桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)

桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)
あらすじ・内容
【日本テレビ系・ザ!世界仰天ニューススペシャル「桶川ストーカー殺人事件の真実」(9月26日放送予定)原作】ストーカー殺人はなぜ後を絶たないのか……? 今なお残る警察の問題点と劇的な事件の真相とは。

ひとりの週刊誌記者が、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた……。埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さん殺害事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の深層、警察の闇とは。「記者の教科書」と絶賛された、事件ノンフィクションの金字塔!

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桶川ストーカー殺人事件―遺言はこんな本です

桶川ストーカー殺人事件―遺言の感想・レビュー(1247)

文庫Xの著者のノンフィクション。ストーカー規制法が作られるきっかけとなった事件。読み進むにつれ怒りに打ちひしがれ、途中で何度も本を放り投げたくなり、最後は涙しました。1記者VS埼玉県警。1記者VS人殺しストーカー集団。文庫Xに続き、この記者の勇気、行動力、正義感には感服する。尊敬、畏怖の念を抱かずにはいられない。万人にオススメできる一冊。
★45 - コメント(5) - 1月20日

課題にて。 警察と犯人に対してふざけるなの一言に尽きる。
★2 - コメント(0) - 1月18日

ストーカー被害を受けた女性が警察に相談されるも無視されて殺害される。そんなことが事実としてあっていいのだろうか。不正を指摘されても口を結ぶ警察の対応など、組織への怒りを抱いてしまう。
★9 - コメント(0) - 1月18日

「殺人犯はそこにいる」と同様、犯人と警察に静かに怒りが湧き上がってくる本だった。 これがノンフィクションなのだから、悲しい。 しかしながら、最も印象に残っただったのは、文庫版のあとがきであった。 遺族の方がどれだけの苦しみに耐えて、前向きに立ち上がっているのか。 清水さんご自身に起きたことを踏まえると、ただただ頭の下がる思いだった。
★5 - コメント(0) - 1月15日

読む手が止まらず一気読み。文庫Xからこの著者を知り、本書を手に取りました。悲しい事件でした。警察の腐り度合いにものすごく腹が立ちました。読後は精根尽きてしまいました。この壮絶な事件を風化させてはいけないと思います。
★6 - コメント(0) - 1月8日

詩織さんと、ご家族の方の悔しさ、無念、怒りを感じるといたたまれない。ここまで警察側が杜撰というか、ひどかったとは…。警察側、マスコミ側ともに正しい道を進んでくれることが当然の願いだが、警察側がここまで酷いなら、マスコミの方は、情報の信ぴょう性を正しい目で見極め、正しい報道をしてくれると願う。あとがきには涙が流れてきた。清水さん、これからも頑張って真実を明かした続けてください。
★15 - コメント(0) - 1月8日

警察より週刊誌記者が先に犯人を探し出してしまうという稀有なノンフィクション。 この事件をきっかけに、ストーカー規制法が成立することになる(それでも罰則は大したことないのだが)。 警察は被害者にも非があるような情報を流し、マスコミは「ブランド依存症」「風俗嬢」と事実と異なる報道。 犯人以上に、上尾警察と埼玉県警に怒りを感じてしまう。被害者が頼るのは警察しかないのに、上尾警察なにやっとんねん(怒)。 国賠訴訟での警察の言い訳づくりには開いた口がふさがらない。 被害者のご冥福を心からお祈りする。 ★★★★ 
★26 - コメント(0) - 1月4日

警察の中にもマスコミの中にも、己の正義に忠実であろうと努力する人々はいるということを前提にしてもなお、本書に書かれているような残念な事実が次々と出てくる程には腐ってると思わざるを得ない。警察ごっこ、記者ごっこ。所詮その程度のレベルなんだと思われる程、一度地に堕ちた方がいいんじゃないか。何らかの故意を持ってこの事件を歪めた警察、マスコミ関係者には、せめて後ろめたさを感じていただきたい。それは必ず自身を蝕んでいくはずだ。文庫版あとがきには涙が溢れた。
★5 - コメント(0) - 1月2日

今年の読み納め。前に読んだ「殺人犯はそこにいる」の著者、清水潔の出世作と言ったら、被害者にも著者にも失礼だろうか。事件の内容と副産物は良く知られている通り。とにもかくにも許せぬ犯人グループは元より埼玉県警の不正数々。警察組織の体面を保つために事件を無かったように持っていく、隠蔽、虚偽、改ざん。犯人以上に許せない。思えば今年はノンフィクションをよく読んだ。組織の保身の為に繰り返される不正、これを暴くのがメディアの使命ではないか。官広報発表だけの御用メディアなら要らない。調査報道が知りたい見たい。会心のルポ。
★37 - コメント(0) - 2016年12月31日

