空が分裂する (新潮文庫nex)

空が分裂する (新潮文庫nex)
あらすじ・内容
殺人も、恋も、すべて空と呼べばいい。

今や誰だって言葉を発信できるし、どんな人だって言葉を受信できる。そんな現代に「特別な私」はどこにいる? かわいい。死。切ない。愛。混沌から生まれた言語は、やがて心に突き刺さり、はじける感性が世界を塗り替える。昨日とは違う私を、明日からの新しい僕を、若き詩人が切り開く。萩尾望都ら21名の漫画家・イラストレーターと中原中也賞詩人が奏でる、至福のイラスト詩集。

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夜行
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空が分裂するの感想・レビュー(335)

タヒさんの言葉はビヒッドカラーのようだと思う。 オレンジ、ピンク、レッド、イエローといった視界に残る絵の具たちが、真っ白で純粋なキャンパスに美しい色彩となって心に迫ってくる。本当に女子高生が喋ってるみたいで、甘酸っぱくて、いつまでも彼女の言葉に酔っていたいと思う。「太陽」や「月」や「地球」といった宇宙のものに関するワードが多く散りばめられていて、神秘的な気分にもなれた。イラストと一緒なのがまた良かった。タヒさんの考え方を垣間見ることができたような気がします。
★4 - コメント(0) - 3月23日

AIR
「12歳」「16歳」「終末期」「誕生日」
- コメント(0) - 3月13日

やはり半分くらいはさっぱり分からないですが一気読みしました。漫画雑誌に詩を連載する、というのがいまいちイメージできていないです。連載当時の紙面を見てみたかった。「やあ!」「医学」が特に好きです。あとがきは拙いながらも創作する者として、背中を押される気持ちがしました。
★2 - コメント(0) - 3月8日

好きだなぁ。言葉って面白いと思わせられる作品でした。使い方によって、知らなかった世界にも行ける。例え、完全に理解できなくても詞の中には最果タヒという一人の人間が呼吸していて、ぐわっと現れている。なんか良い。あとがきも結構好きです。
★12 - コメント(0) - 2月24日

再読。最果タヒさん、尊敬ですな~。超感動した。
★4 - コメント(0) - 2月22日

半分読んで挫折してしまったから、あとがきを頑張って読んでみた。完璧な理解なんてない。できない。けれども何事においても向き合う努力は必要。本を紙媒体として手に取る良さは、その人の創作物を形として質量として感じられる点にもあるのではないかと思う。 これからも色々な本に触れる。それにあたって、合わないと感じるものとも必ず出会う。そんな時はあとがきを読もうと思う。あとがきを読むのって大事。
★5 - コメント(0) - 2月17日

普段詩を読むことがあまりないので、この本を開いた時に文字がいっぱいで驚きました。そして次に、読んでその中身に驚きました。よく分からないものもあったけれど、とにかくすごかったです。最果タヒさん。すごい人です。どうやって思いついたんだろう?自分には絶対に真似できません。他の作品も読んでみようかなと思います。それから再読も。
★4 - コメント(2) - 2月12日

著者の他作品が映画化されたことを知り、入門書として読了。詩自体、自分には馴染みが深くはないけれど、この作品はそれをさしひいても読後感が新しい。最初は、わからない…っていうのがあったけど、だんだんとわからないなりにも目にとまる言葉とか、おもちゃ箱みたいな世界観に引き込まれていた。死とか愛とか終末とかがいい意味で軽薄に感じる文。
★2 - コメント(0) - 2月8日

『グッドモーニング』での前衛的な手法は鳴りを潜め、極めて(表面的には)スタンダードな詩になっている(掲載誌の都合上、イラストとのコラボレーションという特異な形態になっているが)。 時折がつんと来る言葉があるが、全体としてはかなりイメージの飛躍が多くついていくのが大変。 「あとがき」が最も読み応えがあったかもしれない(笑)この人の最初に読んだ本がエッセイ集だったのが悪かったかも。やはり自分は詩は苦手なんだろうか。
★7 - コメント(0) - 2月7日

