黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)

黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)
あらすじ・内容
海外名作新訳コレクション。生誕200年! ミステリの祖、ゴシックの原点。天才作家の絢爛たる才能がここに。珠玉の名編を清新な新訳で。

詩人であり、批評家であり、推理小説の祖であり、SF、ホラー、ゴシック等々と広いジャンルに不滅の作品の数々を残したポー。だがその人生といえば、愛妻を病で失い、酒と麻薬に浸り、文学的評価も受けられず、極貧のまま、40歳で路上で生を終えた――。孤高の作家の昏い魂を写したかのようなゴシック色の強い作品を中心に、代表作中の代表作6編を新訳で収録。生誕200年記念。

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黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編はこんな本です

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黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編の感想・レビュー(1192)

硬質な美しさを感じる文章がさらに幻想的で怖い雰囲気を強めている。「黒猫」「ウィリアム.ウィルソン」は読んでいるうちにイライラしてきた。作者の精神的な崩壊を疑ってしまう瞬間がしばしば。こういう見方で読むのは違うのかなと思いつつ、読後はぐったりしてしまった。「アッシャー家の崩壊」が一番安定した気持ちで読めたので好みだったということかな。今度はポーの違うジャンルの本を読みたい。
★18 - コメント(0) - 3月8日

昔読んだ際に受けた恐怖感は薄れ、それと同時に黒猫の主人に対しての印象は怒りではなく憐れみに変わってしまっていた。再読というものは面白い。
★2 - コメント(0) - 3月8日

黒猫は正直に申し上げると動物虐待の描写があり読むのがちょっと辛い面もありましたがラストのオチには驚きというか犯人に魔が差した様子が人間臭いと思いました。『犯人チャレンジャー過ぎるでしょ(苦笑)』が読み終わった時の率直な感想です
★14 - コメント(0) - 2月15日

少し読み辛く、物語に入り込むのに時間がかかるが、終盤辺りに差し掛かるとページを捲る手が止まらない、そんな作品が多かった。黒猫は最後のシーンが印象的で頭の中に容易くイメージが浮かぶ。赤き死の仮面は、作者が何を言いたいか明示していない所が印象的。ライジーアはこの短編集の中で唯一面白くなかった。落とし穴と振子は最後でホッとする。ウィリアム・ウィルソンは良質なホラー小説。アッシャー家の崩壊は、終盤主人公が本を朗読し始めるあたりからページを捲る手が止まらなかった。
★11 - コメント(2) - 2月15日

古い。アイデアそのものが目的となっているものより、雰囲気を味わうオチのないもののほうが物語の寿命は長くなるのかな。
★1 - コメント(0) - 2月7日

ポーの代表作である「黒猫」と、「落とし穴と振り子 」が面白かった。ちょうどフランス革命繋がりで、実際に使われていた中世の拷問機器などの話を読んでいたので、巨大振り子が迫り来るシーンは胃の腑が縮む感じだった。【生誕208年記念イベント】エドガー・アラン・ポー生誕祭
★22 - コメント(0) - 1月29日

再読。…のはずなのだけれども、最初読んだときと大分読んだイメージが違ったなぁ。もっと凄いぞくぞく感があったんだけれども…。それでも、それはポーの作品の中での話であって、他の作品とは比べ物にならないくらいの戦慄は変わらない。知らず知らずの内に狂気の笑みを浮かべてしまいそうになるあの感覚は何度読んでも変わらず押し寄せてくる。
★9 - コメント(0) - 1月29日

人生初ポー。時代や風潮なのかポーの作家性なのか、描写の絢爛豪華さが目についた。目に見えぬ「何か」を描き出そうと事細かに記述するも、ソレが逆に目を眩ましてくる、その矛盾に酩酊させられてしまう。ソレは恐怖を内に秘めた恍惚で、虚ろの上で踊っているような、無意味に意味を築こうとする必死さと虚しさに振り回され苦しくなる。……ポーが早世したのも、分かる気がする。
★27 - コメント(0) - 1月28日

