椿姫 (新潮文庫)

椿姫 (新潮文庫)
あらすじ・内容
椿の花を愛するゆえに“椿姫”と呼ばれる、貴婦人のように上品な、美貌の娼婦マルグリット・ゴーティエ。パリの社交界で、奔放な日々を送っていた彼女は、純情多感な青年アルマンによって、真実の愛に目覚め、純粋でひたむきな恋の悦びを知るが、彼を真に愛する道は別れることだと悟ってもとの生活に戻る……。ヴェルディ作曲の歌劇としても知られる恋愛小説、不朽の傑作である。

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椿姫の感想・レビュー(595)

リベンジの作品。数年前は挫折してしまったのに、今回はすんなり読めた。やはり続きが気になって、ページをめくる手が止まらなかった。マノン、レスコーを下敷きとしているらしいが、どちらも読んでみた自分としては、椿姫の方が好きだ。美しいだけで、何でも許されたマノンとデ、グリューより、自分の力だけでパリを生き抜くマルグリットの方が好感が持てる。それにしても、アルマンが情けない。親のすねをかじって生活しているだけでなく、マルグリットに裏切られたあとの行動が最低。それを許すマルグリット、もう悲しくて読んでいられなかった。
★1 - コメント(0) - 3月15日

娼婦との恋愛を題材にした物語であるが、とても美しくて清らか。究極の愛は別れること?愛し合わないこと?ただ2人がそのまま付き合い続けたなら、このような美しい物語にならなかっただろう。ひとつ読んで感じたことは、誰にでも欠点はあるにも関わらず、そのカテゴリーによって人は偏見を持つ。
★4 - コメント(0) - 3月2日

再読。悲しい話だった。
★1 - コメント(0) - 2月13日

パリに住む若い男性と娼婦との恋愛の物語。アルマンの思いがマリグレットに届いたときアルマンの歓喜している描写が素敵だった。
★1 - コメント(0) - 2月10日

戯曲で有名な椿姫の原作。美しく、切なく、個人的には大変フランスらしい、パリらしいお話でした。繊細でありながら激しさを感じられるマルグリットが、読みながら愛しくなってきます。結末から始まるのですが、それでもラストの手記はたまらなくつらい。演劇、見たいな。
★1 - コメント(0) - 2月8日

悲しい結末に思うけれど、二人がもし全てを捨てて愛だけに生きたとしたなら、もっと残酷な終わりが待っていたと確信するの。どんなに綺麗な愛でさえ生物としての営みの前ではその純潔さを美しさを永遠に留める事は出来ないのだから。こんな身も蓋もない事をいう私も愛こそが救いと思っていた事もあるわ。ある日を境に捩れ屈折してしまったの。久々に触れた熱情に暫しの夢を見ました。 本当に相手を思いやる事ができた彼女に敬意を。感想本体は→http://ameblo.jp/yuuzu-7/entry-11975809554.html
★11 - コメント(0) - 1月11日

2014年の最後は世界的名作。様々な困難に満ちた人生の中でも、最後まで女として強く生きたマルグリットの姿に心打たれました。後半には彼女より容姿の優れた人物も出てきますが、彼女の気高い美しさは圧倒的。 自分のためでなく、誰かのために人を愛する姿には羨望まで感じました。 最後のマルグリットからの手紙から伝わってきた、非情な世間の風潮、それに1人で立ち向かった彼女の心境は忘れられそうにありません。
- コメント(0) - 2014年12月31日

aju
椿姫の作者デュマ・フィスがアレクサンドル・デュマの息子だということを知らなかった私。 私生児ということで、彼の生い立ちが書かせたのではないかと思いました。 当時、女性蔑視は当然であっただろうと思うのですが、そういう雰囲気を感じさせないところに、母子家庭の母親への愛情の細やかさといったものを感じました。 内容は一種の悲恋物ですが、当時のパリ社交界の様子を知ることができる点で面白い。 作者、小デュマの女性への優しさ、女性礼讚といったようなものを私は感じました。
★1 - コメント(0) - 2014年12月25日