自意識が宇宙まで㌧㌦。さては貴様情報統合思念体か。長門有希か。冗談はさておき、学校や友達が嫌でたまらない少女の自意識が離人症的に教室から飛び出し、宇宙の果てからアルカイックな眼差しで逆にこちらを見返しているような感触といったら流石に言い過ぎだろうか。思い返せばあの頃はみんな多かれ少なかれ詩人だったし、悟りすましたところがあった。些事に埋没してセカイとの繋がりを喪った大人たちを軽蔑していた。無限に遠ざかるかのように見えて実はすぐそこにある感性。みんなめいめい忘れちまっただけなのさ、この唯物的なヒューモアを。
★8 - コメント(0) - 2月7日

夏の夜の涼しい暗闇の中で、眠れずにいた焦燥感を思い出してしまう。イメージが次々に襲ってきて、引き込まれる。「やあ!」が好き
★2 - コメント(0) - 2月5日

詩を読んだのはいつ以来か。国語の教科書の谷川俊太郎以来か。普段話したり、文章にするのって、頭に浮かぶものを相手に伝わるような言葉に無意識に変換している。そういった変換をせず、頭の中をそのまま言葉にしたら、きっとこんな感じなのかな。そのせいか、わかるよりわからないものの方が多かった。それも、詩だからできることなんだろう。あとがきに書かれていた言葉が個人的にすごくしっくり来る。詩になじみがない人はこちらを読んでみてもいいかも。
★1 - コメント(0) - 2月3日

こりゃ事件だ。最果タヒは人物じゃなくて事件だ。トップの見出しは週刊文春ふうに『天才中二病患者あらわる!!』でいこう。てなもん。もう、あたしみたいなのは分らない部分もある。文法がまるで違うんだな、なんて少しさみしいけど仕方ないね。思春期に初めて町田康を読んだときの感覚に少し似ている。干渉できない世界で表れては消える感情の渦。文字にして音にしてもっと見てここにいるよ、ガンガンにクる圧力がハンパじゃないこと!
★29 - コメント(0) - 1月16日

わかるやつとわからないやつがあった。個人的には、50億とかが好き。
★1 - コメント(1) - 1月13日

メモ筆者は、バラバラな順序でうまく整理されていない自分の感情を、無理やり喜怒哀楽の枠に当てはめ、他者に共感してもらえる表現にしなければならない苦しさを感じていた。一見、適当な言葉の羅列に見えたけれども、声に出してみると全然違う。最果タヒの世界観に一気に引きずり込まれる。
★3 - コメント(0) - 2016年12月31日

 こんな本、初めて見た。とにかく凄かった。
★8 - コメント(0) - 2016年12月30日

しっているかさみしいっていうのは、なにかが欠けているからわきおこる感情なんだぜ きみたちはうまれたときにママの、おなかに、忘れ物でもしたんだろう こうげきされるほうがまだましだ 山奥に引越せばだれもおとずれはしない むかえにくるからやっかいなんだ という、この詩をよんでもきっとだれかは、「このひとは本当はさみしいんですよ」と読解するんだろう バーカ
★1 - コメント(0) - 2016年12月5日

言葉にはまだこんな使い方もあったのか、と唸らされるような詩集だった。
★3 - コメント(0) - 2016年12月5日

凄まじい世界観と独特な文章表現で綴られた詩の数々。最初はひたすらに著者の世界観に圧倒され、次第にじわじわと詩に込めた感情や風景が見えてくる。そんな感じの詩集だった。ぶつかってみる価値あり。
★4 - コメント(0) - 2016年11月16日

『死んでしまう系の〜』がよかったのでこちらも。イラスト付きで、紙の質感もちょっぴり良い。読み込むのだったらしばらく楽しめそう。
★14 - コメント(0) - 2016年11月5日

