椿姫 (新潮文庫)

椿姫 (新潮文庫)
あらすじ・内容
椿の花を愛するゆえに“椿姫”と呼ばれる、貴婦人のように上品な、美貌の娼婦マルグリット・ゴーティエ。パリの社交界で、奔放な日々を送っていた彼女は、純情多感な青年アルマンによって、真実の愛に目覚め、純粋でひたむきな恋の悦びを知るが、彼を真に愛する道は別れることだと悟ってもとの生活に戻る……。ヴェルディ作曲の歌劇としても知られる恋愛小説、不朽の傑作である。

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椿姫の感想・レビュー(548)

理想と現実という題を愛を通して見つめる事ができる大傑作。 純粋で経験不足な若者であるがゆえに極端に人を愛し、人を憎む理想主義一辺倒のアルマンと娼婦として現実の甘苦を享受してきたゆえの虚無主義的なマルグリットとの愛の掛け合いは説明しがたい感動に襲われる。終盤のアルマンの父とマルグリットの密談は神の審判さながらの緊迫感があり、息が苦しくなった。
★4 - コメント(0) - 10月20日

アルマンはあんなに惚れていながらなぜ残酷なことばかりしたのか。独占欲、嫉妬の感情ほど人を狂わすものはないなと思った。主人公との友情は続いてほしい。びっくりする位すらすら読めたので、これから訳者を意識するようになりそう。
★2 - コメント(0) - 10月19日

ひたすらオペラの前奏曲と乾杯の歌を聞きながら読みました。名前だけは知っていた作品。年上のお姉さんと青年かと思いきや、想像してたよりもヒロインの年齢が若くてびっくり。病気を患った美女と田舎の青年貴族の恋物語は展開は読めるけれども、主人公の感情の起伏が激しいせいか飽きずに読めました。彼の「きみの奴隷だ。きみの犬だ。」には思わず苦笑でしたが、大型犬みたいな主人公が少し可愛い。すれ違ってしまった二人の最後の夜の場面がすごく切なくて好きです。長く読まれ続けている名作ってやっぱりどこか魅力がありますね。
★1 - コメント(1) - 10月16日

疲れや眠気と格闘しながら学祭前夜になんとか読み終えました笑 この作品はフランスが舞台なので、劇中ではキリスト教を背景にした場面が多くでてきます。私は、人間が生まれながらにして背負うある種の業、カルマを登場人物たちに強く感じました。マルグリットが娼婦として人生を歩まねばならなかったことにはじまり、真実の恋から身を引かねばならなかったこと、また、青年アルマンは厳格な家庭に育ちながらも彼女と縁してしまったこと…悲喜交々の彼らの人生に、人間が生きていくうえで決して避けられない宿業がまざまざと浮かび上がります。
★3 - コメント(0) - 10月12日

結末は知っていたけれども、競売で始まる冒頭からマルグリットに孤独と病の影が色濃いことに驚いた。もっとアルマンが地に足着けて上手くやっていたら・・・と思いたくなるけれども、愛にだけ熱中しのめり込む純粋なアルマンだからこそのマルグリットの愛なんだろうなあ。
★1 - コメント(0) - 10月9日

ノイマイヤー振付バレエ「椿姫」を観てから原作に興味を持って。またフィギュアスケートの浅田真央の2010-2011年エキジビションナンバー バラード1番はタチアナ・タラソワさんがこのバレエから着想して振付たと思われる。使用されるショパンのピアノ協奏曲やバラード第1番が椿姫の作品の世界観とぴったり合っている。マルグリットとアルマンの真実の愛の物語 。
- コメント(0) - 9月19日

古い作品ということもあってか、物語の構造は古典的だし、最初の方などは幾分説教くさくて鼻につく。だけど読み物としては結構おもしろい。見当はずれな読み方かもしれないけれど、相手を思うゆえに身を引き、さびしく死んでいくマルグリットは演歌っぽく見える。華やかなフランス社会を舞台にしているだけに、そのギャップを興味深く読んだ。
★4 - コメント(0) - 9月15日

160年前でも人間の考えることは変わらないなあと思った。あと、これを読んだ直後にオペラを見たから、オペラが随分早回しに感じた。
- コメント(0) - 9月7日

華やかで香しきパリ。椿姫の魅力は『ピエタ』のクラウディアさんを連想させた。奔放で美しい娼婦マルグリット・ゴーティエと、財力はないけども愛を知った青年アルマンとのすれ違う恋の行方。真実をなんども裏返して、彼らの愛はどこを向く。もどかしくて、見ていられなくなるほどの情熱。でも、欲を言うならばやっぱり信じていて欲しかったな、と。手紙はもう、返事を待たない。儚い…。
★17 - コメント(1) - 8月30日

