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ここは私たちのいない場所

感想・レビュー
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Shiori
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こういう人のことを飄々としてるというのかな?と今思った。物事の捉え方は人それぞれで千差万別。どんなことを大事だと思うか、これっぽっちのことと思うか。話さないとわからないことも、話しても分かり合えないこともあるけど、自分が1番大切だと思えることを大事にしていきたい。
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クジラ
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仕事をする意味、生きる上での大切なことの優先順位など、改めて考えさせられるきっかけとなった。主人公は、「適度な距離」を保つ人間関係を信条としている。理解はできる。ただ、結婚もせず、子供にも興味がないということになると、そこから得られただろう喜びを最初から手放してしまったようで、残念な気もする。人生とは。様々な価値観が存在していて、それぞれが存在意義を発揮しているものなのだろう。人それぞれでいいのだと改めて思う。
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yuta0328
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なんだか不思議な雰囲気のお話だった。好きだった。 釈尊とイエスの話は、なるほどなぁ〜って感じだった。
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須那 雄太郎
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津山市立図書館
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コトラー
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「私」が5歳のとき、3歳で亡くなった妹の存実(あるみ)。その死は夫婦の関係にも当然影響を与え、5歳の私の後の人生にも影を落とす。部下の不祥事をきっかけにその妻、珠美との接触を持つが、彼女も彼女なりに生い立ちゆえの葛藤を抱えていた。人と人とが関わり合う中で少しずつ変わっていく現状。子どものころの記憶というのは、案外的を外しているのかもしれない。登場人物たちの「とらわれ」からの解放は、凝った筋肉をほぐされているような心地よさだった。
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とっしー
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弘兼〇史のテキスト版を読んでいるようで、強めの同調感が弾けてゆく。主人公が同世代であることと、そこまで出世はしていないが境遇が若干似ているせいか。あるいはこの歳になってそこそこの喜びや胸騒ぎを取り扱うからか。組織に愛着はあるが未練は無い。人生に楽しみは感じるが期待は無い。その人に求めるのは体温であり温かさではない。こじれたニヒリストは始末に困る。
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magichour
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“だが、死が間近に迫った場所で、来し方を嘆いたり反省したりするほど無意味なことはない。善きことも悪しきことも、すべてが死によってきれいに清算されてしまうのだから。”
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桜海老蔵
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ネタバレ生きる意味というか生きる目的みたいなものを考えさせられる話。死ぬ瞬間まで人はそのことかわからないとしたら生きることを大事にしないとダメ。人はイツ死ぬかわからないから。仕事に邁進しても死ぬときに何を思うか。コレが俺の求めていたものか?家族を犠牲にして得たモノがコレか?人は何の為に生きて、何の為に仕事してるのか?いざとなったら潔く仕事を捨てる勇気が自分にはあるのか?色々考えました。この作者の本は色々読ませていただいておりますが、恋愛というより生きる意味的なテーマで毛色が違って面白かったです。
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すだち
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おじさんが絆されてグダグダとくだを巻いてる話。正直読んでいてかなり痛い。だがおじさんでも10代の女の子みたいもじもじしたりするのか〜っといた妙な人間味を感じた。
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Natsuko
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白石一文さん今年2冊目、通算13冊目。つかみどころがないのに、たまに読みたくなる不思議な魅力。仕事人として優秀、生涯独身で常務まで上り詰めた芹沢は、幼いころ妹を亡くしている。当時の悲しみにより一気に大人になってしまい、親の過失も分かってしまったことが人生観にも大きく影響している。そんな芹沢が、あんな風に女性に騙され、さらにはその後も友人関係を継続するとは・・・ちょっとフィクションが過ぎて入り込めなかったかな・・・。
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🌙🐟
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リアリティを感じる本だった。なんか論文っぽい。大きな展開はないけど、小さなこと(に見えてぜんぜん小さくない、大きなこと)がどんどん人の人生を変えていく。子どもが欲しくないとか家族を持ってる男はアクセルの踏み方が甘くて人は人といて強くなれるわけじゃないとか独身貴族の偏屈っぽいところもあったけど、そういう考えもあるんだなあって思う。意見の書き方に、哲学者の息子っぽさを感じた。最後は結局、そういう考えも少し変わって、珠美と一緒かにいるのかな? なんかズレた感想しか出てこないやすみません。
