ゆらやみ

ゆらやみ
あらすじ・内容
石見銀山で育ったお登枝は身寄りもなく近々女郎になる。客をとる前夜、お登枝は堪えきれず密かに想いを寄せていた銀掘の伊夫の元へと逃げるが、別の男に後をつけられて――。開国という時代の大きな変化に巻き込まれていく、二人の過酷な運命の果てに待つものは。

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ゆらやみはこんな本です

ゆらやみの感想・レビュー(303)

もう最後の方は泣けて泣けて仕方なかった。切ないし可哀想だしどうしようもないことだけに辛い。女郎だけど悲壮感はない。心の中にただ一人の男を想っていたからだろうか?できれば伊夫の本当の子供を産んで欲しかったな。
★1 - コメント(0) - 3月16日

遊郭もの。ただし吉原とかではなく石見銀山。主人公、超ドライなような・・・。春を鬻ぐことに対する諦念とか苦しみが薄いような・・・。むしろ山に生きる男たちの方が主役なような・・・。親分、粘着質だなあ。
★24 - コメント(0) - 2月20日

とても切ない恋愛小説だった‥‥途中までは。 後半は少し残念だった。
★4 - コメント(0) - 2月10日

女は強いなあ。忌み子と蔑まれ、女郎になる。恋を知り、罪にまみれ、強かな女になる。棘道を這いながらも、最後まで汚れない生きざまがため息もの。
★40 - コメント(0) - 2月4日

石見銀山で生まれ、育った遊女の話。厳しい環境の中精一杯生きたお登枝は幸せだったのかな。いざとなれば女の方が肝が座っているみたい。
★3 - コメント(0) - 1月29日

幕末の石見銀山を舞台に描かれる,遊女の物語。どこかで同じような雰囲気の本を読んだ気がするのだが思い出せず。もしかしたら著者インタビューかしら。将来は遊女になることに決まっている少女が,幼馴染の少年(後に銀山で働く)に恋をして,二人で大きな秘密を抱えて育っていく…。とても切ない恋物語だった。あ,東野圭吾の『白夜行』に似ているのか!
★68 - コメント(2) - 1月28日

幕末の石見銀山での銀堀と遊女の恋。読み終わっては~とため息。
★29 - コメント(3) - 1月17日

石見銀山の遊女の一生の話。あの時代だからこそそこまで強く思ってられたんだろうな。伊夫もお登枝も一心にお互いを思っていたけど、なんだかなぁ辛い。読了後もスッキリしないというかモヤモヤが残った。
★17 - コメント(0) - 1月13日

どーにもこーにも後味が悪いのは、とりあえず「必死でスズメのほどの賃金を稼ぎ、税金(銀山で働く男に引退後の保障があるところ、何かしらの無尽があったと思われる)を払ったところで明日はどうなるかなんてわからない」男たちが「たかが」ひとりの遊女に翻弄されるところが、「現代」のサラリーマン、OLのようで辛かった。また、主人公の成れの果てを思えば、「男女雇用均等法」って正直なんだったんだろう、とも思えた。自分の生き様って何なんだろうと、美しくも賢くもないから結婚できない自分が猛烈に腹が立ち、そこに泣けてきたw。
★9 - コメント(2) - 2016年12月30日

石見銀山の遊女、お登枝が強く惹かれる伊夫。 純愛というより、執着。 2人の独白があさのさんの時代物独特。 ただ最後に登枝が見受けされ商家の女将になるのは安易?
★8 - コメント(0) - 2016年12月26日

幕末石見銀山、そこに生きる男達と遊女の話。美しく、強く、一人の男を思い続ける。絶妙に報われるあたりが引き込まれた。
★2 - コメント(0) - 2016年12月17日

久喜市立中央図書館の本。歴史小説も中々読ませる!
- コメント(0) - 2016年12月11日

石見銀山にいつか行きたい。江戸時代末期、石見銀山での物語。お登枝の強さ、賢さは彼女を護った。これほどまでに彼女を支えたただ一人の男性。そこまでの恋。銀山で働く男の寿命の短さ、時代の壁、やりきれない材料はたくさんあったが、石見銀山を深く知った気がする。全ての登場人物が「単純な善人・悪人」でなく、強さ弱さを併せ持つ人間として物語を動かしてゆく。一生涯忘れられない人は3人だと聞いたことがある。数の多い少ないではなく、たった一人でもそういう人にめぐり会うために生きているような気がする。
★9 - コメント(0) - 2016年11月12日

先日世界遺産石見銀山の大久保間歩を見学してきた。暗闇の中小さなサザエの殻に灯した小さな灯りだけが頼りだったそうだ。闇の中で身を削って働く短命な男たちの街で生きる女はどんなものだっただろう。お登枝の愛は一途だが、身は女郎であり、平気で男を利用する。気味良いとは言い難いが、その来し方をみれば否定もできない。しかし、おそのもお登枝も人生をまっとうした。男たちの方にやはり哀れを覚える。
★3 - コメント(0) - 2016年10月21日

