楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス
あらすじ・内容
それは真っ赤な贋作か、知られざる真作か? 傑作アートミステリー!
ニューヨーク近代美術館(MoMA)の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。ルソーの名作『夢』とほとんど同じ構図、同じタッチ。持ち主の富豪は真贋を正しく判定した者に作品を譲ると告げる。好敵手(ライバル)は日本人研究者、早川織絵。リミットは七日間――。カンヴァスに塗り籠められた真実に迫る渾身の長編!

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楽園のカンヴァスの感想・レビュー(7101)

謎解きと美術と愛と、全部ひっくるめて言えばロマンがたくさん詰まっている、そんな印象を持ちました。読みながら興奮したし胸がいっぱいになった。永遠を生きることなんて不可能だと思っていたけど、それも実現できるんだなあ…何年も前の作品が目の前に存在できることの価値は計り知れないし、隠された物語や作者のメッセージに思いを馳せたくなる。
★20 - コメント(0) - 10月30日

ルソーの作品を巡るミステリー。主人公は早川織絵かと思いきや、ティム・ブラウン。美術の事はからっきしな私ですが、引きこまれました。出てくる作品をネットで見ながら読んでました。オススメ。
★20 - コメント(0) - 10月30日

一昔前なら、この手の美術ミステリーは、やたら上から目線でペダンティックでロマネスクな文章で書かれていただろうけど、この小説にはそんな文学的な臭みがない。風通しの良い文章で、なかなか爽やかに物語が展開していく。そこが物足りないと言う人もいるかもしれない。だけど、この素材をこんな文章で書いたのが、この小説の魅力というか新しさというか・・。おかげでアンリ・ルソーという画家に興味がわいた。これは事実なのかフィクションなのか、最後まで分からなかったところが幾つかあった。それを調べながら再読するのもアリかもしれない。
★25 - コメント(0) - 10月29日

アンリ・ルソーという画家に情熱をかけた研究家と、そのルソー自身のカンヴァスに対する思いが、話を追うごとに高まってきて、感動した。美術のことを知らなくても、十分楽しめる小説だと思う。
★30 - コメント(0) - 10月29日

愛の物語。絵画に対し、愛する人に対してどれだけの情熱を向けてきたか、勝者はそこで決定する。終盤事実が明かされていくと胸が愛で暖かい色で染められる様な、そして背中が涼しい色彩で埋められる様な清々しさを覚える。久しぶりに全身余韻に覆われる一冊に出会った。若い頃、絵画の良し悪しが分からないと画廊に勤める知人に話したら絵を見てその中で自分が好きなものを見つけるだけで良い。感じたままで良いのよ。と言われた事を思い出した。絵に託された歴史などは後でも良い。まず作品に心奪われる事、ヤドヴィカの夫がそうであったように。
★54 - コメント(0) - 10月29日

何だろう、この読み心地は。 読み進めるごとに先が知りたくて、どんどん気が急いてゆくような感覚は。ルソーの一途さと情熱と、それが伝染したかのようにルソーに魅入られてゆく人々と。謎が謎をよぶ展開に最後まで目が話せなかった。いいなぁ、ルソー。やっぱり好き。
★46 - コメント(0) - 10月29日

kan
美術館の学芸員や監視員といった、一般にはなじみの薄い職業に焦点をあて、美に対する「情熱」を惜しみなくつぎ込み、見事にミステリーとして昇華させている。もっと早くこの本に出会っていれば、世界中の美術館が楽園と化することが出来たかと思うと、残念でならない。
★40 - コメント(0) - 10月29日

前から気になっていた本、絵画に精通している原田さんだから書けた本をやっと読むことが出来てゆっくり浸りたいのに、一気に読んでしまった。貧乏の中、絵画を描く事に情熱をかけたルソーを軸に織江とティム、ヤドヴィガとジョセフ、バイラーと孫娘それぞれの人生が交差して濃密な世界を感じました。良い本に巡り合えて良かった。
★117 - コメント(1) - 10月29日

