僕の名はアラム (新潮文庫)

僕の名はアラム (新潮文庫)
あらすじ・内容
村上春樹と柴田元幸の偏愛セレクション第一弾。移民の子が出会った、素晴らしき新世界。

僕の名はアラム、九歳。世界は想像しうるあらゆるたぐいの壮麗さに満ちていた――。アルメニア移民の子として生まれたサローヤンが、故郷の町を舞台に描いた代表作を新訳。貧しくもあたたかな大家族に囲まれ、何もかもが冒険だったあの頃。いとこがどこかから連れてきた馬。町にやってきたサーカス……。素朴なユーモアで彩られた愛すべき世界。 《村上柴田翻訳堂》シリーズ開始。   

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僕の名はアラムはこんな本です

僕の名はアラムの感想・レビュー(277)

おもしろかった なんというか、穏やかで、哀れで、アラムに携わる人々がみんな魅力的でよかった どの話もよかったが、最後の二篇が特に好き
★3 - コメント(0) - 3月20日

面白い。 ドメスティックな作家ならではの翻訳小説感がいい。 リチャード・ブローティガンみたいだ。
★4 - コメント(0) - 3月14日

アルメニア人の移民の子がアメリカのカリフォルニア州で過ごした日々。アルメニア人の子供が描いたアメリカをモデルにした風景画を観賞したような感覚になる。大学で教育を受けた店の主人が教育を受けていないが様々な言語を操る主人公たちに驚く場面が特に印象的。多くの言語を知っていることはある人にとっては凄いことで、またある人にとっては当たり前のことなのだ。
★7 - コメント(0) - 3月10日

平易で読みやすい英文の代表格サローヤン。学生時代によく読んだけど、柴田元幸さん訳なので購入。どの話も無邪気で性善説で、美しい風景画を眺めているようだ。柴田さんの訳はとても読みやすい上、巻末の解説もわかりやすかった。
★8 - コメント(0) - 3月2日

西加奈子さんがテレビでお薦めしていたので読んでみることに。少年アラムという作者を思わせる語り手のカルフォルニア州フレズノで過ごした日々。1915年~1925年の世界恐慌直前の背景だったり、アルメニア移民であることを加味してみてもわりと暗くなりがちな話かと思いきや、そんな事は微塵も感じさせない牧歌的な日常が淡々と描かれる。物語にはヘンなオジサンが多数登場し、堅物・夢想家・フーテンとバラエティー豊か。オバサンでなくオジサンってことがミソで何か地に足がついていない感じがよく解る。
★11 - コメント(0) - 3月1日

アリスの不思議の国の話しみたい。みんながのんびりしたとんちんかん。でも嫌いじゃないな。
★5 - コメント(0) - 2月17日

ak
何これ。ナニコレ。わーっといーずじーす。初めての面白さ! 移民ものを読みたかったのに違うテイストで…でも、これはこれで好きー 現実であってほしいような、作り話であってほしいような・・・ シュールで最初はビックリしたけど。 見てはいけないものを見たような居心地悪さが、読み進めていくとクセになって◎ ずいぶん昔から存在してたのですね、知らんかった… このテイスト嫌いな人おるんかなぁ。色んな人に勧めたい!
★3 - コメント(0) - 2月8日

非常にのびやかでユーモアな小説。登場人物に邪悪が無く爽やかな気持ちで終始読めた。一方で悲劇的では無いが一種の哀愁を感じさせる短編もあり面白かった。
★5 - コメント(0) - 2月8日

大家族の中で育った少年と大人達との関係が大らかで気持ちの良い話だった。周りのおじさん達の行動から良い事悪い事を学び、従兄弟達に揉まれて好奇心いっぱいに子供らしい時間を過ごす。結局あれは何だったんだろう?と回想する「三人の泳ぎ手」の店の主人との会話や、「オジブウェー族…」のインディアンとの関係がとても好き。
★23 - コメント(0) - 2月7日

