読書メーター KADOKAWA Group

遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)

感想・レビュー
450

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
takao
新着
ふむ
0255文字
naga
新着
ネタバレ「初めての雪」と「白い足袋」が好きだった。 今読んでいる話に出てくる人は、どの話のどの人と繋がっているのか、パラパラと読み返しながら確認する作業が楽しい。やはり連作短編集、良い。 解説で「深い読みを要する奥行きがまだ足りない」とされている「スコーレNo.4」は積読中。どういうことなのか、むしろ読むのが楽しみになった。
0255文字
pippibato
新着
久し振りの宮下さん。心が温まる、希望を感じられるさすがの一冊でした。
0255文字
りっちゅん
新着
おもしろかったです。
0255文字
hiromura
新着
短編集。どこかにいた人が別の話に出てくるところが面白い。が、時間をあけて読んでいるので、どこに出てきたか、うやむやなまま。解説には書いてあったが、相関図でも書かねば思い出せない。
0255文字
けえこ
新着
文庫本での再読。 「旅」がテーマの短編集。 「アンデスの声」休むのは盆と正月だけ、あとはずっと自分の畑を耕していた祖父が倒れ…の話が心に沁みた。母方の祖母と重なった。じいちゃんが世界と繋がっていた方法、今でもあるのかな。
0255文字
サクラ
新着
不思議な一冊でした。例えば町中で何の目的もなくぼーっと歩いているその最中に行き交う人達の人生の一瞬を垣間見るようなそんな短編集でした。微妙に登場人物がシンクロしていますね。
0255文字
のじゃもじゃ
新着
短編集だけれど、それぞれちょっとリンクした人物が登場する。しかしそれに気づいたのは結構遅かった。とくにそれぞれの語り手の名前があまり書かれていないから記憶に残らず読み進めてしまったのかな。細切れの時間で読むのに丁度よい。
0255文字
はっぱ
新着
ネタバレ連作短編集です。 『ミルクティー』の一節が好きです。 ”コーヒーはこれからのための飲みもの、紅茶は振り返るための飲みもの” なるほど、そうだなあと思いました。私はどちらも好きだけれど、よしがんばるぞ!のコーヒーをよく飲みます。前を向いて頑張るのはよいけれど、うしろを振り返って自分を労るような紅茶の時間も同じくらいつくってもいいのかも…心の力みがほどけるような一節でした。
0255文字
ぱんだ
新着
遠くの声も大切にしたい。クックブックの五日間、夕焼けの犬がよい。
0255文字
isry 2@積本消化中
新着
ネタバレ「アンデスの声」、「転がる小石」、「どこにでも猫がいる」、「秋の転校生」、「うなぎを追いかけた男」、「部屋から始まった」、「初めての雪」、「足の速いおじさん」、「クックブックの五日間」、「ミルクティー」、「白い足袋」、「夕焼けの犬」の12編の短編集。1編20ページほどなので、気軽には読めるのだが、1編が短すぎるからなのか、文体なのか、気分じゃないのか。声に耳を澄ませてみたけれど、今回はこの声は響かなかった(内容はあまり入ってこなかった)。
0255文字
アラレ
新着
12編からなる短編集。タイトルと作者に惹かれて買ったものの、正直私にはあまり向いてなかったかなぁ… 何となく読み終わりました。
0255文字
yama
新着
ネタバレ旅に出る(帰省を含む)、過去の旅の記憶、あるいは旅ということを契機にして自分の生き方を見つめ直す12人の一人語りで構成される短編集。解説の豊崎由美も述べているようにどれも短編でありながら長編小説を読んだような読み応えがある。個人的には料理研究家の女性が自分が料理研究家になった経緯をインタビュアーに語る「クックブックの五日間」と、農業を営む祖父母の半世紀に渡る夫婦関係とエクアドルのキトにあるラジオ局からのベリカード(受信確認証)をめぐる「アンデスの声」が印象に残った。→
yama