文句なしに面白い一冊だった。絵の世界が生々しい息づかいをもって文章で表現されていて、小説の世界とその中で描かれている絵の世界、両方に引き込まれる不思議な感覚に陥った。バーゼルでの夢のような数日間を、ティムと織絵と過ごして幸せな気分になり、『夢をみた』では涙し、ラストシーンでの再会まで、最高の気分のまま、読み終えることができた。感動で心揺さぶられるこういった素晴らしい一冊に出会えたことに感謝!!
★42 - コメント(0) - 10月29日

sin
作中でも言及されるがまさしくこれは絵画を巡る冒険小説である。淡々とした表現の中に絵画に対する情熱が押し寄せてきて頁を繰る手が止まらなかった。そのうえ作中作ともいうべき物語に秘められた当時のルソーの描写は画家の境遇に身につまされる思いが拭いきれないがその最期の時になぜだか心に静謐な風をもたらす。そして主人公たちの葛藤が最後の出会いに落ち着いて安堵の涙を誘った。この本を教えてくれた読み友に感謝です。
★103 - コメント(2) - 10月28日

多くの読者の評に違わず面白く読めました。アンリ・ルソーに纏わる逸話がおもしろかった。生きている内には世に認められなかった貧しい絵描きと、彼のミューズであったヤドヴィガ、そして理解者であるヤドヴィガの夫。ティムと織絵の真っ向勝負のスリル。次第にライバル織絵に惹かれていくティムの心の動き。そしてクライマックス。謎が解けて真相が見えた段階での満足感。満たされる一冊でした。
★39 - コメント(0) - 10月28日

満足!面白かった!美術は完全に門外漢だったので、ネットで出てくる作品を見ながら読書。ミステリーとしても面白かったが、そんなことより何よりも、ルソーという画家が気になって仕方なかった。多分作者の思う壺なんだろうな~。ストーリー云々よりもルソーを見て!振り返って!知って!作品を見て!って感じ。実際読了後ネットでルソーの作品一通り見たね。うん。現物が見たい!ミーハー根性丸出しだが、そんなこたぁ知ったこっちゃない!とりあえず大原美術館に行きたい!ルソーを見たい!って思えた作品。大満足。
★41 - コメント(0) - 10月28日

初。あまりに多くの人のレビューにあがってくるので読んでみた。そして、濱田ハマやと思ってた。今まで読んだことのないタイプのもので、おもしろかった。出てくる絵画を検索したら、原田マハ「楽園のカンヴァス」一覧って出てきて驚き。ピカソもルソーも、すごく興味深い。こっちに引き込まれ過ぎて、次はルソーの伝記を探してしまいそうなくらい。最後の話のまとまりの良さ、こういう焦らすパターンってガッカリが多いのに、秀逸やったなぁ。原田さんの他の作品もどんなのか気になるので、数冊読んでみたい。
★46 - コメント(0) - 10月28日

「俺も画廊をやってみたい…」で謎はあっさりとけてしまいました。このお話は当然ティムが主人公ですよねヽ(´o`;にしてもオリエさんが美術界を去った理由を読者に任せた感が不満です。
★18 - コメント(0) - 10月27日

面白かった。中学の頃美術の若い先生から「画家の人生や絵の背景を知るともっと楽しくなる」と言われてから、詳しくないながらも物語として『美の巨人たち』とか好きだったけど、こんな触れ合い方も良いです。『夢』の前で再会するラストは、なんともロマンチックでした。
★55 - コメント(0) - 10月26日

キュレーターの原田さん、真骨頂って感じ。超面白かった。美術にそんなに興味があるわけじゃないけど、美術界って興味深いなーと思うほど。パリにも行きたくなりましたし。 原田作品、多数読んできましたけど、この作品が成熟度を含めナンバーワンかもな。
★39 - コメント(0) - 10月26日

アンリ・ルソーにまつわるミステリー. 特に文体がオーソドックスなミステリー. ルソー、ピカソの青の時代、テート・ギャラリーを知らないで読むとどうなのか?ルソーとピカソの評価と価値について前提知識があった方が読みやすいけど、そこまでの知識がなくても、わかり易く書かれている. あと筋に直接関係ないけれど、コレクターや美術への関わり方は色々あるけれど、キュレーター、研究者、評論家よりも、美術作品に向き合えるのがコレクターであるっていうのは、父のよく言うセリフと同じだった.
★30 - コメント(0) - 10月26日