【読メ・遊郭部】課題図書。遊銀山の間歩で生まれた女が遊女になり、唯一の愛する人を思いながら色街で生き、男もその女を思い銀山を掘る。そして女の最期の時はようやく1つになれる。心だけは愛する人に向き他の男に抱かれなければならなかった生き方が辛すぎる。色街を出てから普通の幸せな生活ができたようでよかった。
★32 - コメント(25) - 2016年10月8日

あさのあつこさんの印象が変わった。石見銀山を舞台に遊女の純愛。ゆらゆらと暗闇に揺れる炎のように生きた主人公。一気読みだけど楽しくないや
★8 - コメント(0) - 2016年9月23日

★★★☆ コミュ課題図書。純愛と言っていいのか?幕末の石見銀山。間歩で産み落とされたお登枝は女郎屋に引き取られる。初めて客をとる前夜、淡い想いを抱く伊夫のもとへ走るお登枝だが、そこで2人は人殺しの罪を負ってしまう。伊夫への想いと罪を隠して一人前の遊女となったお登枝を、目明しの佐助は執拗に追う。手段を選ばぬ追及と、次第にしたたかさを身につけてゆくお登枝の攻防。追い詰められた2人がついに結ばれる場面は、命をむさぼり合う痛切な美しさと官能が匂い立つ。伊夫の待つ間歩に入りお登枝、観念したってこと?もっと前でも→
★41 - コメント(1) - 2016年9月19日

あさのあつこさんは少年の心理描写に定評があるが、女の情念を書かせても凄まじい。著者が女性だからかもしれないが、女の本気を前にしたら、イザとなったら腰が引けるのは男性の方かも。表紙で加算20点、内容も文句なし。
★32 - コメント(0) - 2016年9月2日

図書館
★1 - コメント(0) - 2016年8月24日

女郎の世界をどのように「あさの」さんは書くのかと思ったら、純愛に近いお話でした。なんとなく消化不良です。
★4 - コメント(0) - 2016年7月20日

ただ、貪りたい。やっと手に入れたこの男を魂を込めて貪り尽したい。/人を守れるのは人だけだ。おれはお登枝を守る。そして、お登枝に守られている。/男とは抱くものだ。抱かれるものではなく、この生身で抱くものだ。伊夫だけが、お登枝の男だった。/「伊夫さん」「うちの腹に戻っておいで」
★16 - コメント(0) - 2016年7月20日

図書館の返却本の棚に置いてあったので借りて読んでみたけど、せつない物語だったなぁ。成就するはずのない恋とは言っても。でも、お登枝にとっては結果的には良い人生だったんじゃないかな。タイトルの「ゆらやみ」ってどういう意味だろうね。読んだ後で考えると、揺らぐ闇なのかな。
★21 - コメント(0) - 2016年7月17日

面白かった。逆らえぬ運命。逞しい人々。この時代の女の生き方。読み応えあり!
★6 - コメント(0) - 2016年7月3日

こんなテーマは好きになれんなあ、と思いつつ進みましたところ…毀誉褒貶相半ばですね。おその“女の股には天下国家より大けえものがある”と…アチャ~!登枝はその言葉を租借し自分のものとできるや否や?うむ、男の私にはわからん。“水が出ても山が崩れても、うちは行かんといけんのよ、お松ちゃん”…その周りを見ない愛情・熱意は分かりますが、それがねぇ~3年も経つと…。長い隧道から抜けて明るい明日の出口が見えてるのに。普通それこそが世路の知恵。しかし佐助は本当かばち垂れですわ。偃蹇たる民進岡田も同じく壮言を誇負します。
★39 - コメント(1) - 2016年6月28日

遊女の情人は間夫(まぶ)と呼ばれる。鉱山として最盛期を過ぎ、廃れる一方の石見銀山。「山でなく、岩でなく、鉱でなく、わしらは闇を掘っとった」鏨と金槌で銀掘の男たちが掘り進んだ坑道の呼び名も、間歩(まぶ)女人禁制の間歩で生まれた登枝は、女郎として初めての客を取らされる前夜、唯一人恋うる伊夫の住む苫屋へと闇の中飛び出す。伊夫留守の苫屋で、かねてから登枝を狙っていた灰吹き(銀精錬)の与治に襲われる登枝を救うため、自ら観世音菩薩彫り込んだ父の墓石で与治を撲殺する伊夫。血と泥にまみれた手に身体と心をゆだねる登枝。→続
★116 - コメント(2) - 2016年6月25日

【島根】江戸末期、廃れゆく石見銀山を舞台にした時代小説。その設定故か、どこか閉塞感があり仄暗い。でもあさのさんの文章は読みやすかったです。主人公は間歩で生まれ、女郎となる女、お登枝。伊夫という流れ者の男を愛すが、あるきっかけから伊夫は一人の男を殺してしまう。伊夫の秘密を守るため、お登枝がどんどんしたたかになっていくのが心強くもあり、恐ろしくもあり。その感情は本当に愛だったんだろうか。私には執着に思えるのだけど…。お登枝に翻弄される男たち。女って怖い。結末はあまり腑に落ちないのだけど、妙に印象深い作品。
★59 - コメント(0) - 2016年6月21日

