ロゼッタストーン解読 (新潮文庫)

ロゼッタストーン解読 (新潮文庫)
あらすじ・内容
その瞬間、若き天才は気を失った。失われた古代文学解読――興奮の歴史ドラマ。吉村作治氏推薦!

「とうとうやった!」兄に向かって叫んだ彼は意識を失った。謎の古代文字、ヒエログリフ解読の瞬間だった――。18世紀末、ナポレオンのエジプト遠征が持ち帰った碑石ロゼッタストーンは解読競争を過熱させた。源流は漢字だ、などの珍説奇説や政変、窮乏のなか、真実に近づく若きシャンポリオンに英国のライバルが迫る……。異能の天才学者と、失われた文字を巡る興奮の歴史ドラマ。

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ロゼッタストーン解読はこんな本です

ロゼッタストーン解読はこんな本です

ロゼッタストーン解読の感想・レビュー(132)

基本的には科学もの。 だけど歴史への愛に溢れてる。 序盤章のロゼッタストーンをイギリスに持ち込むことになったナポレオン遠征のくだりは脚色ありきの壬生義士伝の大阪敗走を思わせるドラマ性がある。 言語の天才だったシャンポリオンの筆記への非適性の説明も彼への愛に溢れてる。 科学読み物でありながら歴史のドラマを強調するのはひとえにひたむきな歴史への愛があってこそだと俺は思う。
★1 - コメント(0) - 2月4日

ナポレオンのエジプト遠征に端を発するヒエログリフ解読競争を描いた本書は、実はそれほど鮮やかに読解の手法を説明してくれるわけではなくて(興味本位の読者が簡単に理解できるものではないのでしょう)、むしろ駆け足で辿るシャンポリオンの伝記といった趣きだ。ライバルのヤングが閃きの天才としたら、粘り強い努力の人と見た(もちろん、一般人から見たら語学の超天才)。全人生の熱情をその研究に捧げるような、そんな対象を見出すのは、偉人の特権でもあり、呪いでもあるようで、圧倒される。激動の時代を駆け抜けたわずか41年の生涯。
★8 - コメント(3) - 2016年8月13日

シャンポリオンがすごいのは言うまでもないが、フーリエ変換のフーリエ氏が県知事やりながら考古学やってるのさすがに訳がわからん。
★1 - コメント(0) - 2016年5月18日

音を持たない表意のみの文字があり「決定詞」というものらしい。よくもまぁそんなものを発見するよ、すごいわ。 あと、ヒエログリフを解読したのはシャンポリオンっていうフランス人なのにロゼッタストーンは大英博物館にあるらしく、歴史的にフランス人の怨念がこもった話でもあるのかーとか考えて読んでたら面白かった。 フランス革命直後に生まれて、政権がごろごろ変わっていく時代に生きた一人の天才の話としてもけっこう面白かった。
★1 - コメント(0) - 2016年3月14日

ロゼッタストーンだけですべてが解読されたわけではなかったんですね。
★1 - コメント(0) - 2015年12月28日

ヒエログリフを解読したシャンポリオンの伝記。ロゼッタストーンの発見により一気に進むかに思われたヒエログリフの解読だが、予想に反してなかなか進まない。シャンポリオンがいかに苦労したかが描かれるが、その中心が政治的な事柄であり、読者の予想に反する。しかも、関係ある事柄に濃淡なく言及するため、どのようにして解読に至ったのかという言語的な部分が全く分からない。吉村教授のたった数ページの解説で、ヒエログリフの特殊性が初めて分かった。
★10 - コメント(0) - 2015年8月16日

ナポレオンのエジプト遠征により持ち帰られた数多の文書、絵画、遺跡の一部がフランスにエジプトブームをもたらした。特に三種類のテキストが書かれたロゼッタストーンはヒエログリフ解読の熱を高め、多くの学者がその解読に心血を注ぐこととなる。最終的にヒエログリフ解読の栄誉を手にしたシャンポリオンだが、彼の人生は、貧しさと体調不良、政治の波乱、ライバル達の中傷に絶えず悩まされるものだった。名を知られること、残すこと、消されること、改竄されること。歴史と一人の人間のドラマが、時代に編纂されていくのを見るようだった。
★4 - コメント(0) - 2015年3月14日

シャンポリオンのヒエログリフ解読までの道のりが描かれている。政治的にも不安定な時代の中、まさに波乱万丈の人生だった。でもその中で、やはり常に寄り添い支えてくれる人物の存在は不可欠なのだと思った。
- コメント(0) - 2015年2月4日

