青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)

青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)
あらすじ・内容
本当は知らない“幸せさがし”の原典。1911年ノーベル文学賞受賞。

クリスマスイヴ、貧しい木こりの子チルチルとミチルの部屋に醜い年寄の妖女が訪れた。「これからわたしの欲しい青い鳥を探しに行ってもらうよ」ダイヤモンドのついた魔法の帽子をもらった二人は、光や犬や猫やパンや砂糖や火や水たちとにぎやかで不思議な旅に出る。〈思い出の国〉〈幸福の花園〉〈未来の王国〉――本当の青い鳥は一体どこに? 世界中の人々に親しまれた不滅の夢幻童話劇。

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青い鳥の感想・レビュー(595)

クリスマス・キャロルはCC、青い鳥はBB、だれかAAな童話御存じないですか? なんでもないところに幸せを見出したい今日この頃
★29 - コメント(1) - 3月6日

【戯曲】青い鳥は小さな頃、絵本か何かを読んで知っていましたが、戯曲だったんですね。パンや犬、光や夜、幸福、時などいろんなものが擬人化されて登場します。
★28 - コメント(3) - 2月7日

「青い鳥」(新潮文庫)。子供の頃読んだときは、青い鳥が死んでしまったり、黒くなってしまったのがショックで、余り良い印象は持っていなかった。今回改めて読んでみてもやはり余りいいイメージが浮かばない。お芝居になるとまたファンタジーぽくなるのだろうか。其々の登場人物や場面のイメージが子供向けの絵本ではどのように描かれているのか見てみたい。
★14 - コメント(3) - 2月6日

★★★★★「幸せの青い鳥」は知っていたけれど、ちゃんと読んだことはなかった作品。有名な「チルチルとミチル」がこの作品に登場することも知らず…。当たり前に、身近にあるものの、かけがえの無さを思い出させてくれる。何度も読み返したい。
★6 - コメント(0) - 1月29日

かほどに名高い作品なのだが、実は初読。これが戯曲であることも知らなかった。ついでに言うと、結末も私がこれまでに思い描いてものとは違っていた。戯曲だが、読むよりも舞台で演じられるのを鑑賞する方がよさそうだ。全体はいわば夢幻劇。ただし、泉鏡花の例えば『夜叉が池』のような一連の幻想的な劇に比べると、やや即物的な感も否めない。舞台や衣装を事細かく指定しているのだが、そのことがかえって劇に制限を与えているように思われる。もっとも、子供たち向けの舞台として演じるなら、これはこれで子どもたちを夢の国に誘うかもしれない。
★370 - コメント(5) - 1月29日

初めて読んだ。読み終えた後、しばらくの間はとても後悔した。これはリライト版でも良いから小学生までに読んでおくべきだったと。しかし、歳を重ねるごとに再読すべき作品だと考え直す。これはもはや童話ではない。寓意が寓意でなくなることこそ恐ろしい。悟性が刷り込まれるのが人生なら、見過ごしたことを後悔するのもまた然りである。この作品が戯曲であることの理由とか、相対性原理との関係とか、背徳の暗示だとか、多くの解釈がなされるのも名作たるゆえんである。しかし、これは物語としてより、人生の局面において解釈すべき作品だと思う。
★26 - コメント(3) - 1月12日

ダンテの異界巡りよろしく、チルチルとミチルは光に導かれて幸福の青い鳥を探し求める。モーセが光輝く顔をイスラエルの民の前で覆わざるを得なかったように、光が幸福たちの前でヴェールを纏ったのは、彼らが恐れないためだった。主の時に明らかにされるその幸福とは、如何程に素晴らしいものなのだろうか。青い鳥が現実世界で色を変えてしまったのは、元々青くもない鳥に超自然の色づけをもたらすためだったのだろう。願い通りに鳥を受け取った少女が奇跡的に病から救われたのは、そして最後に鳥が飛び立ったのは、神なる光の暗示だろうか。粋だ。
★36 - コメント(0) - 2016年12月28日

児童文学の代表的な作品。だけど、大人向けでもある。それは忘れ去られた幸福の在処をこの本を読んで再確認できるから。フランス語翻訳の権威的存在の堀口大學訳だったが、平易で読みやすい文体だった。
★17 - コメント(0) - 2016年12月26日

