孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)

孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)
あらすじ・内容
加賀様は鬼だ、悪霊だ。この丸海藩にあらゆる災厄を運んでくる。著者の時代小説最高峰、人情味溢れる傑作長編。

北は瀬戸内海に面し、南は山々に囲まれた讃岐国・丸海藩。江戸から金比羅代参に連れ出された九歳のほうは、この地に捨て子同然置き去りにされた。幸いにも、藩医を勤める井上家に引き取られるが、今度はほうの面倒を見てくれた井上家の琴江が毒殺されてしまう。折しも、流罪となった幕府要人・加賀殿が丸海藩へ入領しようとしていた。やがて領内では、不審な毒死や謎めいた凶事が相次いだ。

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孤宿の人〈上〉の感想・レビュー(3213)

読み始めた途端にぐいぐいと引き込まれます。出来事はいろいろと謎だらけですが、真っ直ぐな宇佐、純真なほう、渡辺さま、井上先生など、このつらい出来事の連鎖からなんどか抜け出してほしいと思います。
★2 - コメント(0) - 3月6日

【再読】お前は阿呆だからと「ほう」と名付けられた九歳の「ほう」は、捨て子同然に丸海藩へ置き去りにされる。幸いにも、藩医を勤める井上家に引き取られるが、.今度は「ほう」の面倒を見てくれた井上家の琴江が毒殺されてしまう。折しも、流罪となった幕府要人・加賀殿が丸海藩へ入領しようとしていた。そして、悪霊として災厄を運んできた加賀殿によって、さらに不穏な空気で覆われ、「ほう」の理不尽すぎる境遇が不憫すぎて読んでいて辛くなる。でも、琴江や宇佐たちや「ほう」の純粋さに何とか救われる。
★26 - コメント(0) - 2月25日

再読。宮部みゆきさんの時代小説の中でも一番の傑作だと思います。理不尽な程の己の不運を嘆くこともなく、ただ一所懸命に生きる少女「ほう」がいじらしくて大好き。事態は目まぐるしく動き、その度にほうは翻弄されっぱなしですが、今自分に出来ることをし続ける姿には胸を打たれるばかりです。頑張れ、負けるな!と、ほうを応援する作品、だと勝手に思っています。
★10 - コメント(0) - 2月20日

再読。加賀様が丸海藩にくることになって起こる毒殺や奇妙な事件。加賀様が悪霊だと決めつけてる人々の心が怖いです。しかしほうちゃんの境遇がつらい。ほうちゃんは本人が思うほど阿呆じゃないよ。周りが理不尽過ぎるんだと思う。でも宇佐さんや舷洲先生が助けてくれてるのが救い。渡部様が最初頼りなかったけど何もできなかった自分を悔いた辺りからいい感じになりました。最後、まさかの事件から大変なことに。宇佐さんとほうちゃんには何事もなければいいな。
★18 - コメント(0) - 2月15日

出来すぎたような話だったけど、号泣。さすがの宮部様。
★1 - コメント(0) - 2月12日

名作の予感。
★3 - コメント(0) - 2月10日

初めて読んだ宮部さんの時代小説。本当に幅の広い凄い作家さんだと改めて思う。読み始めは少し硬い感じを受けたけれど、その硬さが時代の重みに繋がり、良い感じになってきた。下巻へ進みます。
★34 - コメント(0) - 2月6日

時代ものだけれど、本当に立派なミステリー小説です。謎が謎を呼び、得体の知れない加賀殿に翻弄される人々の狂想曲。時代ものだからこその、自由にならないじれったさが多々あるし、正義は絶対勝つんだ!と信じていないと辛すぎる事柄も多々ある…。下巻を早く読みたいのですが、息子が借りてくるのを忘れてしまって…。ちゃんと頼んでおいたのに~‼
★8 - コメント(0) - 2月4日

幼いほうの身の上が哀れで、そして名前の由来から阿呆だと思い込んでしまういじらしさ。そこにからむ、様々な厄に挟まれる人々。これからどうなるのか、ドキドキした上巻でした。
★2 - コメント(0) - 1月20日

全体的に暗く重く悲しい内容が続いて、なかなか辛かった。宇佐のまっすぐさでちょっと救われる。下巻へ。
★3 - コメント(0) - 1月2日

【図書館】悲しい出来事が多すぎた上巻。人ひとりの力はなんて小さいのだろう。どうにかしたい、変えたい、正しいと思うことを行いたい。そう切実に思っていても、どうにもならないことが沢山ある。幼いほう、女性の宇佐。降りかかる災いは容赦ない。それだけでなく国や政の前には正義すら歪められてしまう。この巻では救いが見えないけれど光を失っていない人たちがいるのだから。人の業の深さはもちろん消えないだろうけど、優しさや勇気が、純粋さが道を切り開いていくと信じたい。ほうたちが心から笑って過ごせると信じて次に進みたいです。
★80 - コメント(0) - 2016年12月17日