【ポー生誕記念イベント】にて読了。ポーは初読みです。ホラーとミステリーの創始者と言うべきか。終始、独特の陰鬱な雰囲気に彩られています。「黒猫」の最後の自己顕示欲と、死者と猫の復活。「赤き死の仮面」のカタルシスに驚く。そして、「ライジーア」と「アッシャー家の崩壊」に通じる女性の復活劇。独特の陰鬱な雰囲気が、後のラブクラフト等に繋がるのも納得した。高校時代に挑戦して読み切れなかた、ラブクラフト全集にも再挑戦しようかなという気持ちになる。欧米に住んだ経験のある人はより理解が深まるかも知れない。貴重な読書経験。
★187 - コメント(0) - 1月22日

初エドガー・アラン・ポー作品でした。文章が読み辛く、理解しにくいところがあったのでどの短編も集中するまで時間がかかりましたが終盤になると一気に読めました!落とし穴と振り子の話が1番好きです。
- コメント(0) - 1月20日

【ポー生誕イベント】YuriLさんに招待してもらって、図書館で借りてきた。黒猫だけ読了。猟奇的で衝動的な行動がとても恐ろしいけれど、さっくり読めてしまう。終わり方もやっぱり黒猫が重要な存在となっている。小4の息子もあっという間に読んでしまった。他の短編も次の機会に読みたい。
★16 - コメント(0) - 1月20日

ポー誕生祭のイベントで読みました。 独特な薄気味悪い世界が癖になりそう。
★89 - コメント(0) - 1月20日

《ポー生誕祭イベント》「黒猫」は良心のメタファーなのだそうです。アルコール中毒による精神の疲弊で、悪魔に襲われたかのような行動に出てしまう主人公。正反対の気持ちを同時に併せ持つ不可解な行動に出る主人公、それを『天邪鬼』の仕業と呼んでいたけれど、英語で言うところのDevilなのでしょう。一度読めば生涯忘れえぬほどの凄い影が、心の壁に塗り込まれた感じ。「ねこのようにミステリアスに書けたら」と語るポー、T・S・エリオットもその影響を受けた一人であるとのこと。「アッシャー家」の秀逸な描写、次は詩集を読んでみたい。
★66 - コメント(0) - 1月19日

ポー生誕208周年誕生日読書会参加本その1 「ライジーア」「落とし穴と振り子」が読めたのが嬉しい。他にも好きな「黒猫」「赤き死の仮面」「アッシャー家の崩壊」が収録されているのが良い。そうか、一往復するたびにだんだん下がっていく刃の元ネタは、これだったのか。
★39 - コメント(0) - 1月19日

【生誕208年記念イベント】エドガー・アラン・ポー生誕祭にて「黒猫」のみ読了。今回はとにかく語り手のわたしが変貌していく様が怖かった。すべての人が持っているとも思える、善と悪の心、光と闇の部分は危ういバランスのもとにある。少しずつ闇の部分が増殖し、人が壊れていくとしたら恐ろしい。この語り手の精神は抗えない闇の力に呑み込まれ崩壊していったのだ。
★57 - コメント(0) - 1月19日

【生誕208年記念イベント エドガー・アラン・ポー生誕祭】 1/19はエドガー・アラン・ポーの誕生日ということで読んでみた。狂気・陰鬱・恐怖・倒錯・破滅に満ちた不気味な作品。読後感も悪く、孤高の天才作家を凡庸な私は理解出来ない。でも苦手な本からしか得られないものがあるので、読んで良かった!また間をおいて読んでみよう。
★80 - コメント(0) - 1月19日

購入して積読本にしていたものをようやく読了。初めてのポー作品だったが、今まで読んでこなかったのを悔やむほどの傑作。さすがは世界中で愛されている著者。個人的には「落とし穴と振り子」が最高。独特の緊迫感と恐怖に陥りながらも、どこか冷静な主人公の語り口が妙に面白い。「黒猫」「アッシャー家の崩壊」もまた好きで、他にはない唯一無二の世界観に引き込まれた。
★40 - コメント(0) - 1月19日

2時間47分。音声デイジー。日本点字図書館と音訳者さんに感謝。ポーの作品は、なぜか日本語訳のほうが好みなんです。英語力が足りないだけですかね?(苦笑)
★7 - コメント(0) - 1月15日

