タダイマトビラ

タダイマトビラ
あらすじ・内容
お母さん。私がたまたま自分のお腹から出てきたからって、好きになる必要ないよ――。

自分の子どもを愛せない母親のもとで育った少女は、湧き出る家族欲を満たすため、「カゾクヨナニー」という秘密の行為に没頭する。高校に入り年上の学生と同棲を始めるが、「理想の家族」を求める心の渇きは止まない。その彼女の世界が、ある日一変した――。「家族」とは何か? 驚愕の結末が話題を呼ぶ衝撃の長篇小説。

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タダイマトビラの感想・レビュー(526)

☆☆☆☆ 本物の家族を欲する少女が家族欲を自分で処理するために編み出した『カゾクヨナニー』。家族らしく振舞っている人は誰かを使って『カゾクヨナニー』をしている…。実に村田さんらしい物語で、終盤、村田節が踊り狂うように襲ってくる。家族とは何か、血の繋がりとは何か…答えの出ないもので立ち止まらないための「当たり前」。その当たり前を村田さんは軽く取っ払って問いかけてくる。出来たら答えを考えずに過ごしたい。
★6 - コメント(0) - 3月22日

「恋は只の麻酔なのではないだろうか。人生を麻痺させるための麻酔。<中略>そして麻酔が切れてから違和感に気が付くのだ」この言葉に痺れた。そしてここからが怒涛の展開だった。ガゾクヨナニーという概念が本当に秀逸でぐさぐさ刺さる。ラストは家族の不完全さに対する著者のひとつの遊びなのだろうが、なかなかであるw
★4 - コメント(0) - 3月11日

yoo
母から愛を与えられず育った主人公。満たされない欲求を「カゾクヨナニー」で脳を騙す処理を繰り返す様が切なくもあったが…「本当の家」を手に入れる為に成長している自分と呼び名がどんどん細胞化していく母、家族の存在。ラストはもう壊れていて理解不能。
★2 - コメント(0) - 3月9日

文章が読みやすくあっという間に読了。最後の20ページで急に難解になった。家族愛に飢えその欲求を満たす「カゾクヨナニー」に没頭しながらも、主人公は友達や動物の親子愛に違和感を覚え嫌悪する。高校生になり恋人ができても自分が家庭を作ることを拒絶してしまう。そして「家族のシステムができる前の世界に帰る」と錯乱し、親子が子孫を残すという義務のためだけの繋がりであると考えたのであった。最終部はもう1度読み返したい。
★2 - コメント(0) - 3月3日

母親に愛情よりも『最低限の義務』で育てられた恵奈は、欲望を満たすために『カゾクヨナニー』という行為をする。ラストがよく分からなかった。両親と弟は、どうなったの??ホラー?サスペンス?SF?
★52 - コメント(0) - 2月28日

中盤までは 揺れても「本来・本物」 を求め続ける恵奈の深層心理が痛々しく綴られてたのに かなり突如 開眼(崩壊?覚醒?)し暴走し始めると 映画 ”シャイニング”よろしく 「ひょえ〜」な オカルト展開。わけわからん。残りの家族たちの変貌も一足飛び過ぎて腑に落ちない。でも振り切っちゃってるところが もしかしたら 好きな人には たまらない村田ワールドなのかも。 いえいえ アタシは ”引いちゃう群”でしたけど。 「個は全である」論理がベースになってる… 気持ちは分かるのだけれど。
★1 - コメント(0) - 2月18日

自分には合いませんでした…ラストも気持ち悪かった。すがすがしく晴れた日に読みたくない感じの一冊です。
- コメント(0) - 2月15日

何だかドラえもんのひみつ道具のようなタイトルだと思いましたけど、内容は安定の村田ワールド全開です。とくに終盤は怒涛の展開で、いまいち理解のできない、何かホラー作品を読み終えたときの読後感がします。全ての欲望に関して自分で処理するといいますが、食欲と睡眠欲は食べるか寝るか...我慢するかじゃないですか?笑。自分にはできないな。でも村田さんの発想は面白いですよね。常識に囚われない感じがいいです。恵奈の「工夫」をする癖、どんなとき(こと)でも方法を探して解決していく姿勢は、素直に偉いなぁと感心しました。
★22 - コメント(0) - 2月5日