ほうを守る大人は現れないのか。まだ10歳。母を失い、店からお参りにいけと出され、付添人が逃げ...あちらこちら預けられるがまた出される。同じ身の上の宇佐が頼りなのかなぁ。お医者様に武家さま、身分をもらっているだけで中身がない!続きに期待します。
★33 - コメント(0) - 2016年11月24日

わたしにとってとても大切な作品。読むたびに人間の業の深さに胸が苦しくなる。みんな、自身に懸命に生きているだけなのにと、登場人物の弱さや脆さ、愚かさに自分自身を重ねてしまい、どうしてもただの物語だって捨てきれない。それから何度も読んでおいて今回やっと、『孤宿の人』というタイトルが、加賀様のことだけじゃなく、誰しもにあてはまるものだったんだと気づかされる。だからこそ、あのラストがあんなに胸を打つんだなぁ…
★6 - コメント(0) - 2016年11月23日

eri
再読、また感動
★1 - コメント(0) - 2016年11月15日

ほうと宇佐、二人の少女を中心に物語は進む。上巻だけだと救いのない話。一気に下巻も読もう。
★13 - コメント(1) - 2016年11月13日

4.0
★2 - コメント(0) - 2016年11月4日

再読です。結構前に読んだので細部を全く覚えておらず…茂三郎のくだりとかそんな人いたっけ?と思って読みました。なんか、みんな迷いながらも悪い方に進んでいるなぁ。下巻へ続く…
★4 - コメント(0) - 2016年10月19日

続きが気になる。
★1 - コメント(0) - 2016年10月9日

図書館本。面白かった、自ら「阿呆のほう」と名乗っちゃう育ちがむごいなぁ。私も口の遅い子どもだった、せっつかれるとぐるぐるして適当にやっつけちゃう、そんで必ず失敗してしまうのだ。何度も後悔したなぁ...(¨)遠い目。今?そりゃもー速攻やり返しちょる(^-^)>それに、宇佐に対する廻りの女性蔑視も半端ない、花吉もジェラシーすごいね~。渡部様もちぃさい男だし。啓一郎先生も、まだイイところ無くてどっちかといえばがっかりさせられたし。加賀様も、上巻ではひとつも出てこないよ、このまま終わるのけ?なわけないよね?
★3 - コメント(0) - 2016年10月8日

再読。加賀さまとほうがなかなか出会わなくて、こんな遅かったっけ?と思いつつ読み進める。
- コメント(0) - 2016年10月2日

<ラジオドラマ>読友さんのコメントをスクロールしながら何気なく見ていたら、「孤宿の人」のラジオドラマがある、と書いてあるではありませんか!うおっと叫び、早速YouTubeで検索すると…ありました!西田敏行さんと竹下景子さんのお二人で、すべての登場人物を声だけで演じ分けるという極め技に感嘆しながら、全八話を堪能致しました。もちろん泣きに泣きながら!お気に入りに登録して、これからも時々楽しみたいです。時代モノが苦手な方、ちょっと聴いてみてください~ これからの秋の夜長にぴったりですよ!
★54 - コメント(4) - 2016年9月25日

いつもの宮部節。どんどん読んでしまう。ほうが可愛らしく、言葉に出来なくてもその観察力が素晴らしい。宇佐もカッコいい。加賀殿が後半で姿を現すのか、ほうが活躍するのか、楽しみに。
★12 - コメント(0) - 2016年9月22日

再読。前は流す様に読んでしまったけど、今回はじっくりと…。それにしても、阿呆のほうとは何と酷い名前だろうか。
★5 - コメント(0) - 2016年9月21日

久々の宮部さんの作品。 時代物 ゆっくり時間をかけてよんだ。 下巻へ おもしろい。
★32 - コメント(0) - 2016年8月28日

久しぶりの宮部作品。これまでにも何冊か読んで、いつも面白かったという感想を持つのですが、同時に「疲れた〜」というのが私の宮部さん所見です。とても丁寧に書かれていて、文章も読みやすく、結果面白いのですが、一度読むとしばらく宮部作品はいいやと思ってしまいます。今回もいつもより読むのに時間がかかっております。ストーリー的にも非常に展開が遅いのと、事件の構造がまだ見えてきません。「は〜」なんとか下巻でそのストレスが解消されるだろうというモチベーションで下巻へ。☆3.0
★5 - コメント(0) - 2016年8月22日

読み進めるスピードが落ちない安定の面白さ。ただ、年端も行かない子どもが犠牲になるのは辛い。そして登場人物の皆さん、宇佐に簡単に打ち明けすぎ。「宇佐は半人前」と言われている割には背負い込んでるものが重くないかしら? このまま下巻突入。
★6 - コメント(0) - 2016年8月18日

ほうに、宇佐、そして瀬戸内海に面した小さな藩に流罪にて預かることとなった加賀様。琴江さまを殺めた美祢様。加賀様が来るからとその時を待った・・・藩に一つでも咎があってはならぬ。そんな時代に生きる人たちの懸命さ。人の命のなんと軽いこと。哀しい時代です。加賀様の件で翻弄される者たちは下巻どのようになっていくのだろう。
★39 - コメント(0) - 2016年8月12日

