琥珀の望遠鏡〈下〉 ライラの冒険III (新潮文庫)

琥珀の望遠鏡〈下〉 ライラの冒険III (新潮文庫)
あらすじ・内容
そして、明らかにされる、二人の天命! 映画化決定。

やっと再会を果たしたライラとウィル。二人は黄金の羅針盤を頼りに旅を続ける。そして友達を救うべく〈死者の国〉へと向かう。しかし、それは最愛の守護精霊(ダイモン)との悲痛な別れを意味することに。ライラは苦渋の決断を迫られる。一方、アスリエル卿は地上の楽園を求め、共和国建設の準備をすすめていた。アスリエル卿と“天上の王国”との、世界を二分する闘いが今、始まろうとしていた!

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琥珀の望遠鏡〈下〉 ライラの冒険IIIはこんな本です

琥珀の望遠鏡〈下〉 ライラの冒険IIIの感想・レビュー(400)

脈絡の無いように見える旅路も全てライラとウィルと、そして世界にとって意味をなすものだった。大がかりな舞台設定でここまでまとめて来られたのは凄い。アスリエル卿は最後はライラに対してどんな思いだったのだろう?巻の前半で決戦が繰り広げられた後の不思議な世界は終幕への淋しさをじっくりと掻き立てにきます。そして訪れる疾風怒濤。「自分が何をなすか知らないままに行わなければいけない」というのが最もロマンチックに映る結末ではないでしょうか。
★6 - コメント(1) - 2016年8月19日

幼い頃に読んで記憶していたよりもかなり宗教色の強い作品だった。失楽園も読みたくなってくる。キリスト教についてもう少し知識があればもつと楽しめただろうな。出会いと別れを繰り返して、無邪気な少女だったライラが大人になっていく様子に胸が熱くなる。きっとウィルと交わした愛情は大人になるにつれて淡い初恋の記憶に変わって、お互い別の人を愛して結婚してゆくのだろうと思うと切ない、でもそれでいいんだよね。気持ちを確かめあってから別れるまでの短い期間のことを思うと、何度も涙を流してしまう…たくさんの人々の行動が複雑に絡み合
★1 - コメント(0) - 2016年5月26日

ウィル終盤のセリフ(うろ覚えですが)「天性は選べないけど、自分の道は自分で選ぶ」がかっこよかったかな。たぶんライラ三部作はこの最後の話だけ読んでなかったと思う。
★3 - コメント(0) - 2016年5月2日

3巻の話を振り返り、ライラの視点からみれば、友達を助けに行く、仲間ができていろんな困難を乗り越える……という冒険物語であり、子どもが読んでも楽しめる。俯瞰的には、教会や天使など神を表すものに対抗することや、300年前から始まった自然界の狂いを正していくことやなど、ミルトンの『失楽園』から影響を受けたというむずかしめのテーマが入っているという壮大な物語だ。最後はライラが新しいイブの役割を果たして世界を救うが、えっこれで?というもやもやを、ライラとウィルの運命の悲恋で盛り上げてまとめる(つづく)
★48 - コメント(1) - 2016年4月20日

再読でもほとんど忘れていました。友達を助けるために始めた旅をきっかけに良い感情だけじゃない苦しいことなども多く味わったライラ。ウィルも目の前で父親が殺されてしまう。攫われたライラを助けて死者の国へ。ダイモンと離れて死者の国を旅する四人。ハーピーと対峙したり皆と二度目のお別れをしたりとライラもウィルも色んなことと戦って最後には二人もお別れ。生きてる限りその場所に行くという約束をするシーンは泣いてしまいました。お互い自分の世界に戻ってやるべきことをやる。切なくなるけどさらに成長を期待できるラストでした。
- コメント(0) - 2016年4月4日

出会い。冒険。別れ。再会。そして再び別れ。長いようで短かったライラとウィルの冒険は、永遠の別れという形で終わりを告げる。「生きてるかぎり、ここに来るよ。世界のどこにいようと、ここにまた来る」まったく予想しておらず、涙涙のラストでした。決して子供向けのファンタジーではない、いくつになっても何度でも読み返せる、見事な三部作。
★6 - コメント(0) - 2016年3月22日

死者の国でライラはロジャーに再会。 そして幽霊たちを外の世界へ連れ出そうと画策するが―――。 風呂敷を広げ過ぎてどうなるか心配だったけど、落ち着く所に落ち着いたほろ苦いラスト。 今まで強烈な子だっただけに、冒険をとおして成長したライラに感慨もひとしおです。 読み応えがあって面白かったけれど、残酷なシーンが多々あったり、宗教色も強いので、児童文学としてはどうなのかな、と。
★12 - コメント(1) - 2016年3月7日

amy
創り上げられた世界観に圧倒される。壮大なファンタジーであるけれど、肉体的にも精神的にも目を覆いたくなるような残酷な描写も沢山あり、物語の結論へと向かう旅は、単純な児童向けの物語という体ではない。「黄金の羅針盤」は映画化されていたが、続編はまだ作られていない。宗教色の強い内容柄、色々と問題が起きるのかもしれないけど、やっぱり映像化してほしいな。
★2 - コメント(0) - 2016年1月28日