「あたしは、あなたのおかげで、一生のうちたった一度だけ、楽しい思いをさせていただいたのですものね」。どんな男にも穢せないような高潔さを持った娼婦マルグリットと青年アルマンの、無力で儚い恋を描いた物語。白い椿の花言葉は「完全なる美しさ」、赤い椿の花言葉は「控えめな素晴らしさ」。椿を愛でる彼女は、死の間際に出会った最初で最後の恋で、相手の将来を思って自ら身を引いた。「控えめな素晴らしさ」を持つことで、彼女は完全以上の存在になったのである。どこか「舞姫」を彷彿とさせるストーリーだった。あとで書評かきます。
★44 - コメント(1) - 2014年12月1日

以前から読みたいと思っていて読みました。恋愛小説としてはあまりに清廉な雰囲気は冒頭にも語られた通りデュマフィスの弱者的立位置の人びとへ向ける目線のやさしさゆえかな、と。お父様のアレクサンドルデュマは作品を説教臭すぎると評したらしいですが作品をただの恋愛小説以上に昇華させて今なお愛されている理由はにじむその敬虔さ、清廉さゆえではないかな
★1 - コメント(0) - 2014年11月13日

理想と現実という題を愛を通して見つめる事ができる大傑作。 純粋で経験不足な若者であるがゆえに極端に人を愛し、人を憎む理想主義一辺倒のアルマンと娼婦として現実の甘苦を享受してきたゆえの虚無主義的なマルグリットとの愛の掛け合いは説明しがたい感動に襲われる。終盤のアルマンの父とマルグリットの密談は神の審判さながらの緊迫感があり、息が苦しくなった。
★6 - コメント(0) - 2014年10月20日

アルマンはあんなに惚れていながらなぜ残酷なことばかりしたのか。独占欲、嫉妬の感情ほど人を狂わすものはないなと思った。主人公との友情は続いてほしい。びっくりする位すらすら読めたので、これから訳者を意識するようになりそう。
★3 - コメント(0) - 2014年10月19日

ひたすらオペラの前奏曲と乾杯の歌を聞きながら読みました。名前だけは知っていた作品。年上のお姉さんと青年かと思いきや、想像してたよりもヒロインの年齢が若くてびっくり。病気を患った美女と田舎の青年貴族の恋物語は展開は読めるけれども、主人公の感情の起伏が激しいせいか飽きずに読めました。彼の「きみの奴隷だ。きみの犬だ。」には思わず苦笑でしたが、大型犬みたいな主人公が少し可愛い。すれ違ってしまった二人の最後の夜の場面がすごく切なくて好きです。長く読まれ続けている名作ってやっぱりどこか魅力がありますね。
★2 - コメント(1) - 2014年10月16日

疲れや眠気と格闘しながら学祭前夜になんとか読み終えました笑 この作品はフランスが舞台なので、劇中ではキリスト教を背景にした場面が多くでてきます。私は、人間が生まれながらにして背負うある種の業、カルマを登場人物たちに強く感じました。マルグリットが娼婦として人生を歩まねばならなかったことにはじまり、真実の恋から身を引かねばならなかったこと、また、青年アルマンは厳格な家庭に育ちながらも彼女と縁してしまったこと…悲喜交々の彼らの人生に、人間が生きていくうえで決して避けられない宿業がまざまざと浮かび上がります。
★5 - コメント(0) - 2014年10月12日

結末は知っていたけれども、競売で始まる冒頭からマルグリットに孤独と病の影が色濃いことに驚いた。もっとアルマンが地に足着けて上手くやっていたら・・・と思いたくなるけれども、愛にだけ熱中しのめり込む純粋なアルマンだからこそのマルグリットの愛なんだろうなあ。
★2 - コメント(0) - 2014年10月9日