さすが世界的な名作。素晴らしかった。普段気がつくことのない日常の中の幸福に、気づかせてくれた。私の周りは幸福で満ち満ちている。『健康な身体』があり『三度の飯が作れる環境や食材』があり『仕事』があり『愛』があり『服』があり『本』があり『考えることの喜び』があり…数えきれない。幸福は探し求めるものではない。目を開きさえすればすぐそこに無数にある。この真理がこのワクワクする童話の中に鮮やかに描かれている。目の前の幸福を嚙みしめようと思えた。本当に素晴らしい作品だった。
★68 - コメント(3) - 2016年12月19日

「あなたのおうちには、戸や窓が破れるほど『幸福』でいっぱいじゃありませんか」。幸福の青い鳥を追うチルチルとミチル。その過程で告げられる数々の教訓はもちろん、青い鳥はすぐそこにいたというオチ、閉じ込めることができないという結末も含め、とっても素敵だ。読んでよかった。自分の回りに息づく幸福を感じられる人になれるようになった気がする。
★80 - コメント(0) - 2016年11月27日

飛び立つ。
- コメント(0) - 2016年11月23日

たのしい夢から醒めたときのようなきもちになりました。まだ続きを見ていたかったけれど、胸がおどる余韻と、もう幕をとじてしまった切なさが残りました。でもこの旅は目醒めとともに霧散してしまうことはなくて、気づきを得て帰って来れたからこれでいいのだと思えます。離れてみて初めて気付くことがある、いや、離れてみなければわからないことがあるのだと、あの時の発見をつつきおこされたようなきもちにもなりました。すでに知っていることしか夢に現れないのなら、光も闇も理解した世界で、明るいほうを選び感じ取りつづけられたらいいです。
★16 - コメント(0) - 2016年11月15日

幸せはいつも手の届くところに…殺人鬼フジコに読ませたい。実は初めて読む「青い鳥」。小説ではないことに、まず驚きました。お芝居を前提とした戯曲なんですね。これを読んで感銘を受けた時点で、既に大切な物から遠く離れてしまっているのかな、なんてしんみり思いました。「青い鳥」ってしかし、凄いタイトルですね。生きているうちに読んで損はない一冊です。
★60 - コメント(0) - 2016年10月19日

見失っていた大切なものが沢山散らばっていた。贅沢なまでに溢れ出していた。この本はずっと生涯そばに置いておきたい。そして何度も読み返したい。
★15 - コメント(0) - 2016年9月13日

クリスマスイブの夜のお話。解説で訳者の堀口大學が書いています。「万人のあこがれる幸福は、遠いところに探しても無駄、むしろそれはてんでの日常生活の中にこそ探すべきだというのが、この芝居の教訓になっているわけです」 相対的な物差しを持った途端に人間は不幸になるのですよね…年末に再読しようと思います。
★29 - コメント(0) - 2016年8月29日

大学のフランス文学の授業で読んだ作品。ベルギーについて学んだり、作者の経歴から作品を照らし合わせて考えてみたり、すごく面白かった。メーテルリンクは、法律を学んでいたそうですが、過去には宗教の学校に所属し、葛藤もあったという。物語には、無意識に書き手の個性が出るから、すごいなぁって思う。
★9 - コメント(0) - 2016年8月28日

戯曲なので、好みは分かれる。しかし、幸せは案外そばにあること、幻想的な旅の中で思い出させてくれる。
★13 - コメント(0) - 2016年8月26日

大人も、いえ大人こそ読まなければいけませんよ。もうひとつの世界があることを忘れているのですから。 鳥はなぜ青い必要があったのでしょう。鳥は何度もつかまりますが黒くなったり赤くなったりします。さまざまな象徴に満ちた深い深い作品でした。
★14 - コメント(0) - 2016年8月24日

思いのほか重くて読むのに時間がかかった。
★5 - コメント(0) - 2016年8月23日

本当の青い鳥をさがしにいく話。「光」や「夜」が話だし、イヌやネコやパンまでも話しだす戯曲。テンポが軽妙で読みやすく、セリフがいちいち心に響きます。「チルチル ぼくもっと青いのも見たんだよ。でもほんとに青いのはね、それこそどんなにしてもつかまらないんだよ」
★17 - コメント(0) - 2016年8月5日

幸せの青い鳥を探すチルチルとミチルの物語。幸せとは探しているときは見つからず自分には手に入らないものだと思いがちだけれど本当は常に身近にあるもの。青い鳥を探す旅で二人は様々な世界を眺め様々な人間の生き方を眺め「在る」ものが「在る」姿を眺める。誕生してすぐ死ぬと運命付けられている赤ん坊も視点をずらして眺めてみれば不幸ではない。自分の運命を受け入れて覚悟して生きること。ああ。確かにそれさえ出来れば常に幸福なのかもしれないな。自己欺瞞ではなく運命を覚悟して受け入れること。難しいね。
★25 - コメント(1) - 2016年8月1日

