龍は眠る (新潮文庫)

龍は眠る (新潮文庫)
あらすじ・内容
【新装版】他人の心が読めてしまう、超常能力者の悲劇! 日本推理作家協会賞受賞!

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ……宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。

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龍は眠るの感想・レビュー(7555)

すぐに物語の世界にどっぷり。登場人物それぞれの心理状況は良く理解できる。慎司は子供っぽい正義感で自分の能力を役立てたいと考え、直也は関わり合いを避けようとする意識が高いのに、いつも自ら巻き込まれてゆく。身体に飼っている龍に振り回される人生に。辛いね。
★12 - コメント(0) - 3月18日

物語にどんどん引き込まれ、途中でやめられなくなって夜更かしして最後まで読んでしまった。宮部作品はやはりおもしろい。文章表現もさることながら、一つの作品を書き上げるのにかなり詳しく下準備をするんだろうなあ。だから読者の心をひきつけるんだろうなあと思った。当分宮部作品から離れられなくなりそうだ。
★5 - コメント(0) - 3月12日

子供のころ超能力に憧れた。しかしそれは不幸なことでもあると痛感した。 もっと魔法使いのような感じであればいいのに 
★10 - コメント(0) - 3月6日

さまざまな登場人物が出てきて最後まで楽しく読めました。でも直也にしても慎司にしても、真面目すぎ~こんな質に特殊能力がくっつくと生きづらさが増すだろうなぁ~。慎二は、いい大人と出会って良かったなぁ、なかなか強すぎる正義感はなおらないかもだけど、自分の能力をコントロールしつつ楽しく生きてってほしい。
★16 - コメント(0) - 3月5日

ミステリーの謎解きネタが超能力、と云うのは小説として殆ど何でもありの掟破りの感があるのですが…プロローグで主人公は二人の超能力者の若者だ、と云うところから始まりますが、実際の主人公は物語の語り手でもある雑誌記者です。その昔NHKドラマ「事件記者」(古いな~)を担当していた島田一男の小説(文庫は全部読破)を思わせるスピード感あるミステリー小説でした。1991年、日本推理作家協会賞(長篇部門)受賞。
★19 - コメント(0) - 3月4日

最初から最後までドキドキした。途中何度も慎司くんが嘘ついてるんじゃないかと疑ってしまった。直也くんいいキャラクターだったのに残念。最後は号泣した。ボロボロ泣いてしまった。久しぶりの宮部みゆき。よかった。
★15 - コメント(0) - 3月3日

主人公目線で最初に突き付けられるのが、その事象は有るか無いか。フィクションなのにグッと物語に引き込まれてしまうのは、有り無しの葛藤で心を揺り動かされ、心地よく酔い、その状態のままで最後まで、のめり込むように読む事が出来たからだと思う。最初のページに戻ると、主人公自身が、この物語の主人公は二人の少年であり自分は傍観者で語りべであると書いてある。そして心に龍の息遣いを感じた者へのメッセージにもなっている。益々面白い。そしてエピグラムの引用も微笑んでしまうほど心憎い。
★32 - コメント(0) - 2月26日

大人になると、多くの人が本音を出さないことが多くなる分、本当のところはどう思ってるんだろう?人の心の内が読めたら、未来が見えたらいいななんて思ったりしたことがあるけど、そんなことが出来たら実際はツライことなんだなって思った。あっ、高坂さんと七恵さんがくっつくのはちょっと展開が早過ぎて違和感が。。。
★7 - コメント(0) - 2月20日

地の文にうまい比喩が多すぎるのが少し鼻につきながらも、とても面白く読んだ。が、タイトルはさほどしっくりきてないと思う。マンホール事件は少し凝りすぎというか、書き手が注力しすぎ? ていて、てっきり「悪意があってしたことならまだいいが」というテーマが続くのかと思った。本物のサイキックか否かをかなり引っ張ったのも意外だったけど、読み手の私はほとんど信じかかっていたので、もしかしたら違うのかも? だとしたらどんな読後感になるんだろう~とヤキモキする余地があるのもよかった。しかし、カコちゃんにはイラついたなー(笑)
★15 - コメント(0) - 2月20日

