シェルタリング・スカイ (新潮文庫)

シェルタリング・スカイはこんな本です

シェルタリング・スカイはこんな本です

シェルタリング・スカイの感想・レビュー(53)

「彼の叫びは最後のイメージをつらぬいてつづいた…手をのばし、庇護する空の精妙な織物をつらぬき、そして安息する」ベルトリッチの映画はかなり原作に忠実。あとがきや四方田犬彦の解説に引かれているように、自然の暴力の前に無力な文明、ニヒリズム、ボウルズの作品の中心や軸としての『かよわい餌食(優雅な獲物)』、そういったものへの模索や原型が感じられる。『闇の奥』『知恵の七柱』から『アレクサンドリア四重奏』へと到る中間の、重要な多文化作家ボウルズ。彼のタンジールの家で、D・バーンズが『夜の森』を書きあげたのも、興味深い
★34 - コメント(0) - 2016年11月28日

何か不思議な感覚。映画を観たいなぁ。
★1 - コメント(0) - 2016年2月10日

@外泊先【借り物】原著が、医大時代の教養英語科目の題材で、そこからこの作品に出会いました。映画のビデオも見ました。それ以来ずっと好きで思い入れのある作品で、漸く邦訳を読む機会に恵まれました。好きな理由は、この作品の世界観に、私が持つ世界観が似ているというのと、人間の、どうしようもない弱さが描かれているのとです。小説ならではの描写の細かさにビックリ。元々、鬱屈した話だとは思っていましたが、その印象に拍車がかかりました。まあ私は、鬱屈した話は好きですが。
★25 - コメント(0) - 2015年10月27日

有名な映画の原作本。映画は見ているがすっかり内容を忘れていた。初ボウルズ。北アフリカで旅をするアメリカ人夫婦と同行者三人は、次第に現地に飲まれていく…… 容赦無い砂漠と異文化の環境は虚しさをはらんだ登場人物を翻弄していくのだった。変に抽象的な書き方があったり、なかなか意味をつかみにくいところがあるのだが、読むこと自体にある種の愉しみを感じられた。漠然としたなにかを主題にしているが、それがよくわからないのに面白い。挫折することなく読み終えた。カフカの小説のような印象がある。これこそ現代文学なのかと。
★49 - コメント(3) - 2015年9月2日

前半の夫婦の思考方法が難解すぎて、そこでギブアップ。ストーリーは何と無くつかめても、多分中身はつかめてない。
★2 - コメント(0) - 2015年8月5日

以前映画を見ていて、思い立った読んだ。欧米の膿んだ文明の虚無感から脱して、新しい何かを得る事で自分自身、夫婦関係をやり直す事が出来るかもとの淡い期待を抱えてやって来たアフリカの地で、大自然や未開の土着の民により、期待を大きく打ち砕かれる西洋文化至上主義のアメリカ人の話。前半の悠長さに比べ、後半の怒涛の展開。一歩間違うと取り返しが効かない野蛮が、未開の地にはある。
★1 - コメント(0) - 2014年4月9日

★★★★1/2 『極地の空』(大久保康雄訳)の改訂補填(永井淳)版
★1 - コメント(4) - 2013年10月1日

主人公ポートとキットの思考回路には時としてついてゆけず、読み解く努力は放棄してしまったが、そんなことにとらわれなくても、作品の中に圧倒的、威圧的に存在する北アフリカ、サハラ砂漠、アラブ人の風俗、習慣にどっぷり浸ることはできる。魔力であり魅力であるこの地。多いに覗いてみたいが、同じような体験は無理だろう。
★1 - コメント(0) - 2013年4月5日

アフリカに旅行気分で行ってしまえば、その生活圏、あるいは物理的な深部に少しでも触れようとすれば、帰ってこられない可能性があった時代の話だ…と受け止めていたら、じっさいモロッコから入って(サハラを見たいと思っただけなのに)帰れなくなりかけた、あのときの恐怖。観念&叙情的によらず、アフリカという磁場、地圏がいかに厳しく美しく、引き返す取っ掛かりを見失わせる暗黒大陸かを知らせる物語。どこへでも行って戻ってこられると勘違いしている文明人、旅行者必読の書。
★2 - コメント(0) - 2009年10月13日

アメリカ人の夫婦がふと訪れたアフリカで、その絶対的な他者性の前に死へと狂気へと追いやられていく。ニューロティックな内面の描写に加え、砂と熱気に包まれ眩暈を起こしそうな地上の風景と一方では空のぬけるような蒼さと、目の前に異様な世界が展開される。しかし、西洋の文明が崩壊するところのアフリカという背景が描かれはするも、そもそも登場人物たちの「場所」への帰属意識が壊れているようで、いやに虚無的な読後感が残った。
★10 - コメント(1) - 2009年8月29日

モロッコに行った話をしたら友人に勧められた。映画のDVDもとてつもなく良かったけれど、本も良かったなぁ。再版されないので、古書店で1800円払って買った新潮文庫本です。
★1 - コメント(0) - 2006年1月24日

砂漠という非文明の中で、文明の中で持っていた自分を見失っていく主人公。美しい砂漠の描写とともに忘れられない作品。
★1 - コメント(0) - --/--

帰って来られるのだけが旅だと思ったら大間違いだ。「闇の奥」と本書の映画化、いずれもマルコヴィッチ主演なのは必然である。
★3 - コメント(2) - --/--

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