MOMAに行った事があります。 この本に出て来るルソーの夢も見ました。大原美術館にも3回行った事があります。 この本を読んだらまた行きたくなりました。MOMAはもう一生無理かも知れない。残念です。
★34 - コメント(2) - 10月25日

久々の本格的な原田マハ。謎に次ぐ謎にゾクゾクした。
★19 - コメント(0) - 10月24日

tk
スリリングな話だった。最終盤で判明するバイラーの正体も良かった。 ミステリー面は良かったけど、織絵と娘の親子関係については「えっそれだけ?」という物足りなさもあった。
★23 - コメント(0) - 10月24日

美術に関する知識がなくても十分楽しめた。本を通して画家が絵にかける情熱というのが伝わってくる。ただ主役二人にあまり魅力を感じなかったのと、後半上手く事が進みすぎて物足りなさを感じた。
★21 - コメント(0) - 10月24日

美術の知識に疎い自分はこの本の良さをどう伝えれば良いのだろう。「私は今日から、永遠を生きる」。(240頁より)ヤドヴィガの決意の言葉がありきたりだが「綺麗な言葉だなあ」と思い、余韻に浸りながらひとり浴槽の中で口に出して呟いてしまった。これを機に美術館にも足を運んでみたい。
★38 - コメント(0) - 10月24日

物凄く緻密に書き上げられた、史実に基づくフィクション小説。美術の知識がない私でも、ぐいぐい物語に引き込まれた。 アンリ・ルソーという当時はパッとしない芸術家に魅了された2人の研究者。贋作か真作かを めぐって、一つの作品にこれほどまで強烈な情熱を注いだ2人はいないんじゃないかな。 美術館に足を運びたくなった。
★38 - コメント(0) - 10月23日

★★★★★ 面白かったぁ。授業で、美術館に行って1枚の絵画の前で30分絵と向き合うという授業があった。美術館は縁遠い場所だったが、その授業後から絵を見ることの面白さに少し気付けた気がします。絵画はミステリーだなぁと思います。
★32 - コメント(0) - 10月23日

文楽に続き、今回は絵画ミステリー…ブルーピカソに興味出てきました。
★19 - コメント(0) - 10月23日

ako
不思議と絵の具のにおいが感じながら一気に読みました。いつかルソーの『夢』とゆっくり会いたいなぁ…
★30 - コメント(0) - 10月22日

買いましたが、いまだ読む気がしません。自分の恋活が先です。。
★10 - コメント(1) - 10月22日

物語に引き込まれてあっという間に読んでしまった。美術館で働く友人に勧めたい。
★21 - コメント(0) - 10月22日

初の原田マハ作品。史実に基づいて書いているそうで、臨場感がありました。『夢』を描いたルソーの感情、彼を支えたヤドヴィガ、才能を見出だしたピカソ。一枚の絵に込められた彼らの想いが、文字を通じて伝わってくるようでした。昔は前衛的な絵の良さが分かりませんでしたが、今はなんとなく理解できます。自分が『夢』を前にした姿を思い浮かべ、不思議と明るい気分になりました。
★39 - コメント(0) - 10月22日

日本人研究者とアメリカ人学芸員がアンリ・ルソー作と言われる一枚の絵画の真贋を見極める鑑定勝負をさせられる。物語は2000年からスタートするも、主軸である勝負は1980年代に行われる。意外な勝負の方法で驚いたが、アンリ・ルソーという人物を中心とし、彼に関わった重要な人物や当時の時代背景が事細かに記されている。しかしそれを史実として述べるのではなく、物語の重要な要素の一部として取り込んでいるため、退屈することはない。最終的にすべての謎が明らかになり、物語全体にかかっていた靄が晴れるような感覚に陥る。
★42 - コメント(0) - 10月22日