ヒエログリフ解読を成し遂げた驚異の天才シャンポリオン。彼のライバルによる中傷合戦が偉業の正しい評価を今日も妨げていること、同時に評価されるべきヤングの真の功績を妨げていることに皮肉を感じた。政情や嫉妬が怖いのはいつの時代も変わらないようだ。なによりも圧倒されるのは、シャンポリオンの独創性と学問への貪欲な情熱である。死の床に伏してなお、まだやるべきことがあるという悲痛な焦燥。天才の夭逝はエジプトの失われた遺跡、遺物の多さも相まって言葉にできないほどの喪失感を誘う。
★6 - コメント(0) - 2014年7月29日

サイモン・シンの『暗号解読』を読んでから興味を持った分野。ヒエログリフ解読もっと詳細な解説を期待してたら、ナポレオンのエジプト遠征に端を発するヒエログリフ解読史とシャンポリオンの伝記的な内容がメインで、期待とはちょっと違ったけど、フランス革命後の政治の混乱に翻弄されながらヒエログリフ解読を成し遂げるシャンポリオンの生涯はそれなりに興味深かった
- コメント(0) - 2014年6月22日

エジプトのヒエログリフ解読に大きな情熱と人生をかけたシャンポリオン兄弟の話。ヒエログリフ含め3つの言語が同じ内容を記したロゼッタストーンの碑文は、解読に大きな貢献をしたのだと思っていたら全然そうではなく、長い時間と労力をかけた莫大なヒエログリフの収集によりその栄光はもたらされていた! ナポレオンのエジプト遠征に始まり、王朝の交代、度重なる抗争と時代が劇変するなか、解読に至るヒエログリフ研究の歴史がひもとかれる。苦難がシャンポリオンを蝕んでも、彼は情熱を失わなかった。複雑な文字体系がわかったときの、感動!
★43 - コメント(2) - 2014年5月26日

エジプトのあの絵文字の解読をめぐる壮絶な学者の戦い。まさに今のSTAP細胞をめぐる論争が事の始まりなら、何人もの学者と何年もの時間が費やされないと決着はつかないものなのかと思わされる。ところで、ロゼッタストーンの解読は誰なんだろう?
★1 - コメント(0) - 2014年5月22日

例の成毛眞さん「面白い本」に紹介されていた一冊。もちろん成毛さん紹介で読む気になったのです。以前からその本の存在は知っていたけれど、分厚い本なんで敬遠してました。挿入部のナポレオンのエジプト遠征は面白くなかったけれどそのあとは一気に・・でもなく一週間もかかってしまいましたが、読書の面白さを堪能しました。若いころ、翻訳本はその翻訳くささが鼻について敬遠していたのだけれど、成毛さんの本に出会って何冊か翻訳本読んだけど、すっかり日本語にこなれている訳が多くなり読書楽しめてます。勿論この本も素晴らしい訳です。
- コメント(0) - 2014年3月9日

tmi
再読です。初読は、2008年夏。広島他に家族旅行のお供にしました。本のタイトルと違い、シャンポリオンは、ロゼッタストーンは、解読していない。また、ヒエログリフの解読は、ロゼッタストーンのギリシャ語・コプト語の併記のおかげと思っていたが、実際には、パピルスやその他の他の遺跡の図版が重要であったのは、本書を読んだ発見です。ドロドロとした、人間関係もかかれ、シャンポリオンのライバルである、ヤングへの評価もきちんと記されている。ヒエログリフやエジプト史に興味のある方へお奨め。
★4 - コメント(0) - 2014年2月14日

原題は「エジプトの鍵ーヒエログリフ解読競争」である。キャッチーなのは、邦訳タイトルだが、原書タイトルの方が本書の内容を的確に捉えている。古代エジプトの絵文字、ヒエログリフの謎を解読したシャンポリオンの生涯を軸に、ヒエログリフ解読競争の中での人間模様、生まれたときからシャンポリオンを応援し支え続けた兄ジャック=ジョセフの兄弟愛が織り成す壮大な物語。19世紀前半からのフランスやイギリスの歴史のエピソードも交えた文章は厚みがあり、読み応え十分だった。
★11 - コメント(0) - 2013年10月26日

いや~、久しぶりに苦労した1冊でした。ロゼッタストーンをどう解読したのか、ヒエログリフとはどんな文字なのか?以前からとても興味があって読んだのですが、どちらかというと「シャンポリオンの生涯」という感じの本でした。彼がいかに苦労したか、はもちろん分かりましたが、たくさんの人物の台頭やら失脚の話は正直あまり頭に入ってこず…  もっと、ゆっくりじっくりヒエログリフについて語ってほしかったなあ。
★1 - コメント(0) - 2013年10月24日