読前からあったこの物語の記憶は、幼少の頃にみたアニメによる物だと思います 好きな御話でしたし、いつか小説に触れてみたいと思っていました 本書は舞台の台本風に書かれていて、演者の表情や立ち振舞い、登・退場の仕方まで( )で書き添えられているんです そういう事なら…と、此方も観客の視点から舞台を眺める感じで読み進めました 普通に読むよりイメージ拡がったような気もします(笑) 妖女の『石はどれでも同じ だが人間は、その中のほんの少しだけが宝石だと思ってるんだよ』の台詞と、“未来の王国”の世界観が抜群に善かった!
★11 - コメント(0) - 2016年7月28日

mzr
ノリが独特ですが、慣れるとサイクー!
★5 - コメント(0) - 2016年7月19日

台本風で書かれてるので、最初はとっつきにくいのかも。 2時間弱で読めて、心が洗われるような気持ちになれる話。 テーマは 幸せはいつも身近にある。 また終わり方が素敵。舞台で見てみたい。
★6 - コメント(0) - 2016年7月13日

名前だけ知ってる作品というのは、往々にしてその本質までは知り得ていないのだと感じた。俺は「青い鳥=気づいていない幸せ」かと思っていたが、実はそうでもないのかと読み終えて感じた。 青い鳥を探して旅をしたチルチルとミチルは多くのことを知り、元の部屋に戻った。道中に出会った人々、そして物々との経験は確かに彼らに「新たな視点」を与えたというのは納得だ。だけど、それがイコールで気づいていなかった幸せというのはなんだか納得出来なかったのだ。むしろ、これは幸せに気づいたのではなく、幸せを探すための決意の物語なのだ。
★15 - コメント(1) - 2016年7月3日

子供たちが自分の周りの世界を新しく見えるようになったとき、これが「青い鳥」なのかあと思い、チルチルが隣の「娘」のことに気づき、かけた言葉にチルチルの成長を、娘の返事にチルチルへの労わりを感じて、堰を切ったように涙が溢れた。おじいさんチルとおばあさんチルの言葉は寂しく、「夜」や「カシワ」の言うこと、「光」と「喜び」のハグに罪悪感を覚え、チルチルと未来の王国の子供との会話、「あけぼの」の船出と歌声には切なくも感動して、涙が滲んだ。時が経ち、世界が色褪せて見えたとき、また「青い鳥」がいりようになるのかもしれない
★13 - コメント(1) - 2016年6月18日

劇場を想像させる情景描写で、衣装や背景の説明がとっても丁寧。絵本を改めて読みたくなった。「幸福」や「喜び」が、知っているけど忘れていたなと思い出させてくれた。「幸福」もいろいろいるけど、どれが本当の幸福なのか考えさせられた。第六幕の目ざめでは同じ世界に戻ってくるけど子供たちが夢を通して、気付けていなかったことに気付けている。晴れやかな読了感。
★9 - コメント(0) - 2016年6月12日

「幸福の花園」の章が好き。前半はチルチルの人の領域に土足で踏み込んでいくような自己中さに辟易して、夜、森の章では青い鳥を見つけ出すことがいけないことのようにも思えた。
★15 - コメント(0) - 2016年5月13日

『ペレアスとメリザンド』がつかみどころがなかったので、比較のために再読。これもつくりが曖昧な戯曲だなと感じました。チルチルの愚かさ、イヌの不運さなどがうまく「落ちない」のは後味が悪いです。そして、これは「幸せの青い鳥は本当は近くにいた」という話ではありませんね。家にいたキジバトはそこそこ青くなっていただけで、チルチルも「ほんとに青いのはね、それこそどんなにしてもつかまらないんだよ」と言っていますし、そのキジバトすら逃げてしまいます。そして来年生まれる子は、すぐ死ぬ運命です。これは苦くつらい戯曲です。→
★12 - コメント(1) - 2016年5月1日

もう何度目かわからないほどの再読。幸せを追い求める人を青い鳥症候群などと言うようになって別の意味で有名になったが原作を読むと本当に奥が深い。「幸福の花園」に住む幸せのすぐ隣には不幸が住んでいて、その境は薄い幕のようなもので区切られている。その幕は「正義」の高みや「永遠」の谷底から吹いてくる風に始終吹きまくられている。「運命」という名前の番人がいる。様々な幸福の精がいて、残念ながら人間の意志をくじいてしまう幸福もある。邪悪なものも次々と出て来る。読むたびに違うシーンが刺さってくる本当に不思議な本である。
★30 - コメント(2) - 2016年5月1日