ほうの哀れな身の上と、周りの人々の優しさが穏やか。そんな中、突然の事件に様々な人が登場し始める。姿は見えない加賀様の不穏さが小さな藩を覆う…さすがの描写で引き込まれます。
★1 - コメント(0) - 2016年8月3日

時代もの小説は進んで読まないけれど宮部さんのは読む気になります。現代では考えられないような生活、身分の格差。子供でさえのんきに遊んでいられない時代。藩という地域を守るためには犠牲を強いられても貫き通す。個人のことなんて何一つ自由にならない時代は厳しいがその中を生きてきた人々がいて今に繋がっているのだな。見捨てられのほう、天涯孤独の宇佐、二人の運命はどうなるのか期待しながら下巻の頁を開こう。
★5 - コメント(0) - 2016年8月3日

江戸時代の瀬戸内海に面した小さな藩が舞台。身寄りのない幼い少女・ほう。江戸から流罪になった加賀様。登場人物が多くて最初は混乱したが、宮部先生らしい綿密な設定を感じた。ミステリーというよりは群像劇かなと覚悟しながら下巻へ。
★13 - コメント(0) - 2016年7月10日

面白かった!宮部みゆきの時代もの?はどれも面白いが、ハッピーエンドでないところが珍しく良かった。
★2 - コメント(0) - 2016年6月19日

阿呆のほうが主役かと思ったけど、彼女じゃないのね。 でも彼女の生い立ちと言うか生かされ方が、全く関係のないはずの土地の出来事に絡んで絡め取られていく感じ。 下巻楽しみに読みます。
★3 - コメント(0) - 2016年6月10日

図書室の本◆時代小説。子どもながら、一生懸命に自分の居場所を作ろうとするほう。引き手にあこがれる宇佐。その二人を囲む温かい人たち◆読みたかった本を図書室で発見。久しぶりの宮部氏の時代物なので、わくわく。下巻では加賀様の謎が解けるのかしら。
★5 - コメント(0) - 2016年6月4日

dai
さて、下巻では何があるのか
★2 - コメント(0) - 2016年5月18日

予備知識なしで、読み始めたので初めはまた伝説系の悪霊ものか時代捕り物張かどっちだと思って読んでいたら、どっちも違った。事件は確かに起こるけれど、江戸の時代の習慣や考え方、地方の藩と江戸との力関係、価値観、人の弱さ、そう言ったものをじっくり描き出している前半。庶民の立場の弱さ、いのちの軽さ、そういう時代だった。なぜか人のいのちより大切なものが多かった時代が長い日本。その価値観を理解しないと、この悲劇や出来事を飲み込むことはできなくて、「ほう」のようにおたおた翻弄されてしまう。世界に入り込むための前半。
★5 - コメント(0) - 2016年5月12日

★★☆☆☆傑作という評価で手に取った宮部さんの時代小説だが、主人公と主要人物達の境遇がことごとく不遇で読んでてしんどい。宮部さんの巧みな筆致で理不尽な出来事を書かれると、胸にズンズン響いて本気で気が滅入る。未だに姿を見せない謎の人物がどうからみ、どんな展開が待っているのか期待しつつ下巻へ。
★11 - コメント(0) - 2016年5月9日

ほうの辛い境遇、宇佐のまっすぐ過ぎて追い込まれてしまう状況、美弥の狡猾さ、加賀様の謎、上巻は読み進めるのがしんどいところもあったけれど、下巻でどう解決?していくのか楽しみ。渡辺様の人間らしい弱さと温かさがほっとさせてくれました。
★11 - コメント(0) - 2016年5月7日

重くて最初は読み進めるのが遅かったけれど、半ば頃からぐいぐい入り込むことができ、時代小説があまり得意ではない私でも進んで行けた。ほうの境遇と、宇佐のこれからを気にしながら、いい方向に向かうことを願いながら下巻に進みます。しかし宮部作品は人が死にますね…。
★11 - コメント(0) - 2016年5月5日

登場人物や役職が多目なせいかなかなか人間関係が把握しづらいが、三人の視点で新出の情報が出る度に三度説明が入るため、重要な事柄や事件背景は頭に入ってくる。最初の事件があやふやな形で解決したことにされ、読者側の意識を井上家への疑念へと引っ張りつつ次から次へと事件が増え、容易に伏線や真相を特定しづらくしている。ただ個人的には、事件の全貌よりも宇佐の行く末が気になる。
★17 - コメント(0) - 2016年4月24日

【図書館本】あらすじを読んで好みの話ではないかなと思い敬遠していたが、宮部みゆきの他の時代小説がとてもよかったので結局読むことに。読むことにしてよかったと思うくらい面白い。
★7 - コメント(0) - 2016年4月23日

孤宿の人〈上〉の 評価:46 感想・レビュー:518
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