バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)

バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)
あらすじ・内容
ホームズ、魔の犬に挑む! 爛々と光る目、火を吐く口、青い炎で包まれた身体。恐怖に彩られた伝説を追う、シリーズ最高の長編。

深夜、銀幕のような濃霧のたちこめた西部イングランドの荒野に、忽然と姿を現わした怪物。らんらんと光る双眼、火を吐く口、全身を青い炎で燃やす伝説にまつわる魔の犬は、名家バスカヴィル家の当主ヘンリ卿を目がけて、矢のように走る――。きわだった叙景によって舞台となる特殊地帯を一種の密室のように仕上げ、息づまるばかりの緊張を生む、ホームズ物語中最大の長編。

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268ページ
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バスカヴィル家の犬の感想・レビュー(1717)

ホームズシリーズの長編の一つで言わずと知れた名作。古色蒼然とした荒野に甦る火を噴く巨大な犬の伝説に、好奇心をビシビシ刺激される。ホームズとワトスン君は途中別行動をとるのだが、ホームズの再登場の仕方が格好いい。それでも、この二人は一緒に行動してくれた方が良いな。今回は離れていても二人の友情は…的なのが見れたから、それはそれで満足なんだけどね。
★14 - コメント(0) - 3月12日

ガーディアン必読34/1000 AXNのシャーロック・シリーズで映像を観たけどやっぱり小説の方が尚良。プロット自体は財産目当ての殺人と割とシンプルだけど、伏線があれこれと張られていてサイドストーリーも流れちゃうんで、終始楽しめます。著名作家がそれぞれのベスト10に挙げるのも納得。面白かった。
★21 - コメント(0) - 3月8日

ここまでシャーロック・ホームズシリーズを読み進めてきた印象として、長編作品より短編集の方が好きかなと感じていたのだが、その認識を改めさせられた。つまり、この長編『バスカヴィル家の犬』がとっても面白かったのである。今回ホームズのもとに持ち込まれた依頼は、名家バスカヴィル家当主チャールズ卿の死を解き明かすこと。他殺の痕跡がなく、バスカヴィル家に代々語り継がれてきた魔犬の仕業と噂される卿の死の真相は如何に?ホームズが初めて超自然的な謎と向き合い、現実的なアプローチで斬りこんでいくのは読み応えたっぷり。
★51 - コメント(0) - 2月25日

面白かった。おそらくホームズの長編の中で最も著名な作品で、これをもって最高傑作と挙げる方もいらっしゃるそうだが、それも頷ける程の完成度の高い内容だった。細々と敷かれた伏線が終盤に一気呵成に回収されていく様は読んでいて本当に見事で、よく出来てるなあと思った。西部イングランドの特殊地帯の情景描写も秀逸で、まるで文学作品でも読んでいるかのよう。今回珍しく私用で直ぐには行けないというホームズの代わりに単身事件の舞台へと乗り込み孤軍奮闘するワトソン君がちょっと可愛い。そして毎度ながら延原謙氏の翻訳が大変素晴らしい。
★100 - コメント(0) - 2月11日

「本当に面白い!」というありふれたことしか言えない自分の語彙力や表現力の無さが歯がゆい。これも再読だが、それでもこれだけ面白いと感じるとは。/なるほど、今更ながらシャーロック・ホームズシリーズが全世界でいつの時代にも愛されている理由が分かりました。/それと、長編ではこれが好きだという人が多いというのも分かる気がする。甲乙つけがたいんだけど、敢えて言うなら私個人的には『恐怖の谷』かな。
★13 - コメント(0) - 2月9日

ホームズシリーズ長編3作目。ホームズ最大の事件。バスカヴィル家とそれに取り憑く魔犬の伝説…ホームズ長編お馴染みの犯人独白(回想)がなく話は最後まで突っ切る。推理小説だけでなく冒険小説としての側面もある。不気味な魔犬伝説やバスカヴィル館のある沼地の特異な環境が物語の面白さに拍車をかける。最後の最後までワクワクさせられる。単身バスカヴィル館に行くはめになったワトスン君のプレッシャー感じまくりの姿に大丈夫かと心配になり、そんなワトスンを放っておいて何をしているんだホームズ?!と焦らされる。最高傑作だと思います!
★96 - コメント(1) - 2月5日

三十年ぶりくらいに再読。こんな話だったかな? 「犬」の正体にはがっくり来た覚えがあったんだけど、今回もがっくりw ホームズの大芝居、好きだなあ。
★10 - コメント(0) - 2月1日