他人の考えや記憶などを読める超能力を持った少年達と出会った雑誌記者が事件に巻き込まれるお話。切なく、優しいお話でした。読み終わってみるとタイトルが切ない。
★12 - コメント(0) - 2月18日

初めて宮部さんの作品を読みました。失礼ながらも宮部さんといえばミステリー!という固定観念に押し付けられていて、なかなか手に取らず、気の合う方にオススメしてもらったのがこの作品でした。 超常能力者がキーですが、その類に興味があってもなくても引き込まれると思います。それだけじゃない、しっかりとした人情や人間性が書かれていてとても心にずしっときました。ただのミステリーではありません…!
★13 - コメント(0) - 2月14日

雑誌記者の高坂(こうさか)は、台風の夜に不思議な少年と知り合う。彼は自分を超常能力者だと言い、容易に知り得るはずのない情報を言い当てていくが…。 本書では“超常能力”という奇抜なテーマだったけれど、ひいては“集合体の中で特質をもつということ”について考えさせられた。
★21 - コメント(0) - 2月10日

台風の日に水溜りが出来てスポーツカーが通る事が出来ないのでマンホールを開けて水溜りをなくした事から始まる小説で面白かったです。
★1 - コメント(0) - 2月5日

断舎離しようとして手に取り、ついつい再読(笑)。積読本たくさんあるっちゅうのに・・・。これは宮部さんの著作の中でも好きな作品やねん。なんべん読んでもぇえな。こぅいう長編また書いてほしぃもんやね。
★19 - コメント(2) - 1月18日

久々の宮部さん。長編。嵐の晩に雑誌記者の高坂は1人の少年と出会う。高坂と少年は死亡事故に遭遇するが、やがて少年は真相を語り出す。それが、全ての始まり。少年は本当に超能力者なのか?と高坂さんと共に疑いながら読んでました。前に読んだ『魔術はささやく』に通じるものを感じました。宮部さんはこう繊細な事情をもつ少年を描くのが上手だな。人の優しさや哀しさを丁寧に表現してる。個人的には高坂さんと生駒さんのやり取りが好きでした。最後は全てがハッピーエンドとはいかないけれど、高坂さんや慎司が幸せになれるといいな。
★66 - コメント(1) - 1月15日

まず、高坂さんと生駒さんの軽妙な掛け合いですよね。この中年男性独特の、真面目と不真面目が表裏一体みたいな。彼らのユーモアがこの物語を最後まで明るくしてくれたなと思います。冒頭でもあるように最終的には取り返しのつかないことになってしまうので。刑事ものは苦手だけど目の前のことに一生懸命な中年のオッサンは大好きです。七恵さんと高坂さん、いきなりそうなっちゃうの?と思ったけど 最終的には直哉くんの男気を感じて二人の幸せを願う結果になりました。
★9 - コメント(0) - 1月10日

宮部作品らしく超大作。文章は緻密で、女性作家なのに(差別ではなく)男性キャラの心理を違和感なく描写できるのは素晴らしいことです。1日で読み切ってしまうほど熱中したが、大作すぎて読むのに疲れるため、再読する気にはちょっとなれない。ここだけの話、事件が本格的に起こるのは第六章なので長編が苦手な方は第六章だけ読むのもアリだと思いますよ。
★6 - コメント(0) - 1月9日

久しぶりの宮部みゆき長編。堪能した。ある種、特殊な設定だけで物語は成立するのだろうが、著者の作品には多くの人間が出てきてそれがたくさんの物語を生む。今回もいいストーリーに出会えたかなと。よく扱われる人間の性みたいなもの。変えようとしても変えられない何かが、自然といろいろなものを生み、何かをこじらせる。一つの設定から想像される人間模様が実にみごとな作品だった。「ちゃんと自分の節を歌ってるつもりでも、気がつくと隣の人に合わせちゃってる」
★44 - コメント(0) - 1月9日