赤き死の仮面 アッシャー家の崩壊 が好き。
★5 - コメント(0) - 2016年12月19日

再読してわかったけどポーの短編集普段本読まない人におすすめだと思います。薄気味悪い悪いのはポー作品の特徴だけど生理的嫌悪を感じないからオススメします
★2 - コメント(0) - 2016年12月4日

ポーがアメリカの作家だったことに今更ながら驚く。なんとなくイギリスかフランスだろうと思っていたから。それもまだ南北戦争も起きていない時代に生きて、40歳でその生涯を遂げていたこと。そう考えれば『ユリイカ』はやっぱり凄い。ポーは本当にタイムトラベラーだっんじゃないのか、と思う。これを読んで江戸川乱歩はうまくこの雰囲気を日本のじめっとした感じに当てはめてるな。特に初期の短編は。まあ乱歩のみならずポーの影響を受けてないミステリ作家はいないんじゃないのかと思うけど。「赤き死の仮面」の静かな狂乱の世界がとてもいい。
★43 - コメント(5) - 2016年11月28日

光文社古典新訳文庫でも読んだので一部再読。「黒猫」「落とし穴と振り子」「アッシャー家の崩壊」が特に強烈な印象。常に女性と死の匂いが漂う怪奇小説群。読んでいるこちら側が死に引き寄せられていくようで怖い。後年数々の作家に影響を与えた理由もよくわかる。
★22 - コメント(0) - 2016年11月17日

アッシャー家以外の方が好きだった
★2 - コメント(0) - 2016年11月9日

何も起きていないときに漂う憂鬱な雰囲気と一気に事態が絶望的になるときのスピードが素晴らしい。あとそんな事有り得ないだろ、と思いながら結構怖がって読めるところが良い。
★2 - コメント(0) - 2016年10月31日

いやー、どれもこれも病みまくっていて…(^^;) でも、「落とし穴と振り子」はわりと好きだったかな。最終的には助かるし。救われたのってこれだけじゃ?
★3 - コメント(0) - 2016年10月28日

江戸川乱歩が好きでその乱歩が影響を受けた作家という事で読んでみたかったポー。初見で古い作品だからかくどくてしつこいなと感じる文章に悪戦苦闘しながら現代の解説を交えながら読んだけど正直何かを感じる事はなかった。強いて言えば表題作の「黒猫」のラストの描写が良い意味で不気味で好きだったな。再読したら印象変わるかな~。
★19 - コメント(0) - 2016年10月27日

ポーの作品は、初めて読んだ。 これは、ゴシック編とのこと。 黒猫が一番怖かった。 どれもこれも怖い話で、穏やかに終わることがなかった。 いつかミステリ編も読みたい。
★26 - コメント(0) - 2016年10月10日

「黒猫」と「アッシャー家の崩壊」は再読ですが、新訳なので以前よりも格段に読みやすいです。そして、その分一層、怖いです。中でも「落とし穴と振り子」は夢に見そうなくらい怖かったです。出口のない恐怖を感じました。
★21 - コメント(0) - 2016年10月6日

クラシックギターの曲にアッシャーワルツというのがありまして、なかなかのいい曲です。本作品の読後感を曲にしたとのことで、普段読まないフィクションを読む羽目に。猫好きとしては黒猫も外せないと思い黒猫も。どちらも精神を病んでる感満載で、わたくしの精神衛生上よろしくない作品でした。曲はいいのになぁ……。
★13 - コメント(0) - 2016年9月30日

江戸川乱歩好きとしてはいつか読みたいと思ってた小説でした。でも僕は外国小説が苦手なのです。しかし読友さんのレビューのお陰で読む機会をいただきました。その結果「何を今まで躊躇っていたんだぇー」でした。開いたページから登場人物の悲痛な叫びや感情、場面の臭いや湿度、見た事ないけど朽ち果てる寸前の屋敷の質感等がモヤのように立ち昇り僕の顔面を覆いました(そんな感覚って事ですね)読んでいて息苦しくなったこの感覚、久々でした。ポーさんが路上で誰に看取られる事無く亡くなったのが40歳。同い年の時に読めて良かったです。
★19 - コメント(4) - 2016年9月28日