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こみ木
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ネタバレ泊まりにきた温泉にちょっとした書庫があり、すぐに読めそうだったこちらを手に取った。白石一文はめっきり敬遠していたのだけど、この作品はなかなかに面白かった。いない私たちとは、大人か、子供か、はたまた死者か。子供がいない私、子供を持たないと決めた私には、主人公や珠美の気持ちに納得する部分も多々。 小籠包で大火傷には笑った。 「人間は自分が死ぬのかどうか判断がつかないまま本当に死んじまうんだよ」 「ほんの小さなミスはほんの小さな結果を招き、重大なミスが重大な結果を招く」 「自分の心は自分にしか治せない」
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フジコ
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過去に聴いていた曲が今の自分を救ってくれる、というのは好き。シンプルに話が進んでいくのでスラスラ読めたけど、感想があまりない。
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ちむ
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ネタバレ役員なのに女に騙されてあっけなく仕事を辞める。子供はほしくない、結婚したくない、独身素晴らしい!お金あるし仕事今はしない!それは自由だと思うけど主人公の考え方は全く共感出来なかった。家族や友人が死ぬということを知らない世界がいいという考え、私は理解できないな。親友の葬式でたくない、騙された女とズルズル会い、かといって付き合う訳でもなく(そこはもうくっついて)小籠包で火傷するというラストはへっ?ってなる終わり方だった。話のテンポだけは良かったけど全部偏屈おじさんのワガママのように感じたなぁ(笑)
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クロネコバス
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ネタバレ哲学者の親を持つ主人公。会社役員だったが、辞職することに。タイトルに秘密がありシックス・センス的な?などの展開も期待したが何事も起こらず、(何か起こったっけ)、読了。哲学的…だったのでしょうか。一昨年辺りから同年代の突然死が多いのですが、コロナ禍で集まる機会もなく、まだどこかしらで生きている気がするってのはあるかも。
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ジュリア
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最後まで読んでも、登場人物の誰にも共感できずに、不快感を感じた。 初めてこの方の本を読んだが、直木賞をとっているのだから、素晴らしい作家なのだと思うが何故かすっきりしない
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ゆみ
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仕事で成功して、社会的地位では勝ち組になったとしても、友人・家族と過ごす時間も少なく、友人の葬儀に出る時間も取れない状況って、ホントに人間的に大切なのはそっちなの?って思う。 生きるために仕事も人間関係も大事なのはもちろんのこと。でも、限りある人生、どちらかを問われる局面では、自分じゃなくても誰かが代われる仕事よりも、その人以外の代わりのいない人間関係を大事にしていきたい。
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そうたそ
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★★★☆☆ 流れるように読んだ。何の話かと言うと、端的に言い表せる言葉がない。全体として死について書かれている部分が多く、時に哲学的であり理屈っぽい言葉も見られるものの、著者の筆力故か違和感なく言葉が心に残る注ぎ込まれていくかのようだった。遠いようで近い死について今一度考えてしまうような一冊。
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せーちゃん
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ネタバレ独り身のいわゆる社会的地位で言うと勝ち組だったものの、悪事に巻き込まれそうになり、さっぱり退職しぶらぶらしてる。結婚しなかったのは、子供が欲しくなかったから。そんなことをなんだかだらだらと、勿体つけてカッコよさそうにこねくり回している。って感じ?お金に余裕があるって素晴らしいことだな。とも思うし、寂しい人生だな。とも思う。これが今年の初読みに選んでしまった私のバカバカ。
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たま子
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ネタバレ重役についているのに、つまらないことであっさり仕事を辞める。結局それは独身の強みだと言いたいらしい。辞めるのも、立ち止まるのも、新しいことを始めるのも人生だろうけど、主人公には全く共感できないで終わってしまった。
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かずみ
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釈迦もキリストも妻帯、子どもを持つことを禁止してるのに人類滅亡の宗教だと断罪されないのは都合のいいところだけつまんでるからだ。人が死ぬということを知らなければただ会えなくなっただけでどこかで生きてると思える。主人公の気持ちだけを追っていてあまり起承転結があるともいえないのだけど、読ませてしまうのが白石さんのすごさなんだろうな。面白かったし。珠美がとてもいいキャラクターだと思った。
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まっこ
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ネタバレ登場人物は好きになれなかったが、淡々と話がすすみ読みやすかった。主人公の死の考え方が強く印象に残った。人の死=「いなくなった」だけ。いなくなった人たちとは会えないけれど、どこかでそれまでと同じように暮している。確かにそう思えたら、悲しみが減るかも。
ごえもん