はかなげで、純粋で、正義感が強くて、人の心が読めてしまうことによってたくさん傷つき、それでもなんとか生き抜いてきた孤独な少年と青年の二人。彼らのもつ優しさや哀しさに胸が締め付けられた。、、、、あれれ「ナイトヘッド」の感想とほとんどおんなじこといってるかも???
★20 - コメント(0) - 1月8日

mic
SFとしてもミステリーとしてもとても良かった。人間の醜さも優しさも愛おしさも全て描かれて居る作品。慎司くんにはこのまま素敵な大人になって欲しい!そしてエピローグでグッときた。「僕、誰かの役に立てると思うよ。みんな、そのために生きてるんじゃないの?一年に一度ぐらい、夜中、一人っきりになって、そんな風に考えてみるのも悪くないよ。きっとね」
★11 - コメント(0) - 1月7日

人は時に特別な存在であったらなと考える時があるが、実際そうであった場合は想像がつかないだろう、どの様な人生になっているかなんて。僕は人の心が読めないから。ただ我々は個性という人とは違う存在であるのか。その個性をお互いに理解するのはとても難しい時がある。それが想像をはるかに超えた特別なものであればあるほど。彼らにとって一人でも理解者がいたらなと願っていながら読み終えました。
★11 - コメント(0) - 1月6日

再読。内容を完璧に忘れていた。さすがの宮部みゆき。
★6 - コメント(0) - 1月6日

大晦日から元旦で読み終わる。四分の三くらいまではあのぼんくらに並ぶか、というほど飛び切り面白かったが、最後に向けてが自分的にはつくづく残念。サイキックか違うかの宙ぶらりんを最後まで維持してのフィニッシュを期待していた、勝手に。じゃないと途中までの内容がもったいな過ぎるよなぁ・・。
★7 - コメント(0) - 1月1日

miz
日本推理作家協会賞受賞作品。サイコキネシスに,はまったくちで,久しぶりにドキドキしながら,一気に読めました。慎司と直也の心の機微が一つ目のクライマックスかと思いますが,ひとつ物足りない。もう一つの事件解決は,なぜか主人公に緊迫感が見えず,物語からもそれが薄れてしまう。騒動を引き起こした二人の大学生の顛末も釈然とせず,底の浅い狂言の行く末はとってつけたようで,七恵と結ばれるのも少し強引。盛り込みすぎて紙幅を使っているように思えます。タイトルと物語との結びつきも弱く,読中と読後で,ずいぶん差の出た作品でした。
★7 - コメント(0) - 1月1日

なんとなく途中から話が飛んでしまうような半端感があるのは否めない。でもやっぱり面白い。言葉の選び方が流石なんだなぁ。
★2 - コメント(0) - 2016年12月21日

悪人役は抜きにして、優しい話だなと思いました。
★7 - コメント(0) - 2016年12月20日

再読。
★3 - コメント(0) - 2016年12月17日

昔読んだ飯田譲治のnightheadを思い出した。弟の直也と同じ能力ですね。こちらは力を活用しようとする前向きな少年。結果はどうあれ彼のまっすぐな気性のおかげで暗くならずに済んだ。いい子やぁ…(*´-`)今回は黒幕は分かりやすかったかなぁ。さらっと読めました。宮部さんの描く嫌な女はいつもリアル。いるいる、こういう面倒くさいコジラセ女子(笑)。高坂さんも頑張りました。高坂さんと未来ある少年に幸あれ!
★12 - コメント(0) - 2016年12月7日