どれも読みやすい手頃な長さで、文章も平易でめちゃくちゃ読みやすい(短編集だから当たり前なんだけど) どの話もクライマックスで本当にぞわぞわ!どの話も濃厚。薄気味悪い感じは全体を通して勿論あるけど、生理的に嫌な感じはなかった。読んで損は絶対にしません!
★4 - コメント(0) - 2016年9月22日

ゴシックロマンって不気味な教会や陰鬱な屋敷を舞台にして、何も知らない純粋なヒロインが閉じ込められるか襲われるかして、助けにきた正義の青年が怪物を退治した後、お約束的に教会や屋敷は崩壊するっていうテンプレートがあったような。このテンプレに沿って考えると、まあフランス革命期なわけだから、旧体制批判と啓蒙思想の合わせ技、最終的に腐りきった旧権力者は滅んで純粋正義な理性が勝つという大団円エンドだと思うんだけど、何度読んでもアッシャーの結末の解釈が難しい。ここらへん、やっぱり分厚い専門書でも読まないと分からないか。
★2 - コメント(0) - 2016年8月31日

TKK
内青空文庫で「アッシャー家の崩壊」を読む。霧に囲まれた古めかしい館に暮らす古い血筋の兄妹。直系の血統しか許されないことで近親相姦を繰り返し、病的な性質を受け継いできたのかと推測できます。極度の神経症に犯された領主アッシャーの断末魔の叫びが聴こえてきそうで、思わず自分の肩を握りしめました。この存在感がポーなんですね。何度読んでも物語に酔えます。
★15 - コメント(2) - 2016年8月29日

★★☆☆☆  小説というより詩を読んでいる感じで、内容が頭に入ってこなかった。
- コメント(0) - 2016年8月15日

多種多様なタイプの原点みたいなのが溢れていた。巽さんの訳も凄いのかな、ストーリーを楽しむのと同時に日本語をとても堪能した感じ。登場人物のような境遇にあった事もないのに、その描かれる恐怖や薄気味悪い感じなどがとても想像しやすい!同じような意味の言葉を続けられて、それどう違うんだろう...と納得できるまで考えていくととても疲れるのだが、納得できたらその分重味は増すし広がる感じ。恐怖にも色々あるんだと具体的な描写で教えてくれて、一冊まるごと楽しめる。全体的に上品な感じがしたのも良かったな。
★9 - コメント(0) - 2016年8月12日

黒猫とアッシャー家の崩壊おもしろい。美女再生譚、小説と詩の融合。当時の医学では霧や湿気に満ちた場所が憂鬱症をもたらすと信じられていた。南北戦争以前のアメリカ史が影を落としてる。
★2 - コメント(0) - 2016年8月4日

151
「黒猫」という作品は知っていましたが、未読だった為、購入。「黒猫」は何度読んでも黒猫の不気味さに鳥肌を立たされた覚えがあります。どんどんページをめくる好奇心と、恐怖が入り混じった感じ…。ほかの作品ですと、「ライジーア」と「ウィリアム・ウィルソン」が気に入ってます。ライジーアはライジーアの美貌について延々と語っているような文がいい意味でくどかったですし、「ウィリアム・ウィルソン」はドッペルゲンガーの持つ怖気や、不気味さみたいなものがじわじわとやってくるような感じ・・・。
★2 - コメント(0) - 2016年7月26日

ホラーとギャグは紙一重。
- コメント(0) - 2016年7月10日

ポーは有名すぎて読んでなかったのですが改めて読了。ヤク中とアル中多すぎてそういう時代だったのか…と。全体的にホラー。語られない部分に想像力を働かせて補完すると面白い。
★3 - コメント(0) - 2016年7月1日

ポーの作品の中で特に好きな作品がたくさん入っている「ゴシック編」。しかも訳が巽孝之先生なら間違いない。学生時代にイングリッシュのクラスでポーの作品をいくつか選んでタームペーパーを書いたが、その時よりも大人になった今の方が作品の奥行を感じることができる。黒猫に関しては、実はこの黒猫は「黒人」を表象しているという論文を読んだ後に読んでみると全く違う作品を読んでいるように感じた。何度読んでも面白いし作品の深さに感動する。ポーはやっぱりすごいなぁ。
★5 - コメント(0) - 2016年6月21日

黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編の 評価:90 感想・レビュー:361
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