生まれつき貧しく、教育を受ける機会にも恵まれず、善悪の判断もつかぬうちに娼婦として生きていくしかなかったマルグリットや同じ様な境遇の人々を思うと心が傷む。しかし、恋の力は素晴らしい。本当の恋愛をすることが出来ればそれによって人はこれ程までに成長することが出来るのだなぁ…。著者の社会的弱者に対する眼差しは温かく優しい。
★2 - コメント(0) - 2014年9月25日

ノイマイヤー振付バレエ「椿姫」を観てから原作に興味を持って。またフィギュアスケートの浅田真央の2010-2011年エキジビションナンバー バラード1番はタチアナ・タラソワさんがこのバレエから着想して振付たと思われる。使用されるショパンのピアノ協奏曲やバラード第1番が椿姫の作品の世界観とぴったり合っている。マルグリットとアルマンの真実の愛の物語 。
- コメント(0) - 2014年9月19日

古い作品ということもあってか、物語の構造は古典的だし、最初の方などは幾分説教くさくて鼻につく。だけど読み物としては結構おもしろい。見当はずれな読み方かもしれないけれど、相手を思うゆえに身を引き、さびしく死んでいくマルグリットは演歌っぽく見える。華やかなフランス社会を舞台にしているだけに、そのギャップを興味深く読んだ。
★5 - コメント(0) - 2014年9月15日

160年前でも人間の考えることは変わらないなあと思った。あと、これを読んだ直後にオペラを見たから、オペラが随分早回しに感じた。
★1 - コメント(0) - 2014年9月7日

華やかで香しきパリ。椿姫の魅力は『ピエタ』のクラウディアさんを連想させた。奔放で美しい娼婦マルグリット・ゴーティエと、財力はないけども愛を知った青年アルマンとのすれ違う恋の行方。真実をなんども裏返して、彼らの愛はどこを向く。もどかしくて、見ていられなくなるほどの情熱。でも、欲を言うならばやっぱり信じていて欲しかったな、と。手紙はもう、返事を待たない。儚い…。
★18 - コメント(1) - 2014年8月30日

アルマンの視点で語られたせいか、作者の特徴のせいか、どこか男性的な見方の物語だなと思った。恋に溺れたとしてもどこかに現実を見る女性と、熱中し後先を考えなくなる男性の差を感じたというか…。男性のほうが恋愛に対してはロマンチストだというのをふと思い出した。
★2 - コメント(0) - 2014年8月19日

読んでて苦しくなるくらい、また羨ましくなるくらいの恋愛。 これだけお互いだけを想い合えるなんて。 でも、これだけの愛はお互いを苦しめもするんだなと思った。
★2 - コメント(0) - 2014年7月20日

映画「カルテット!〜人生のオペラハウス〜」を観て、
- コメント(0) - 2014年7月13日

先輩から借りた本
- コメント(0) - 2014年7月13日

真に美しい人というのは その生き方もまた美しいもの
★10 - コメント(0) - 2014年6月8日

やっぱりこのお話好きだわ…ぐっとくるね
★2 - コメント(0) - 2014年6月5日

マルグリットと別れたあとのアルマンのマルグリットに行った復讐が馬鹿馬鹿しすぎる。そんなことをされながらも、マルグリットのアルマンへの思いが綺麗で、よけいに最後のマルグリットからの手紙に泣きたくなりました。
★9 - コメント(0) - 2014年5月31日

リハビリに読みました。 序盤は2人とも恋に溺れているかと思いきやマルグリットの方がずっと現実的ですね。アルマンは賭博に手を出したり母親の遺産に手をつけたり、全然周りが見えていない。マルグリットが愛した相手にお金をたかるようなことはしないと言い切っていたのが、きちんとしている女性だと思いました。アルマンが裏切りに怒り失恋に悲しみ相手に憎しみさえ抱くのは仕方ないと思いますが、復讐を実行するのは人間として情けないと思います。娼婦であっても人間として自立している高潔なマルグリットと対比されている気がしました。
★4 - コメント(0) - 2014年5月30日

