代替医療解剖 (新潮文庫)

代替医療解剖 (新潮文庫)
あらすじ・内容
ホメオパシー、鍼、指圧、カイロプラクティック、アロマセラピー、ホントに効くの? 様々な代替医療を科学の眼で検証する。

ワシントンは血を抜かれすぎて死んだ。瀉血が信じられていたからだ。壊血病患者は重労働を課された。ビタミンCが未知だったために。ナイチンゲールの登場以降、医療効果を科学的に測定しようという試みは、2000年代、ついに代替医療へと──。鍼、カイロ、ホメオパシー他の最新の科学的評価とは? 知られざる逸話とともに語られる、代替医療の真実。『代替医療のトリック』改題。

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代替医療解剖はこんな本です

代替医療解剖の感想・レビュー(392)

【購入本】読了まで1カ月以上かかりましたが、楽しく読みました。鍼、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法など代替医療と言われている治療法が、科学的な臨床試験で本当に効果があるのか、について。臨床試験は画期的な方法だったのですね。正確に判別しようとすることができればいいのですが、時間もお金もかかるため、逆にそこを通そうと思わない人もいるでしょうね。
★3 - コメント(0) - 3月3日

ようやく読み終わった!代替医療についてはもともと否定的だったが、こうやって実験に基づいて論じられると、ストンと腑に落ちる感じがある。通常医療をおろそかにするのはとにかく危険。
- コメント(0) - 3月2日

前半は鍼治療、ホメオパシー等のメジャーな代替医療についての検証。後半はなんか、代替医療の薄暗い部分について、そこそこ感情を乗せて否定している。前半は面白い。後半は「もうわかった。そろそろくどいよ」になる
★3 - コメント(0) - 2月25日

メジャーどころの代替医療の概要と、それらが本当に効果があるのかを検証するための試験方法についての本。二重盲検なんかは言葉は知ってたけど中身まで理解できてよかった。あとは医学・薬学の歴史とかも。つい最近まで医学薬学って暗黒時代だったんだなあと驚く。今後健康についての話題が出たら見方が変わって少しは批判的に見れるようになれるかも。サイモンシンの単著とは雰囲気違うけどこれはこれでと楽しめました。しっかしホメオパシーとカイロは思ってた以上にしょーもないですね。いやもっと胡散臭くて酷いのいっぱいあるんだろうけどさ。
- コメント(0) - 2月22日

代替医療の大半はプラセボ効果以上の効果は期待できない。 科学的な視点から有力な代替医療の現実を明らかにするだけでなく、なぜ効果が明らかな主流医療ではなく、代替医療を選択する人が数多くいるのかというところまで最後に考察されている。 プラセボでも効果があればいいやんとも思ったが、それにより適切な治療のタイミングを逃すケースがあると知り、考えを改めさせられた。 著者のブレない徹底した科学的論理的なアプローチは素晴らしいと思う。
★1 - コメント(0) - 2月10日

☆3
- コメント(0) - 1月29日

いくつかの主要な代替医療を,その発展の歴史を解説するとともに臨床試験の結果を公正な視点から述べた書籍でとても面白かったです.どうすればプラセボの影響を除去して医療行為の有効性を検証することができるのか,そのような手法によって検証した結果,代替医療の方法は有効なのか,といった内容にはとても興味をひかれました.通常医療に関しては良い仕事をしてきた公的機関でさえも代替医療に関しては不誠実な対応をし,偽りの医療の蔓延を助長さえしていることに驚きと憤りを感じました.医療に関する情報はいつも見極めが難しいです.
★9 - コメント(0) - 1月28日

代替医療について、プラセボ効果があるものはあるが、それに頼って通常医療を拒否し、病状が悪化すれば、それは有害以外の何物でもない、との指摘があるが、そうなると思い出すのが米原万里の闘病である。シンは、積極的に代替医療をすすめる医師、消極的に代替医療をすすめる医師と並んで、患者に不信感を与える医師も、代替医療がはびこる要因であるとしている。米原が一時期、通常医療を拒否したのは、かかった医師を全く信頼できなかったことが原因である、と自ら述べている。日本では一般的でないものも含まれるが、色々考えさせられる。
★6 - コメント(0) - 2016年11月25日

勉強になった。鍼、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法などを取り上げ、科学的に厳密な方法(二重盲検法、ランダム抽出、メタアナリシス)を以て医学的に有効かどうかを検証。結果として、前者3つはプラセボ効果以上の効果は科学的にほぼ認められず、ハーブ療法も一部効果があるのみ。イギリス海軍での壊血病とレモンのくだりがすごく興味深い。船員にレモンを食べさせていなかったらイギリスはすべての海を支配できなかったかもしれない。原題のTrick or Treatmentのセンスがいい。
★11 - コメント(0) - 2016年9月30日