シャーロックホームズシリーズは初めて読みました。コナン・ドイルは都会的な文章を書くイメージがありましたが、予想に反して自然や博物学のことを書くことがうまかったです。イギリスの自然が映像化されて目に浮かぶようでした。登場人物も魅力的でした。物語もよく書かれていたと思います。私はまだ、シャーロックホームズシリーズを読んでいませんが、今後、他の作品も読めば、徐々に理解が深まると思いました。
★25 - コメント(0) - 1月19日

「事件のもっとも困難だと思われる点に、十分考察をくわえ、科学的な分析をほどこしてみるのが、もっとも早く全体を明らかにする道なのだ。」
★9 - コメント(0) - 1月11日

再読及び洋書と同時並行で読んだので感想は洋書にて。脳内副音声はホームズは露口茂さんでワトソンは長門裕之さん。読了。
★65 - コメント(0) - 1月11日

2016年はシャーロック・ホームズで読み納め。「緋色の研究」を読んで以来の長編。魔の犬伝説が伝わるバスカヴィル館がある不気味なダートムアを舞台に、手に汗握る展開で物語が進みます。ページをめくる手が止まらず一気読み。面白かったです!まるで自分もそこにいるような緊張感を味わえました。今回はワトスンが孤軍奮闘。聞き込みしたり、怪しい人影を追跡したりと大活躍でした。その場面の描写が細かくて想像しやすいし、ホームズに褒められて喜ぶ姿も可愛くてよかったです♪
★36 - コメント(0) - 2016年12月31日

バスカヴィル家の不穏な伝説、先代の怪死、ヘンリ卿を付け狙う怪しい影、なんとなく秘密のあるらしい住人たち。読者をハラハラドキドキさせる要素が詰まっていて、面白く読んだ。これまで読んだホームズものの中で一番好き。ホームズに頑張りが評価されて嬉しそうなワトスンがかわいい…笑 何冊か読んで、女性に関しては美しい者すなわち善という法則が見えてきたような気がする。
★15 - コメント(0) - 2016年12月22日

非現実的でオカルトじみた依頼から、おどろおどろしさ全開の沼沢地を舞台に恐怖の謎や危険な犯人を、特にワトスンが中心に追い掛けていく形を取った「思い出」までに比較してかなり異色と言える作品。ホームズシリーズのいちばんの魅力はホームズが次々と推理材料を見付けそれらの取捨選択をおよそ完璧にこなして推理して魅せるような快刀乱麻を断つが如く活躍にあると思うが、ワトスンが一人不安を抱えながら意外にもその才能を発揮する期間というのも新鮮で面白かった。霧の掛かった小雨の夜とかに読むともっと情景に酔えそう。
★34 - コメント(0) - 2016年12月17日

NAO
再読。荒野、底なし沼、濃霧といった西部イングランド・デヴォンシャーの特異な地形と、バスカヴィル家に伝わる呪わしい言い伝えが巧みに融合され、暗く重い独特の雰囲気を作り上げている。古びた館を取り巻く湿地帯一帯が一種の密室状態のようなものになっていて、それが、実に効果的に、この事件をより複雑怪奇なものに見せている。さらに、賢く抜け目のない犯人の裏をかくためにホームズがとった二重三重にもなった作戦も、何とも巧妙で印象的だ。ホームズ物の中で、一番好きな作品。
★70 - コメント(1) - 2016年12月7日

再読。巨大な岩石が散在する荒野、底無し沼、古びた館、呪いの伝説、脱走した殺人鬼、火を吐く魔犬など、魅力的な要素がふんだんに込められている。特に舞台となる沼沢地が妖しくて好き。視覚的なインパクトが強いので、ぜひとも映像として観てみたい。「四つの署名」での追跡劇以上のスリルを感じる一方で、じわじわと迫る陰鬱な薄気味悪さもあり、ホームズの存在が本当に頼もしかった。短編ではホームズの鋭敏な推理が際立つが、長編ではワトスンの出番が増えるのが嬉しい。役目を与えられ、自慢げに報告するワトスンが微笑ましかった。
★37 - コメント(1) - 2016年11月7日

S
幻のように現れた恐ろしげな怪物と、名家バスカヴィル家に纏わるミステリーにホームズが挑む。推理というよりもむしろ冒険小説のような読み心地。解説にあるように、ミステリーというジャンルでは情景描写は不必要であるという論調は多く、実際「風景や情景を事細かにしたところで…」と感じることはあるだろうと思う。しかし本作の場合、けぶる霧の立ち込める荒野に、じっとりとした沼沢地という舞台設定が、実に味のある演出を成功させている。いきいきとした登場人物たちの活躍も相まって、臨場感たっぷりに物語に没頭できるのだ。
★57 - コメント(0) - 2016年10月26日

