聖なる春 (新潮文庫)

聖なる春 (新潮文庫)
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聖なる春はこんな本です

聖なる春の感想・レビュー(68)

22-22-20170127 久世さんにしては、ほのぼの感が足りないような気がした。陰湿で暗いイメージで全体の物語が進んでいく。でも根底には春のイメージを描き出したいからなんだろうけど。。。ブックオフ行きw
★5 - コメント(0) - 1月27日

みんな可哀想だったので、もっと救われないことを断言するような最後なのかと思って読んでいたので、こういう終わりにすこしびっくりした。
- コメント(0) - 2014年11月10日

【BOOK(2014)-204】!!!!!!
- コメント(0) - 2014年10月8日

他の作品にちょい役で登場していた、絵描きの不思議な女の子、キキ。女王のように気品溢れる猫のフランソワーズと共に、彼女のスピンオフとしても楽しめました。クリムトを描く贋作画家の「私」の最期はあまりにも淋しかったけれど、キキと共に過ごしたそのひっそりとした瞬間、瞬間にきっと『聖なる春』が宿っていたんだろうな、と感じました。過ぎてから気付く幸せって、不幸より悲しい。映画を観ているような気分になりました。ひたすら静かで、淡い色彩のような文体も美しい小説でした。
★3 - コメント(0) - 2014年8月25日

ある程度他の久世光彦作品を読んでから再読すると、度々登場する題材の使い方が一番上手く活かされている作品だと気付く。
- コメント(0) - 2014年8月9日

顔に大きな痣をもつ私は、蔵に引きこもりクリムトの初期作品ばかり模写して暮していた。私の贋作を売りさばいている猫好きな男フランソワと、雨の日に出会い私を書きたいといって付き合いだしたキキ。影法師のようにひっそりと暮らす私たちは、やってることはないと思いつつも聖なる春が訪れるのを待っていた。私小説のようでした。明るい話ではありませんが、嫌な感じはなく、どんどん引き込まれていきました。解説はオチまで書いてあるので注意です。
★4 - コメント(0) - 2014年2月8日

豊かな文章に誘われて、どっぷりと久世光彦の世界に遊ぶ。戦火から逃れた土蔵の中でクリムトの偽画を描くことを生業とする「私」。私の頬の痣を冷たい手でなぞるキキ。キキもまた絵をかき、その終わりの姿を描く。不思議な女。そんな彼女が唯一、時間を遡って描いた絵。あたたかな聖なる春を待つ二人だが、もうすでに春を持っている。待つという行為は、心の中では所有と同意義なのかもしれない。
★28 - コメント(0) - 2013年9月28日

視たものの最期を幻視する女性キキと偽絵描きである語り手との恋愛のような何かを描いた小説。やはり久世光彦の文章はたいへん素敵です。これぞ美文、といった趣があります。物語にも退廃的なムードがあり、たいへん熟した味わいがありますね。/解説は物語のラストの部分まで書いているので、本編読了後に読むのをおすすめします。
★2 - コメント(0) - 2013年8月28日

少し文章が綺麗すぎるかな 私の顔の痣がどんなものか知りたいけど 痣もひとつの暗喩なのか
- コメント(0) - 2013年7月1日

一つ一つの表現が繊細で詩のような文章。恋愛や人生観について綴られている部分もさり気なく、頷ける部分が多かった。短い中に密度が濃くどっぷり酔える幻想文学。加藤登紀子の歌唱で知った「私が何を望んでもいいとしたら」が取り上げられており個人的にとても嬉しい。
★2 - コメント(0) - 2013年4月22日

クリムトの贋作を描く顔に痣ある初老の男、生あるものの終末を描きつづけるコケティッシュな影ある女性キキ、贋作を売りさばく醜男の画商フランソワ。薄暗く湿った反世界で生きながら春の光を待ち焦がれている。フランソワは自ら強引に広げた切り口に飛び込んでいく、それは悲劇のような喜劇で壮快さがあった。初老の男の失われ行く視界の中で感じる光の神々しさに世界は反転し最後に救われる。男性にとっての聖なる春はキキだったのか。随所に説明されるクリムトの絵画、古い映画、ものうげで悲しい歌詞が小細工として効いている。しんと美しく。
★18 - コメント(1) - 2013年2月5日