ライラとウィルの長くて短い物語は、世界をつなぐ窓の消滅と共に幕を閉じ、永遠に続くかに思えた子供時代に終わりを告げる。子供向けのファンタジー小説と思い読み始めたが、途中でこれは違うだろう?となり、最後は読む世代事に違った印象や感情を抱かせる物語なのだと思い至った。子どもは子どもなりに学び得るものがあり、長じて読み返し再認識する事で改めて作品世界で伝えたい思いを感じるのだろう。自分が今存在する世界こそが重要で、そこで成すべき事に向き合えば良い。そして傍らにダイモンはいないけれど、その存在は常に自分の中にある。
★25 - コメント(1) - 2016年1月15日

エンディングに向けて次々と話が展開していく。 最後はすっきりとした読了感
- コメント(0) - 2015年12月1日

再読。第2部以降すっかり影が薄くなったライラにがっかりします。異世界探訪譚みたいな部分にはうんざりするし、ライラの両親の結末にもがっかり。労作であることはわかりますが、やはりこのシリーズ、比較的シンプルな冒険譚であった第1部がベストです。エンディングは良かったですが。
- コメント(0) - 2015年11月2日

前作を読んでからかなり間が空いてしまったがついに三部作読了。主人公たちは子どもから大人へ。それぞれの世界で自らの未来を、地上の楽園を築くのだ。与えられた人生を、充実した人生をまっとうすべし。皆、力強い。「J.K.ローリングがオッフェンバッハなら、プルマンはワーグナー」という評もあるそうで、分かるような分からないような。壮大でした。[ガーディアン必読1000]
★14 - コメント(0) - 2015年10月4日

【ガーディアン1000】人は死ぬと魂はどうなるのだろう...。そんなことを漠然と考えたことが子供の頃から何度かある。肉体や血や目に見えるものでなく意識(魂)はどこから生まれどこにいくのか..この物語を読みながらまた思いを馳せた。そして人間は愛する人を守るために戦う。アスリエル卿、コールター夫人、ライラの関係もウィルとライラの関係も最後は愛情に溢れ心を揺さぶられた。しかし壮大で大冒険の物語だったがラストはなんとも切ない。心に深く刻まれる印象的な最後だった。
★35 - コメント(1) - 2015年9月24日

これはトールキンの『指環物語』やル・グインの『ゲド戦記』などに迫る、そしてここにしかない独自の世界を構築しえたまぎれもなく長編ファンタジーの金字塔である。読んでいる間、作品世界に耽溺することができる数少ないファンタジーなのだ。欠点は多々指摘できるだろう。世界の歴史をも覆す命運をかけた最後の戦いの意外なあっけなさをはじめとして、いくつもの瑕疵はありそうだ。それにもかかわらず、エンディングの切なさがそれらを補って余りある。続編はいらない。6月24日、洗礼者ヨハネの祝日の正午は永遠に記憶にとどめられるのだから。
★248 - コメント(1) - 2015年9月16日

★★★★★
- コメント(0) - 2015年5月5日

誰もが愛情と使命感に導かれて終焉を迎える。子ども時代をすり抜けようとする少年少女のあやうさを見守っていたはずが、大人すぎる潔さに圧倒される。「あたえられた人生をちゃんと最後までまっとうするべきだ」・・・いきなり襟を正す新年。もちろん歳だけはオトナな私は、彼らの「永遠に抱いていくつもりの打ち傷のような痛み」が必ず消えると分かっている。それがまたほろ苦くもあり。
★9 - コメント(0) - 2015年1月1日

嘘つきで自己中心的な人だったコールター夫人の娘に対する言葉が胸を打った。一番その場面が好きだった。
★1 - コメント(0) - 2014年10月31日

完結。最終巻でも色んな世界を渡り歩いていて面白かった。大人もライラたちもたくさん活躍していて良かった。終わり方は結構切ない感じだったのは予想外だった。大人になる事で得るものも失うものもあるというのは仕方ない事なのかなあと。外国作品なのにテーマがこういうのでも大丈夫なんだなあと後書き読んで思った。
★5 - コメント(0) - 2014年6月1日

ついに終了。大人になっても十分読める王道ファンタジーだった。改めて振り返ると、いくつも存在する異世界、異世界を行き来するアイテム、危機を救う子供たち、そして別れ、裏のテーマはキリスト教……と、ナルニアっぽい。とはいえ、魔女との対決を主軸とし分かりやすい善悪構造を持つナルニアに比べ、本作は複雑な親の愛情や、背景にある政治的問題、主人公達が良かれと為したことが害悪を為す、ライラとウィルの愛情と最後の決断…と単純ではない辺りが「大人も読める」と思わせる所以か。最後のメッセージも含め、見事な三部作だった。
★4 - コメント(0) - 2014年5月17日

ついに読了です。敵対の存在に思われたハーピー、コールター夫人もすばらしい活躍を見せてくれ感動した。ガリベスピアンとバルサモスも。 ライラたちの成し遂げた事でみんな幸せになり、何もかも上手くいったんじゃない?切ないけど綺麗な終わり方だったと思う。魂の自由と解放、自らの世界で楽園をつくる事、植物園での誓い。この結末を忘れたくない。
★4 - コメント(0) - 2014年3月23日

