火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)
あらすじ・内容
【山本周五郎賞受賞作】カード破産の凄惨な現実【現代ミステリーの金字塔TOP3】
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

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590ページ
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火車の感想・レビュー(22433)

とても、とてもおもしろかった。本筋とは関係ないとも思われるところも丁寧に書かれていて、それが物語の現実味を増し、身近に感じやすい。結末の、その後を妄想。
★1 - コメント(0) - 3月25日

読み応えが半端ねぇっす!笑 読み進めるうちに、まだ喬子でてこないよ!と思いながら後半にかけてワクワクしながら読んだ。カードキャシング地獄の怖い半面、なんだか微笑ましい人間を書いてたりと宮部みゆきさんを初めて読んだが、ファンになった。また宮部さんの本を読もうと思った。そして借金なんかしないで真面目にコツコツ頑張ろうと思った٩( ᐛ )و
★14 - コメント(0) - 3月24日

yka
ミステリーの傑作とあったので、読んでみた。まあ、傑作かも?確かに面白かったと思う。ただ、すんごく古くさい。仕方ないけど。いわゆる古典作品を読んだときの、移動手段が馬車で、電話もなくて手紙や電報とかっていうのは何とも思わないのに、携帯なくて公衆電話とかは違和感を感じる。「アベック」の連呼も、ムズムズした。捜索を依頼してきた、甥の和也のことは放りっぱなしだったね。
★13 - コメント(0) - 3月20日

喬子は涼しい顔で他人に成りすまして、とんでもない女だな。と思ったけど、過去を知るにつれて、許されることではないけどそうするしかない人生だったのかな、と切なくなる。彰子を思う保の気持ちも切なかった。お金がないって苦しいことだなと思った。
★19 - コメント(0) - 3月18日

入れ替わりじたいは「われらが隣人の犯罪」で読んだことがあるので目新しいとは思わなかったが、読ませますね。ただ、ちょっと疲れたかな。子供たちがとっつきにくさを取り払っている。いいところで終わってちょっともやつく。
★13 - コメント(0) - 3月18日

★★★★☆
★7 - コメント(0) - 3月18日

★★★★★
★9 - コメント(0) - 3月18日

『理由』の次に読んだ本であった。父である本間と智、コワモテの警察官でクールな男である本間と碇、ちょっと頼れる中年男性である本間と井坂のやりとりが、借金や殺人という暗い影の付きまとうキーワードが常にのしかかっているこのストーリーに似合わずほのぼのと癒やされるのが救いだ。宮部作品を読むたびに思うのが、本編とは関係のない、登場人物の日常が事細かく、もしくは細かすぎるくらい詳細に描かれてる。そしてそれが妙にリアルで人間臭い。扱っている題材が堅苦しい物が多いのにこんなにスラスラと読めてしまう秘訣がのこにある。
★16 - コメント(0) - 3月17日

長いけど一気に読めちゃいます。 刊行された時代がかなり昔ゆえ、物語の背景に違和感がある。 ストーリーに特別な捻りはなく、あっと驚く展開も大どんでん返しもない。 が、ミステリーとして、経済小説として秀逸。流石宮部みゆき! 結末はスッキリしないんだけど、ここで犯人にそこに至るまでを語らせたら二時間ドラマのようになってしまう…この終わり方は、これでいいのだと思う。
★31 - コメント(2) - 3月16日

読み始めはこんなページ数読めるのか…と不安でしたが、後半のスピード感で一気に読めました。最後の終わり方も余韻を残しまくりで好きでした。
★14 - コメント(0) - 3月15日

さして親しくもない親戚から頼まれた人探しが、まだ発覚していない殺人事件を掘り起こすことに繋がっていく。本筋に関係のない、犬のボケのことの方が気になってしまいつつ読んだ。結末は、まぁこういった終わり方もあるけど、私としては、もっとはっきりさせて欲しかった。
★18 - コメント(0) - 3月14日

宮部みゆき作品を初めて読んだ。多重債務や自己破産がとりあげられている。債務を抱えている人や破産した当事者だけが非難される事が多いが、手軽にお金を借りカード一つですぐに物が手にはいる社会の構造にもしっかり目を向けないといけないと思った。
★19 - コメント(0) - 3月12日

一頃、社会現象となった自己破産や債務整理というものが背景にある。そのため、やや「古い作品」という感は否めない。しかし、肝心のミステリー小説としては素晴らしい!あと一歩まで迫る犯人とギリギリのところでの攻防。犯人が吐露するシーンはないのに、その心情が如何なるものか伝わってくるような気がした。
★15 - コメント(0) - 3月7日

家にあったから読んだが、あまり面白いと思わなかった。クレジットカードの借金を主題とした話。面白くないと思った理由は2つ。まず、一つめだが、女性蔑視的な価値観の話なのでそれがとても不快。夫をうまくなだめて立てて立ち回る妻が「賢い」と評される一方、そうした保守的でない自分で生きようとする女性が犯罪者として登場する。「最近は女も変わってきている」「男のように主体的に動くし犯罪も起こす」といった思想をテーマにした面もあるのだろう。二つ目の理由は、詐欺や借金の話ならそれこそ闇金ウシジマくんとかのが面白かった。
★11 - コメント(0) - 3月6日