当時報道されていた内容と清水記者の明かした真実の隔たりに愕然とした。ストーカーと実行犯と共犯と、こんなにたくさんのひとが動いていたなんて。犯人は自殺していたなんて。警察があんなに怠慢な対応をしたどころか犯人逮捕に消極的だったなんて。そして被害者のイメージも操作していたなんて。
★10 - コメント(0) - 2016年12月26日

浦沢直樹の「モンスター」あたりを読んでいる気分になる。まさに事実は小説より奇なり。こんなことが実際に起きたのか。起きていいのか。「殺人犯はそこにいる」から続けて読んだが、こちらも傑作。
★8 - コメント(0) - 2016年12月24日

しっかりしたハードボイルドを読んでいるようで、小説読みの私としては大満足!…と思っていた。途中までは。けれど読み進めていくうちに、これが事実として起こったことかと戦慄がはしる。フィクションなら面白く読める汚濁にまみれた組織の論理も、現実だと思うと、途端に己の足元が危うくなるような不安に襲われる。カバーの折り返しの、清明な笑顔の女の子に、やりきれなさが募る。
★7 - コメント(0) - 2016年12月21日

終始,興味深く読み進めることができた。警察がここまで腐食していたとは。 いくら国家権力であるとはいえ,所詮は人,ただの「サラリーマン」なのだな,と感じた。本書を読んでから,「県警幹部が薄ら笑いで殺人事件を発表していた」という記者会見の動画を見てみたが,やはり気持ち悪さを感じざるを得ない。警察の体質の改善,警察官の意識の洗浄が行われることを願いたい。 もちろん本書中で筆者が何度も言っている通り,一方だけの言い分を聞いただけで警察をただ批判することはできないが。
★7 - コメント(0) - 2016年12月20日

清水さん凄い!近県に住む人間として埼玉県警許せない。本来の役割以外の面子や組織維持、担当者や所属部所の成績等が上位に来てしまっている。電通のサービス残業だって根は同じ。大会社、官庁は大企業病だね。
★32 - コメント(0) - 2016年12月19日

著者である清水潔さんの「殺人犯はそこにいる」を読後、本書を読みました。「殺人犯はそこにいる」にも、この桶川ストーカー殺人事件に関しては、少なからず書かれている部分もあり、概要は理解していたつもりですが、それでも、読み進めるうちに犯人や警察に対する怒りがふつふつと湧き上がってきました。自分は警察と多少縁のある仕事をしているので、上尾署のような警察ばかりとは思いませんが、自分が気づかないうちに、このような仕事をしていないか注意しなければと感じました。
★7 - コメント(0) - 2016年12月17日

現代の便利な人間社会がどれほど「信用」に依存していて、それがどれほど脆弱で、それが失われた状況がどれほど残酷なのか。過信や怠慢の怖さを突きつけられた。
★6 - コメント(0) - 2016年12月17日

jin
すでに桶川ストーカー殺人事件はネットワークとユーチューブを通して知ってる、でもこのノンフィクションが超好評なので、さらに購入して読んだ。読むと事件のいきさつも記者という職業も丁寧で詳しく描写していて読みやすいし理解しやすい、さすがノンフィクションの金字塔だと覚える。かつて記者という職業は私のような平凡な人間にとって別の世界のような存在だが、どの国も同じく、いま立派な記者が極めて少ないと思う。即時報道するため、謹慎に詳しく取材してなかったのに、そのまま報道してしまった、(コメントに続く)
★15 - コメント(1) - 2016年12月15日

権力に対する唯一の矛であるはずの報道 しかし当局の発表を垂れ流してしまってる現状が毒になり遺族を苦しめ、なにより故人を傷付けた。私自身下請け会社の足軽としてニュースの現場にはよく行ってたので取材のやり方も理解できた。マスゴミとよく罵られるが、迷惑な行為だと理解しながらも、仕事と割り切ってしてる人ばかりと思うがそれだけに消えにくい。 この作者の様な方が取材についてくれて本当に良かった。唯一の救いにも思いました。警察の対応には怒りを覚えるのは勿論ですが組織の闇はデカいほど深く簡単にはいかないのだろう。
★4 - コメント(0) - 2016年12月14日