アルマンの視点で語られたせいか、作者の特徴のせいか、どこか男性的な見方の物語だなと思った。恋に溺れたとしてもどこかに現実を見る女性と、熱中し後先を考えなくなる男性の差を感じたというか…。男性のほうが恋愛に対してはロマンチストだというのをふと思い出した。
★1 - コメント(0) - 8月19日

読んでて苦しくなるくらい、また羨ましくなるくらいの恋愛。 これだけお互いだけを想い合えるなんて。 でも、これだけの愛はお互いを苦しめもするんだなと思った。
★1 - コメント(0) - 7月20日

映画「カルテット!〜人生のオペラハウス〜」を観て、
- コメント(0) - 7月13日

先輩から借りた本
- コメント(0) - 7月13日

真に美しい人というのは その生き方もまた美しいもの
★10 - コメント(0) - 6月8日

やっぱりこのお話好きだわ…ぐっとくるね
★2 - コメント(0) - 6月5日

マルグリットと別れたあとのアルマンのマルグリットに行った復讐が馬鹿馬鹿しすぎる。そんなことをされながらも、マルグリットのアルマンへの思いが綺麗で、よけいに最後のマルグリットからの手紙に泣きたくなりました。
★7 - コメント(0) - 5月31日

リハビリに読みました。 序盤は2人とも恋に溺れているかと思いきやマルグリットの方がずっと現実的ですね。アルマンは賭博に手を出したり母親の遺産に手をつけたり、全然周りが見えていない。マルグリットが愛した相手にお金をたかるようなことはしないと言い切っていたのが、きちんとしている女性だと思いました。アルマンが裏切りに怒り失恋に悲しみ相手に憎しみさえ抱くのは仕方ないと思いますが、復讐を実行するのは人間として情けないと思います。娼婦であっても人間として自立している高潔なマルグリットと対比されている気がしました。
★2 - コメント(0) - 5月30日

高級娼婦として名高いマルグリット。彼女と恋に落ちたアルマンは彼女のために賭けで金を作り、母の遺産までも使おうとしていたために、父親がマルグリットに息子と別れるよう諭す。 そりゃ親の電話無視して、競馬に没頭して勝手にクレジット使ってる息子を変えたのは誰だってなるよね。極端な話。 結果、マルグリットはアルマンのために別れを決意しましたが、それを裏切られたと思い込んで彼女にネチネチ復讐…なんて器のちっさい男なの。。 アルマンはさておき、マルグリットが貫いた愛にはあっぱれでした。
★3 - コメント(0) - 5月30日

マルグリットさん好きです☆ 奔放に振る舞うけど、賢くて、気丈で。 理想の女性。男前よね!
★1 - コメント(0) - 5月21日

パリオペからの読了(笑)。マルグリットはもちろんオーレリで。
★3 - コメント(0) - 5月12日

泣ける。しかしアルマンのお父さんはすばらしい!
★6 - コメント(0) - 5月11日

これは愛と憎悪、善意と悪意など様々のものが高い水準で書かれた普及の名作に思う。マルグリットの生き様はそれまでの自らの罪を愛と信仰とによって浄化していき、そうして狭き門へと至るようでとても美しい。それと対極をなすようなアルマンの生き方――愛と嫉妬とによって生き、最終的にはマルグリットの崇高さに気づく、それは最終的には狭き門へと通じるだろう――僕はこれに大いに共感する。
★3 - コメント(0) - 3月18日

☆☆☆☆☆ 過去最高!ありがとう♪
★10 - コメント(0) - 3月4日

オペラの内容よりも、より深く現実との葛藤に苦しむふたりの愛を感じた。実際した高級娼婦の話と言われているが、現実にあったのならば美しい愛だなあ
★2 - コメント(0) - 3月1日

何年ぶりかの再読。なんて美しくて気高いマルグリット。後半の彼女の手紙にはほんとうに読んでいて悲しくなってしまう。読者の私まで彼女に魅了されて彼女の死が恐ろしいくらい悲しい。まったく、アルマンめ!「あたしを好きだって人の言うことを一々聞いてなきゃならないんじゃ、それこそご飯を食べるひまだってありゃしないわ」は、名言だと思います。まじで。
★3 - コメント(0) - 2月16日

ひとことで言ってしまうと身分違いの恋の物語ってことなんだろうけど、亡くなってからそうとう経ったお墓を掘り起こしてまで会いたいというのは、なかなかにすごいと思いました。なお、とても読みやすいです!
★4 - コメント(0) - 2月3日

再読。「高級娼婦」ってもう言葉から、存在そのものがドラマチック。ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーで妄想。
★2 - コメント(0) - 1月25日