やっとこさ、読み終わりました。ロゼッタストーンがどのように解き明かされていくのか、と期待していたらちょっと違ってました。メインはヒエログリフを解いたシャンポリオンのお話。 今までこの石のおかげでヒエログリフが解かれたとばっかり思ってたんだけど、違ってたんですね。 感想としては、読みずらかった。時代説明やシャンポリオンに関わる人の話が出てくるんだけど、なかなか頭に入ってこなくて全然進まなかったです。 でも、神秘的で胡散臭い超古代文明の話じゃなくて、まともな本でよかったです。シャンポリオンの事も知り得たし。
★2 - コメント(0) - 2013年10月21日

「兵士諸君!あの遺跡の頂から40世紀の歴史が諸君を見下ろしている」と言うナポレオンの言葉で有名なエジプト遠征でフランスへ持ち帰ったロゼッタストーンの解読という歴史的偉業を果たしたジャン=フランンスワ・シャンポリオンの血と汗と不屈の闘志を描いた1冊である。フランス革命に始まる国内の動乱に遭って、病弱なシャンポリンが天賦の才ともいえる言葉に対する執念が、決して有利と得ない状況下にあって、他の競争者を圧してヒエログリフ解読を呼び込んだ彼の熱き情熱の生涯が語られている。
★8 - コメント(0) - 2013年9月1日

本書は解読ハウツー本ではなく、シャンポリオンの波瀾万丈な伝記。時は王政復古のフランス、レ・ミゼの時代。もうそれだけで舞台装置は完璧。取り巻く環境は政情不安、貧困、嫉妬、病気などアゲンストの風速20m以上。そんな中で完璧な結果を出し、ヒエログリフの解読に成功する!大きな賞賛と羨望が渦巻く中、念願のエジプト探検に出発し…、と続く。これが本当の話なのだから面白くないわけがない。余談だが、ヤングは金持ちの愚かなライバルとして描かれるだけで、光の干渉やヤング率など物理学者としての功績に触れられないのが可哀想だった。
★1 - コメント(0) - 2013年6月5日

昨日書評あげた本の文庫版。解説が吉村作治。全く余計。
★4 - コメント(0) - 2013年4月30日

ロゼッタストーン解読にまつわる研究者たちの苦労、嫉妬、争いなどがわかり易い。シャンポリオンが、言語学の素養をベースに20年もかけて解読した執念はすさまじい。また、最後に述べられているエジプト人からの教訓は、今も変わらないと思う。 「建てられた家よりも、西方の礼拝堂よりも、はるかに偉大なるものは、(パピルスの)巻物である。」 「汝が指導者であるならば、請願者の言葉に静かに耳を傾けよ。(中略)不当な扱いを受けたものは要件が成就されることよりも、自分の思いを吐き出すことのほうを好む。」
★7 - コメント(0) - 2013年3月25日

感想を一言で表すと「こいつの人生が波瀾万丈過ぎる件www」。ヒエログリフを解読したシャンポリオンの伝記です。天才、病気、フランス革命、ナポレオン、優しい兄、イギリスのライバル、名誉、称賛、誹謗中傷、飽くなき情熱・・・もう、どこの小説の主人公だ?。
★6 - コメント(0) - 2013年3月16日

シャンポリオンの人生を通して、ヒエログリフ解読競争を描く…でいいかな?シャンポリオンの偉業には献身的な兄がいて…ちょっとゴッホ兄弟を思い出した。しかしシャンポリオン享年41、早熟だよなぁ〜。すでに自分、シャンポリオンより長く生きてますけど…
★2 - コメント(0) - 2013年2月3日

ヒエログリフ解読に成功した天才シャンポリオンの生涯を描いていている。 映画「レ・ミゼラブル」を観た帰り道に八尾アリオの丸善で買ったのだが、何という偶然かこのシャンポリオンが生き抜いた時代も映画の舞台背景であるフランス革命後、ナポレオンが登場し没落した後の王政復古の時代なのだ。私にその事前知識は全く無かった。 しかし、こういう激動の時代の中で自分が情熱をかけて行った事を数々の障壁を乗り越えて完遂した彼は、凄いと思う。
★3 - コメント(0) - 2013年1月17日

