絵のない絵本 (新潮文庫)

絵のない絵本 (新潮文庫)
あらすじ・内容
世界一もの知りなお月さまが教えてくれる不思議な出来事。

わたしは、貧しい絵描き。友達はいないし、窓から見えるのは、灰色の煙突ばかり。ところがある晩のこと、外をながめていたら、お月さまが声をかけてくれた……。ある時はヨーロッパの人々の喜びと悩みを語り、ある時は空想の翼にのって、インド、中国、アフリカといった異国の珍しい話にまで及ぶ。短い物語の中に温かく優しい感情と明るいユーモアが流れる、宝石箱のような名作。

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絵のない絵本の感想・レビュー(1547)

個人的に第十八夜がお気に入りです。ずっと海外行くならイタリアのベネチアと夢見ています。ベネチアの雰囲気が文章として絵本として想像できました。月が優しく語りかけてくる物語に心が暖かくなります。アンデルセンの有名な童話を読みたくなりました。
- コメント(0) - 2月13日

短い物語のため自分でよく場面を想起して読む必要があったが、ちょっとした時間に読むには最適な一冊だと思う。
★1 - コメント(0) - 1月23日

ひとつひとつの言葉からイメージを膨らませる楽しさを教えてくれる。 丁寧でやわらかな光景たち。
★1 - コメント(0) - 1月15日

tmm
独特の世界観。
- コメント(0) - 1月8日

星3 情景を想像しながらゆっくりじっくり読むと「絵のない絵本」を味わえる。切ないもの、ほっこりするもの、もしくは結末まで書かれていないことから引き込まれる物語もあった。
- コメント(0) - 1月6日

絵本特有の明暗のある表現が文章で味わえる。新鮮な感覚と明るい感情が良かったです。
★2 - コメント(0) - 2016年12月8日

なんど読んでも、不思議な印象を残します。
★1 - コメント(0) - 2016年11月26日

「そしてこの瞬間の喝采のことも、美しい歌姫のことも、その歌声や微笑みのことも、誰一人知る者もなく、忘れられ、過ぎ去ってしまうのです。私自身にとっても、この一時はすでに消え去った思い出なのです」。過ぎゆき止められない時(私が村上春樹に追い求めているテーマに重なる)、それは必然的に死へ行き着く。本書を彩るのは静謐なる死のイメージだ。「長い年月がたつうちには、この瞬間とまわりの自然とが、画家がきまった絵具でえがきだしたよりもずっと美しく、さらにいっそう忠実に、この子の思い出のうちに時折生きかえってくるだろう」。
★20 - コメント(2) - 2016年11月6日

かぜでねこんだので
★2 - コメント(0) - 2016年10月26日

『絵のない絵本』 ある晩、外を眺めていた孤独で貧しい絵描きに、月が話かける。三十三夜にわたって語られるその話は、時にユーモラスで、時に切なく、読む人を温かく優しい気持ちにしてくれる。物語の持つ穏やかな雰囲気が心地よく、内容もすっと入ってきて、ページを捲る手が止まらなかった。
★5 - コメント(0) - 2016年10月18日

この時代に欧州だけでなくインドまで見聞できた人って少ないだろう。それを月が絵描きに語る形だが、とても優しいタッチで綴っている。癒される。
★1 - コメント(0) - 2016年10月9日

19世紀のヨーロッパ、それ以前の風景及び歴史を想像しにくいので、なんとも言い難い。それでも月の視点で物語が展開されていく、とりわけ子どもの無垢な想いと行動が、なんだかほっこりさせてくれた。ゆっくり読むほうが、物語の味わいが出てくると思う。
★1 - コメント(0) - 2016年10月3日

★★★☆☆タイトル通り、絵はないけれど絵本のような。穏やかで、優しくて、切ない。今度はもっとゆっくり、じっくり読みたい。
★2 - コメント(0) - 2016年9月30日

月が貧しい絵描きに話す三十三夜の物語。スウェーデン、フランクフルト、イタリア、中国など世界の様子を語る。二七夜の中国は、若い僧侶と娘が寺院と家の中で、お互いを想う切ない夜。少しずつ秋の夜に読むお話だ
★31 - コメント(0) - 2016年9月30日

