暗幕のゲルニカ

暗幕のゲルニカ
あらすじ・内容
一枚の絵が、戦争を止める。私は信じる、絵画の力を。手に汗握るアートサスペンス!

反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの〈ゲルニカ〉。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、突然姿を消した――誰が〈ゲルニカ〉を隠したのか? ベストセラー『楽園のカンヴァス』から4年。現代のニューヨーク、スペインと大戦前のパリが交錯する、知的スリルにあふれた長編小説。

あらすじ・内容をもっと見る
357ページ
4730登録

暗幕のゲルニカを読んだ人はこんな本も読んでいます

夜行
5093登録

暗幕のゲルニカの感想・レビュー(2470)

ナチスによるゲルニカ空爆に激怒したピカソが『ゲルニカ』を創作してゆく過程をその愛人にして写真家のドラ・マールの視点から描くパートと、9.11同時多発テロで夫を失った瑤子がニューヨーク近代美術館のキュレーターとして『ピカソの戦争』を企画し『ゲルニカ』を出展させようと奮闘するパートを、交互に描く。国連安保理会議場ロビーで米国務長官がイラク空爆の会見を行っている、その背景にあるはずの『ゲルニカ』のタペストリーが暗幕で隠されていた。ピカソのメッセージを今こそこのニューヨークで伝えるべきであることを瑤子は確信する。
- コメント(0) - 2月24日

面白かった!で、いつもちょっとくさいんだな。
★2 - コメント(0) - 2月23日

『楽園のカンヴァス』の姉妹作。期待にたがわず冒頭から末尾までピカソとアートの豊穣を堪能した!おまけにゲルニカに込められたメッセージを誕生と9.11テロから今に続く憎悪と負の連鎖に結びつけて蘇らせてくれた物語性に拍手!感動した‼︎今こそ読んでもらいたいと思える作品。作者自身作品については1割の事実と9割のフィクションと語っている通り定番の高設定の世界だけど、素直な気持ちで浸り幸福と未来に希望を感じることができる。「クリエイターが発信することをやめない限りそれがメッセージになり人の心に灯をともす」原田談。
★88 - コメント(2) - 2月23日

マドリーに行っていながらゲルニカを見てこなかったという愚の骨頂を改めて実感。ゲルニカを見たい。眺めたい。忙しい中、集中して読めなかったせいもあるのか、今までのマハさんのアート作品の中では完成度としてはあたしの中では高くないかも。拉致とかもなんか現実味なかったし、鳩の絵の持ち主もなんとなくこういうつながりかな?と想像出来てしまったし。終わり方もちょっと尻切れとんぼっぽく唐突。でも、ティムブラウンがまた出て来たりはマハさんファンとしては嬉しかった。ピカソという1人の芸術家に対する興味はかなり増しました。
★17 - コメント(0) - 2月23日

史実をおりまぜながら綴られる一枚の絵画をめぐる過去と現代が交錯する物語はピカソの姿を、彼にそしてその作品に魅せられ突き動かされる人々を描き出すサスペンスフルなエンタメであるとともに、多くのメッセージを我々に伝える作品だ。芸術の力を武器に暴力の連鎖に立ち向かおうとしたピカソ。今の社会が、彼の怒りや願いが込められた作品の力を必要としているままなのは残念なことだ。
★23 - コメント(0) - 2月23日

面白かったけど、拉致の辺りが蛇足感ある。拉致以降の演出も。そのせいで少々読了後もにょもにょ。 ゲルニカはあまりに有名だから知っていたけど、そうか、そういうふうに考えたことなかったなぁっていうのが正直なところで芸術に疎くて鈍い自分を考えさせられたり。史実に基づくフィクションとしてよく楽しめました。サスペンスではないと思う。
★16 - コメント(0) - 2月22日

「芸術は飾りではない。」という言葉で、昔読んだ「ブラックジャック」に、『ゲルニカ』が描かれるお話があったのを、思い出しました。現代の女性瑤子と、ピカソと時代を共にしたドラ。主に2人の女性の視点でストーリーが進み、思ったより様々な展開があり、ハラハラしながら読みました。ピカソの生涯について、知りたくなります。
★15 - コメント(0) - 2月22日