自分には関係のないところの事件と思いたいがあまりにも真に迫っているため他人事ではおいておけない焦燥感を得た。鳥越俊太郎氏もこの頃は権威のあるキャスターという立ち位置だったのか。
★6 - コメント(0) - 2016年12月8日

『殺人犯はそこにいる』同様、著者の信念に心を打たれる。巻末の解説を読むと心が締め付けられるような気持ちになる。
★6 - コメント(0) - 2016年12月5日

これも途中まで読んで、通読できませんでした。
★2 - コメント(0) - 2016年12月4日

★★★★★
★9 - コメント(0) - 2016年12月3日

「私が殺されたら、犯人は小松…」という言葉を残して、殺されてしまった女子大生。家族が協力して、必死に警察へ告訴状を提出したにも関わらず、その声は聞き届けられませんでした。「警察は信用できないんです… 」と語る彼女の必死な言葉の裏には、何もしてくれなかった警察の不当な真実が眠っていました…。あの時警察がきちんと捜査していたら、「殺人」という悲惨な結末にならなかったかもしれないと、後から後から後悔の言葉が込み上げてきます。警察という組織の捻じ曲がった根性に、腹立たしい気持ちで胸がいっぱいになりました。
★65 - コメント(1) - 2016年12月1日

ありふれた日常が、たった一人の男と出会った事でこんな凄惨な事件に巻き込まれると誰が想像できるでしょう。運命と一言では片付けられないと、憤りを感じてなりません。もし、上尾署管轄以外の地域に住んでいたなら、彼女は死なずにすんだのでしょうか?この本を手にしたらきっと、正義って何?と言わずにいられなくなるでしょう。彼女はどうして死ななければならなかったのか…善悪と向き合うことを是非とも中学の道徳の授業でも取り上げてほしいと思いました。
★13 - コメント(0) - 2016年11月30日

テレビでこの本を基にしたドキュメンタリーを見たので、気になって読んでみました。とにかくやるせない。この怒りをどこにぶつけたらいいのか分からない。読み終わった後にしばらく呆然としてしまった。
★1 - コメント(0) - 2016年11月28日

1999年当時は中学2年だったけど、このような事件があったことは全然知らなかった。著者のような方は本当に稀有な存在であると思うと共に、うまくその力を発揮させた週刊誌の存在役割も大きかったように思う。出版業界は衰退傾向にあるとは思うけと、こうした調査報道が力を発揮できる環境は残していかなければいけない。もちろん、そのような存在がなくとも、警察自ら変わっていくのが一番望ましいのだけど。
★8 - コメント(0) - 2016年11月27日

「詩織さんは犯人と警察に殺されたんです」殺害される7か月も前に両親や友達に遺書のような手紙が書かれている。ここまで追い詰められていたのに。無念。一人の普通の女性の人生を台無しにした"小松兄弟・久保田・他馬鹿な実行犯、総勢12名" 憤る。何も対応しなかった埼玉県警の”上尾署”憤る。当初、何も取材なしで被害者の名誉を傷つける”マスコミ”憤る。清水記者はじめとするミスターT記者、桜井さん、被害者友人、TVで報道した鳥越さん、もしいなかったらゾッとします。報道は”真実”を、警察は”誠実” をしっかり考えて下さい!
★33 - コメント(0) - 2016年11月26日

付き合っていくうちにどんどん本性を見せ始める小松和人。卑劣な手段で交際相手の猪野詩織さんを追い詰めていき、最終的には金で部下に詩織さんを殺させる。事件の根本的原因、小松和人にはひどい憤りと恐怖を感じた。さらに警察のずさんな対応、あろうことか調書の改竄、それも仕事をしたくないからという…人一人の命が犠牲になっているのに隠蔽にだけ必死になり捜査もやる気なし。一体どんな神経してるんだ。民間企業以上に組織の透明化が必要だ。ここに書ききれないが、とても引き込まれ、夜更かししながら一気読みでした。
★59 - コメント(4) - 2016年11月24日

0o0
「殺人犯はそこにいる」→本作へ。著者の著作「殺人犯はそこにいる」が超ド級のドキュメントだったため、著者を一躍稀代のジャーナリストたらしめた本作にも興味をおぼえ読了。こちらも一言で言うと、胸くそ悪い。埼玉県警の怠慢、改竄、死者を貶めても自己弁護、組織防衛に走る姑息さ。あげく、ずさんな捜査で、犯人探しでも著者に先を越される。もし、もし、この著者がいなかったら、果たしてこの事件はどう片付けられたのだろうか。警察に都合のいいシナリオで、解決でなく処理されたのではないか。。。正義って何かね?と問いたくなった。
★6 - コメント(0) - 2016年11月23日