MTK
読みやすく解りやすい語り口で楽しめる。 しかし内容はというとヘビーでもあり、実生活にも絡んでくるような部分もあって唸る。 医療が200年以上前は暗黒時代だったとしても、鍼とか指圧は(伝統的な側面で)わかるとして、ホメオパシーとかカイロプラクティックとかまで信じてしまうっていうのが、人間の弱さ脆さだなぁと。 10年ぐらい前に知人がカイロプラクティックについて語ってるのを生暖かく見てたけど、今は大学で教えてる立場になってたりするので怖いなぁと。
- コメント(0) - 2016年9月15日

大好きなサイモン・シン。論理的でわかりやすい切り口はさすがだな~  それにしても、ホメオパシーなんてものが存在することを知らなかった。そして、私の大好きな足つぼとかが効果なしとは… 残念。でも大丈夫!何にでもプレセボ効果、発揮しまくりの私なので、この本を読んでもなお、ツボは押し続けます。(気持ちいいから) しかし、世の中に私のような人がたくさんいるから、代替医療がこんなにもてはやされているんですね。
- コメント(0) - 2016年7月23日

うさんくさい医療=ほとんどプラセボ効果である、というのがこの本の大まかな内容。久しぶりに面白い本を読んだ。ただ頭ごなしに否定するのではなくその方法が生まれるまでの歴史、安全か危険か、費用はいくらぐらいかかるか、なども記されている。
★14 - コメント(0) - 2016年7月20日

鍼の効果を実感したことがあっただけに、それがプラセボだったということなのか。足つぼも気持ちいいけど、治療ではないし、完治もしないし、そうか。
★1 - コメント(0) - 2016年7月1日

患っていた皮膚炎が劇的に改善して以来漢方薬に全幅の信頼を寄せていた者としては何とも複雑な気持ちにさせられる内容。
- コメント(0) - 2016年6月30日

ドイツ人とイギリス人の共著で、カイロやホメオパシー、鍼について詳しく検証しています。また、ハーブ薬にもページを割いてますが、漢方薬についても、同じくらい書いて欲しかったです。
★1 - コメント(0) - 2016年6月24日

科学は知識を、意見は無知を生む、という2000前のヒポクラテスの言葉を、何を今更と笑えない所に人間の真実はある。 この本の題材は古びている物もあるが、方法は今後2000経っても変わらないだろう。 そして、おそらく4000年後にヒポクラテスの言葉はまだ有益に違いない。何にせよ、人間とは自分が信じたい事だけを信じる生き物なのだ。そこに理屈は通らない。
★1 - コメント(0) - 2016年6月24日

例のごとく入念な取材のもと、読みやすい筆致でその真実を説明してくれる。代替医療の手法はいつの世も新たに湧いて出てくるが、自分の身体を間違った方向に導かないよう、このような丁寧な本をいくらか読んでおくと良いと思う。
- コメント(0) - 2016年6月11日

「科学と意見という、二つのものがある。前者は知識を生み、後者は無知を生む」著者は医学の父ヒポクラテスの言を冒頭に掲げており、著書の指針となっています。「科学的根拠にもとづく医療」がどのように生まれ、鍼やハーブ医療といった代替医療は本当に効果があるのか、分かりやすく魅力的な文章で書かれています。個人的には、軽度な腰痛であれば整骨院やカイロプラクティックに行けば良い程度の考えしかありませんでしたが、著書ではメリット・デメリットについて、客観的に述べています。医療について考えさせられる良い本でした。★★★★☆
★31 - コメント(0) - 2016年5月24日

この本によると、代替医療とは現代の科学では理解できないメカニズムで効果を表すとされる治療法であり多くの科学者や医師が受け入れていないモノ。興味深い点は、効果があるのか?安全面はどうなのか?について書かれている所。最終的な判断は、読者の一人ひとりに委ねられるけれど、情報の一つとして受け入れておく事は悪くないと思う。効果がない「代替医療」が存在する事も、効果があっても副作用が酷い「代替医療」が存在する事も事実なのだから。
★28 - コメント(0) - 2016年4月2日

サイモンシンの本は、専門的な内容については繰り返し解説してくれるから、ページを戻る必要が無くて読みやすい!この論調でエセ科学を真実らしく語られたら洗脳されそうかも(O_O)ネットでコクランを検索したら、インフルにタミフルは明確な効果なしって出てきてビックリした。マイナスイオンとかプラセンタもなんかアヤシイ感あるけど、人気だから効果ある気もする。私には判断できないし、正しい効果が解明されていても難しい論文を読むのは無理。信頼できる主治医を見つけるのが大切だと思った。
★2 - コメント(0) - 2016年2月29日