著者の主人公ら登場人物への人間愛がひかる。12編の内のいくつかで登場人物が重なっているのも楽しい。

08/07 21:06
0255文字
umeka
新着
“ポジティブな気持ちになれる物語”と裏表紙に書かれている通り、「もう少し頑張ってみようかな、一歩踏み出してみようかな」という気持ちが湧いてくるお話だった。ポジティブではあるけれど「やれば出来るぞ!!」みたいな熱血漢な感じではなくて、そっと優しくて背中を押して応援してくれるイメージ。「クックブックの五日間」「白い足袋」が好き。
0255文字
綾@新潮部
新着
12編の短編集。最初の「アンデスの声」からこの本のタイトルが見事に一致していて感動。「どこにでも猫がいる」も良かったし……と思い返してみると、全部いいんだよね、この本。最初は気付かなかったのに、途中でこの名前さっき見た!と思って戻って読み返してみたり楽しい読書だった。登場人物が少しだけカブってる話好きだなぁ。裏表紙に「人生の岐路に立つ人々を見守るように描く」と書かれているが、ほんとにそう。悩んだ時などに読み返したい本。
0255文字
YH
新着
通勤時間に読むのに一編の長さがちょうど良い。最初に読んだ時は気にならなかったけど、高野一族はなんか良い。甥っ子高野も好きだけど、叔父さんもなかなかに憎めず良いキャラだった。
0255文字
vodka
新着
宮下奈津さんは相性が良い作家さんの1人。仕事で「アンデスの声」「足の速いおじさん」は読んだことがあり◎解説の豊﨑さんの言葉にあるような、奥行きを持つ短編小説。最近流行のオムニバスのように、つながりすぎないのも良い。あれあの子さっき出てきた、、と気づくけど、はっきりと明かされずににすーっと消えていく。リアルの人のつながりなんて実はそんなものなのではないかと思う。「クックブックの五日間」「どこにでも猫がいる」が好き。
0255文字
Translater#6
新着
旅をキーワードに編まれた連作短編集。図書館単行本で読了。宮下奈都ドはまり中の私にとっては初めてのウ~ン?な読後感。よく言えば一話が短く読みやすい、ただ、その短さで話が切り替わるので物足りなさが残りモヤモヤしたかと思いきや、数話進んでようやく一話目、二話目の登場人物が別の人物の視点で言及されて連作に気づくも、その話も短く終わって話が替わるので、人物どうしの関係が掴みきれないまま、人によっては「あの人最後どうなった?」と気がかりを抱えたまま巻末まで来た。宮下作品にしては珍しく消化不良で終わりました。
0255文字
しば
新着
初めて宮下奈都さんの本を読んだ。静かな静かな文章だけど、どの登場人物も生き生きとしていた。衝撃の多い作品だった。「クックブックの五日間」「どこにでも猫がいる」「白い足袋」あたりが特に好き。いつか忘れた頃にもう一回読もう。
0255文字
ねこ
新着
ネタバレ12の短編集。登場人物がかすかに繋がっていていたりもします。優しいけれどちょっとビターで切ない物語ばかり。『クックブックの五日間』はじんわり良かったです。自分の人生に悔いはないけれど「あの時ああしなかったらもしかして」と思うことは私にもあります。
0255文字
seba
新着
12編が収められている短編集で、この『遠くの声に耳を澄ませて』という題が全体に馴染んでいた。悩みの中にいる時、今目の前にいるわけではないかつて会った人の存在をふと思い出すことがある。空間的にも時間的にも遠くにいるその人が、今の自分に向けて何かを与えてくれていた。また、今関わっている人をこれからも大事に想いたいからこそ、時には距離を取って自分の心を休ませる必要もある。一番好きな話は「どこにでも猫がいる」。ただここにいることを決めた語り手の心は儚げでありながら、幸せに生きようという意志に満ちているようだった。
0255文字
UK
新着
表題が共通となる連作短編集。連作といっても各編のつながりはほとんどないくらい薄い。「遠くの声」が象徴しているのは、過ぎし日の心にかかる思い出という感じか。遠くて、そして小さくとも大切な思い出がしんしんと心に響く。12編あるけどみんな違ってみんないい。あえて1つ好みを選べば「クックブックの五日間」かな。とても好もしい本でした。
0255文字
あおけん
新着
12篇からなる短編集です。表題の作品がないので最初の「アンデスの声」読んだ感じから共通のテーマなんだろうと読み進めました。段々、あれ?この人って前の作品に出てた人?ちょっとびっくり連作短編集でした。読み直し必至ですね。どの作品も遠くの声が聞こえる感じで1番印象に残るのを決めるのは難しいですね。最初のと「部屋から始まった」「クックブックの五日間」あたりの印象が強かった。相続以上に良い作品でした。
0255文字
やも
新着
どこにでもいるような普通の人々の連作短編集。予想以上に良かった。表紙からはほっこり全開の優しい優しい話かと思いきや、なかなかしょっぱくて苦い。でもあったかい。誰かの人生に一瞬触れる。過去に触れ合った人、今触れ合っている人、これから触れ合う人。大小あれど全員が自分になんらかの影響を与えていく。そうやって自分が作られていく。それは誰だってそう。いつも淡々としてるあの人も、ケンカ別れしたあの子も、1人1人に大切な記憶。忘れられない人や言葉があるんだよね。一期一会の切なさや温かみを切り取った1冊。★4.5
よちゃー

素敵なレビュー!読みたい本登録します!