正義の味方じゃないの?警察って。じゃ、誰に助けを求めればいいの?一般市民は酷い奴らに殺されてろってこと?こんな感情がぐるぐると頭の中でめぐりつつ読んでいた。警察に期待しすぎてはいけないのだけど、それでも話だけは聞いてほしい。それからすごく気になったのだけど、小松兄弟の親子関係、どんな親だったのか、全く見えてこないのだ。母親と姉らしき人が出てくるけど、本当にどんな人たちなんだろう、どこが間違ってしまったのか凄く知りたい。
★19 - コメント(4) - 2016年11月23日

やはりこの著者の文章には、涙が出るほどの力強さと精神力が緻密に折り重なっているのが、どのページを読んでも伝わってきます。 この方の本を読むと、本当に警察が信用できなくなってしまう。 これからもこの人の本を読みたいけれど、伝わってくるものが大き過ぎて、読後の疲労がはんぱない。それでもまた手に取ると思います。
★9 - コメント(0) - 2016年11月18日

清水潔氏の本を読んだのはこれで3冊目になる。この人を突き動かしているものは何だろう。事実を自らの足で一つ一つ集めていく取材の仕方はどれも変わらないが、中でもこの桶川事件に関しては取り憑かれていたとも言える。先日仰天ニュースで、当時の上尾署の会見の様子を見たが、腸が煮えくり返るとはまさにこの事だ。怠慢を通り越して悪意さえ感じる。まともな反省すらしない。何ヶ所も涙しながら読んだ。驚愕の、渾身の一冊と言えると思う。
★26 - コメント(2) - 2016年11月15日

仰天ニュースでこの事件を知り、ネット記事やFOCUS総括本などを読んで概要を知ったつもりでいた。そして、ストーカーチームに加え警察側の逮捕により、これは“終わった(解決した)事件”の話だと認識していた。彼が何のためにこの本を書いたのか。発生から17年経った今でも、この事件は“終わっていない”からだ。 警察=正義の味方、という当たり前の前提が覆されたことがショッキングだった。世の中にはまだまだ知らない恐ろしい事実があるのだと思う。 そして、改めて彼のジャーナリズム魂に震えた。多くを考えさせられる一冊だった。
★11 - コメント(1) - 2016年11月15日

「殺人犯はそこにいる」が衝撃的だったので、こちらも読んでみた。警察は自分たちの過ちを認めない組織のうえ、さらに仕事が増えるのを嫌い書類のねつ造までしていたとは驚きだ。
★13 - コメント(0) - 2016年11月13日

この手のノンフィクションへの感想としては最高の褒め言葉だと理解して欲しいのだけれど、とても不快になった。被害者が感じていた恐怖と悲しみ。そして助けを求めた警察が何もしてくれないという現実への絶望。この事件から時を経て現在に至っても歪んだ執着と憎しみによりストーカー犯罪に走る奴らは後を絶たないのだから彼らに対するもっと厳しい対応と被害者へのケアを真剣に考えなくてはならないのだと思う。被害者御本人と御遺族のことを考えると涙が出る。誰にも他人を自分の妄執の犠牲にする権利なんてない。
★38 - コメント(1) - 2016年11月10日

こんなにやり切れない気持ちになった本を読んだのは初めて。詩織さんの「遺書」に涙。どんなに辛かったろう、心細かったろう、悔しかったろうと思うと、胸が張り裂けそうだった。ずっしりと心に重たい一冊。でも一人でも多くの人に真実を知ってほしい。にしても、埼玉県警の汚さに吐き気が…。
★15 - コメント(0) - 2016年11月9日

警察嫌いにはぴったりの本だと思った
★4 - コメント(0) - 2016年11月7日

警察の怠慢や事の重大さへの欠如、言いたいことは沢山あるが本当にこれを教訓に二度と起きてはならない。詩織さんが戻ってくるわけではないが。当時とても衝撃的なニュースだった。清水さんの行動力、そして文章には力がある。
★5 - コメント(0) - 2016年11月6日

著者の取材力と正義感が事件の真実に迫るノンフィクション。許せないことだらけで読んでいる間、怒りがおさまりませんでした。レベルの高い良書です。
★14 - コメント(0) - 2016年11月5日

桶川ストーカー殺人事件―遺言の 評価:94 感想・レビュー:510
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