鍼やカイロプラクティックなどの代替医療行為が医学的に効果があるものなのか検証していく。プラセボ効果が如何に大きなものかはよくわかります。医学的な根拠を見いだせなくてもある程度のリラクゼーション効果があるものならそれはそれでもいいかとも思えたり。ただ、跋扈するインチキだけは避けたいものです。
★6 - コメント(0) - 2016年2月19日

詐欺まがいが横行する理由や現代医療の不足点、相互補完できる部分が提示されていて、超高齢化社会となる日本は、医療分野の最適化を行うのに良い検討材料になるのではと感じた。ただ、欧米の医療をベースに描かれているので、日本の現状をベースにこういった観点の本があればなと思う。数字として見えて客観化できるものと、メンタル部分の影響など数値化出来ないものをどこまで客観化できるかが興味深かった。
★3 - コメント(2) - 2015年12月31日

本著を読んで代替医療の危険さを知りました。中には、効果のあるものもありますが、医療行為というよりもプラセーボとペテンがほとんどでしょう。代替医療側の反論もあるかと思いますが、医療と同じ土俵での検証が必要です。代替医療との関わり方について、大いに参考になりました。☆:4.0
★5 - コメント(0) - 2015年12月26日

世の中には科学的根拠のない代替医療が蔓延っていることを実感した。この本を読まなければ私もいつかは騙されていたかもしれない。ネットや本、テレビでは代替医療を行ったことで症状が良くなったという人が良くいる。しかし、それは大概プラセボ効果によるものであろう。医療において大事なのは人の意見ではない、臨書試験による結果なのである。この本を読むことによって世の中で当たり前と思われていることに疑問を抱くきっかけを得ることができた。「科学と意見という二つのものがある。前者は知識を生み後者は無知を生む」
★5 - コメント(0) - 2015年12月15日

よく資料にあたっているのがわかるし、よく構成されている。一見「鍼灸」「ホメオパシー」「カイロプラティック」などをただ順番に解剖しているようでいて、内容は徐々に高度化していく。そして冒頭に何故か置かれたチャールズ皇太子の名前が、後半に活きる。しかしこの「構成力」は代替医療の擁護者たちには「作為」に見えるんじゃないかなと思う…まあそういう人たちはこれ読まないか。
★1 - コメント(0) - 2015年12月10日

mkk
代替医療の実態に加えて、プラセボ効果の大きさに驚き。代替医療が多くの人に受け入れられている現状についての説明を読むと、後光効果の影響が大きいことがよくわかる。付録の代替医療レビューも圧巻。代替医療としてのデトックスに科学的根拠はない一方で、瞑想は心身をリラックスさせるという観点では効果ありなんだ…。
★2 - コメント(0) - 2015年12月6日

昔の医者は不潔さがもたらす害を知らなかった&病気は瀉血すれば治ると思っていた。「先生!苦しいです!」「病気ですね!瀉血しましょう!」不潔な刃物でザクザク、出血、患者ぐったり。「落ち着いたようですね」「先生……まだ苦しいです……」「じゃあもっと血を抜きましょう!」「……」。こんなだから当時の通常の医療行為を受けた患者とホメオパシー療法を受けた患者(通常の医療行為を受けなかった患者)では、後者のほうが生存率が高い=ホメオパシーのほうが優れているという統計がでてしまった……という話が印象的だった。
★2 - コメント(0) - 2015年11月20日

ハロウィーンということで読み始めました。現在注目されつつある種々の補完代替医療についてEBMの視点から批判的に検討した本。論証内容について「これは言い過ぎでは」という部分もありますが、EBMの背景となる歴史や考え方、そして代替医療の考え方がわかりやすく解説されているので著者の結論への賛否を問わずおすすめできる本だと思います。
★2 - コメント(0) - 2015年11月4日

理論的で読みやすい。病気になればわらをも縋る思いで飛び交っている怪しい情報や書物などに惑わされてしまう気持ちもわかるので、こういった素人向けの本で冷静に検証してくれるのは有難い。神秘的なものや「自然」が好きでふわふわした耳当たりのよい言葉に踊らされてしまいがちな女性に特に読んでもらいたい。
★5 - コメント(0) - 2015年10月3日

人々の欲望と通常医療の限界、代替医療は多分今後も続くのでしょう。マスコミで取り上げられることが少ない代替医療の有害性については、もっと公表が必要と思います。人体の不思議は尽きず、厳密で時間を要する実験でしか解明できない検証、今の成果を求める人々には耐えられない点もあります。生物、化学的な研究の進展が必要なのでしょう。
★18 - コメント(0) - 2015年8月30日