08/28 21:47
やも

よちゃーさん ありがとうございます💞読み終わったあとはジーーンと心に沁みてくるいい話だったので、ぜひぜひ😊❣️

08/29 05:24
4件のコメントを全て見る
0255文字
もぐもぐ
新着
宮下さんらしい穏やかで優しい話。12の短編の中で幾重にも交錯する人々の世界に引き込まれました。「ごはんと糠漬けとおみおつゆだけの朝ごはん。それでじゅうぶん、と思えるような暮らしがしたい」この言葉が大好き。朱鞠内湖にはいつか行ってみたいです。ベリカード懐かしかったですが、今でも発行されるのですかね?
0255文字
あっきー
新着
12編の短編がゆるくつながっている。表題の作品はないが、この表題がまさにテーマとなっており、ここちよい。
0255文字
いさ
新着
ネタバレ登場人物が交錯するやつ
0255文字
cdmabook
新着
人々をやさしく見守るような穏やかな描写の短編集。川上弘美の短編集の雰囲気で、ゆったりとした気分になれました。 表題に絡んだ「アンデスの声」の作品は、今や懐かしい短波放送,BCLのベリカードネタ。久しぶりに思い出しました。 朱鞠内湖(しゅまりないこ)も素敵な響き。
0255文字
ナギスケ@中華ブーム肖戦狂
新着
ネタバレ★★★★☆ 宮下奈都さんが好きすぎる。平凡な人々が懸命に働いて疲れ、自分の人生を振り返るような短編集です。善良で真面目な彼らの心の隙間には、後悔や希望が詰まっています。それぞれの物語のキャラクターにはリンクがあって、再読必須か?と思ったら、解説で詳しく繋がりを書いてくれていました。解答を見ても、やっぱりもう一度読みたい。再読したら更に面白く感じるに違いない。そういう作品が、たまにあります。「白い足袋」が特に好きです。田舎から出ずに狭い世界で一生を送る人生を、主人公と同じく疑問に思ってたけど、違うんだな。
0255文字
ねぎまぐろ
新着
★★
0255文字
まこるの
新着
それぞれの人生の、それぞれの旅 宮下さんはそれぞれの短編が緩く絡んでいる短編集が多くて好き。
0255文字
みどりまま
新着
アンデスの声を、他の所で読んでこの作者を知りました。その時に気に入ってこの本を読みました。 読んでて、なんとなく、空気感みたいのがすき。 この登場人物の名前、他で見かけたとか、台湾?等と思いながら読み進め、最後の解説で答え合わせが出来ました。 幼稚園のとき、運動会は足袋だったな。足早くないけど(笑) 他の本も読んでみたいです。 と思ったら他の本も読んでた。
0255文字
Kentaro Tanaka
新着
こういう短編も良いなと思った☆一つ一つ読み進めていくと、「あれ?この人物どこかに居なかったかな?」と思い返すことがあったり(^^)なんだろう?好きなCDアルバムを聴いているような感じで、楽しく読み進められました(^^♪素敵な読書タイムでした☆
0255文字
布遊
新着
どれもほんわかした短編集。「足の速いおじさん」「ミルクティー」良かった。続きが知りたい。最終の「夕焼けの犬」には、「うなぎを追いかけた男」の登場人物たちが出て来るのだが・・
0255文字
pommepoire
新着
12編の短編集。ひとつひとつの話は当然短くて、どれもそれほど印象に残らない…と思いながら読み進めて、途中で気づいた。どれも全然違う話かと思いきや、登場人物が重なっている。そう気づいて読み返してみると、他の人から見たある人と、語り部としての彼女・彼は少し違う。当然、誰もが本人にしてみれば「主人公」で、周りからその人が何を思っているか、正確にわかるはずもないけど、それぞれが自分の物語の「主人公」。みんないろんな想いを抱えて悩みながら生きているなあ、としみじみ感じた。
0255文字
c'est la vie
新着
ありがとうと思える作品でした。 それぞれが遠いところでつながっていて、互いに影響されて。 何気ない生活も、そうやって成り立ってるんだなぁと。思いました。
0255文字
ひむひむ
新着
宮下奈都さんの文章はいつも優しい。それぞれ登場人物の人生のエピソードが、独立した短編の話の中で端々に綴られていて人それぞれの思いに入り込んで心動かされる。 看護師さんの周りの人の話良かった!共感する感情も多くてふわっと優しく励まされる感じ。本のタイトル個人的にすごくしっくりきた。
0255文字
よしのひ
新着
12ある短編に共通している「旅」。章の終わりで思わず駆け出したくなるのも共通点。このご時世思うように旅ができない中、登場人物たちが色んな意味で旅をしてくれた。「旅行」の意味も含まれているがそれだけではない。宮下奈都さんの丁寧かつ温かみある文章は本当に気持ちを軽くしてくれる効果がある。今作は短編集であるが、ある章の登場人物が、あっちにいったり、こっちにいったりで、それが1つだけでないから、また面白い。きっと現実世界でも同じように、誰かの世界に自分がどこかで繋がっているのかもしれない。
0255文字
よしみん
新着
連作短編集。ここにあるのは旅。そして、誰かの新しい一歩。ゆるく登場人物が繋がるこの短編集は、一つ一つがふわりと心に響くような物語だと思う。日常の断片に紛れる人生の方向転換の瞬間。特別な事件ではなくても、その後の人生を大きく変えてしまうような。なんだかそんな瞬間を目撃したように感じた。登場人物の繋がりを確認しながら、ゆっくり再読したい作品。
0255文字
runahi
新着
ほんの短い話ばかりだが、仕事や恋人、友人における悩みや寂しさをうまく表現している。それぞれの結末も、少しだけ前向きな感じで終わるのが良い。★★★★☆
0255文字
全450件中 1-40 件を表示
遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)評価65感想・レビュー450