1900年代のはじめ、9歳のアルメニア系移民社会に住む少年アラムの目からみた短編集。トルコによるアルメニア人弾圧からアメリカに逃げてきた人びとの貧しいけれどあたたかな生活。お気に入りは「ざくろの木」。砂漠を果樹園にしようと、ざくろの木を植える史上ほぼ最低の農場主メリクおじさんの哀しさを描く。現在のアメリカを知ったら、当時の移民の人びとはどう考えるのだろうか?複雑な気持ちになる作品だった。
★38 - コメント(0) - 2月1日

☆☆☆半
★2 - コメント(0) - 1月31日

「ザクロの木」が最も好きな短編である。夢を追い続け、敗れるメリクおじさんの姿の悲哀や美しさを、アラム少年と読み手の二人で眺めるような趣がある。サローヤンのこれらの短編には、いまアメリカや世界が封じようとしている多民族への寛容さをマイノリティの立場から訴えている。「相手がまっとうな人格であるかぎり誰に対しても悪意を抱かない」信条(146頁)と、移民の立場への思いやり(「哀れな、燃えるアラブ人」の229頁~の追悼の言葉)。アメリカに暮らすアルメニア人としての希望の言葉なのかもしれない。
★56 - コメント(1) - 1月29日

「アメリカを旅する者への旧世界流アドバイス」なんかはゲラゲラ笑えたし基本的に牧歌的でユーモアに溢れた雰囲気だけど「ザクロの木」「三人の泳ぎ手」に感じられる芸術肌の人間の悲哀のようなものや「哀れな、燃えるアラブ人」での喪われて消え去ろうとする旧世界の哀愁など味わい深く思えた。ラスト一編「あざ笑う者たちに一言」はちょっと雰囲気が違うような、何となくエピローグっぽさがあってすごく好き。あと金持ちになったら機関車38号みたいなことやりたい(笑)
★7 - コメント(0) - 1月27日

貧しくもあたたかな大家族に囲まれた、行動的なアラム。 個性的過ぎる叔父さん達や、いとことの冒険的な毎日が生き生きと伝わって来る。ニューヨークに向かう途中で出会った、伝道師の言葉「信じること」なんて素敵でしょう。
★6 - コメント(0) - 1月25日

アルメニア移民の少年アラムの視点で語られる物語は島国で生まれ育った日本人の私には想像もできないはずなのに郷愁を強く感じました。そして愛すべきおじさんたち!私の父が故郷から離れた地で仕事をするようになったのでいつでも会える距離には血の繋がりのある一族はいないけど、親子の血の濃さより不思議な一族の血…私にも思い当たる節があります。親戚が揃うと出る「誰と誰は似ている」という話。身内の評価より私がその人をどう思うか?なんですよ…偏愛ってそういうことですね!
★19 - コメント(0) - 1月22日

初サローヤン!西加奈子がテレビで面白いよってオススメしてたので読んでみました。アラムはもちろんのことメリクおじさん、ジコおじさん、ジョルギおじさん、最高のキャラクターです。しかし、そこはかとなく感じる哀愁感はアルメニア由来のものなのか、アメリカという国から漂うものなのか。しかし、サローヤンの多様性こそが全ての価値であるっていう想いがヒシヒシと伝わってきます。そう。「すべてを信じる」ことによりボクらはスクわれる。
★17 - コメント(0) - 1月17日

村上春樹、柴田元幸の二人が選んだ作品を新訳・復刊した「村上柴田翻訳堂」シリーズ。どうも柴田訳は苦手です。単なる相性、好みの問題だとは思いますが・・・。牧歌的で切り抜きの様な短編集だった。
★8 - コメント(0) - 1月17日