これも読友からのおすすめ
★6 - コメント(0) - 3月5日

刑事が嫌いなので、新城喬子を一人称にした物語が読みたいな
★9 - コメント(0) - 3月4日

積み上げた手掛かりは、読者のどこかに猜疑心を芽吹かせる。既視感にも似たそれが開葉し、やがて咲かんとするその時、蕾での幕切れは誠に鮮やかであった。消費社会が生んだ負の雁字搦めが骨まで食い込んだ結果、手段を選ばず悪に縋ってでも抜け出そうとする様には、やるせなさと苛立ちを感じる。だが、読者が知り得る新城喬子は他者を通した姿でしか無いのだ。著者はこの余韻を以て、感情に訴えるでは無く、あくまでミステリーとして現代社会の抱える問題点を指し示したのではなかろうか。
★26 - コメント(0) - 3月4日

初めて読んだ宮部みゆき作品。一瞬単行本の分厚さに怯んだけどぐいぐい引き込まれて一気に読めた。カードローンのことについて勉強になる。一昔前の時代感がたまらない。そしてラストの一瞬、息を飲む!面白かった。
★22 - コメント(0) - 3月3日

「自己破産した人」とひとくくりに見てしまっていた自分の考えを改めたい。そうしなければならなくなった背景、社会の構造にもっと目を向けないといけないとも思った。
★17 - コメント(0) - 3月3日

再読。今ならリボ払いがそれに当たるだろうか?容易く身の丈を超えた暮らしが手に入る魔法のカード。真面目な人ほど、返そうと思って追い詰められる。社会の構造の問題も、本人の問題も、どちらもある。
★20 - コメント(0) - 3月2日

宮部みゆきさんの作品で非常に評価が高いので手に取りました。 すごく面白かったです。そこそこの長さながら最後まで楽しんで読めました。1992年の作品で、当時はクレジットカードによる借金が問題になっていたのでしょう。その問題提起だったのだと思いますが、読み応えのあるサスペンス展開でミステリとして大満足の作品でした。 ラストに近づき残りページが少なくなるにつれ「まさか最後は…」と思いましたが、そうではなく笑。本人が何か語れば最高でしたが、ひとまず私の想像した結末でなくてよかった。ありがちになっちゃいますから笑
★22 - コメント(0) - 3月2日

真相が気になってどんどんページをめくってしまった。いろんな人間模様や背景が描かれていて読み応えがあります。こいつ何者なんだ!?という疑問が徐々に解けていく感じが、有栖川有栖の「鍵の掛かった男」を読んだ時と似た感覚でおもしろかったです。
★18 - コメント(0) - 2月28日

読後、スッキリとした解決を好む人と想像が爆発する余韻を良しとする人で、傑作と捉えるかどうかが大きく分かれる作品だと思いました。捜索対象の女性本人は一向に登場せず、本間らが多くの推測を交えてを調査を進めていく。関根彰子がどのような女性なのか、常に想像を膨らませながら読めるところが面白かったです。カード社会の犠牲になって自己破産。現代、誰にでも起こり得る悲劇であるが故の恐怖と、同時にそんな悲劇とは遠いところにある今の自分の幸せを感じられました。
★23 - コメント(0) - 2月27日

おもしろい。本間の推理が正しかったのかどうか、本当はどうなんや?!
★12 - コメント(0) - 2月25日

これだけの長編の中でラストの一行まで一度も姿が見えてこない容疑者。そこに辿り着くまで永遠続くとも思われる聞き込み作業。正直そこに派手さはないものの、サラ金、ローン地獄、自己破産、個人情報漏洩と、ひと昔前の作品ながらも背筋がゾクッとした。今も昔も人の隙を狙う闇が何一つ変わっておらず、社会派ミステリーとして読み応えがあった。
★58 - コメント(0) - 2月24日

k
背にムカデが這うようなゾワゾワとした恐怖。特に指輪や候補者の下りが犯人の異常性を際立たせてた。主人公は何故か犯人に同情的だったけど正直全く同情なんてできないサイコパスな犯行手口。ラストが(先の展開を十分に予想できるのであれ以上続ける必要はないと思うが)少し物足りない。
★18 - コメント(0) - 2月23日

☆☆☆☆現代物は初読の宮部みゆき。悪い点:殆どの登場人物やストーリーの骨格にあまり関係ない事柄までも詳細に書きすぎる。それによって頁数が580頁と言う分量になってしまい結果、中弛みが激しい錯覚が起きる。上記の事柄がなければ星5だったので残念。終盤150頁は怒濤の勢いで物語が展開、加速し始め、読み手はハラドキしまくります。社会派ミステリーに属すると思いますが、久しぶりに人間の哀切を謳った作品に出会えたので読んでとても良かったと思いました。
★40 - コメント(0) - 2月23日