理路整然と説明が続く。 自分がもともとあやしいなと思ってたものは、やっぱりあやしかったとわかった。
★1 - コメント(0) - 2015年7月10日

SGM
★★★★☆EBMは理屈云々は抜きで、シンプルに効くか効かないかをみている。でも相手は人間。科学では捉えきれない複雑な何かもあるのではないでしょうか。EBMとNBMをバランスよく用いるのが大事ですね。
★2 - コメント(0) - 2015年6月3日

面白かった。それにつけても「病は気から」の凄さよ。プラセボ効果って言葉を知ったのは昔読んだエロマンガでした。
★2 - コメント(0) - 2015年5月7日

最近、NHKをはじめとするマスコミが漢方薬の使用を推奨するような内容の娯楽番組を十分な検証もなく放映しているのが大変気になる。 中国では不足している西洋医と西洋医薬品を補う苦肉の策で西洋医学と中国医学を併列させる洋中合作の医療体系を確立していること、日本では漢方薬は二重盲検法による審査を経ることなく政治的に保険が適用されたこと、また日韓中で鍼灸の重要な基本概念である経穴の位置が異なっていたこと等はお知りおきを。
★3 - コメント(0) - 2015年5月4日

本当に良い本なのだけれど、想定読者層は「どっち側」なのだろう・・・伝わらなそう・・・
★3 - コメント(0) - 2015年4月30日

代替医療はプラシーボであり、エビデンスはないと主張している本。しかし、鍼灸や指圧、マッサージなどの皮膚への物理療法においてはエビデンスがないわけではない。一つ挙げられるのは、「体性内臓反射」と言われる反応がある。これは、端的に言えば、皮膚への刺激が内臓機能に反応するという生理学的機能である。このエビデンスを利用したものが、経絡やツボだと考えられる。皮膚を介して臓器機能が反応する点において、鍼や指圧の医療的価値が見出されるのではないだろうか。
★6 - コメント(0) - 2015年4月25日

代替医療(民間療法)を科学的に分析し、その効力の無さと危険性を列挙し、詐欺的な金儲けにすぎないと看破する。科学への懐疑やオカルトへの憧憬は誰でも持つのかもしれないが、本書を読めば、この時代に生まれたことを感謝するしかないだろう。「『科学的根拠にもとづく医療』というアプローチが生まれる以前、医師たちは驚くほど無力だった。病気から回復した患者は、治療のおかげで回復したのではなく、たいていは治療を受けたにもかかわらず治癒したのだった」また、代替医療を擁護するのが、イギリス王室や毛沢東やナチスであるのは興味深い。
★17 - コメント(0) - 2015年4月7日

青木さんの訳は相変わらずの素晴らしさだけれど、共著ということもあってか、サイモン・シンの作品としてはあまり面白くない。鍼治療を経験したことはないし、ホメオパシーやカイロプラクティックも名前しか知らなかったので、代替医療に賛成でも反対でもない立場からすると、こういう本を読めば読むほど自分に対するプラセボ効果はなくなっていくだろうなというのは感じる。他には、ジョージ・ワシントンの死因に瀉血が関係ありそうなこと、ナイチンゲールがただの白衣の天使ではなかったことが興味深い
★8 - コメント(0) - 2015年3月9日

HU
興味深く読みました。内容が内容だけに、他の著書を読んだときのような「これは人間、いや人類賛歌ではなかろうか!?」というような壮大な浪漫は全く感じませんでした。 その分のっけから著者の怒りがビシバシ伝わってきましたが。 笑 思うに、宇宙創生や最終定理に登場した一切の妥協や曖昧さを許さない(許されない)プロフェッショナル達に比べて、人の命や健康にたずさわる(と自称する)代替医療従事者達の曖昧さ適当さ拝金主義が許せなかったのではないでしょうか。 これは解剖というより断罪というほうがしっくりくるかな 笑
★9 - コメント(0) - 2015年3月2日

素晴らしい!!義務教育に組み込むべき内容。すべての中学生に読ませたい。ホメオパシー、鍼、カイロプラクティク、ハーブ療法などの代替医療が実際に効くかどうかのみを判定していくという実に正しい趣旨。二重盲検による臨床試験の重要性をこれでもかというほど強調されている。ここでは触れられていない代替医療に関しても、二重盲検試験で効果が判定されるかどうかに目を向けさせるという意味で啓蒙的。最終章ではプラセボ効果が絶大でも医療においてはプラセボに頼るべきではないと、嘘のない誠実な医療を目指すべきという指摘にも大賛同。
★7 - コメント(0) - 2015年2月23日

代替医療解剖の 評価:72 感想・レビュー:151
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