子供の頃に読んだなかで、一番面白かった記憶がある。不気味な荒野を舞台にした手に汗握る展開、ワトソン博士と読者の予想を裏切るホームズの鮮やかな行動、そして不気味な「魔の犬」との対決....。読者を捉えて離さない、一流の推理小説だと思う。読者の裏をかくには、まずは語り手であるワトソン博士の裏をかく。実によくできたドイルのトリックである。それにしても、設定から多くの人を巻き込んだ筋まで、本当によくできている。
★80 - コメント(0) - 2016年10月23日

kuy
 面白かったです。原作のシャーロックホームズシリーズはなぜだか好きになれなかったですが、今回で好きになれました。正直昔読んだ緋色の研究も四つの署名もあんまり面白く感じず、どっちのストーリーもあまり覚えていない。  ベイカー街で退屈してるホームズへ突然僻地の言い伝えに似た事件についての解明という依頼が舞い込んでくる。その言い伝えもさることながら、それと似た事件の謎も興味深い。  正直カンバーバッチ版ドラマでめちゃくちゃハマったので、これも一様読んでみようとしたのが正しかったです。前2作もまた読み直します。
★15 - コメント(0) - 2016年10月21日

野蛮で残酷なご先祖のため呪われたバスカヴィル家。外界から遠く隔たった田舎の陰気な沼沢地が舞台。目は爛々と輝き、口から炎を吹くという魔犬。まさか本当にいるのか、ドキドキ。ホームズがなかなか彼の地に登場してくれないので、ワトスンとともにヤキモキしているところへ満を持してのご登場。謎解きの面白さを存分に味わえました。【G1000】
★24 - コメント(0) - 2016年10月15日

『思い出』後の作品として執筆された長編。ホームズは前面にあまり出てこず、ワトスンのデヴォンシャーでの活動記録が中盤を占め、伏線とホームズの活躍の舞台を築き上げていく。敵を欺くにはまず味方からという格言どおりの展開に、ホームズの登場をワトスンのように待つ読者の姿がそこにあるのだ。
★46 - コメント(0) - 2016年10月11日

PPP
★★★☆☆:「バスカヴィル家の地獄犬が出る」という噂から依頼を受けるホームズ。徐々に押し寄せる白い濃霧、巨大な猛犬から逃げまどう… 泥沼の底に沈んでいる怪物とは…。〝巨大な猛犬〟というだけでも確実に腰を抜かしそうだけど、火のような眼で〝口から焔を吐く怪物〟と来たら… 怖過ぎる。冷酷で用意周到な事件… 悲劇的な結末も止むを得ず。(ホームズとワトスンの友情関係が面白い。)
★22 - コメント(0) - 2016年9月18日

シャーロックホームズシリーズに挑戦三冊目。訳者解説にあるとおり、西部イングランド地方の荒廃した叙景が、作品の薄気味悪さにかなり加担してくれている。二部構成になっていないからか、「緋色の研究」「四つの署名」に比べて、長編としての面白さがラストまで続いている印象だった。ワトスン視点で事件への追求や憶測が続くので、それに翻弄されて、この先はどうなるんだろう?誰が犯人なんだろう?とハラハラドキドキ……したところで、ホームズが華麗に登場。こんな登場の仕方をされて、かっこいいと思わずにいられますか!
★8 - コメント(0) - 2016年8月27日

「ホームズよ、早く来てくれ」の一言に尽きる、これは良い。
★10 - コメント(0) - 2016年8月25日

不気味な雰囲気が鮮やかに描かれていてとても面白かった。
★10 - コメント(0) - 2016年8月24日

この訳文で読むと雰囲気が半端じゃないですね。古風で暗く不気味な沼地での伝説の魔犬との戦い……恐怖が真に迫るものだったと思わせる。
★9 - コメント(0) - 2016年8月17日

can
「緋色の研究」に続きホームズ2冊目。魔犬に呪われた一族という、ちょっと非科学的なテーマ。そして舞台が濃霧立ち込める不気味な沼地。そして陰気な古城・・・雰囲気たっぷりなのです!物語に飽きさせるところがなく、組み立てが面白いなと思いました。序盤はホームズと依頼者に起こる奇妙な事件の数々→いよいよ本拠地に乗り込むで!と思いきや、ホームズは行かず、ワトスンが一人で偵察するはめに→中盤もなんだかんだといろいろあり、ワトスン君大活躍→二人が再会してからはあっという間に事件解決!ホームズの推理は相変わらず鮮やかでした!
★50 - コメント(2) - 2016年8月4日

ホームズシリーズは長編よりも短編の方が好みなのですが、これは緋色の研究や四つの署名とは違った感じでまた面白かったです。
★15 - コメント(0) - 2016年6月19日