個性的なおじさんが登場。
★3 - コメント(0) - 1月15日

★★★★☆
★2 - コメント(0) - 1月14日

「やっつけ仕事」として書かれた『僕の名はアラム』のようだが、肩の力が抜けた筆致で、少年時代のおおらかさや純粋さが素直に伝わってくる。風変わりな叔父さん(伯父さん)が色々と登場するが、面倒に思いながらも一族でかばう懐の深さに胸が温かくなる。昔の日本の家父長制と似ているけれど、アラムたちは子供でも一人の人間として尊重されている様に見える。
★19 - コメント(0) - 1月3日

以前は「我が名はアラム」の題が主流だったけど、9歳の男の子の日常の話だから「僕」のがいいね。アルメニアからの移民の多く暮らす町で、9歳の少年が小さな冒険をしていたり、雑誌のクーポンによって詐欺っぽい通信教育を受けたり、いとこが盗んで(借りて)きた白馬に乗ったり。情けないおじさんジョルギの話が好き。でもこの話(ハンフォード行き)に出てくる米の炊き方が……。底本によって違うようだけど、この本では『水カップ4杯(本によって2杯)、米1杯、塩1匙』お粥なんだろうけど、これが主食なら日本人には辛い^^;
★27 - コメント(0) - 1月2日

子供の頃は盆、正月ともなると親戚一同が集まったもので、なじみの伯父さん伯母さんや、よく知らないのになれなれしいおばさん、子供ながらに「なんだかこの人変だなあ」と感じるパンチパーマのおじさんなんかがいた。近所の老夫婦だとか、駄菓子屋のおばちゃん姉妹、片手が義手のおじちゃんだとか、いろんな大人たちに囲まれて育ったものだなあ。そんなことを、思い出させてくれる本でした。軽快な会話劇で贈る、愉快なガログラニアン一族(とその周辺)の、笑いあり、人情あり、そしていくばくかの哀愁を湛えた短篇集。
★6 - コメント(0) - 2016年12月30日

DEE
アラムという少年が少年だった時代の、細々とした日常の短編集。 イメージとしては大きなイタズラをしないトムソーヤといった感じかな。 あまり入り込めなかった。
★5 - コメント(0) - 2016年12月22日

おもしろかったなあと、しみじみと思い出す。そんな本になるように思うのでありました。
★3 - コメント(0) - 2016年12月15日

愛すべきガラグラニアン一族のショートストーリー連。丁寧に描かれた童話のような世界観と恬淡とした語り口が独自の世界観を生み出している。おじさん出稼ぎに行く、の話と砂漠での柘榴畑の話が好き。 初めて読んだ作家さんだと思ったが、よくみると15年前くらいに読んだパパユーアクレイジー、の作者さん!納得。
★6 - コメント(0) - 2016年12月7日

この作者の『人間喜劇』が大好きだったので、柴田さんの新訳と聞いて思わず手に取る。アルメニア移民のアラム少年から語られる物語は、素朴で優しく、人間への愛や哀れみに満ちている。農父である前に詩人だったメリクおじさんや、とほうもなく気難しいおじいさん、ある日馬を盗んできたいとこのムーラッド。彼らの息遣いを感じる。なぜだか懐かしく思う。本を閉じても、まだ物語が続いてるみたいだ。こんな人になりたい。
★48 - コメント(0) - 2016年11月29日

図書館本。アルメニア移民の少年アラムの視点から語られる物語。このアラムという少年は著者サローネンの姿を投影したのだろうな。貧しくも温かく迎えてくれる大家族。町の風景、出来事の数々が素朴な描写ながらとても巧く伝わってくる。アルメニアについては恥ずかしながら殆ど知らない面ばかり。代表作『人間喜劇』も読んでみたくなった。村上柴田翻訳堂…このシリーズは今後も期待出来そうだ♪
★112 - コメント(0) - 2016年11月27日