情念に揺り動かされながら、主人公の心根に触れながら読んだ。なんともはや、深い闇のなかで自らの力で生きていく主人公たちの強さよ。伊夫をもっと深く描いてもらいたかった。お登枝の生きる道はすっきりしている。自分の心に嘘をつかずに生きていかれるのは幸せだ。いい作品だった。
★8 - コメント(0) - 2016年6月11日

方言がきつかったですが、何となく雰囲気で乗り切れました。基本的には誰からも好かれるヒロイン。ほかの遊女が一切出てこない潔さもよかったのかも。これ以上登場人物増えたらきつかったです。佐助は執念通り越して何がしたかったのか。
★6 - コメント(0) - 2016年6月9日

あさのさんの時代物好きです。 一途に想った相手とは一緒になることも叶わず、でも懸命に生きるお登枝の人生はそれでも幸せだったのでしょうか?なんだか哀しいお話でした。
★4 - コメント(0) - 2016年6月7日

石見銀山で生まれ育った登枝と流れ着いた伊夫。生涯お互いを心の内に恋慕いながらそれぞれの場所で男は実直に女は強かに生き抜いた。ただ一緒にいたかった離れたくなかった。流れに翻弄されながら一心に思い慕う。年齢では十代後半なんだよね。純粋で哀しい話だった。
★21 - コメント(0) - 2016年6月2日

★★
★3 - コメント(0) - 2016年5月31日

江戸末期の石見銀山、間歩と呼ばれる銀坑道の枝抗で生まれた美しい女・お登枝。時代の流れと銀山の衰退、一人の男を思い続けた生涯。この雰囲気、好きです。「かぐら」の女将・おそののインパクト、しつこくお登枝を見はり続ける佐助、夫となる馬蔵。魅力的な人物造形が良かったです。映画化したら見ごたえがありそうですね。
★71 - コメント(0) - 2016年5月20日

すごく期待していたんだけど、正直合わなかった(>_<)花魁物だと思っていたがそもそも違いましたし。花魁物の儚い感じは大好きだけど、今回こちらはとにかく読みにくく引き込まれる事なく、一途に一人の男を生涯思い続ける女郎の話だったので、ほとんどセリフ部分だけを読むという感じでした。合わなかったなー!表紙につられてしまいましたw
★55 - コメント(4) - 2016年5月19日

石見銀山を舞台とした…ラブストーリー、といってよいかと思います。 雰囲気あって一気読みしちゃいました。 なんか微妙に半端な役割の登場人物たちが気になったけど。
★1 - コメント(0) - 2016年5月3日

お登枝という美しい女郎の一生。伊夫との愛の行方は何処へ。激しく激しく想い合う二人、周りを犠牲にしてでも燃え上がる二人。容姿に恵まれているって、やっぱりいいなぁ。
★1 - コメント(0) - 2016年4月23日

石見銀山の裏話。 馬蔵の明るさが救い。
★4 - コメント(0) - 2016年4月23日

石見銀山の衰退と江戸幕府の終焉を並行して描く。身寄りがなく女郎屋に引き取られて育ったお登枝は、長ずるにつれて美貌の少女となり、遊女として客を取ることになる。その前夜、ひそかに抜け出した彼女は、思い人のもとに忍び、思いを遂げる。彼女と思い人を殺しの下手人とにらんで執拗に探索する目明し、彼女を身請けしようと申し出た大店の主。その主が急死したのち、彼女は今度は別の商人に見初められ、身請けされて大店の内儀となる。彼女が文字通り、「あの世まで秘密にしていた」男との焦がれる恋とただ二度だけの逢瀬。男と女の悲しい物語。
★116 - コメント(2) - 2016年4月18日

岩見銀山で生まれたお登枝の物語。いつものあさのあつこの 暗さを含めたある意味純愛物語だが、過酷な運命を生き延びて行く お登枝のたくましさが際立つ。
★3 - コメント(0) - 2016年3月28日

★★ 主人公お登枝の人生にインパクトを残した男たちの話。なので他の女郎もほとんど出てこないし、男たちの感情の殆どは欲望で人物がうすい。この作家さんとは、いまいち合わないのかもしれない。
★30 - コメント(0) - 2016年3月18日

ヒロインは恐るべきファム・ファタール。関わった男性はいつの間にか渦に巻き込まれてしまう。しかし彼女はたったひとりの男性だけを信じて生き抜いていく。幸福の形は違うけれど、その様は同作家の作品「花宴」にも似ていると感じた。
★2 - コメント(0) - 2016年3月18日

ゆらやみの 評価:100 感想・レビュー:129
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