椿姫 (新潮文庫)

椿姫 (新潮文庫)
あらすじ・内容
椿の花を愛するゆえに“椿姫”と呼ばれる、貴婦人のように上品な、美貌の娼婦マルグリット・ゴーティエ。パリの社交界で、奔放な日々を送っていた彼女は、純情多感な青年アルマンによって、真実の愛に目覚め、純粋でひたむきな恋の悦びを知るが、彼を真に愛する道は別れることだと悟ってもとの生活に戻る……。ヴェルディ作曲の歌劇としても知られる恋愛小説、不朽の傑作である。

あらすじ・内容をもっと見る
435ページ
1133登録

椿姫の感想・レビュー(704)

諦めた(>_<)
- コメント(0) - 4月30日

こんなに悲しい物語は無いです。本当の愛を知ったマルグリットには幸せになって欲しかったけど、彼女の最後の決断は、自分の幸せより愛する人の幸せを願った一途な想いがさせたことなんだろうなと思いました。
★4 - コメント(0) - 4月16日

2/5。響かず。エンタメ色強かったです。
★45 - コメント(0) - 4月15日

かなり時間をかけて読んだが…とても美しい、と感じだ。登場人物の情緒、行動の機微が繊細に描かれていてた。すごくよかった。
★4 - コメント(0) - 4月10日

光文社古典新訳版と併読。本作は1848年、鏡花の婦系図(1907年)とは同巧異曲にて併読をお奨めする。ほぼ実話だという。原作者は「ものを書くのはたやすいことだ。20歳のときに少し辛い体験をする。それだけで充分だ。あとは体験の辛さをそのまま語ればいい」と嘯くも書くうちに「小説の知恵」(ミラン・クンデラ)に助けられマルグリットの気高さを創造したのではないか、との古典新訳:西永良成の解説は素晴らしい。ラファイエット、サガン、プレヴォ―、ラクロ、スタンダール、プルースト、ラディゲ。。。フランス心理小説は奥が深い。
★26 - コメント(0) - 3月30日

田舎から出てきたばかりの純粋な青年と、パリで一番の娼婦との恋愛の話。「椿姫」マルグリットの、自分を娼婦と言いながらその実繊細で傷つきやすい心の動きが描き出されています。 心から愛していながら、その立場故に、相手に真実を伝えることすらできずに別れなければいけない状況での双方の感情の動きには圧倒されます。 身を焦がれるほど恋をしたことのある人ならばどこか共感できるところがあるのではないでしょうか。
- コメント(0) - 3月13日

久し振りに本を読んで泣いた気がします。お互いを思う故に擦れ違う情景がアルマンの視点で描かれ、マルグリットの言葉は最後に手紙として載せられている演出が凄く好きです。来ないと知っても待っているマルグリットの一途さとひたむきな愛情に涙腺が緩みました。
- コメント(0) - 2月14日

男の未熟さにもどかしい思いをしながら読み進めた。素晴らしい作品。
★1 - コメント(0) - 2月10日

『椿姫』と呼ばれるパリ一の美女、マルグリットの短い生涯を描いたロマンス。贅沢をさせろ、私に干渉するな、私を疑うな、私はやくざもの…って、サラッと言っちゃうのが堪らなく魅力的。彼女を娼婦としてではなく、一人の女性として愛してしまったアルマン、その苦悩の凄まじさたるや……この駆け引きの辺りが一番面白かったです。恋の火花散る前半とは大きく異なり、後半は悲劇の幕が上がります。マルグリットには最後まで悪女として生きてほしかったです。
★40 - コメント(0) - 2月2日

心から人を愛することができたら今までの暮らしも考え方も変えられるんだと思った。
★4 - コメント(0) - 2月2日

今まで本を読んできて、一番の恋愛小説だった。下品じゃないよ、とても上品だ。
★3 - コメント(0) - 2月1日

時代は変われど、読者の心に訴える力はかわらないのだろうな。悲しい終わりなのに、読んで良かったと思える。大切な人に会いたくなりました。
★3 - コメント(0) - 1月29日

椿は、枯れると花ごと落ちます。紅の様に優美で情熱的で、白の様に真っ直ぐで、枯れ落ちた椿の花の様に切なく清らか、そんな作品でした。内容としては夢見がちな良くあるロマンス、といった感じでしたが、ひたむきな恋心や嫉妬心、その想い故の焦燥、互いへの慕う気持ちが鮮明に描写されていました。話の筋は概ね予想通りでしたが、彼女の健気な献身は心が洗われた様な気分になり、悲恋ものなのに、晴れ晴れとした気持ちになったのだから不思議です(心が荒んでる訳ではありません、多分:笑)。この本には社会的メッセージも沢山含まれていて、→
★33 - コメント(2) - 1月15日