高級娼婦として名高いマルグリット。彼女と恋に落ちたアルマンは彼女のために賭けで金を作り、母の遺産までも使おうとしていたために、父親がマルグリットに息子と別れるよう諭す。 そりゃ親の電話無視して、競馬に没頭して勝手にクレジット使ってる息子を変えたのは誰だってなるよね。極端な話。 結果、マルグリットはアルマンのために別れを決意しましたが、それを裏切られたと思い込んで彼女にネチネチ復讐…なんて器のちっさい男なの。。 アルマンはさておき、マルグリットが貫いた愛にはあっぱれでした。
★3 - コメント(0) - 2014年5月30日

マルグリットさん好きです☆ 奔放に振る舞うけど、賢くて、気丈で。 理想の女性。男前よね!
★1 - コメント(0) - 2014年5月21日

パリオペからの読了(笑)。マルグリットはもちろんオーレリで。
★3 - コメント(0) - 2014年5月12日

泣ける。しかしアルマンのお父さんはすばらしい!
★6 - コメント(0) - 2014年5月11日

これは愛と憎悪、善意と悪意など様々のものが高い水準で書かれた普及の名作に思う。マルグリットの生き様はそれまでの自らの罪を愛と信仰とによって浄化していき、そうして狭き門へと至るようでとても美しい。それと対極をなすようなアルマンの生き方――愛と嫉妬とによって生き、最終的にはマルグリットの崇高さに気づく、それは最終的には狭き門へと通じるだろう――僕はこれに大いに共感する。
★4 - コメント(0) - 2014年3月18日

☆☆☆☆☆ 過去最高!ありがとう♪
★10 - コメント(0) - 2014年3月4日

オペラの内容よりも、より深く現実との葛藤に苦しむふたりの愛を感じた。実際した高級娼婦の話と言われているが、現実にあったのならば美しい愛だなあ
★2 - コメント(0) - 2014年3月1日

何年ぶりかの再読。なんて美しくて気高いマルグリット。後半の彼女の手紙にはほんとうに読んでいて悲しくなってしまう。読者の私まで彼女に魅了されて彼女の死が恐ろしいくらい悲しい。まったく、アルマンめ!「あたしを好きだって人の言うことを一々聞いてなきゃならないんじゃ、それこそご飯を食べるひまだってありゃしないわ」は、名言だと思います。まじで。
★3 - コメント(0) - 2014年2月16日

ひとことで言ってしまうと身分違いの恋の物語ってことなんだろうけど、亡くなってからそうとう経ったお墓を掘り起こしてまで会いたいというのは、なかなかにすごいと思いました。なお、とても読みやすいです!
★4 - コメント(0) - 2014年2月3日

再読。「高級娼婦」ってもう言葉から、存在そのものがドラマチック。ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーで妄想。
★2 - コメント(0) - 2014年1月25日

ああ、なんて可哀想なマルグリッド!!せっかく人並みの幸せを手に入れられたと思ったのに。私ならばアルマンの父が訪ねてきても別れる事なんてできない。マルグリッドもそうすべきだったんじゃないかな。あんなに悲しい最後なんて。一緒にいないことで幸せになれた人なんて誰もいやしないのに。
★22 - コメント(0) - 2014年1月22日

授業で【La Dame aux camélias】と言う言葉を聞きこの本を読み始めました意味はフランス語で椿の淑女だそうですデュマが若かりし頃、パリ社交界で有名だった高級娼婦のマリに恋をし、この椿姫のヒロインのモデルとして書いたらしい。とても難しかったです!!オペラ座の怪人にちょっと似ている
★4 - コメント(0) - 2014年1月12日

椿姫の 評価:82 感想・レビュー:151
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