ヘタウマのイラスト見る時みたいについ口許が緩んでしまう話ばかりでこんな寛ぐ本は久しぶり。賢なところはなくて愚が一杯。その愚はとぼけてあっけらかんとして繰り返し多くて懐かしく逞しい。鞭打ち分かってても学校抜け出してサーカスに行く。見栄張って非友好的な水路に飛び込む、未経験なのに新車のパッカードの運転手になる。それが小気味いいリズムに乗っている。そこにはアルメニアの悲惨な過去も同時期の「怒りの葡萄」の土地を追われる農民の悲惨な現在も見られない。けれどアラムに託された野太さが生きる原点に立ち返させてくれるよう。
★47 - コメント(2) - 2016年11月19日

故郷を離れ、移民となり別の国で生活をするという感覚は、日本人だとなかなか理解しがたいところがあるのではないかと思う。「美しい白い馬の夏」の中で、アラムのおじのホスローヴは馬を盗まれたことを嘆く農夫に言う。「馬一頭なくしたからって何だ?わしらみんな祖国を失くしたんじゃないのか?」この言葉にハッとした。荒れた土地を買い取り、開墾し、ザクロを植えようとするメリクおじさんの話も、どこに着陸するか分からない読めない展開がのんびりした読書時間を生む。一番好きな話は「オジブウェー族、機関車38号」。
★6 - コメント(0) - 2016年11月16日

脚本家サローヤンの短編集、
★2 - コメント(0) - 2016年11月10日

昔むかし三浦朱門訳で読んで愉しんだ作品。新訳で再読したらやっぱりいい!三浦訳の福武文庫は取ってあるので読み比べてみるのが楽しみ。
★2 - コメント(0) - 2016年10月31日

村上柴田翻訳堂をようやく読み始める。 第一弾として新訳された作品。作者のことは全く知らなかったけれど、少年アラムの、個性豊かな親戚たちとのショートストーリー集。 派手な何かが起きたりとか、奇想天外な結末とかそういうのは一切なく、少し変わった人々の生活が描かれるのだけれど、その手つきがとても優しくて読んでいて心が和んだ。良い作品集だと思う。訳者あとがきによれば、作者はそれとは真逆な人生だったようだけれど、だからこそこれが書けたのだというのは説得力があった。
★12 - コメント(0) - 2016年10月31日

mai
【村上柴田翻訳堂】ザクロの木が一番のお気に入り。哀れな、燃えるアラブ人のp226に付箋を貼っておいた。本書を教えて下さった読書メーターの方に感謝。教えて頂かねば、手に取ることもなかったかと(ㅅ˙ ˘ ˙)
★2 - コメント(0) - 2016年10月29日

ユルい話に奇妙なユーモア。きちんとしたストーリーはないのに面白いと思える。私も訳者と同じようにいいなあと思いました。
★5 - コメント(0) - 2016年10月2日

アルメニアのアラムと叔父さんたちの織り成す物語。牧歌的な雰囲気が漂う。日本の昭和も、こんな感じだった。いろんな叔父さんが出てくるが、悪い人はいない。
★9 - コメント(0) - 2016年10月2日

僕の名はアラムアラムという少し変わった少年のお話。アラムの親戚の変な叔父さん達が多数出てきてこざこざを巻き起こす。悪い大人がほとんど出て来なくて肯定感に溢れて暖かい。悪さを働いたアラムに対して懲罰を働く校長先生も仕方なくやってる感じがするし、アラムも罰を当然のように受け入れる。全く害のない小説。もう少し大きくなったら子供にも読んであげたい。まぁまぁ、面白いよ!
★4 - コメント(0) - 2016年9月20日

★★★☆☆基本的に悪い人は1人も出てこない。アラムと彼のいとこやおじさんの話。おじさんたちはみんなちょっとズレてるんだけど憎めない。素朴な話が多くて、読んでいてずいぶん和んだ。
★7 - コメント(0) - 2016年9月16日

好き。
- コメント(0) - 2016年9月14日

僕の名はアラムの 評価:94 感想・レビュー:132
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