2017.02.22(2015.02.21)(つづき12)宮部みゆき著。  02/18  (P278)  関根のおばさん、給食室で働いていたこと、話が聞けるかもよ。  本間とかなえ。  奥さん、関根のおばさん、覚えている?  娘、28よ。  葬儀に本多保さん、来ていた。  本多モータース、住所他。  銀行です。  休職中。  宇都宮警察、境さん、おふくろさんの死んだとき親切にしてくれた。 
★78 - コメント(0) - 2月22日

宮部みゆきを初めて読んでみた。 いつ犯人(といっていいのか)が登場するのかの期待感で一気に読んでしまう。読み進め、ふと残ページを意識するとこれでラスト描き切れるのか・・という思いに駆られた。最後まで読むとその疑問は解ける。それが著者の意図であるということを理解できれば本当に名作。
- コメント(0) - 2月21日

夢の生活を自分でかなえるかあきらめるかと昔は簡単だったがカードの社会になってそれが崩れた、と言う一文。  是か非かではなく、どこまでなら実現できるのか自分なりのビジョンを持てる人に育ちたいよね。  金利と返済年数分かればどれだけ多く返済するか、ネット上で計算してくれるからそういうのも確認できる生き方しないとだめだな~って。金に苦しむと人格変わるからな~
★16 - コメント(0) - 2月20日

少しずつ解けて行く彰子の足取りが楽しくも、もどかしい。所々に時代を感じる文章だが物語を読み進む上では全く問題ないけど・・・最後の最後面白くなってきたー!って所で尻切れ蜻蛉感が凄い。その先が知りたかったんだよ、え?終わり?って声に出してしまった。
★18 - コメント(0) - 2月20日

久々の宮部みゆき。ページをめくる手がとまらない。面白かったー。飯場とか人身売買とかがリアルで切なかった。宮部みゆきは脇役陣がそろって魅力。和也・倉田・片瀬の器の小ささよ。井坂、うちにも来てほしい。一昔前の難波が出てきたのが嬉しかった。住宅展示場、あったな~。
★20 - コメント(0) - 2月19日

爆読み。可哀そう。ネットや携帯があまりない時代の話。美人で頭もいい子が…。ほんのかすかな手がかりを積み上げてたどり着いた次なる被害者。最後に現実に彼女が現れたことがひどく新鮮。ああ本当に居たんだ。殺害方法については触れられていない。せつない。
★21 - コメント(0) - 2月19日

久々に読みたくなって再読。随分昔、財前直見が主演でこのドラマをやっていた。鬼気迫る演技がとても印象的で(もうその場面しか記憶に無い(^_^;)))これは原作を読まねば!と思った程。今読んでもやっぱり面白いね。
★30 - コメント(0) - 2月18日

所々、道具的なものには時代感を感じたけれど、根源的な社会の闇はちっとも変わっていない気がしてゾッとした。親の死を望むまでに追い詰められる極限さは、なんて地獄だろう。ただ、普通に生きたいだけ。そのために、あらゆる犠牲を払う揺るぎない彼女の姿に、かっこよさすら感じた。迷いのない人間は強い。逃げ切ることを望んでしまった。
★26 - コメント(0) - 2月18日

前半中盤は結構だれながら読み進めてたけど、最後の最後まで焦らされたからかラスト終わってぞわぞわ。結果面白い。便利なようでいつでも誰でもどん底まで落ちれる今の時代の怖さ。喬子の話がききたい。あと比喩が多すぎる感じした。
★17 - コメント(0) - 2月17日

TM
時代を感じさせる単語が所々出てきた。和也がかなり無責任。奥さんの従兄弟の子供の呼び名が気になる。笑 後半100ページくらいからの、点と点が繋がっていく感じ、話が展開していく感じが心地よかった。
★20 - コメント(0) - 2月16日

図書館で借りる。ボツコニアン以外では初宮部みゆきであるw。すでに後輩からは「変わったところから入りますね」と言われている。ずいぶん昔の本であるので、携帯電話やインターネットの文化もなく妙な懐かしさを感じながら読むことになった。推理小説らしい刑事物であるが、休職中という設定であり、身内の事件解決から大きな事件に展開していく。そのベースには多重債務者の問題があり、昨今解決したグレーゾーン金利などひと世代前の問題を取り込んでいる。さらに個人情報の問題も散りばめられている。ラストは歯がゆいが、面白いだけではない。
★44 - コメント(0) - 2月16日

面白かった。佐々木希は適役だと思った。
★9 - コメント(0) - 2月14日

カード破産や多重債務の恐ろしさを書いたミステリー小説。「あのね、蛇が脱皮するの、どうしてだか知ってる?」「一生懸命、何度も何度も脱皮しているうちに、いつかは足が生えてくるって信じてるからなんですってさ。今度こそ、今度こそ、ってね」というセリフが印象的。傑作。
★16 - コメント(0) - 2月12日

火車の 評価:66 感想・レビュー:4194
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