月が貧しくて孤独な画家に語る。世界中、いろんな時代を見てきた月。画家の絵の参考に語っているのでもなさそう。豊かな想像力が湧いてくる。短いお話ひとつひとつ、夜の月のイメージとぴったり心地よい。
★25 - コメント(0) - 2016年9月25日

月が物語を語るというユニークな文章。外国の事が多いのでイメージはし難いけれどリズムがあり、すっと頭の中に入ってゆく感じ。ちょっと切ない話もある。全体的には穏やか。
★1 - コメント(0) - 2016年9月15日

再読。時々、読み返したくなる1冊。
★2 - コメント(0) - 2016年9月12日

全体的にはよくわからなかった。けど文章が温かく読後感も良かった。一気に読むよりは、少しづつ読む方が良さそう。
★14 - コメント(0) - 2016年8月31日

再読。異国情緒漂う、お月さまからみた視点の幻想的な童話集。綺麗なお話しだけではなくて、清濁・明暗いろんなものが散りばめられている辺りが素敵。短い文章だけど、月からの視点で自分も覗き見てるように感じ取れるのような文書は魅力。多少重たい素材でも、情景描写が丁寧で詩的な表現だから、美しさや優しさが残る。一気に半日ぐらいで読むのもいいし、枕元に置いてちょっとずつ読むのもいいかもしれない。
★1 - コメント(0) - 2016年8月28日

ひとつひとつの月が語るお話が詩のように流れて、アンデルセンの新しい一面が垣間見れた。
★2 - コメント(0) - 2016年8月26日

寓意もなければメルヘンでもない。だけど唸り癒される。この感覚、サンテグジュペリの『星の王子さま』や稲垣足穂の『一千一秒物語』に近いかな。お月様がそっと人々を見ている。幸福もあれば不幸もある。無垢な子供にフォーカスを当てているかと思いきや、そのままギューンと視点が変わり罪人にスポットが当たる。優しい眼差しで朧ながらも照らしてくれる。人とは異なる何か上位の存在に見られている。この感覚を現代人は失っている。孤独に俯いている時も夜空を見上げればお月様がキスの嵐を降り注いくれている。そう思えると世の中全然悪くない。
★5 - コメント(0) - 2016年8月24日

再読。月が今まで見てきた出来事を、一晩に一物語ずつ絵描きの若者に語るという形式の短編集。アンデルセン自身の実体験や印象が元になっていて、絵はないのに美しくてちょっと不思議で詩情的で素敵な作品です。お気に入りは第十六夜の道化師のお話。
★2 - コメント(0) - 2016年8月18日

古今東西に及ぶ三十三の物語が時空を超えた月の視点によって描かれる、藤村の「千曲川旅情の歌」の如き、詩情豊かな紀行文・ラフスケッチとして絵描きに向けて語られる。それは一種平面的静的なスティル画のようでもあり、その為、夫々の読後の印象が何故か薄っぺらに感じられてしまうのだが、、。アネクドートのような骨太のユーモアが、「落ち」のある話にさえ見当たらない。つまりは、自分には作者が一体何を伝えたかったのか、さっぱりわからなかったのである。
★13 - コメント(0) - 2016年8月1日

お月さまが見てきた三十三の夜の出来事が語られる掌編小説集。時代や国を越えた物語が想像の翼を広げ、紡がれている。シンブルな言葉で表現され、たった2,3ページなのに、情景がありありと浮かんでくる豊かな文章。アンデルセンの創作の泉の広さを実感できる一冊だった。
★13 - コメント(0) - 2016年7月24日

わたしは感動していまいました。澄んだ心を思い出せそうな気がするくらい。
★5 - コメント(0) - 2016年7月1日

世界各国の文化や歴史的背景を題材にしている物語は理解が及ばなかったところがあるものの、子供の話や少し切なく感じる話はとても好きですね。軽やかで優しい文章でした。
★7 - コメント(0) - 2016年7月1日