私でもゲルニカを知っているけど、現物を見ていなくても知っているこのゲルニカが、今、マドリードのソフィア王妃芸術センターにあることは最近知った次第。その誕生から今ある場所に収まっている(それも危うくって言う)変遷を思うと、主人公の拉致と言うミステリーよりも十分ありあまり絵画のミステリーだったのかもしれません。写真でもレプリカでもタペストリーでもない本物の威力ってどんなんだろうって思わせる物語としてこれは逸品のミステリーだったかもしれないなあ。一度、生のゲルニカを見に行かなくっちゃ。
★21 - コメント(0) - 2月21日

20世紀のヒトラーの支配した時代に描かれたピカソの「ゲルニカ」21世紀に起きた9.11の話と 交互に進んでいく。反戦は作家も画家も作品を通して訴えている。ピカソはその存在感ゆえに大きな影響力をもたらしている。ピカソとドラの奔放さに比べてフイクションであるがためにヨーコ.ヤガミの存在は弱い。ピカソ本人の存在が大きいので1つの作品に凝縮する難しさが感じられた。
★53 - コメント(0) - 2月21日

CK
ピカソとドラ・マールを中心とした20世紀パートは非常に面白かったです。しかし、ヨーコを中心とした21世紀パートは、同じ表現の繰り返しと、ストーリー展開の突飛さが陳腐に感じられ、なんだか残念でした。
★25 - コメント(0) - 2月21日

原田さんならではのキュレーター作品。重厚で読み応えあり! ゲルニカを描いたピカソのいる不穏なフランスと、9.11後のニューヨークとを行き来しながら話が進む。ミューズとしてピカソに寄り添うドラ、得がたい支援者のパルド、絵の持つ力を信じる瑤子…。それぞれの熱い思いが伝わってくる。「楽園のカンヴァス」のティム・ブラウンも少しだけ登場。ほのかな連続感があり、嬉しかったな。
★27 - コメント(0) - 2月21日

ピカソのゲルニカに衝撃を受けた、またアートの持つ力に魅せられた人々の物語。ピカソが実際にゲルニカを描いた大戦期のフランスと、キューレーターがピカソ展の開催を画策した、21世紀のニューヨークが、交互に描かれている。おそらく、著者である原田マハもまた、ゲルニカに衝撃を受け、その魅力に取りつかれた一人なのだろう。「史実に基づいたフィクション」。著者の史実を調べ上げた熱意と構成力に脱帽の一冊。
★24 - コメント(0) - 2月21日

ダイナミックでよく計算された作品。パルドが2つの時代に跨って出てくることで、一気に物語がドラマチックになっている。ただ、最後のシーンとそこに至る場面は出来過ぎ。登場人物が型にはまりすぎているところも気になる。そこもこの人の魅力なのだと思うけど、もう少しひねりがほしかった。十分面白いが、期待が大きすぎたかも。
★22 - コメント(0) - 2月20日

物語の壮大さと読む者をつかんで離さない筆力にひたすら脱帽。原田マハさんはこれで2冊目ですが、彼女の著作に出会えた幸運に感謝したいと思います。
★18 - コメント(0) - 2月20日

ピカソのことを知るチャンスが無かったので、絵の雰囲気から適当なイメージを抱いていた。それが変わるきっかけになったかも。でも、あくまで著者のイメージのピカソだけれど(笑) 戦争を芸術で表現することはあっても、政治的利用には不信感が募る。この絵の作者を問われた時のピカソの一言にはゾクゾクした。ドラはピカソが絵を描かなくなっても愛することができるのか。才能のある人に恋をすることは一筋縄ではいかないように思う。
★46 - コメント(0) - 2月20日

ピカソの「ゲルニカ」を巡る、現代の女性キュレーターの物語と、ピカソと共に過ごした恋人のアーティストの物語が交互に描かれている。時代が切り替わる瞬間は「どうしてここで途切れるの…」と思うけど、あっという間にそれぞれの時代の物語にのめり込んでいける辺りがさすが。キュレーターの戦いがすさまじすぎて(あくまでフィクションだけど)展覧会に対する認識を改めなくてはと思わされた。史実に基づいた部分と、フィクションの部分とのバランスが上手く、いろいろなことをもっともっと知りたいと思わせてもらえる1冊。
★59 - コメント(0) - 2月20日