ああ、なんて可哀想なマルグリッド!!せっかく人並みの幸せを手に入れられたと思ったのに。私ならばアルマンの父が訪ねてきても別れる事なんてできない。マルグリッドもそうすべきだったんじゃないかな。あんなに悲しい最後なんて。一緒にいないことで幸せになれた人なんて誰もいやしないのに。
★22 - コメント(0) - 1月22日

授業で【La Dame aux camélias】と言う言葉を聞きこの本を読み始めました意味はフランス語で椿の淑女だそうですデュマが若かりし頃、パリ社交界で有名だった高級娼婦のマリに恋をし、この椿姫のヒロインのモデルとして書いたらしい。とても難しかったです!!オペラ座の怪人にちょっと似ている
★4 - コメント(0) - 1月12日

後半は一気読み。
★2 - コメント(0) - 1月8日

デュマ・フィスが1848年に書き上げた彼の実体験を基にした小説。父親は、"巌窟王"や"三銃士"で知られるアレクサンドル・デュマ。本書を原作にしたヴェルディのオペラが有名なので、そちらを知ってる人が多そうです。青年アルマン(デュマ・フィス)と高級娼婦マルグリット(マリー・デュプレシ)の恋愛模様を綴った悲しい物語です。アルマンの昔語りという体裁で話が進み、読者は結末を知った上で彼らに何が起こったのかを読み進めます。後半のマルグリットの手記は胸に響きます。何度か映画にもなっており、古い映画ですが、おすすめです。
★22 - コメント(0) - 2013年12月26日

S.K
アルマンとマルグリットの悲しい恋物語。読者は読み出してすぐに恋の結末を知る。その結末に向かって、物語が進んでいく。2人の互いを愛する気持ちの大きさが伝わってくる。定期的にこの作品を読めば、自分のパートナーに対して自分の行動が相手をいたわったものになるのではないか。
- コメント(0) - 2013年11月15日

高校時代からの愛読書。ロマンティックで切ない恋愛小説。マルグリットもアルマンも相手を気遣うあまりすれ違う様が悲しい。
- コメント(0) - 2013年11月15日

有名な椿姫を初めて読みました。椿姫ってこんなにも悲しいお話だったのですね。マルグリットの気持ちも解らなくもないですが、もうちょっとなんとかならなかったのかと読んでいてイライラしました。こんな感想を書く私には、この小説の真の良さが理解できていないのかもしれません。それでも、愛ゆえの自己犠牲には胸が熱くなりました。
★66 - コメント(2) - 2013年10月17日

出て来る男主人公に呆れるばかり。親の脛かじって得た弁護士の資格など全く使わず娼婦に夢中。お金に困ると賭博で稼ぐ!?同情の余地皆無!昭和25年初版なので仕方が無いけど、表現も現代離れし過ぎて感情移入しにくい。若くて美しい女性に「あたしへたばっちまいますわ」「ねえちょいと」って言われても・・。新訳版でもあれば印象が変わるかも。二人の主人公に言いたい。「全うに働け。それから一人前の口を利け。」
★1 - コメント(0) - 2013年10月13日

「赤頭巾ちゃん気をつけて」でやたらと褒められていたので気になって読んでみた。結果は、残念なものだった。貴族の社交界の妾と庶民の男性の恋の物語であるが、この内容や文章にまったくときめかない。
★3 - コメント(0) - 2013年10月4日

2O
独特な書き方に戸惑いました。いつの時代も世間体とか職業の差別とかあって、そして自分もそれに踊らされてる一人だと再認識してしまいました。
★3 - コメント(0) - 2013年9月22日

アルマンのために全てを改めたマルグリッドの悲劇に涙しつつ、もう少し2人とも辛抱強くなれなかったのか、お互いの今後を冷静に話し合えなかったのか、とどうしても考えてしまう。でも、それは第三者目線だから言えることで、誰かを好きになっているとき、それが一番難しいんだろうな…。◆社交界の中で、心の底から2人の味方になってくれる人は誰もいなくて、あの華やかな世界は残酷なほど冷淡で、ただ社会の仕組みに支えられているということが怖かった。◆そして、何といっても訳文のすばらしさ!仏文学ということを完全に忘れられた。
★11 - コメント(4) - 2013年9月14日

すれ違いながらも、相手を想うということ。
★1 - コメント(0) - 2013年8月22日

アルマンの弱さとマルグリッドの強さのすれ違いが哀しい二人の熱く純粋な恋。椿のようにきれいなまま落ちるように死んでいくマルグリッドが切ない。
★1 - コメント(0) - 2013年8月11日

椿姫の 評価:82 感想・レビュー:140
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