再読。初めて読んだ時は、ラストの切なさに涙したことを思い出しました。自分の世界で、幸せになろうと努力し、生きていくこと。訳者のあとがきにもありましたが、この物語のテーマは、まさにジョン・レノンの「イマジン」に通じているなぁと思います。続編もぜひ読みたい!
★2 - コメント(0) - 2013年11月12日

初めと最後でこんなに趣向の違う作品は珍しいのでは。
★2 - コメント(0) - 2013年11月3日

kev
日本語にはなっていないようですが,短編で後日談的なものがあるようです。翻訳されないんでしょうか・・・
★1 - コメント(0) - 2013年6月13日

ようやく読了。かなり時間がかかってしまった。面白くなかったわけではないのだが…w 何となくスピードが上がらなかった。
★8 - コメント(0) - 2012年12月6日

予想通りというか陳腐な終わり方だったけど、それでも文章はきれい。私は日本で生まれ育ったからこのへんの感覚がよく分からないけど、キリスト教圏でこういう話を書くってどういう意味を持つんだろう。シリーズ通して一番印象が変わったのはコールター夫人だったな。映画化が最後まで進んでたら、ミュレファがどう映像化されるか見てみたかった。
★3 - コメント(0) - 2012年7月31日

意外に大人なファンタジーのこのシリーズ、最後もちょっと切ないね
★1 - コメント(0) - 2012年6月15日

遂にライラの冒険シリーズ完結。黄泉国の研究をしているせいか、死者の国の描写に興味をもった。 (*読了後かなり時間が経過してから書いている為、曖昧な点あり)
★2 - コメント(0) - 2012年4月6日

シリーズ読破!! 面白かった~。ライラのその後読んでみたいけど、この終わりかたも悲しいけど仕方ない。
★2 - コメント(0) - 2012年4月6日

ライラの冒険シリーズの完結編。子供だったライラとウィルが大人になって別れる場面、ちょっと、せつない気持ちになる。
★2 - コメント(0) - 2011年4月23日

★★★★☆
- コメント(0) - 2011年1月11日

登場人物ひとりひとりがそれぞれに、心に秘めた想いに突き動かされて行動していきます。その先に待っているものがハッピーエンドじゃなくても、前に進むんですよね。現実には、神の存在があまり身近に感じられない社会にいますが、ちょっと神の存在について考えてみようかなと思います。
★4 - コメント(0) - 2010年8月9日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2010年7月25日

数年ぶりに再読。西欧世界のファンタジーは、これまで何度も神を殺そうとしてきたけど、その集大成がこのシリーズなんだと思う。最後まで読むと、この物語の底流に流れる強いヒューマニズムに気付かされる。そういう意味で、子供に読んで欲しい本なのかもね。
★2 - コメント(0) - 2010年7月22日

「訳者あとがき」にあったけど、大人が読む児童書、まんまだよ。第一部『黄金の羅針盤』から、所ところ出てくる哲学は、子どもには受け入れがたいのではないか?小学校高学年であれば、読めることは読めると思うが、うーん、どうだろうか。
★2 - コメント(0) - 2010年5月28日

一人一人の思う思いがすごい。重くて辛いが本当に、質量になって実現する。
★2 - コメント(0) - 2010年5月6日

なんて……なんて心を揺さぶってくれる本だったのでしょう。下巻ではもう一章ごとに涙が止まらず大変な思いをしながら読んでいました。登場人物全員が皆精一杯自分の信じるもののために命をとして突き進んでる感じがいい。今生きているこの世界で「楽園」を築こうというメッセージも力強かった。だからこそ、映画続編を不可能にさせたアメリカ社会というものが残念で仕方がない。コールター夫人もライラも最後まで演じて欲しかった。映像で見たかった。
★2 - コメント(0) - 2010年4月25日

大部ですが、濃密で面白い。ギリシャ神話のオルフェウスから『神曲』を経て『ゲド戦記』まで連なる冥界下りとそこからの帰還というモチーフを土台に、ヴェルヌにしばしば見られる「行方不明の父親の捜索」、手塚治虫を思わせるミュレファの世界、そしてもちろん聖書や『失楽園』など、過去の神話や名作を援用したメタファーがちりばめられています。嘘つきでありながら真理を知ることができるライラ、隠棲者でありかつ世界をつなぐ窓を作れるウィル、そしてダークヒーローであるライラの両親といった設定も秀逸。
★2 - コメント(0) - 2010年4月4日

最初の黄金の羅針盤を読んでいたときはこんなに壮大で、宗教や環境問題や死後の世界のことまで織り込んだ話になるとは想像もつかなかった。読み終えたときには、長い旅行が終わったときのような達成感と淋しさを感じた。全編映画化してほしかった!
★2 - コメント(0) - 2010年4月3日

琥珀の望遠鏡〈下〉 ライラの冒険IIIの 評価:58 感想・レビュー:73
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