MoMAより国連に行ってみたくなった。一枚の絵の裏にある画家の思い入れを思うと、見る方も真剣に一枚一枚の絵に対峙する心構えを持たねば、と思われる作品だった。楽園のカンヴァスの第2弾的で、小さな繋がりが面白い。
★21 - コメント(0) - 2月20日

とても、面白く、ためになった。スペイン・フランス・ドイツの戦争の歴史。その中でピカソの活躍!ドラの気持ち!パルドの熱い思い!9.11への気持ち!素晴らしかった!マイテは、切なかった!
★35 - コメント(0) - 2月20日

小説であることを忘れて、とんでもない史実に衝撃を受けた気分でした。でも、「ゲルニカ」は紛れもない事実です。マドリードで出会いたいなあ。
★21 - コメント(0) - 2月19日

W-G
面白かった。ゲルニカのコンディションが移動も困難なほど悪いというのは知らなかった。そこが物語のひとつの核になっているのだが、この物語の顛末を美談と捉えられるかは読み手次第だろう。ちょっとポピュリズムに迎合している感がしないでもないが、総じて上手く着地している。しかし、どちらかと言えば面白かったのはドラ・マール視点の章。ピカソの内面描写を作り込むのではなく"ピカソを愛した女"の目線で見る事で、テンションが産み出されている。『サロメ』でもそうであったが、芸術家周辺の"持たざる女"の描写が本当に上手だと思う。
★672 - コメント(2) - 2月19日

力溢れる作品だと思った。ゲルニカの反戦への力。それに動かされた様々な人々の意志の力。合わせて、戦争の力も。読むとピカソを理解できている気になってしまう。それくらい内容が濃い。ピカソの絵を見て「ヘンテコで理解できない」、そう感じてピカソを遠ざけている人にぜひ読んでもらいたい。きっと、読む前とは違う印象を受けるのではないかと思う。
★23 - コメント(0) - 2月18日

zoe
ゲルニカの作者は誰だ?ゲルニカは誰のものだ?ゲルニカとは一体何だ?
★15 - コメント(0) - 2月18日

各時代の女性の目線で物語が進んで行きます。スペインに行きたい。ニューヨークに行きたい。そして、絵画に触れたい‼️
★16 - コメント(0) - 2月18日

原田マハさんらしいArt小説。現代のニューヨークと第二次世界大戦頃のパリ。ピカソのゲルニカに関わる二人の女性の視点で描かれる。 出産前読んでてその後そのまま積読本になってた^^;手元に置いて抱っこでお昼寝してくれてる間に少しずつ読んで読了。久々の小説〜!
★22 - コメント(0) - 2月18日

面白かった。原田マハさんの「モネの足あと」「ジヴェルニーの食卓」を読んでフランスに旅行したいと思っていたが、これを読んでNYにも行きたいと思った。
★20 - コメント(0) - 2月17日

【本屋大賞候補本③/10】さて私もやってみるかーと、勝ち抜き形式第二戦。平和的解決、これ大事。反戦然り。解るんだけど、もう少し解り易く…。いや、直接過ぎる、から。時代の往来の意図が読めず、本意を読みそこなった、か。②/10「蜂蜜」勝ち残り。
★31 - コメント(0) - 2月17日

ピカソのゲルニカ、知っていたけどその作品の経緯とかピカソの思いとか知らなかったことがわかって、より味わい深いすごい作品なんだと感じました。ドラといい瑤子といい強い凛とした素敵な女性が主人公だな。ラストはえっこれで終わりなの??とびっくりしましたが、落ち着けばこれはこれで良しなのかと思いました。
★32 - コメント(0) - 2月17日

何となく美術館にいった先で いざ絵画と対峙しても 圧倒されるばかりで、ただ 見つめることしか出来なかった のに。 芸術と向き合えるヒントを読ませて頂けた様な気がします。 美術館へ行きたくなりました。 感謝です!
★27 - コメント(0) - 2月17日

「ゲルニカ」が描かれた由来は知っていましたが、ただそれだけでした。本書を読んで初めて、現代アートの魅力と「ゲルニカ」が訴える反戦のメッセージをしっかりと受け止めることが出来たように思えます。アートも物語もそれぞれ力を持っていますが、その2つが融合した時は更に強いメッセージを伝えることが出来るのだと実感する物語でした。第二次世界大戦、9.11、暗幕のエピソードといった史実が盛り込まれる度に息苦しさを覚えましたが、幾度反省をしても結局は戦争を繰り返すこの世界の歪みを考え続ける為に、読んでよかったと思います。
★107 - コメント(0) - 2月16日