村田沙耶香さんの作品の中で 気持ち悪いと感じた。 生きること。家族。性。 こんなに難しく考えてしまったら そりゃ、狂っていくよね。。。 と思った。 この作品の最後の方が 「人に対する」 「家族に対する」 「性に対する」 共通する違和感なのかも知れないと思った。
★6 - コメント(0) - 2月4日

相変わらず村田さんの作品は気持ち悪くて最高です。この作品には三つの「箱」があると思います。一つ目は「家族」、二つ目は「恋人(浩平)」、三つ目は「オープンスペース」。これらを行き来して自分の本当の箱を探すんですが、結局こんな箱があるから人間は苦しむんだ、って言って結局箱を全て溶解してしまう。いわゆるシステム批判みたいなものだと思うんです。しかし、これを素直に受け取るべきかどうかは非常に悩ましいところです...。カゾクヨナニー、ってなんでそんな言葉思いつくねん笑 また村田さんにぞっこんになってしまいました。
★5 - コメント(0) - 2月3日

機能不全な家族。そんな家庭環境で育った恵奈。成長して恋人が出来、同棲して幸せを掴むと思っていた。しかし自らその幸せを突き飛ばす。家族で失敗した経験者はこの先も延々家族に失敗するものなのか。それとも幸せを遮断してしまうのか。どんどん追いつめられてゆく恵奈。ラストはもう読んでいる私が正常なのか否か、恵奈がおかしくなっているのか否か。全く分からない場所に放り込まれた感覚だ。これが村田沙耶香の世界なのかな。分かるようで分からない不思議な物語。
★14 - コメント(0) - 1月31日

村田さん8冊目。12年刊。もう5年も経つんですねー。さて、著者の紹介に定着しつつある形容詞を、私は使いませんよ。確かに今回もすごい発想ですがそれはそれ。さてさて、カゾクヨナニー、ニナオ、アリス、と本書のキーワードは決してネーミングセンスが良いわけではありませんが、描写は迫真。以下、ネタバレ注意。主人公がカゾクヨナニー「される」側となって、心中が180度転換する場面に戦慄いたしましたです。ラストの「オチ」に向けては綱渡りでしたが、そこに至るまでの経過で存分に味わうことができました。
★23 - コメント(0) - 1月29日

前半の小学から高校までの女の子の日常とその内面にある違和感が自然に、何の異常性もなく描かれる。それが後半に一気にSFホラーめいた世界へと放り込まれる。呑気に読んでいて、気づいた時にはどこにいるのかわからなくなっている。このような展開にいつも驚かされる村田作品。すごい。
★2 - コメント(0) - 1月26日

ネグレストだな、可哀想に現実逃避だな、父親に弟、男家族は弱くて脆いな、と。自分が見知っている馴染みの価値観で読めたのはここまで。。アリス!扉!!システム!!!いきなり突風に飛ばされ、虹を渡って別世界に連れていかれたようなラストでした。。わたしは一体何を言ってるんだ。
★43 - コメント(0) - 1月24日

ラスト、恵奈が狂ってしまったのか?私たちが脳に騙されているのか?で終わった。最後の場面長すぎる
★15 - コメント(0) - 1月24日

「帰ろう」。ただいまと言うためのドア。代わりのきくアリス。家が上手くいかないからこそ求める―。カゾクヨナニー。精神を満たす行為であり、人に見られてはならない。小学生時代から無意識下に将来の夫を見つけようとし、いざ高校生になってプロポーズをされると「こいつはわたしでカゾクヨナニーしてる」と気づく。自分たちはいまの世界の枠組みから脱皮しなければと。相変わらず言葉が鋭く、テーマも家族愛ではなく「家族」なところが、興味深い。
★2 - コメント(0) - 1月22日