とても良かった人を信じるのは難しい、超能力者なら尚更二人の辛さが心苦しかった
★10 - コメント(0) - 2016年12月4日

先が読めず(予測出来ないのと、仕事中で読めないこと両方)、仕事中も気になって仕方なかった。こういった力を信じるほうなので、私はあの頃スプーン曲げも信じていた。力を持った慎司や直也は生きにくいだろう事は予想でしかない、辛そうだ。正義感が強い慎司の気持ちもよくわかる。心配し止めさせようとする直也、より強い力が未来を予測出来てしまい、止めずにはいられないのかも。最後の直也が「へへっと笑った」には救われる想い。
★15 - コメント(0) - 2016年11月29日

超能力っていうとかっこいいとか自分もほしいとか思ってしまうけど、実際にその力を持ったらこんなに苦悩するものなのか。二人の少年が本当に優しい子たちなので、結末は悲しい。でも読後感は良かった。
★35 - コメント(0) - 2016年11月20日

最後まで展開が読めなかった。 人の心をよめること、良さそうに思えるが辛いことなんだなあ。確かに裏では違うことを考えてるし。
★8 - コメント(0) - 2016年11月14日

中学生の頃に大好きな一冊だったことを思い出して再読。宮部みゆきはこの頃の作品が一番好きかもしれない。当時は慎司や直也のミステリアスさに夢中だったのだが、主人公の記者と同年代になった今、その語りの巧さに改めて驚く。二人の能力を疑いつつもいつの間にか肩入れしていく人のよさが余りにも自然で、何の抵抗もなく主人公の目を通して物語を体験できた。人間の業を深く描きながらも人肌の温もりを忘れない宮部作品は安心して読めるのがありがたい。余談だが、ポケベルに時代を感じた。
★19 - コメント(0) - 2016年11月14日

面白かった! 通勤電車の中で読み切った。
★4 - コメント(0) - 2016年11月11日

慎司と直也が背負っているものはあまりに大きいと思った。読後感は悪くなかった。
★7 - コメント(0) - 2016年11月11日

言葉を話せない七恵。サイキックの能力を持つ慎司と直也。そのどちらもない高坂。その関係性から垣間見る「何か」を作者から強烈に訴えかけられた気がした。「今度は彼が人の役に立つことだけでなく、人に助けてもらうことによっても幸せになれる人生であってほしい。」この一節が心に響いた。+も−も実は同等でそれらが重ね合わさって一つの答え、一つの式が見つかるといいな…と思った。
★11 - コメント(0) - 2016年11月8日

「超能力もの」で敬遠してたが人間ドラマのよい本でした。前半はたるめも生駒記者のシーンが増えると高坂の内面もよく描写され一気に読み進めました。この2人のコンビで別の話が読みたいと思わせる軽快さ。宮部さんは本当に女性?と思うほど男性の内面の書き方が上手です(読んだなかだけですが逆に女性キャラで感嘆はない)
★12 - コメント(0) - 2016年11月6日

初めて読んだ高校生の頃は、慎司に肩入れして読んでいたのが、繰り返し読んでいるうちに、高坂の心情の方に同調するようになってきた。慎司の若いがゆえの正義感と持って生まれてしまった能力とのアンバランスからくる性急さ。すんなり飲み込めなくなったのは、自分が歳をとったということなんだろう。
★9 - コメント(0) - 2016年11月5日

★★★★☆
★4 - コメント(0) - 2016年10月17日

1991年の作。60刷も版を重ねているベストセラー/ロングセラー作品。 超能力者=他人の心を読んでしまう少年の苦悩を軸とし、語り手の雑誌記者が事件に巻き込まれてゆく過程を描く。 宮部みゆきは苦手な作家で、正直相性が良くない。「心を読む能力者、あテレパスね」という片づけ方をせず①能力を背負った少年の苦悩に焦点をあてる②しかし彼を主役に設定しない。③彼の思い悩む様を観察し、可哀想と同情(外野から覗き見的に) 新聞記事でも読んでるような居心地の悪さ。悲劇的運命を主体的に解決してゆく痛快さとはあまりにも無縁な。
★22 - コメント(1) - 2016年10月9日

龍は眠るの 評価:62 感想・レビュー:1161
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