昔読んだような気はするのですが、全く覚えていなかった。底なし沼にかこまれた小山、冒険心がくすぐられます。ホームズシリーズは、やはりホームズとワトスンのかけ合いが魅力。けなしてるのか、ほめてるのかわからないホームズのワトスンへの賛辞、ワトスンにはちゃんと伝わるのね。
★17 - コメント(0) - 2016年6月18日

ホームズの時代も今からみると随分時代がかっていて良いが、伝説のバスカヴィル家の犬の由来も1650年頃という時代物。場所もイギリスの荒野で沼沢地、濃霧と暗い気分にさせる土地柄。犯人も頭が良く残忍。背景がとても良い感じ。ワトソンの方が目立つのに、やっぱりホームズが主役なのはキャラと事件の詳細から解決を導く鮮やかさからか。面白かった。
★15 - コメント(0) - 2016年6月11日

シャーロックホームズは「冒険」「緋色の研究」に続いて3冊目。シャーロキアンの方々には申し訳なきも今までの2冊はもう一つピンと来なかったが、これは面白かった。ムアの荒涼とした風景と底なし沼、そして伝説の魔犬、謎解きもだけど、舞台装置が良いよね。
★30 - コメント(0) - 2016年6月3日

ワトソン大活躍!そしてホームズ登場時の「またせたな!」感すごい。ホームズが言うまで犯人全然わかりませんでした。
★21 - コメント(0) - 2016年5月29日

いや~面白かった。ワトソン大活躍。でもこの頃のワトソンは仕事してなかったのかな。短編集も読んでて面白いけど、やはり長編は長編の面白さがあるよな。ホームズシリーズもあと1冊。楽しみだ。
★12 - コメント(0) - 2016年5月20日

やはりおもしろい!脳内でグラナダ版のホームズやシャーロックもいろいろ参照しながら読むと原典のすごさがよくわかる。
★15 - コメント(0) - 2016年5月20日

ワトスン博士の探偵見習いとしての経験値が溜まってきましたね…これは近々探偵にレベルアップするのも近いかもしれません。ホームズは相変わらずの名探偵っぷり。物事を天から俯瞰して見ることの出来る第三の目を持っているとでもいいましょうか、物の捉え方の次元が違います。ボーっとしてると置いて行かれてしまいます笑。
★25 - コメント(0) - 2016年5月14日

確かに映像で見てみたい気がする。自分が抱くムアのイメージがどのくらい重なるか。それから靴の意味合いが結構深い事に唸った。
★26 - コメント(0) - 2016年5月8日

ホームズは初めてだったのですが少しホラーっぽくて面白かったです。
★9 - コメント(0) - 2016年5月4日

凶悪な殺人犯なのに自分達で捕まえに行くってワトソンとヘンリー怖くないのかな?勇敢というよりちょっと無鉄砲な感じ。最初、これは犬に見せかけた別の何かかと思ったら、本当に犬でしたね。リンというものをわざわざ犬の口に塗ってたみたいだけど、それで火吹くようになるの?というか犬そんなもん塗ったら死にそうだけど。本当動物虐待が酷いな、緋色の研究に引き続き。あと犯人の最後があっけなかった。
★15 - コメント(0) - 2016年4月11日

一人シャーロック・ホームズ祭り第6弾。聖典。再読。四つの長編のうちの三つ目。やはりホームズものは推理やミステリーよりも冒険活劇としての色が濃い。そこがいいのだが。ワトスンの活躍多目。面白く読めた。★★★★☆
★106 - コメント(0) - 2016年4月9日

どうしてもっとしっかり相続人(血縁者)を探さなかったんだろう。私立探偵がちょちょいって調べただけですぐ判明するようなこと、その道のプロである弁護士がなぜわからんのか。妻がいた、騙されてた、こんなにあっさり裏切るんですか? 愛情はないの? 妻になりたかっただけ? そしてしょっちゅう出てくる差別的発言。「無教育な百姓ども」っていう表現が何度も出てくるのが不快でした。
★11 - コメント(0) - 2016年4月4日

図書館本。ホームズは好きなのに小説を読んだことがなかったので借りてみました。漢字が読めなくなってきたので、甘えて児童書のホームズを借り、すらすらと読了。いつの間にかホームズには犯人がわかっていて最初は『!?』っとなりましたが、読みやすいのでそこはもう気にせず読み続けました。ワトソンの日記風に進んでいくところがあり、そこは好き嫌いがわかれそうですが私は問題なく読めました。これを機に他の名作とよばれた小説を借りてみようかと思います。
★28 - コメント(0) - 2016年4月3日

バスカヴィル家の犬の 評価:72 感想・レビュー:346
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