偶然、図書館で見つけ、内容を覚えていないので、衝動借り。戯曲でしたが、登場人物の紹介では、衣装の説明や出てくる順番まで、細かく指示されているので、これ一冊あれば、そのまま劇ができます。あーこんなお話だったかあ、と思い出し、懐かしさに癒されました。最後の教訓が素晴らしい。幸福は遠くを探しても無駄。わかるけれども、遠くに行きたくなる人間の欲望を抑えたい。
★26 - コメント(0) - 2016年4月23日

青い鳥を探しに出かけたチルチルとミチルの兄妹が、見えないものが見えるようになる力を借りて、"幸福"に気づいていくファンタジー。小説ではなく戯曲です。幸せは見つけにくくて儚くて、けれど、誰かから受け取ることもあれば受け渡すこともできて、それもまた幸せの一つであるはずで、そういった目に見えることのない幸せを言葉で感じさせてくれる作品でした。チルチルから手渡されたバトン、確かに受けとりました。今度は私が旅する番です。
★32 - コメント(2) - 2016年3月23日

なんとも言えないけど、好きじゃなかった。金とか土地とか、そういう俗な幸福だって、知恵やら愛やらと大差ないと思うし、幸せなんて近くにも、遠くにも見つけられるはずだし、見つけられないやつは一生見つけられないよ。「今も悪くはない」ってことと「今に満足する」ってのは違う。犬がとにかく可哀想。犬は哀れな生き物だなあ。
★45 - コメント(0) - 2016年3月21日

東京に行けば何か変わるかも、ニューヨークに行けば、パリに行けば、インドに行けば、なんて世界一周したところでけっきょく世界の中心は自分次第だ、幸福ってそばにあると気づかなくて、どんな幸福も手にしたとたんに色あせてしまうものなのかもしれない、そんなんじゃ一生幸福になんてなれないんだよね
★10 - コメント(1) - 2016年3月13日

再読。珠玉の台詞がそこかしこ。「未来の王国」の話は懐かしいような不思議な気持ちになる。罪でも病気でも、何かしらを持って生まれるというコンセプトが深い。それが宿命に繋がるのかな。変えられないのなら、精いっぱい抗って全力で生きるしかない。子の生まれ持ったものを受け止めきれなかった時はまた読み返そう。
★9 - コメント(0) - 2016年2月11日

貧しい木こりの子”チルチル”と”ミチル”は妖女ベリリウンヌの頼みにより青い鳥を探す旅に出た。二人のお供である光、水、火、砂糖、犬、猫、パンはそれぞれ思うところがありつつも、旅に付き添うが……真の青い鳥はいずこへ?/幼少時に「青い鳥文庫」を読んでいたこともあり、この作品を読んでみることにした。本当の幸せは案外、近い処に転がっているのかもしれないな。ところで、この「幸せ/幸福」というものは何なのだろうか?自分の思うように動くだけが幸福ではない。「欲」の大きさと相関すると思ったけれども、違うだろう……。
★35 - コメント(0) - 2016年2月10日

描かれた通り再現したら美しい舞台になる。青い鳥が家にいたという結末だけ知っていたが、間の冒険が面白い。
★12 - コメント(0) - 2016年1月29日

さあ、よくはわからないがね。きっと幸福になりたいんだろうよ。
★22 - コメント(1) - 2016年1月24日

たくさんのことを教えてくれる本。 読みながら「目がさめないのかい? まさか病気じゃないだろうね?」なんてどうか言わないで、彼らのお話を聞いてみてほしい。 「青い鳥」は、きっとすぐそばにいるはず。
★9 - コメント(0) - 2016年1月21日

話の筋は大まかに知っていたけれど、簡略化された「青い鳥」にはなかったお供や色々な国々に、大事なことが示されているように思った。うまく書くことはできそうにないのだが、要するに対話というか、心を通わせること、それも人とだけではなく、身の回りにある色々なものと。道具という認識で物を見ると、支配的でつまらないものになる。もっと情緒豊かに物と触れ合ってもいいように思う。そうすれば、人生の景色は様変わりするんじゃないかな。現代、なかでも都市で暮らせば、そういう思想を持つのって、難しそうだけど。
★11 - コメント(0) - 2016年1月3日

青い鳥の 評価:98 感想・レビュー:204
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