相変わらず、パッと本を開くと、ほぼ字で埋まってる久世さんの本。最初は「ちょっと読みヅライ」と思った物の最近は慣れて来たようです。 日本語の美しい文章と言うのは、気持ちが良いと思う様になりました。 あとがきでは、幻想的な中身の屋台骨を支える為に、文頭にリアルな環境を精緻に描いたとありますが、正直に言うと、僕はそう感じませんでした。 登場人物にリアルに生きている感は無く(他の作品でも割とそうだと思う)だから読めないと言うのでも無く、人間の魂や、夢、理想の方向性や個性を指し示し、そこに焦点があると思います
- コメント(0) - 2012年9月25日

たしか道尾秀介が紹介していたので手にとったのだと思う。でも道尾作品も久世さんも未読。だって、美術の話だったから。ほんとうに静謐で淡々と流れていく。キキの名に春樹なんかを想起して。さいごは、足にまで鳥肌。優しさと自己中と屈折した親愛。なんかね、読んでると切なくて、優しさに触れたくなった。
★3 - コメント(2) - 2012年7月13日

ちょっと幻想的な文学作品、という感じ。聖なる春を待ち続ける初老の男と若い女が寝たり、絵を描いたり、話したり、ちょっとした事件が起こったり、という話で、最後に救済が用意されている。デカダンスからの脱却というようなことを解説では言っていたと思う。詩や絵画、映画についての蘊蓄的な文章が多い。恐らく名作の部類に入るのだとは思うが、自分にはあまり合わなかったので残念。よくあることだけどキキの喋り方がわざとらしいくらいに「女っぽい」のがちょっと鼻についた
★1 - コメント(0) - 2012年2月18日

道尾さんのプロムナードで好きな本で紹介されていたので読んでみました。私とキキの関係、フランソワはなぜ事件を起こしたのか。なんとも言えない空気感でした。
★1 - コメント(0) - 2011年1月30日

三人の濃密な時、が綴られる。ラストは感動的。読み終わってじわじわしみとおってくるものがある。
- コメント(0) - 2010年11月12日

クリムトの戯画を描きながら蔵の中で暮らす男と、それを巧みに売り捌きながら飼い猫を愛す男が、哀しい宿命を背負って生まれてきた女との交流を通じて、奇妙な絆を自覚してゆく話。つかの間の悦びと哀しみが惜しみなく文章に滲み出ていて、とびきり贅沢な気分を味わうことが出来た。一癖も二癖もある登場人物にハマってしまったら最後、妖しくゆらめくクリムトの絵画に四方八方を塞がれてしまうこと間違いなしである。この閉塞感、気持ち良すぎる。
★5 - コメント(0) - 2010年10月9日

クリムトの絵の雰囲気と久世さんの文章がすごくあっている
★10 - コメント(0) - 2010年10月6日

絵や映画を見たくなった。
★4 - コメント(0) - 2010年9月7日

「聖なる春」の詩の引用がよかった。他にもいろいろな詩や歌が引用されていてそれらも素敵。ストーリー自体はとても幻想的で、最後に訪れた救済にほっとするような話。文庫本にフルカラー挿絵が入っているのにびっくりした。
★3 - コメント(0) - 2009年6月28日

クリムトの幻想的な感じと久世さんの文章がピッタリ。「生」と「性」と「聖」。クリムトの描いてきた絵そのものがテーマとなのでは。
★3 - コメント(0) - 2009年6月28日

「聖」という文字がこの本のすべて。この本を書きながら久世さんが何を思ったのか聞いてみたい。なんで絶版なのか理解に苦しむ一冊。
★4 - コメント(0) - 2009年5月4日

クリムトの展覧会を松坂屋で見た。春は聖なるものと、かけ離れた感じがするが、耳と口の王であるとするなら、春は、ふさわしい。
★4 - コメント(2) - 2002年11月14日

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