美術ミステリー、自叙伝、恋愛小説を1度に読んだ深さ!ルソーにはあまり興味が無かったけど、こんなものを読まされたら、じっくり眺めたくなる。マハさんの物語に引き込ませる書き方も健在で、少し難しい話でも、この世界観に入り込んでしまう。今だに密林にいるよう♡・*:..。♡*゚¨゚゚・
★86 - コメント(9) - 10月22日

最初は美術に関する本なので、学の無い私には難しいかな?と思ったけど、物語が進むつれて絵画に興味がわいてゆき、最後には自分も実物をこの目で見てみたい!と言う思いにまで代わってゆきました。さまざまな思惑や情熱が入り乱れ、最後まで楽しく読むことがでました。絵画だけではなくこの本からも情熱がムンムンと伝わってくる。そんな素敵な作品でした。
★39 - コメント(0) - 10月21日

絵画真贋ミステリー、ルソーの最後の数年を書いた伝記、ロマンス小説と一粒で三度おいしい山本周五郎賞受賞作。ルソーの絵の下にブルーピカソがあるかもしれないというくだりが自分的に一番盛り上がった。構想に縛られているからか欠点が多くあまり魅力を感じなかったのだが、ルソーに対する情熱は痛いほど伝わる。作中に出てくる絵を読後に調べて見た。その絵が描かれた時期に同じ国で作られた音楽を聞きながら鑑賞するというひとの話を読んで今度やってみようと思った。
★27 - コメント(0) - 10月21日

stk
MoMAに行く楽しみができた。
★20 - コメント(0) - 10月19日

面白かった!絵の魅力、美術館の魅力がふつふつしていて、日本ほどしかめつらしくない海外の美術館にまた出かけたくなる。「夢をみた」甘い想像でくるまれた世界はますますルソーを好きにさせるけど、全体のロマンス要素はもう少しクールな方が好みだな。夢という言葉の優しい甘さで、美しいラストではあったけれど。
★44 - コメント(0) - 10月18日

面白かったです。初めて見る構成だったけど不思議とわくわくしました。美術分野に置いての研究者やキュレーター、監視員などの生態?を知ることができました。でもダヴィンチコードの方が上かなぁ(比べるのは間違いですかね?)。織絵なのかティムなのかヤドヴィカなのか、感情移入先に少し困った印象。キャピタルについても少し中途半端だったような…。でも美術館でひとつの絵をじっくり味わいたい気分にはなりました。
★50 - コメント(0) - 10月18日

絵画についてほとんど知識のない私ですが、たいへん面白く感じ、楽しむことができた作品でした。原田マハさんの作品の中でも一番好きな小説です。
★30 - コメント(0) - 10月17日

ルソーの作品も絵画にも興味がありませんでしたが、絵に対する見方や想い、背景などいろいろと想いを巡らすことができました。史実と恋愛とミステリーと、そして情熱。美術館にも行きたくなる、素晴らしい作品でした。おすすめします。
★38 - コメント(0) - 10月17日

高い評判に期待を高めすぎてしまったせいか少し肩すかし感が残りました。手がかりの古書に書かれているルソーや周りの人間関係はとても生き生きとしていて興味深く読めました。ただ何となく主役の二人に魅力が感じられなくて入り込めませんでした。残念。あとティムはトムの間違いじゃないとか織絵は勝負に負けるだろうとか予想してたら当たってしまって。どんでん返し好きな自分的には、もう少し意外性が欲しかったかも・・・
★30 - コメント(0) - 10月17日

ルソーの作品を以前鑑賞したことがある。題名は覚えていないが、飛行船が浮かんでいて、平面的で、ちょっと暗い色で、上手く表現できないけどアニメの「笑うせーるすまん」の世界っぽくて、だけど不思議に惹きこまれた記憶がある。おそらく作者は大好きなルソーについて相当準備して、構想を練って挑んだ作品なのだろうなと思った。原田マハさんのガイドで、作品の中に出てくる絵画を観てみたいなと思った。すばらしい作品に出会えて良かった。
★111 - コメント(0) - 10月17日

楽園のカンヴァスの 評価:90 感想・レビュー:3278
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