火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)
あらすじ・内容
【山本周五郎賞受賞作】カード破産の凄惨な現実【現代ミステリーの金字塔TOP3】
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

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590ページ
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火車の感想・レビュー(22268)

☆☆☆☆現代物は初読の宮部みゆき。悪い点:殆どの登場人物やストーリーの骨格にあまり関係ない事柄までも詳細に書きすぎる。それによって頁数が580頁と言う分量になってしまい結果、中弛みが激しい錯覚が起きる。上記の事柄がなければ星5だったので残念。終盤150頁は怒濤の勢いで物語が展開、加速し始め、読み手はハラドキしまくります。社会派ミステリーに属すると思いますが、久しぶりに人間の哀切を謳った作品に出会えたので読んでとても良かったと思いました。
★26 - コメント(0) - 2月23日

2017.02.22(2015.02.21)(つづき12)宮部みゆき著。  02/18  (P278)  関根のおばさん、給食室で働いていたこと、話が聞けるかもよ。  本間とかなえ。  奥さん、関根のおばさん、覚えている?  娘、28よ。  葬儀に本多保さん、来ていた。  本多モータース、住所他。  銀行です。  休職中。  宇都宮警察、境さん、おふくろさんの死んだとき親切にしてくれた。 
★75 - コメント(0) - 2月22日

夢の生活を自分でかなえるかあきらめるかと昔は簡単だったがカードの社会になってそれが崩れた、と言う一文。  是か非かではなく、どこまでなら実現できるのか自分なりのビジョンを持てる人に育ちたいよね。  金利と返済年数分かればどれだけ多く返済するか、ネット上で計算してくれるからそういうのも確認できる生き方しないとだめだな~って。金に苦しむと人格変わるからな~
★16 - コメント(0) - 2月20日

少しずつ解けて行く彰子の足取りが楽しくも、もどかしい。所々に時代を感じる文章だが物語を読み進む上では全く問題ないけど・・・最後の最後面白くなってきたー!って所で尻切れ蜻蛉感が凄い。その先が知りたかったんだよ、え?終わり?って声に出してしまった。
★18 - コメント(0) - 2月20日

久々の宮部みゆき。ページをめくる手がとまらない。面白かったー。飯場とか人身売買とかがリアルで切なかった。宮部みゆきは脇役陣がそろって魅力。和也・倉田・片瀬の器の小ささよ。井坂、うちにも来てほしい。一昔前の難波が出てきたのが嬉しかった。住宅展示場、あったな~。
★20 - コメント(0) - 2月19日

爆読み。可哀そう。ネットや携帯があまりない時代の話。美人で頭もいい子が…。ほんのかすかな手がかりを積み上げてたどり着いた次なる被害者。最後に現実に彼女が現れたことがひどく新鮮。ああ本当に居たんだ。殺害方法については触れられていない。せつない。
★19 - コメント(0) - 2月19日

久々に読みたくなって再読。随分昔、財前直見が主演でこのドラマをやっていた。鬼気迫る演技がとても印象的で(もうその場面しか記憶に無い(^_^;)))これは原作を読まねば!と思った程。今読んでもやっぱり面白いね。
★30 - コメント(0) - 2月18日

所々、道具的なものには時代感を感じたけれど、根源的な社会の闇はちっとも変わっていない気がしてゾッとした。親の死を望むまでに追い詰められる極限さは、なんて地獄だろう。ただ、普通に生きたいだけ。そのために、あらゆる犠牲を払う揺るぎない彼女の姿に、かっこよさすら感じた。迷いのない人間は強い。逃げ切ることを望んでしまった。
★23 - コメント(0) - 2月18日

前半中盤は結構だれながら読み進めてたけど、最後の最後まで焦らされたからかラスト終わってぞわぞわ。結果面白い。便利なようでいつでも誰でもどん底まで落ちれる今の時代の怖さ。喬子の話がききたい。あと比喩が多すぎる感じした。
★17 - コメント(0) - 2月17日

TM
時代を感じさせる単語が所々出てきた。和也がかなり無責任。奥さんの従兄弟の子供の呼び名が気になる。笑 後半100ページくらいからの、点と点が繋がっていく感じ、話が展開していく感じが心地よかった。
★20 - コメント(0) - 2月16日

図書館で借りる。ボツコニアン以外では初宮部みゆきであるw。すでに後輩からは「変わったところから入りますね」と言われている。ずいぶん昔の本であるので、携帯電話やインターネットの文化もなく妙な懐かしさを感じながら読むことになった。推理小説らしい刑事物であるが、休職中という設定であり、身内の事件解決から大きな事件に展開していく。そのベースには多重債務者の問題があり、昨今解決したグレーゾーン金利などひと世代前の問題を取り込んでいる。さらに個人情報の問題も散りばめられている。ラストは歯がゆいが、面白いだけではない。
★40 - コメント(0) - 2月16日