マルグリットとアルマンの恋がはじまって終わるまで。 最初の憔悴ぶりを知っていても終盤のアルマンには怒りを感じずにはいられなかったんだけど、その分、マルグリットの手紙のところではぼろぼろ泣いた。そういう効果を著者が狙っていたにしても、やられたなーって感じ。 傷ついたまま生きていってほしいなぁ、アルマンくん。
★7 - コメント(0) - 2015年12月12日

やるせなさと哀しみと、そして椿姫への尊敬の念が胸に迫る。最期にひとめ会えていたなら、ふたりにとって大きな慰めとなっただろうに。同じ女として、その真心深さを見習いたい。アルマンは愚かな行為を重ねていたけれど、それが強い愛の裏返しであることは明らかだ。マルグリットの心情を慮ることもできぬほど余裕を失った彼に、同情こそすれ、怒りなどは感じなかった。彼はきっと、その後の人生において、絶えず十字架を背負い続けることだろう。人間社会の無常のようなものを感じた。
★8 - コメント(0) - 2015年12月5日

映画を見てるようだった。純愛ラブストーリーの王道だけど、深い話だ。実際にこんな恋をしたなら自分はどうしただろう。課題図書にしたら、色々と意見が飛び出しそう。アルマンの未熟さが、マグリットの賢さ、広さをより際だたせてる。マグリットは自分をが世間からどう思われているか、どんな立場なのか、最初から最後まで分かっていた。切ない。そして、恋に反対するのに、家族想いの父親も憎めなかった。キリスト教噛じってると、より楽しめます。
★10 - コメント(2) - 2015年11月24日

初のフランス恋愛小説。夢見がちで非現実的な印象ではあるが、純真無垢な描写は美しい。娼婦との恋愛、アルマンの純粋が故の未熟さ、悲しくもあるが読んでいて面白い。余韻を残す哀憐の物語でした。
★10 - コメント(0) - 2015年11月4日

 世界一幸せで世界一不幸な男と、垢抜けた天衣無縫の権化の娼婦、『椿姫』の不健康な恋愛のこの悲しい物語はその内容に反比例するように、文は片言隻語から優しくて心はさして痛まないし、辛い時に読むと気分が却って押し上げられるので落ち込んだ時に再読したい
★3 - コメント(0) - 2015年10月27日

清らかな娼婦(娼婦と書くのも憚られますが)の、悲しくも美しい物語。好きな人に会いたくなりました。
★5 - コメント(0) - 2015年10月25日

都合がつかなくなって行けなかったけれど、とある読書会の課題本。訳書なので少し構えていましたが、かなり読みやすかったです。純粋な青年のアルマンと娼婦のマルグリット、二人の間にあるあたたかな愛情と悲しい別れに浸れました。ただ、別れた理由を知ろうともしないでマルグリットに嫌がらせを繰り返したアルマン、家族を守るためとはいえマルグリットを脅したアルマンの父親。この二人に好感が持てないのは、私が女だからでしょうか。きれいで悲しい作品。男と女は難しい。おもしろかったです。
★19 - コメント(0) - 2015年10月18日

at
恋愛だけにどっぷり浸かるのは危うい…バランスとるのは大事だと思った。最後の手紙を読むのが辛かった。
★6 - コメント(0) - 2015年10月15日

男に貢がせた品を所狭しと飾るマルグリットのような女性は世間から嫌われる。たまさか彼女が真剣に人を愛しても社会は決して許さない。初めの方でアルマンが墓を暴き、腐敗した恋人の顔を見つめる場面があるが、これは恐ろしい謎かけで、最後まで読むとアルマンの悲痛な表情の意味がわかるのだ。社会の側に立つ彼は、自分への愛を貫こうとして身を引いた「椿姫」を自分の手で死に追いやったのである。後ろに広がる墓穴は彼を裁く死の法廷であろうか。恋人の骸の前に立ち尽くすしかない惨めな男を、マルグリットはそれでも優しく抱擁するのか。ああ。
★75 - コメント(0) - 2015年9月27日