何を見ても寄るべなきもの、弱いもの、寂しさ、もの悲しさ、孤独に目を向けてしまうのは、アンデルセン自身が孤独だからなのだろう。ローマやベネチアを書いてもイメージは廃墟である。特にベネチアを指して「都市の幽霊」という感性は詩人ならではだと思う。リルケを読んだ時にも思ったが詩人だから孤独なのか、孤独だからこそ詩人になるのか。美しく繊細な小話集だった。
★6 - コメント(0) - 2016年6月28日

なんかよくわからなかった。絵本なら絵でみたいし、文章との調和を楽しみたい。タイトルは◎
★6 - コメント(0) - 2016年6月22日

10
道化師のお話が印象的。
★2 - コメント(0) - 2016年6月21日

子どもたちの愛らしさと大人たちの切なさが織りまぜられた作品でした。
★2 - コメント(0) - 2016年6月12日

で、ちゃんと読みました。美しい。彼の人生を追っていると、勉強ができることと才能があることは違うけれど、才能を開花させるためには学問は必要なんだということを感じる。
★1 - コメント(0) - 2016年6月8日

孤独を抱えた人。この物語の絵描きと自分の違いについて考えてみました。夜空を見たり、物語を聞いたり絵を描くことは、自分自身と向き合い心に余裕を作ること。ネットやテレビを見ることは、世間や他人と自分を比べ更に心の余裕を狭めることかも知れない。もっと本を読んで心に余裕を作りたいと思いました。
★7 - コメント(0) - 2016年5月29日

読みたい本整理月間その3! 月が語り手となって、デンマークの小さなおとぎ話からヨーロッパ各地のお話を語ってくれる。美しくて豊かな表現が絵本よりも美しい絵画詩であると言われる所以なのね。ヨーロッパの伝承物語からアンデルセンが各地を旅して出会った異国の風景まで、彼の童話に息づく世界観の源を垣間見ることができる。
★6 - コメント(0) - 2016年4月10日

月が詩人に語るおとぎ話集。「この世界の生活は、月にとっては一つのおとぎ話なのです。」 アンデルセンの愛情と哀愁に満ちた世界観が堪らない。第二夜、第五夜、第十夜、第十四夜、第十六夜、第三十一夜が特に良かった。アンデルセンが語る子どもというのが秀逸に可愛らしいのは何故だろう。
★4 - コメント(0) - 2016年4月8日

【新潮文庫100】子どもにも読んで貰いたいので購入。でも、男の子だから読まないかな… 故郷から出てきて友達の居ない貧しい絵描きさん。悲しい気持ちで窓を見上げると、そこには懐かしい顔のお月さま。そして、三十三夜色々な話をしてくれます。私は第二夜の雌鳥と女の子の話が一番すきでした。
★42 - コメント(0) - 2016年4月4日

暖かさを感じる作品。あまり御伽話を読まない為か、読みづらさを感じつつ読了。
★3 - コメント(0) - 2016年3月26日

なにやらほんわかとなるものもあれば物悲しいものも。。月が物語るってのがいいね。太陽じゃこうはいかない。前読んだのが重苦しかったので童話?に手を出しました。
★3 - コメント(0) - 2016年3月22日

GJ部だった
★1 - コメント(0) - 2016年2月28日

星や泡になる少女たちのお話を子供の頃何度もくり返し読んでいた、それがアンデルセンだと気づいてまた読みたくなったけどもう手元にはない、いつなくしたのかな、覚えてないや、死が救いになる少女たちを思い出してはすぐ忘れてしまう、あの少女たちのことも月は見ていたのかしら、月は私たちにすべてを見せてはくれない、ただひとつしかないのにいつも違う顔をもつ、謎めいていて冷たくてきっと人間なんかに興味ないんだと思ってた、月の光はすべてを照らし出せるわけではないけれど、私の少女たちの静かな眠りを、月よ見ていて、月よ覚えていて
★3 - コメント(0) - 2016年2月15日

絵のない絵本の 評価:82 感想・レビュー:391
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