先日、劇団四季のオペラ座の怪人を観ました。この作品を観るのは4回目でしたが、以前妻とロンドン公演を観たり、一緒に大阪に観に行くつもりが、私が結婚式に招待されていけなくなったり、、と、そんなことを思い出しながら一人で見ていたのですが、そういう事を観劇中に思い出すこと自体が同じように暮らしているって事かもしれませんね。

11/30 21:37
まっこ

ごえもんさん、コメントありがとうございます。奥様と素敵な想い出があるんですね!同じ空間に見える形として存在する事は重要ではないかもしれません。

11/30 22:12
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ゆみこ
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子どもを持つ者と持たない者、両者の間に違いはあるのかな。 ないと思う。 でも、今、子どもを持っている私も、独身の頃は子どもはうるさいから嫌だと思ってた。 経験してみないとわからないことがたくさんある。 その立場にならないと分からないことがたくさんある。
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mum_up
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途中急に文が変わったなぁと思ったけど、最後はまた戻り、全体的には面白かったです。
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Anri_Dfm
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著者が紡ぐと、このなんてことのないような世界が特別で愛おしいものに思えてくる。 単純に罪を憎むことをしない登場人物達。 縁のある者同士で緩く繋がり、それが気づけばかげえのないものになっていく兆し。 そういうのいいな、と思う。
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ゆうたろう
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子供がいない世界こそ真に子供しかいない世界だ。
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こでまり
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さらりと読み終わるのですが、色々な事を考えさせられました。主人公が幼い頃に妹を病で亡くし、そのことがその後の家族に大きな影響を与えたことは想像できるのですが、ところどころ主人公の言動に違和感を持ちました。
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かごめ
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イケオジが子供のころ亡くなった妹を忘れられず物事を俯瞰的に眺め傷つかないように独り生きる。俯瞰的、哲学的にみられるには経済的余裕が絶対条件です。彼も余裕たっぷり。その上おいしい食事とお酒は欠かせない。その彼が死について語る。「人間が死ぬという事実そのものを私たちは知らないままでも構わない~知らずに生きた方が人生を有意義に送れるのでは」作中、釈迦やキリスト、哲学者の思想がかかれてあったが隠し味でしょうか。もう少し読んでみたい作家です。勧めてくれたのは脳外科の医師で、死については日常のはずなので意外でした。
かごめ

タイトル「ここは私たちのいない場所」とは、死を意識しないという意味でしょうか?

06/23 22:14
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Sosseki
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両親のせいで妹を失ったと思っている男性の話。妹、父、親友の死と対照的に、嵌められたのをきっかけに恋人になった珠美の母、珠美の夫、友人の生還が対照的に描かれている。珠美と主人公在実の生き方がいま一つ、捉えきれない。
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ちい0148
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人がまぁまぁ亡くなるのに、悲しみがあまり読み取れない本だなという印象。 映像化するなら今より少し年をとった西島秀俊さんでお願いしたい。
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わんわんお
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亡くなった人のことを「小学校時代の担任の先生のように考える」というのは良いような悪いような。現実を受け止めず、いるけど会えないだけと考えるのは、つらくてどうしようもないときは救われる気もする
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岩田覚由
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白石さんの作品を読むと、どう名付けていいかわからない気持ちになる。俯瞰的な生き方をした主人公に憧れるような、拒絶したくなるような。 作品の日常を切り取ったような流れは心地良かった。
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ひいろ
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★★
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チーコ
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多分再読だけど、全然覚えてなかった。記憶力ヤバいです。もしかして2回目?って感じたのは、香代子さんが主人公が鬱っぽくなったとき「思い出の曲を聴いてみたら」ってアドバイスしたところ。私もそうなったらぜひやってみようって思ったんだけど、すっかり忘れてました。まぁ必要なかったけど。これで忘れない…よね。
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原健太
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読んでいてとても心地の良い作品だったので、白石一文さんの他の作品も読んでみたいと思いました。 依存し合わない距離感って素敵だと思いました。 世の中「死」についての作品は沢山ありますが、ここで書かれていることは押し付けがましくなく、やはり心地の良いものでした。
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ゆみ
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主人公は俯瞰的で余裕があるおっさんと想像できてきっと主人公はいい男なんだろう。 「死」について考えてしまった。
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Ruby
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再読。白石一文の小説は大好きだ。恵まれた中高年の主人公が、なにか感じたことを書いていく。これもまさにそれで死生観などが描かれる。食べ物の描写の美味しそうなこと!あっさり終わるのもおもしろい。
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とっても
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この主人公のように、淡々と生きれたらいいのにと思う。彼が珠美に嵌められても淡々と退職し、なんとなく繋がりを持っているのも悪くないと思う。でも友人の見舞いに行かなかったり、葬式すら煩わしく思うのはどうなんだろう。妹の死以来、完全なる別れというのが怖いのだと思うけれど、それこそが彼がいつまでも子どもだということなのかもしれない。みんな今は付き合いはないけど、どこかで生きてくれているだろうという子どもじみた考え。
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