途中放置していたが、ようやく読了。マルグリットと付き合い始めてからが面白い。情熱的で、まさに若人のための恋愛小説とでも言うべき内容。少々理想化されすぎており、夢見がちで、現実離れしたようなところもあるし、悲劇的に書きすぎている部分はあると思った。しかしそれがまたいかにもフランス恋愛小説っぽく思われる。
★5 - コメント(0) - 2015年9月8日

不朽の名作!初読みは中学生の頃で「あれは不思議な一夜でした。マルグリットがぼくに浴びせかける接吻に彼女の全生涯が乗りうつったようでした。そしてぼくのほうは、彼女を愛しに愛したので、その熱病のような陶酔の真っ最中に、もう絶対に他の男のものにならないように、いっそのこと彼女を殺したらどうだろうかと何度も思っていました」という文章がいかに艶っぽく、かつ悲劇的であるかを察するには青過ぎた。マルグリットの愛の深さも悲しみの大きさも、対するアルマンの未熟さも器の小ささも、正しく理解できる今再読ができて良かったと思う。
★40 - コメント(1) - 2015年8月23日

25日間は白い椿を、生理期間には赤い椿を身につけたことから椿姫と名付けられたマルグリット。最初は娼婦に相応しい、品も感じられないような態度をアルマンに対して取っていたが、徐々に純粋な、愛に生きる女性へと変貌する過程は一読の価値があります。恋愛物に涙するなんて思いもよりませんでしたが、マルグリットの健気さに思わず泣いてしまいました。前半のマルグリットの墓起こしの場面も印象的。
★7 - コメント(0) - 2015年8月7日

印象派の絵画を眺めていると…。マネの囲われた愛人『ナナ』『オランピア』、カサットの『オペラ座にて』など。この度の小説『椿姫』のワンシーンとでも言えるような情景をよく見掛けます!これらの絵画を思い浮かべながらの今回の読書は私に素晴らしい感動を与えてくれました!ここ最近のナンバーワンヒット作です(*^^*)。私は娼婦マルグリットに感情移入もすれば、次の瞬間には純情多感な青年アルマンにもなりえるのです。真実の愛・純粋でひた向きな恋。可愛さ余って憎さ百倍とはこのことか…。恋愛小説の傑作とはまさにコレでしょ!
★15 - コメント(0) - 2015年8月3日

図書館本。ヴェルディのオペラがあまりにも有名な原作。此方ではヒロインは美貌の娼婦はマルグリット、純情多感な青年はアルマンになるのですね。オペラ同様悲しくも美しい恋愛小説の傑作ではないだろか!!作中に登場する『マノン・レスコー』もとても気になります。著者のデュマ・フィスが『モンテ・クリスト伯』『三銃士』で有名なアレクサンデル・デュマの私生児とは知らなかったな。またオペラ『椿姫』が観たくなりました♬
★81 - コメント(2) - 2015年7月29日

小デュマと呼ばれるアレクサンドル・デュマ・フィスは大デュマと呼ばれるフランスの巨匠アレクサンドル・デュマ・ペールの私生児(婚姻関係にない男女の間に生まれた子供)として生まれた。デュマ・フィスの代表作となった『椿姫』はそんな生い立ちを感じさせる小説。。アベ・プレヴォの名作『マノン・レスコー』の姉妹小説とも呼ばれる『椿姫』は一生涯に一度だけ真面目な恋をし、そのために悩み苦しみ死んだ高級娼婦マルグリット・ゴーディエの悲劇を描いた傑作。物語は作者(語り手)が本『マノン・レスコー』を手に入れるところからはじまる。。
★46 - コメント(2) - 2015年7月20日

いったいいつかは女が金のことで打算せずに生涯の伴侶をきめるのが当たり前の社会が実現するものでしょうか。若いときはよくたって、りっぱに身を立てて生きていきたいと思えばお金がいるものなのは男も女も変わりはしません。本書の主人公二人には皮肉なことだけれど、労働したお金が自分のぜいたくにも、愛のためにも好きなように使える身分がどれだけ幸せなことかとしみじみ思ってしまいました。 どちらの版を読もうかと迷った末、装丁の素敵だったこちらに。
★13 - コメント(0) - 2015年7月14日