家事は仕事としてこなすが母性愛のない母。「母と私は縦に並んで歩いた」家の常識は外では通用しないと気づいた恵奈は早く出ていって新しい家庭を持つことを決心する。でも、本当の家なんて本当はどこにもないんじゃないか。蟻のアリスとの対比にぞっとしました。《家族》の定義って? 在原家の深い闇、私たちはちゃんと帰っていく扉を探し、。そこからはぶっ飛んでて理解できなかった。私だけかもしれないけど2001年宇宙の旅が頭の中から現れました。蠢いてるのに静寂な空間。重力も狂う。村田さんの世界観が強烈で最後は息苦しかったです。
★18 - コメント(0) - 1月19日

自分の子供を愛せない母親と母親に愛されない子供、そんな形の〈家族〉がテーマのお話しでした。子供や母親の心理が理解できる様な描写があるのはわかりましたが全体的に私には物足りなくて、なので最後のクライマックスの変化はビックリしましたが実際に起こった未成年の猟奇的な事件を参考にされているのかなと思いました。子供を愛せない母親と母親に愛されない子供と父親という家の悲惨さはわかりますが、それぞれの内面の苦悩を改めてよく理解出来るという感じでもなくて最後まであまりよくわからずに読んだ感じでした。
★3 - コメント(0) - 1月17日

ラスト。 ハーモニー(伊藤計劃)読んだばかりなので、おおおおおって感触。 違うけど、近いものを感じる。 カゾクヨナニー。 アリス。
★7 - コメント(0) - 1月16日

学校から帰って「ただいま」と扉を開けると「おかえり」と笑顔で迎えてくれる母。そんな家庭に憧れる姉弟。姉は愛情を母に求める事を早々に諦めるが弟は幻想を諦められない。子供は両親にではなく母親だけに愛情を求めるんだな。父親は子供を愛する事のできない妻を攻めるがこの父親は一体子供に何を与えているんだろうか?
★6 - コメント(0) - 1月12日

登場人物の誰からも愛情が感じられなかった。自分勝手な大人たちに育てられた主人公に同情はするけれど、自分自身を護る方法がカゾクヨナニーだけだったとは思いたくない。もっと自分を大切にして自分を愛して、誰かを愛することも出来た筈なのに。本当に愛しい人は誰かと「取り替え」なんて出来ないって判る日が来るといいと思う。
★12 - コメント(0) - 1月3日

エンディングがよく分からないながらも。。、現実には決して解決しないモヤモヤが、小説でなら葬れて良かった。なかったことにするのでもなくて良かった。安部公房の赤い繭思い出したわ。
★4 - コメント(0) - 2016年12月25日

村田沙耶香さんの「タダイマトビラ」(2012.3)を読了しました。「家族」「家」について深く考察した作品ではないかと思いました。私には不可解で意味不明ではありましたが・・・。村田沙耶香さんの作品、理解できるものとそうでないもの、面白い作品とそうでないもの、私には、半々ぐらいです。
★25 - コメント(1) - 2016年12月25日

「カゾクヨナニー」からもわかるように、家族関係について性行為に見立てて表現されていることが多く、言い回しがとても上手い。よく言う「家族だから」というのは理由であって理由でないような気もするし、「家族」というものが絶対的に万人にとって良いものとも限らないという現実を思い起こさせる。個性的な表現が多く、あっという間に読めてしまったが、読了後のあと味は良いとは言えない(笑)
★6 - コメント(0) - 2016年12月18日

狂気! 沙耶の唄みたいなオチになるとは想像もつかず。面白くはない。コンビニ人間は面白かったのになあ
★1 - コメント(0) - 2016年12月13日

村田沙耶香さん2冊目。 面白かったー!文のセンスが好き。 ラストの方はわかりそうでよくわからない…………誰か答えを教えてください…
★3 - コメント(0) - 2016年12月9日

図書館本。穏やかな表紙とは裏腹な複雑な内容。家族とは?その欲は?本物?偽物?村田さんの独特の世界観。本物を見つけた筈が違和感に気付き飛び出す主人公、で、家族のもとに戻る、、、が? ラストを理解するの難しい。でも面白かった~。
★9 - コメント(0) - 2016年12月6日