- コメント(0) - 2012年4月16日

タイトルとはちがって、ロゼッタストーンに何が書いてあったのは1ページも記載なし(笑)内容はフランス人シャンポリオンによるヒエログラフの解読史でした。ナポレオンの帝政やその後の王政復古など、当時の政治との関わりもふくめて述べられていて、フランス史の勉強にもなりました。ただ、長い…。
★4 - コメント(0) - 2012年4月10日

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タイトルは「なにこれ、サイモン・シンの『暗号解読』みたいな本かな」と思ったら大間違い、ロゼッタストーンを解読したシャンポリオンの伝記である。その生き様と境遇はまさに天才であり、まるでお伽話を見ているかのよう。色々な出来事がすごく濃密に書かれているのはうれしい誤算だった。
★4 - コメント(0) - 2012年2月10日

ヒエログラフを解読したフランソワ=シャンポリオンの話。ナポレオン遠征のエジプト熱からロゼッタストーンにまつわる話まで、その時代のことが詳しく書かれていた。エジプトの書記は「未来向けて語るべし、それは必ず聞かれん」として自分たちの言葉が永遠に消えないと信じていそうだが、まさにその瞬間。素晴らしいエジプトのものが、ほとんどヨーロッパに持っていかれたのが非常に残念。パリにオベリスクが運ばれたのもこの時代だったとの記述がショックでした。ヒエログラフはきれいで好きなので、興味深かった。
★5 - コメント(0) - 2011年11月21日

とにかくなんだか読み終えるのに苦労した。
★2 - コメント(0) - 2011年10月9日

ヒエログリフを解読したシャンポリオンの伝記。時代背景とリンクさせた書き方が巧い。政治体制の変転を生き抜き、情熱を結実させた彼と兄の人生を活写。毀誉褒貶相半ばする斯界の評価を、力技でねじ伏せる業績の凄さにカタルシスを感じる。学者同士の読解競争も嫉妬心丸出しで生々しく、読んでいてなかなかスリリングだった。
★4 - コメント(0) - 2011年7月6日

解説はやっぱり吉村作治(笑)
★2 - コメント(0) - 2011年4月16日

解読そのものよりは、シャンポリオンの伝記としての焦点を当てて書かれている一冊(という意味では、拍子抜けで少し残念ではあった)。最終章、古代エジプトの「死せる著者への賛辞」からの引用が素晴らしいな。"彼らが去り、すべての人びとが忘れられても" 残るものを紡ぎ続けよ、という、言葉を書き残す者への賛歌。そして、そういった古代の言葉を"残るもの"とし続けることを可能にしたシャンポリオンの偉業への間接的な賛歌でもあるとも言えよう
★4 - コメント(0) - 2011年3月25日

学者関係どんだけギスギスしてんだと言う所に目が行った俺
★1 - コメント(0) - 2011年2月20日

有名なロゼッタストンですが、この解読の周辺にいた研究者の生き様が良くよめた。しかし、読み終わるのに苦労しました(苦笑・・)。
★1 - コメント(0) - 2010年8月28日

シャンポリオンの一生を書いた本。タイトルは"ヒエログリフ解読"の方が良かったのでは?当時のエジプト調査の話は興味深く読めたが、学者間の批判や中傷のあたりにはちょっとうんざり。
★2 - コメント(0) - 2010年8月11日

ロゼッタストーンにとどまらず、ヒエログリフ解読の為にまさに命を賭したシャンンポリオンの生き様を描いた一冊。シャンポリオンの妻子は辛かったろうな~(笑)
★2 - コメント(0) - 2010年8月7日

タイトルに偽りあり。これは、ロゼッタストーンの解読を主においたものではなく、ヒエログリフの解読に成功したシャンポリオンの生涯について書かれた本です。人が偉業を成し遂げるには、自分の人生を全て捧げないとできないということですね。一握りの情熱ある優秀な人の尽力のおかげで、今の世の中があるのでしょう。
★2 - コメント(0) - 2010年2月27日

ロゼッタストーンは解読しないので邦題に疑問
★2 - コメント(0) - 2009年6月11日

学問に対する情熱のドラマ。古代世界を解く鍵となるヒエログリフ解読に挑んだシャンポリオンのあくなき探求心には心底引き付けられた。これを読んだ後自分の中の学問に対する興味、探求心が一層膨らんだ気がする。読んで非常によかったと思える作品。
★5 - コメント(0) - 2009年2月26日

参考文献リストが削除されている。勿体ない。
★2 - コメント(0) - 2008年7月7日

ロゼッタストーン解読の 評価:82 感想・レビュー:43
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