有名本。
- コメント(0) - 2015年7月9日

 作者のデュマは、デュマの私生児であり、小デュマとも呼ばれる。この椿姫は作者が24歳のときに自らの体験を元に書かれたようだ。そのせいか、主人公が抱く父親に対する憧憬や畏怖については、少し違和感を覚えたが、切ない気持ちになった。常に彼女への嫉妬に狂う主人公について主人公自身も呆れているが、私も悲しくなった。相手の女性は、華やかな生活をしていたが、内面は慎み深く、無償の愛に尽くすことが、ほんの短い一生の中で半年だけでもあったことに感謝するところや、最後の切ない日記は、胸が張り裂けるような思いで読んだ。
★11 - コメント(0) - 2015年7月1日

アルマン最悪!本当に最悪!これで人を愛しているって言えるのかしら!激怒と嫌悪のうちに再読終了。マルグリットが娼婦であるという面の事情と苦しみを考慮せずに、自分のわがままばっかり通そうとする感傷的で泣き虫な坊々アルマン。対するマルグリットは美しくやさしく寛容で、多少悪徳にまみれてはいるものの心根がなんとも美しい。どうしてマルグリットが彼を愛して許したかと言われれば、おそらくその良くも悪しくも子供のような純粋さゆえだったろう。しかし女性から見たら本当にこんな女がいたらそれこそ「夢幻の如くなり」だと思うが。
★36 - コメント(0) - 2015年6月17日

何もかもが若く感じられました。最後の方でマルグリットが病に苦しんでいる中でアルマンとの思い出だけが美しく、そして鮮やかであったことに泣きそうになりました。たとえ目の前に真実の愛が存在しているとしても、それが2人を幸せにできないこともあるのだと思うと、何だかどうしようもなくなってきます。しかし、すごく好きです。
★11 - コメント(0) - 2015年6月9日

時代背景を知らなくとも大概の小説は読めるはず、にも拘わらずこの「椿姫」では、色んな設定に感情移入を阻まれる感じがした。パリ社交界の高級娼婦を中心とした世界がまずイメージしづらい。度外れた嫉妬による恋人への酷い仕打ち、その死を納得するために恋人の墓を掘り起こす行為…等々。が途中で、これがデュマ・フィス自身の体験に基づいていることを知って登場人物に親近感を覚え始め、少し邪道かも知れないがLa Traviataを聴くと、その香気と躍動感と切なさが小説の世界に重なる。最後マルグリットの切々とした手紙が胸に迫った。
★26 - コメント(4) - 2015年5月31日

ある女性が息をひきとった部屋の近くで、借金を払うための競売が行われていた。「書物一冊。製本とびきり上等。標題は『マノン・レスコー』扉になにか書き入れがあります。10フラン。」私はそれを100フランで手に入れた。第1ページには、きれいな筆跡でこう書かれていた。「マノンをマルグリットに贈る。慎み深くあれ。アルマン・デュヴァル」マルグリット・ゴーティエは、かつてパリ社交界で椿姫と呼ばれた美貌の娼婦だった。そして競売の数日後、アルマン・デュヴァルという一人の男性が、本を譲って欲しいと私のもとを訪れた。付箋20枚。
★10 - コメント(0) - 2015年4月16日

愛するとはどういうことかを教えてくれる名作。娼婦として奔放な生活を送っていたヒロインが純朴な青年に愛され変わっていく姿が美しいだけに、結末はあまりに悲しい。恋愛だけでなく、人の心の弱さや、当時の社会的風潮とその犠牲を克明に表現していることも、作品の魅力。
★6 - コメント(0) - 2015年4月2日

リベンジの作品。数年前は挫折してしまったのに、今回はすんなり読めた。やはり続きが気になって、ページをめくる手が止まらなかった。マノン、レスコーを下敷きとしているらしいが、どちらも読んでみた自分としては、椿姫の方が好きだ。美しいだけで、何でも許されたマノンとデ、グリューより、自分の力だけでパリを生き抜くマルグリットの方が好感が持てる。それにしても、アルマンが情けない。親のすねをかじって生活しているだけでなく、マルグリットに裏切られたあとの行動が最低。それを許すマルグリット、もう悲しくて読んでいられなかった。
★8 - コメント(0) - 2015年3月15日

娼婦との恋愛を題材にした物語であるが、とても美しくて清らか。究極の愛は別れること?愛し合わないこと?ただ2人がそのまま付き合い続けたなら、このような美しい物語にならなかっただろう。ひとつ読んで感じたことは、誰にでも欠点はあるにも関わらず、そのカテゴリーによって人は偏見を持つ。
★9 - コメント(0) - 2015年3月2日

椿姫の 評価:90 感想・レビュー:192
ログイン新規登録(無料)