これ、ノンフィクションだっけ?と何度も思わされた。パウエルさんの会見の時に暗幕がかかっていたのは事実なんだよね。「この絵を描いたのは、お前たちだ」。ピカソの、そして、私たちの戦い。ゲルニカは遠い昔のことではないという事実が胸に迫る。原田マハのアート関連作品は、どうしてこう、静かに思わず泣きたくなるのだろう。
★47 - コメント(0) - 2月16日

1937年ゲルニカ爆撃。史実に基づいたフィクションだがマハさん独自のエッセンスがいい塩梅に散りばめられている。『楽園のカンヴァス』との繋がりもちょっとあってニヤリ( ̄▽ ̄) 作り手の強い想いは時を超えて受け継がれていくものなんだなぁ…とウルウルした。
★38 - コメント(0) - 2月16日

ゲルニカ襲撃と911を二重写しにしながら、史実とフィクションを織り綴られている。ピカソの有名なナチ将校に対する皮肉な台詞も、小説として再現されるとより効果的なのは作者の手玉に取られてしまったからだろう。物語の核となる芸術の普遍性は金属のような強さはなくとも、鑑賞者のなかに打ち響き共振し続ける。ファシズムとテロリズム、ともすれば同一視しているかのように思えるところに疑問符はつくがそれはあくまで別の話。
★34 - コメント(0) - 2月15日

[一縷の光、一条の望み]美術、歴史、そして国際政治という3本の糸が織りなす傑作。正面から言葉にしてしまえば「安易」と片付けられてしまう平和へのメッセージを、見事にフィクションの世界で再構成することに成功した作品だと思います。テンポの良い展開や文体も読みやすく、ページを繰る手が止まらない読書経験になりました。
★19 - コメント(0) - 2月15日

キュレーターであるマハさんならではの説得力!史実とフィクションの融合!ドラとマイテと遥子のそれぞれの思いに共感し、最終章の圧巻の着地点。ゲルニカと鳩、ピカソの作品をゆっくり観賞しようと思う。
★21 - コメント(0) - 2月14日

世界観に引き込まれる素晴らしい作品。パリの憂鬱感や、ピカソの爆発力が伝わってきた。美術と文学の共演。正直拉致されるのは蛇足。ただ、本屋大賞らしいと言えばそれまでか。
★21 - コメント(0) - 2月14日

本屋大賞とるかな?芸術は爆発だ❗
★16 - コメント(0) - 2月13日

ピカソやアートについて、全く無知であった私が、この作品を読むことで、一枚の絵が、これほど、人々の心を動かし、生き様になることが出来る。またその絵を見て感じ取れる人達。 すべてが、卓越した感性です。 おそらく私は今後このような出会いはないでしょう。しかし 半世紀前以上前に実際にあった史実として、心に刻みたい。 少し大袈裟な表現ですが、ご容赦を
★26 - コメント(0) - 2月13日

一つの絵画をめぐる、画家やそれを支える人達の熱い想い。長い年月を経ても、衰えないその力こそ、芸術の力なのか。
★37 - コメント(0) - 2月12日

芸術で、戦争に対抗するというコンセプトはよく理解できたが、ヨーコが、救出された後の話が急展開すぎて、ビックリした。それまでが、ゆっくりと話が進んでいたので。 一枚の絵に、たくさんの人の思いが込められているのだなと、思った。 戦争反対。
★23 - コメント(0) - 2月12日

第二次大戦下のパリと、9.11直後のニューヨーク。それぞれの視点を繰り返しながら進む物語の中心には、ピカソが残した最大の問題作「ゲルニカ」。二つの物語がある人物によって繋がった瞬間、鳥肌がたった。 「芸術は、飾りではない。敵に立ち向かうための武器なのだ」 戦争やテロ、それらがもたらす負の連鎖に立ち向かうべく繰り返されるその言葉に、何度も熱い思いが込み上げきて涙が溢れた。 そしてラスト。一瞬意味がわからず固まってしまったのだけれど、じっくり考えると皮肉めいたウィットが効いていて、これ以上ない着地点だと思う。
★86 - コメント(0) - 2月11日

暗幕のゲルニカの 評価:80 感想・レビュー:1233
ログイン新規登録(無料)