面白かった。佐々木希は適役だと思った。
★9 - コメント(0) - 2月14日

カード破産や多重債務の恐ろしさを書いたミステリー小説。「あのね、蛇が脱皮するの、どうしてだか知ってる?」「一生懸命、何度も何度も脱皮しているうちに、いつかは足が生えてくるって信じてるからなんですってさ。今度こそ、今度こそ、ってね」というセリフが印象的。傑作。
★16 - コメント(0) - 2月12日

宮部みゆきさんは2作品目。自己破産をしていた事が判明し、失踪した彼女を探すため、彼氏が親戚の刑事を頼って捜索を依頼するというお話。少しづつ彼女の人物像に追いついていく行動録がたまらない。「お金もない。学歴もない。とりたてて能力もない。顔だってそれだけで食べていけるほどきれいじゃない〜」っていうセリフが強く残る。世の中、自分も含め、こういう人だらけなんじゃないかなあ。クレジットカードの問題点、自己破産や借金はいつでも身近にあって、大きな社会問題であるということも解いたすばらしい作品でした。
★1 - コメント(0) - 2月11日

山本周五郎賞受賞作。捜査中に怪我を負い、休職中の本間刑事が親族からの依頼がきっかけで謎めいた女性失踪事件を追っていく。時代は法規制前とはいえ、カード破産の現実がとても恐ろしかった。それなりに日常クレジットカードを使っていますから、自分に釘もさしておきましょう。最初は雲をつかむようだな、と思いましたが遠回りをしながら真相に迫っていきながら、読む側ものめりこんでいきました(笑)。
★21 - コメント(0) - 2月10日

失踪した女性の行方を追う話。 学生時代の友人、同僚などに聞き込みを行い、彼女の行い、次に現れる場所を予想していく。
★14 - コメント(0) - 2月8日

目的のためには手段を厭わない冷酷な人間。そんな当初の犯人像とは異なり、彼女はただ不幸から逃れようともがき苦しむ普通の女性だった。 もしかしたら、彼女を凶行に駆り立てた借金取りの側にもそうしなければ生きていけない事情があったのかもしれない。 時代背景は異なるが、利便性の高いシステムとその負の側面との関係について考えるきっかけを与えてくれる良作だと思う。
★28 - コメント(0) - 2月7日

オススメされて読み始めました。だんだん先が気になって、翌日が仕事なのに途中で止められなくなるくらい。ページ数が少なくなるにつれ、もうここまで来たのにどうやって終わるのかな?と期待しながらページをめくりました。期待していただけにあの終わり方はかなりの物足りなさを感じましたが、犯人を一度も登場させずここまで長編を書ける宮部さんってやっぱりスゴイ。
★21 - コメント(0) - 2月7日

以前からずっと読みたかった本です。25年前に書かれた本ですが、クレジットカードによる多重債務というテーマは現在でも通じるテーマだと思います。ストーリー展開にぐいぐい引き込まれて一気に読みました。
★34 - コメント(0) - 2月5日

★★★☆☆
★7 - コメント(0) - 2月4日

結局の事件の真相は本人に聞けてないうちに物語は終わってしまった。 完全犯罪を目論んで犯行に及んだのだが、人間味のある行為によって事件の解決につながる糸口が見つけられている巧みな表現にひきつけられました。
★17 - コメント(0) - 2月4日

kz
かなり遠回りですが、少しずつ真相が明らかになって核心に迫っていくのがスリリングで面白かった。その反面で犯人がどんな人物か想像を膨らませすぎていたので、あの終わり方は物足りないですかね。
★13 - コメント(0) - 2月3日

読後1日、余韻から抜け出せません。カード地獄に陥り抜け出せずに自転車操業する人を知っているだけに胸が痛みます。幸せになりたいだけなのに、どうにもならない心の弱さがみえてしまいます。地に足をつけて生きていく大切さ、身の丈に合った生活を後世に伝えていきたいですね。最後の終わりが、読者の想像を掻き立てるので色々と想像してしまいますね。
★17 - コメント(0) - 2月3日

選んだ方法は許されないけど、彼女は必死に生きてきただけなんだろう。だから切ない。輪郭だけを背景を克明に描くことで浮かび上がらせて、実体に触れずに終わったことでその思いがより強くなった。
★21 - コメント(0) - 1月31日

保は何と声をかけたのだろうか
★11 - コメント(0) - 1月31日

そこまでして他人の戸籍に乗り移ろうとする程、悲惨な目にあった喬子の心情も、またやるせない。
★29 - コメント(0) - 1月30日

4.5★★★★☆何という完成度。昔誰かに奨められたのに何となく手にしなかった作品。ボリュームがありますが、どんどん話が進んでいくので飽きることはありませんでした。 もう少し先まで読みたい気もしましたが、ラストはまるで映画のワンシーンをみているような感覚になり、個人的には満足できました。 「幸せになりたかっただけなのに」 というセリフが忘れられません。
★25 - コメント(0) - 1月30日