母がうまく機能しない家で育つ主人公は、家族欲を感じるとカーテンと戯れる「カゾクヨナニー」で欲求を満たす。このカタカナの選び方、さすがです。いつか自分の家庭のドアを見つけることを目標に彼女は大人になっていくが、見つけたのはヒトの社会から解放されることだった。精神を解き放ってうねうねする、音を出したり呼吸する肉体になっていくさまはとても気持ちよかった。子供の頃家にいて突然感じた生温かいまとわりつくような恐ろしい雰囲気。いつのまにかあれがなくなったのは道理がわかり周囲が見えるようになったからなのかな。
★22 - コメント(0) - 2016年12月5日

- コメント(0) - 2016年11月30日

人間が営む家族というのは、家族欲を満たすべく行われ続ける集団的自慰行為のためのシステムなのよ、みたいな感じ? しかし最後、どうなっちゃったんですかね。すがすがしいような、切ないような、恐ろしいような。。。ちなみにこの人の本、これが三冊目。なんとなく、沙耶香ワールド、つかめてきたかも。
★2 - コメント(0) - 2016年11月29日

これはまた...表紙とは裏腹になんとも(;・∀・)なんといえばいいのか...。主人公は弟の方が愛情に飢え求めてるように思ってるけど、自分の方がよほどその傾向が強いように思う。弟は健全にグレてるけど、主人公は相当に歪んでいるだけで。最後はもう、振り切っちゃってるよね...。衝撃的な結末とあるけど、なんかよう分からんかった(゜ロ゜)でもまた他の著書も読みたいのである(笑)
★30 - コメント(0) - 2016年11月28日

初読み作家さん。『殺人出産』のタイトルと単行本の装丁のイメージが強く、ぐさぐさと容赦なく刺してくるようなお話を書かれる方なのかと思っていた。そのため、序盤は「なんだ、案外優しいなあ」と若干拍子抜け。家族欲を自己処理することを覚えた少女。どこに終着点があるのかわからぬまま、ずるずると読みすすめていると終盤に思いきり頭を揺すられる。ココ ハ ドコ。ワタシ ハ ダアレ。他の作品も読んでみたい。
- コメント(0) - 2016年11月22日

家族欲なんて性欲と同じようにオナニーで満たしてしまえばいい、他人のオナニーには巻き込まれたくない、というような感じの話なのでしょうか。
★15 - コメント(0) - 2016年11月13日

やっぱりこの人の世界観好きです。クレイジー!家族についてこんな風に考えたことがなかったので、いろいろ新鮮だった。でも結末はほんとに意味不明でそれもまた良いんだけどやっぱり気になる。
- コメント(0) - 2016年11月13日

いったい なんだったんだろう?異次元に迷い混んで 結局 そのまま終わってしまったような感じ。
★30 - コメント(0) - 2016年11月10日

この人の本は装丁に騙されちゃってダメだね。訴えたい事もわかるけど親だって子供を育てるのは初めての経験だからね。投げっぱなしの問題提起はなえる。
★56 - コメント(0) - 2016年10月20日

途中までは何となく理解できたけど、結末に近づくにつれて難解(と思うのは私だけですかね?)。ひとつ言えるのは淡いピンクの可愛らしいカバーに惑わされるな、だって沙耶香だぞってことで。
★10 - コメント(0) - 2016年10月9日

あああ。そうだった。「星が吸う水」「ハコブネ」など読んで、村田さんは合わない...って思ってたのにまた読んでしまった...。わたしは瑞希のような家庭で育ったから、「ほんとに恵奈のような家庭に生まれていたら」が上手く想像出来ない。恵奈の弟みたいに愛してアピールしそう。
★8 - コメント(0) - 2016年10月6日

ああああああ面白かった……後半は読んでいて頭がおかしくなりそうだった。はっきり言ってしまうと、個人的に、結末にはちょっと謎が残っている。家族だったもの達はどこへ行ったのだろう。
★4 - コメント(0) - 2016年9月28日

ラスト最高にクレイジー…
★2 - コメント(0) - 2016年9月27日

タダイマトビラの 評価:74 感想・レビュー:232
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