刹那的でどこか破滅的な言葉で綴られる詩集withイラスト。キレッキレの言語センスに、こちらの感性の柔軟さが試されている、と楽しくなるが、意味を受信できたと感じるのは半分くらい。受信できるととても刺さる。イラストも印象的で、部屋の目につくところに置き、時折開いて音読したりイラストを鑑賞したりしたくなる。
★1 - コメント(0) - 2016年11月3日

あ、これ天才ってやつだ、と思った。
- コメント(0) - 2016年9月26日

「愛が必要でしょう、と問われて、さみしいでしょう、と問われて、ぼくは、そこまでみじめな人間になったおぼえはないとおもう。」みじめな人たちのこころ、より。最果タヒさんの書く詩には、どこか遠い空の上の安寧な場所から、地球の滅亡を眺めながら書いているような、そんな余裕がある、と思う。窮屈さや必死さといったものはなくて、その理由への疑問は、あとがきが解消してくれることになる。好きな詩は、「やあ!」「夜の死」等。生命を全うするということについて、読んだ人と語り合いたくなる、そんな詩集です。
★2 - コメント(0) - 2016年9月19日

あとがきと文庫版あとがきに、しっくりくることがしっくりくる文章で書かれてあってとてもびっくりしてしまいました。逆に。
- コメント(0) - 2016年9月12日

mm
第一部のイラストとのコンビネーション部分がよかった。萩尾望都さんとか古屋兎丸さんとかよく知ってる人以外に、詩の パワーとの相性もあって、鈴木央さん、市川春子さん、山本直樹さんとかツボ!ツボ!自然よりもプラスチックの方が身近だから、しんでから土に埋められるのはいやかも…という感覚に、そうかもなと感心した。となると樹木葬もあまり流行らんかな〜〜すごく簡単になんでもコピーできちゃう世代のオリジナルって、想像以上にシビアで孤独で宇宙の果てまで行っちゃって、しぬ感じです。アステカ文化くらい新鮮だった。
★17 - コメント(0) - 2016年9月11日

詩集+イラスト集 このイラストの面子がなんとも豪華で、萩尾望都、志村貴子、市川春子、片山若子などなど、どんなコネクションがあるんだととにかく驚いてばっかりであるが上手いこと詩の世界観を表してる。そして肝腎の詩のほうは相変わらず支離滅裂で何のことを言っているのかわからないタヒ節。 それでも、この辺が何となくいい感じと思えるのが最果タヒの詩で、それを発見出来た瞬間に、何か自分のリズムに乗った歌詞のように思えてきて満足出来るんだから幸せだ。 個人的には鬼頭莫宏との繋がりがあることに一番驚いた。
★2 - コメント(0) - 2016年9月5日

タヒさん、小説は2冊読んだけど、それより詩の方が良いですね。詩、わからないけど小説よりいいと思う。余計なこと言わずに言えるから? 漢字のバランスも好きです。死とかはあんまりいっぱい言うと誤解されるよ、と老婆心。誤解されてもいっか。わたしはいいです。新潮文庫nexなんて最果タヒが出してなきゃ買わなかった(2冊目)。
★10 - コメント(0) - 2016年7月17日

この人の詩は文字がぎゅっと詰まってるから、文庫だと余計に余白が少なく感じる。ぱっと見、小説を読んでいるようにも見えると思うと、詩集は視覚的に感じる部分も多いのだろうなと思った。「〜だろう」「〜だね」「〜かもしれない」「〜なんだよ」そんな言葉使いの「ぼく」がとても好き。
★7 - コメント(0) - 2016年7月8日

ハッとするのようなフレーズに心が一瞬フリーズする。よくわからないけど意味のあるような無いような言葉の洪水に溺れかけている時、誰かの独り言が偶然届いてしまう。そんな言葉の海を漂って生きていることを自覚させられた。
★17 - コメント(0) - 2016年7月5日

yomyomの連載(渦森今日子は・・・)で最果タヒさんを知って読んでみました。 すごくきれいな文章で、それでいて新鮮で、なんとなく良かったのですが、読書慣れしていない自分にはちょっと難しかったです? 時間開けて、また読み返してみます。
- コメント(0) - 2016年6月23日

