも、最後の方は少し、無理やり感があったかなぁ。
★5 - コメント(0) - 2016年9月10日

「傑作だから絶対読め。」正直、レビューはこの一言。ミステリーとSFの融合作。エンタメとして軽くなりがちなモチーフも、著者らしく登場人物の内面や、人間の持つ業の部分も深く描いている。作者不詳であっても、宮部作品ではないかと思うほど特徴的に思える。科学という常識的なものとは対局にある超能力を扱った作品。語り手は、最初に信じたその力を常識的な解釈で説明がつくことを知る。半信半疑を越え、7割否定的なスタンスのまま事件は進んでいく。持つことの無い能力を自分が得たらどうなっていただろう。なぜか投影してしまった。
★150 - コメント(6) - 2016年9月9日

佳菜子はもう少し自分を客観視出来るようになったら良いと思う。 出てくる人物みんなが、人間らしい人間だった。汚い感情や醜い感情、もちろん綺麗な感情、そういった全ての感情が曝け出されていて読むのに心が痛んだ。でもそれと同時にやっぱり人間て愛しいなとも感じた。 七恵と高坂は直也の分も幸せになって欲しい。
★14 - コメント(0) - 2016年9月8日

龍は眠るの 評価:78 感想・レビュー:1144
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