なかなか厚みがある1冊。カード破産という私達も気を抜いたら、うっかり踏み出してしまいそうなリアリティあるテーマ。それに対しての怖さも感じつつ、、他人の身分乗っ取りという外国だったら本当にあるんじゃないの?と思ってしまうような重たいテーマもあります。色んな登場人物がいて、乗っ取りがあったりもして少し混乱したけど読みやすいです。最後は あれ? と思っちゃう終わり方。宮部さんのその先は読者の想像におまかせしますという意図が込められてるのかもしれません。でも私には何となく消化不足でした。
★16 - コメント(0) - 1月29日

なかなか、長かった。喬子という人間を知りたくてなんとか最後まで読んだが、本人を目の前にして終わった…意図した終わりなのだろうけど、読んでる私はもどかしかった。えー、ここで終わり?保がかける言葉も分からず終い。少し前の時代設定だけどカードのいくらでも借りれるシステムが怖いと思った。今はもう少しマシになってるんでしょうか…?
★20 - コメント(0) - 1月27日

自分の読んだ本ではなかなかの長編で読み終えるまで時間を要しましたが、宮部さんの作品は時間を要した分だけ読み終えた後の余韻が長く残るような気がします。この作品も然り。容疑者も紐解かれていく素性の中で「やったことは悪い事だけど、だけど…」というところが実に宮部さん。地味だけど細やかに描かれるストーリーだからこそ、ラストで一人の女性にここまでの思いにさせられるのだと思います。救いどころの無い話しだけど、本間さんがその場にいることが彼女の孤独の終焉になりますように。。。
★32 - コメント(0) - 1月27日

実は宮部みゆきさん初読みでした。偉大すぎる作家さんなので、どこから手をつけていいのか分からず。で、人から勧めてもらったこちらを読了。内容は決して派手でもなく、三歩進んでは二歩退がりつつ、でもひたひたとひとりの女性の過去をあぶり出していく。弱さ、孤独、凄惨な過去…一歩間違えば誰もが陥る危険な場所。背筋が凍る思いがした。ミステリーとしては傑作で、ページをめくる手が止まらなかったけど、ものすごく重いものを飲み込んだ気分です。いやはや傑作。大傑作!
★41 - コメント(3) - 1月24日

読み出してからすぐにどんどんのめり込んでいきました。決して難しい内容ではなく、スルスルと読み進めることができます。内容もフィクションでありながら、私たちにいつ降りかかってもおかしくないテーマですので自分への戒めの意味でも一読の価値有りでオススメです。
★18 - コメント(0) - 1月23日

宮部みゆき初読み。プロットで少し無理があると感じるところもあったが、面白く読めた。物語の核となる失踪した女性を表に出さず、外堀から真相に迫っていく手法は新鮮だった。読みやすく人物描写も上手い。この人の他の作品を読んでみたくなった。
★18 - コメント(0) - 1月21日

通勤電車で読み始めたら止まらなくなって駅前の居酒屋で続きを読んだよ。物語の引力がハンパナイないです。
- コメント(0) - 1月20日

この本は良かった。ソロモンの偽証を読んでから手に取った2作目の作品。とにかく先が気になってしょうがない。喬子はいったいどんな気持ちだったのか?彰子は手にかけられる時、どんな気分だったのか心の声がとても気になった。『東京も便利な車と似ている。買い替えの効くものを故郷とは呼ばない』という会話は東京に住んだ事もありませんが成る程な〜と納得。
★21 - コメント(0) - 1月19日

2人の女性を中心に、でも彼女たちは会話の中に居るだけで出てこない。でも、とても印象に残る。ただ幸せになりたいだけ。何と重い願いだろう。
★20 - コメント(0) - 1月19日

喬子の人物像が過去にかかわりのあった人々の証言によって徐々に明らかになる描写、その行方に切迫していくスリリングな展開。本人視点のモノローグやエピソードがないのにもかかわらず、殺人を犯した彼女になんだか同情してしまうくらい見事だった。探し求めていた喬子との邂逅も絶妙な幕切れで最後まですごい。
★30 - コメント(0) - 1月18日

中々長い作品でしたが中だるみする事なく読めて面白かったです。カードたまーに使いますが当分使いたくなくなりました。ただ一つだけ、最後のあの終わり方はすっきりしないかなー犯人がなぜああいう行動に至ったのか描写が欲しかったかな
★21 - コメント(0) - 1月15日

何が悪なのか、という読んだ後に何とも言えない余韻を残した作品。
★20 - コメント(0) - 1月11日

彰子の正体がなかなか分からなくて焦れてしまうが面白かった。カード破産、借金の取り立て怖い。ネットショッピングでついつい買いすぎることはある。買うことで満たされる気分、買って後悔することも。喬子は美人だし、家族で悲惨な目にあっても、どうにか逃げだした。堕ちたままどうしようもない人にはならなかった。頭も良い。男にも好かれる。なのに孤独。強い人なのに、罪を犯す。犬を殺す奴や逆恨みした2代目の方が憎める。
★22 - コメント(0) - 1月11日

火車の 評価:58 感想・レビュー:4160
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