最果タヒさんの詩集初めて読みました。どっちかというとイラストの面子(萩尾望都、古屋兎丸、山本直樹)目当てで買いました。本編は正直な話わたしにはピンと来なかったです。まだ初期の模索中で色んな媒体で実験的に発表してた時期みたいなので今の作風とは違うかも知れないので判断は保留します。中二病色が濃すぎるような感じかな?
★11 - コメント(0) - 2016年6月23日

雨が降るように人が死ぬというフレーズを借りて言えば、パステルカラーできらめく空から星が降り注ぐように人類が死につつ、観覧車が延々と廻り続けるように「やあ!」の語り手がずっと死ねない軽薄な世界。最も個人的な経験であるはずの死は、ゲーム内で何度もリセットできるどころか萌えキャラみたいに好きな設定と衣装を着せ替えて愛でながら消費できるキュートなアイコン程度の意味しかもはや持てない。作品にもならなかった無数の言葉の断片がハイパーリンクの片隅で永遠に保存され閲覧される時代が到来して、生まれるべくして生まれた詩の形。
★12 - コメント(0) - 2016年6月16日

中原中也賞受賞詩人とイラストのコラボ。参加者は表紙の押見修造から始まり、小林系、市川春子、萩尾望都、山本直樹、古屋兎丸、ワカマツカオリ、冬目景、宮尾和孝、鬼頭莫宏、皆川亮二、鈴木央、大槻香奈、片山若子、志村貴子、西島大介ほかと多数。普段描かないような構図やテイストのイラストなので、気になる名があった人には一読は有り。でも詩についてはやはり理解不能。国語の時間で唯一嫌だった詩の時間。その作者が何を伝えたいのか、その言葉の群から何を理解すればいいのかわからなかったのを思い出してしまいました。
★3 - コメント(1) - 2016年6月8日

よくわからないけど、ちょいちょいいい感じ。小説のほうを読もう。
★1 - コメント(0) - 2016年5月22日

最果さん初読み。ワカマツカオリさんのイラストが掲載されてたので、読んでみました。…シュールですね。個人的には、ちょっと難しかったけど、普段手に取らない感じの作品なので新鮮でした。
★9 - コメント(2) - 2016年5月4日

鋭く繊細な言葉と世界を写すイラストはどれも興味深く心の鱗がポロポロと落ちていくよう。贅沢な本だと思う。とても自由で人の心を広げてくれる言葉のひとつひとつにはっとさせられ嬉しくなった。あとがきの「死んでしまった自己は、だれにも弔われず、だれにも記憶されず、どこかに深くしずめられてしまうのに。」という一文をあたしはずっと忘れずにいたい。
★4 - コメント(0) - 2016年5月2日

詩歌に関してはほとんど触れることのないジャンルでしたが、少し気になっていたので。 わたしの知らない詩でした。これも詩と呼ぶのかと衝撃を受けました。繋がりそうで繋がらない言葉たち。取れそうで取れない意味。それなのに、どこか残るものがあって、ひらすら文字を追いかけていました。
★4 - コメント(0) - 2016年4月30日

ぼくは詩がよくわからない
- コメント(0) - 2016年4月26日

一般論的に見て詩とはじっくり/ゆっくり味わうべきものだと思ったのだけれど、本書はかなりスラスラ読めてしまった。あまりにもスピーディに読める、それだけ中弛みのしない勢いのある詩が揃っているということなのかもしれないな、と思う。ダイナミズムにおいて群を抜いているというか。内容を従ってきちんと語れるかというと心許ない。「死」というもの、あるいは「世界」というものを抽象的/フラットに捉えていて、絶望感さえをもポイと投げ出してしまっているような不思議な感覚が余韻として残る。七尾旅人氏の音楽のような……再読が必要だな
★10 - コメント(0) - 2016年4月8日

空が分裂するの 評価:78 感想・レビュー:121
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